8月3日、筆者は夏休みの最後の締めくくりとして七浦海岸にそびえ建つホテル吾妻に宿泊した。午後5時頃にお宿に到着した。愛車を駐車場の一角に停めると、お荷物運び担当のおばさんが車に近づいてきた。筆者は白のマリンバッグとセルジオロッシの紙袋をおばさんに持ってもらいお部屋へと向かった。予約時に1泊朝食付き22,000円の部屋だと言う事を聞かされていたので多分gradeの高いお部屋だろうなと思っていたら、予想通り4階に12畳のお部屋が用意されていた。しかも角部屋の460号室(月光の間)を手配してくれていた。「佐渡の翼は、流行らないがいいお店や開店間もないお店に現れてはそのお店を応援する記事を掲載して弱きを助け、観光案内本で褒めそやされて殿様商売を続けるお店に出没してはその天狗の鼻をへし折り強きをくじく、そして不正・不条理を正す正義の味方、まるで月光仮面のようだ」と巷間言われているようだが、何やら意味深な部屋名であった。部屋の中にはいい香りの香の残り香が漂っていた。香のselectionは女将さんがしているのであろうか、大変いいセンスである。シャワーを浴び、ほどよくエアコンが効いた室内で寛いでいると外へ出掛ける気が全くしなくなった。実は佐和田の春日寿司に行く予定だったがその意欲は急速にしぼんだ。そうだ、ロビーのお土産売り場に酒のつまみが並んでいたな、それを購入して部屋で一杯やって終わりにしよう、そう思ってお土産売り場を物色してみた。そこには荷物を運んでくれたおばさんがいた。筆者はバリポリ小魚ミックスと元祖柿の種、真野鶴の大吟醸180mlを購入し部屋へと戻った。小魚ミックスは子供のおやつ代わりで甘ったるいのでほどほどにしておいた。