「やち」さんを出た後、軽く食事をと思い、生蕎麦の「まるかめ」さんの暖簾をくぐった。カウンターの中にはテリー伊藤によく似た風貌のマスターがいた。マスターは筆者の顔を見るなり、「今日はお蕎麦しかできませんよ」と言った。お座敷では地元のおじさん三人組が空豆や刺身などを肴にして焼酎を煽っていた。筆者はカウンターに座り、生蕎麦とウイスキーの水割りを注文した。マスターはコップに氷を入れると、サントリーリザーブのボトルからウイスキーをどぼどぼとコップに注ぎ込み始めた。そして「お客さんがいいと言うまで注ぎますからね。お客さんによって量の好みが違いますから」と言った。筆者はウイスキーが人差し指二本分の高さに達したところでストップをかけた。マスターは出前用の10数人分の生蕎麦を調整中であったが、そのうちの一つを筆者用に分けてくれた。手打ちでしこしことした腰のある蕎麦だ。ダシも甘めでほどよい感じで美味しい。水割りを二杯飲んだところで運転代行を依頼した。するとマスターは「小木には20年来運転代行社が無いんですよ。その代わりタクシーを呼びますね」と言った。筆者が「代行が無いなんて信じられないのだが」と言うと、マスターは「いや本当にそうなんですよ」と申し訳なさそうに言った。
やがて出前用の生蕎麦を取りに、年よりも遥かに若く見える母娘がお店の中に入ってきた。するとおじさん三人組のうちの一人がこの母娘に「お客さん佐渡の人ですか?」と話しかけた。母娘は「神奈川県在住で小木の「M」という屋号の家の出身で現在帰省中です」と答えていた。すると小木のおじさんが「ああ~、あのMさんねえ~、あそこは私のおばさんの妹の縁続きなんですよ」と言った。どうやら佐渡では同じ集落ではどこかで誰かと繋がっているようであった。
やがて出前用の生蕎麦を取りに、年よりも遥かに若く見える母娘がお店の中に入ってきた。するとおじさん三人組のうちの一人がこの母娘に「お客さん佐渡の人ですか?」と話しかけた。母娘は「神奈川県在住で小木の「M」という屋号の家の出身で現在帰省中です」と答えていた。すると小木のおじさんが「ああ~、あのMさんねえ~、あそこは私のおばさんの妹の縁続きなんですよ」と言った。どうやら佐渡では同じ集落ではどこかで誰かと繋がっているようであった。
私、日本テレビ「悪意の矢」という番組を制作しております、唐澤と申します。
この度私共のクイズ番組内で、こちらの投稿のお写真をご使用させていただけないかと思いご連絡いたしました。
店舗の方にはのれんのお写真を使用させていただきたい旨、ご連絡いたします。
お手数ですが下記メールアドレスにご返信いただけますと幸いです。
miz11kara@gmail.com