佐渡の翼

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鯛茶漬けも手抜きなし          投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年06月01日 06時06分07秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記
通常の調査員ならこれだけ食べるとお腹一杯になるのですが、「菜の花」さんのお料理はコース料理向けに作られていて、一品一品のポーションが小さい。そのためまだまだお腹に余裕がありました。「菜の花」さんでは、一皿を食べ終えるとそれを下げ、そしてタイミングよく次のお料理が運ばれてきました。佐渡の割烹料理屋さんにありがちな、注文したお料理を一度にどかどかと出してくるというようなことはしません。この辺の間合いの取り方も洗練されています。とにかく奥様が客の食べ具合を見ながら、的確に動きながらお料理を運んでいます。

最後の締めに鯛茶漬け(1000円)をお願いしました。ご飯の上にタレに漬け込んだ鯛を乗せ、その上にきちんと昆布と鰹で取られたダシ汁がかけられていました。鯛は魚臭くなく上品な味に仕上がっており、 タレの味と相まって何とも言えない美味しさです。山葵は粉ではなく本山葵。お米は佐渡産こしひかりの炊きたてを使用し、手抜きがなく一部の隙もありません。完璧なる美味しさ!神楽坂の名店「石かわ」さんの鯛茶漬けを彷彿とさせるお味です。

うーん参りました。ミシュランガイドで★★★に輝いた和食屋さんを食べ歩いた調査員をも唸らせるお料理の数々。佐渡でこんなに美味しい和食を食べたのは初めてです。「菜の花」の板さんのお料理のポテンシャルは相当に高いとみました。旬の佐渡産の高級食材を、その培った目利きのよさで選び出し、素材の良さを生かしつつ、数段美味なる高みへと押し上げる。最後のデザートの黒胡麻プリンに到るまで、全力投球のお料理のオンパレード。調査員の最終評価は文句のつけようがなく、非の打ち所なしの★★★です。佐渡の他のお料理屋さんの追随を全く許しません。このお店、西麻布や六本木あたりで営業しても充分人気店になる可能性を秘めたすばらしいお店です。

「ちょぼや」さんが控えていますので、最終的に「菜の花」さんを佐渡一の日本料理屋と結論付けることはできませんが、現時点では間違いなく佐渡一の名店と言えるでしょう。

ところがこの完璧なお料理屋さんにも意外な弱点があったのです。その弱点とは。。。


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