1月8日、筆者は両津やまきホテルに投宿した。大晦日は相川やまきに、そして年明けの最初の連休は、姉妹ホテルの両津やまきに宿泊するのが年中行事化した。1月の両津は雪が積もりやすい。そのため、車のフロント及びリアに張り付いた雪の除雪が迅速に行える宿泊施設として筆者は毎年両津やまきホテルを選んでいる。その理由は、豊富な秋津温泉の湯を融雪に利用できるからだ。ホテルの駐車場には、ホースを通じて温泉から24時間湯が流れ出しているため、駐車場へと通ずる道路には積雪がない。このホースからの水を利用して車の窓ガラスの除雪が瞬時に出来るのが、筆者が1月に両津やまきホテルを選択する最大の理由である。この日も終日雪が降ったりやんだりのお天気だった。それに両津やまきには(両津の他の宿泊施設もそうだが)、両津と言う地の利を活かし、新聞が日本海内航汽船を利用して佐渡汽船よりも早く、午前7時頃には到着する。ロビーには4台のパソコンがあるが、高速である。つまりビジネス客にはもってこいのホテルなのだ。
午後3時半丁度にチェックインしたら、お部屋にはエアコンが稼働し、既にお布団が敷かれていた。部屋はいつも2階の一室を用意してくれている。このホテル、秋津の高台にあるので、部屋からは加茂湖と両津港ターミナルがよく見える。シャワーを浴びようと浴室に入ってみたら、シャンプーが無いのに気付いた。以前ならば、室内の備品の欠品を見つけようものなら、まるで鬼の首でも取ったかのように書き立てていたが、最近では、気にも留めない寛大な自分自身がいる事に気付いた。ボデイソープで仮洗髪をしておき、次いで大浴場でシャンプーし直せばいいやと思えるようになってきたので随分と成長したものだ。以前は、散らかしっ放しで部屋を出たものだが、今ではできるだけ綺麗にお部屋を使おうと、片付けのような殊勝な事までするようになった。大浴場は、いつものように温泉地熱利用の床暖房が利いており、広々とした湯船では水泳ができるくらいだった。セーブオンで購入した酎ハイだけでは足りずに、ホテルの2階の自販機で酎ハイを買い足してしまった。いい気分で床に就き、瞬く間に眠りに落ちた。
翌日は午前6時50分頃にホテルの外に出てみた。風さえなければ佐渡の冬の朝は結構暖かいから不思議だ。朝食は午前7時に1階ロビー奥の宴会場に用意されていた。今回は椅子席で、宿泊客は筆者を含めて11人。焼き立ての鯖、金平牛蒡、枝豆のひじき煮、ポテトサラダ、卵焼き・金時豆・たらこ、湯豆腐。いつものように完食し、記念写真を撮影して終了!一泊朝食付きのお代はたったの7150円。これまたいつものさすがの両津やまきさんだった。
完食写真