佐渡牛のざぶとんステーキ 投稿者：佐ガット覆面調査員

魚介系が三つ続いたので、この辺でお肉をと思い、メニューを見たら、佐渡牛のざぶとん部分のステーキ（100グラム2400円）がありました。後方の家族連れがこれを注文していました。調査員もこれをオーダーすることに。「ざぶとん」とは、肩ロースの下の部分。焼肉屋でも幻の部位として人気の高い、さしの入り具合が抜群の美味しいお肉です。ここで調査員はあえて掟破りをするという冒険をしてみました。お酒を飲み干してしまったので、次にワインを注文することに。お肉には赤ワインがセオリーですが、ここはあえて菜の花さん一押しの甲州ワインの白、「アルガブランカクラレーザ」をボトルで注文しました。和食と相性がよく、味噌・醤油にも合う、食を楽しめる辛口ワインとのこと。

画像のように、ほとんどレア状態のステーキですが、柔らかくて美味しい！中から赤い肉汁が染み出してきます。これをおろしポン酢で頂きます。意外にも白ワインとよく合います。思わぬ組み合わせを発見してしまいました。盛り付け方は完全にフレンチの手法ですね。ここ「菜の花」さんは、和食屋なのですが、フレンチ風あるいはイタリアン風の和食も味わえる不思議なお店です。

「こさど」さんでも常時味わえるわけではない貴重な佐渡牛！それを食べることができたのですからラッキーでした。だけど、島内の他の割烹料理屋でこれほど洒落たお料理を出す所はまずないでしょうね。古い街並みを保存した宿根木地区、そこに先鋭的とも言える日本料理を提供するお店、なんだか相反するようで、その実、しっくりと溶け合っている。佐渡へ来たら一度は訪ねるべき街宿根木、そしてお料理屋「菜の花」さんです。