佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

デイビット・マイヤーカフェ(銀座三越内)   投稿者:佐渡の翼

2011年03月31日 06時00分42秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

昨年の12月中旬のとある日、筆者は銀座三越6階にあるデイビット・マイヤーカフェを訪ねてみた。午前11時10分頃にお店にお邪魔した。三角形の店内には窓側に二人掛けのテーブル席が8席ほどあり、中央に4人掛けのL字型のテーブル席があった。お昼にはまだ早いと言うのに店内は満席の御盛況だ!このカフェ、何でも米国のロサンゼルスで3店舗のレストランを展開するデイビット・マイヤー氏のオリジナルレシピを忠実に再現したハンバーガーを提供する事で有名だそうだ。筆者は無論このハンバーガーを注文したが10分ほどで出来上がった。ハンバーガーのパテは牛肉100%で、ミデイアムレアー状態に焼かれていた。パテの上にはチーズが乗せられ、更にその上には特性ソースで和えたキャベツとオニオンがあった。フレンチフライはガーリックマヨネーズに付けて食せとのご指示だ。このハンバーガーを手に持ってかぶりつくのはちとはしたない。そんな店内の雰囲気だったので、パテだけをナイフで切って味わう事にした。う~ん、美味い!ハンバーガーの本家本元の米国で大人気のお店のハンバーガーである。それは当然だろう。しかも上品な味でしっとりとした肉質だ。1890円を支払う価値は充分にあった。これぞ誠のハンバーガーである。

 

それに引き替えマクドナルドの200円ハンバーガーなどは、パテが薄っぺらくてパサパサしており、とてもじゃないが食べられる代物ではない。ところが、このマクドナルドのハンバーガー店の佐渡への出店を熱望し、新潟へ行く時の楽しみの一つがこのお店のハンバーガーをパクつく事だという佐渡島民がいるらしいと言うのを聞いた時は噴飯物であった。その程度の味覚しか持ち合わせない一部の島民に迎合したお料理を提供する飲食店が島内には何軒かあるのだから、その店で食事をした、都会からやってきた食通観光客から「佐渡なんて一回行けばそれで上等」と言われても返す言葉があるまい。とは言え、都会でもマックのハンバーガー店の前で行列を作る貧しい若者連中はたくさんいる。彼らはマックのバーガーが美味いから行列を作るのではなく、単に金が無いだけで、安く食べられるジャンクフードの店の前に群がっているに過ぎないのだと思う。そういう連中が好んで行くルミネあたりの幾つかの飲食店の味のレベルが相当に低い事は食通なら誰でも知っている話だ。しかし筆者は不思議でしょうがない。佐渡にもモスバーガーのお店がある、にも拘らずマクドナルドのハンバーガーを食べたがる人がいると言う事が。そんなにマックのバーガーが美味いのだろうか?

 

 


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カフェロータリーのカレー(佐渡市両津)     投稿者:佐渡の翼

2011年03月30日 06時00分11秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

昨年の11月23日の午後12時3分頃、筆者は佐渡汽船両津港ターミナル前のカフェロータリーを再訪してみた。休日のランチ時間帯でいずれ混み合う事が予想されたため、筆者は二人掛けの窓際席へと案内された。観光閑散期のこの時期である、店内には観光客の姿は皆無で、お客さんは全て地元の方々だった。20代の今時の娘達4人組が筆者の隣の席に座り、盛んに「誰かと結婚したい」と言いながら談笑していた。筆者は「ビーフカレーのゆで卵付き(750円)」を注文した。筆者は12時40分発のおけさ丸に乗り込む予定があったため、じりじりしながらその出来上がりを待った。10分ほどでようやく完成!見るとご飯の量がかなり多い!そしてお運びのおねーさんは、なみなみと注がれたカレールーをこぼさないように、そお~っとテーブルの上に器を置いた。筆者は早速カレールーを一口味見してみた。う~ん、こりゃ激辛だな。具はビーフだけでお野菜とかじゃがいもは見当たらなかった。ビーフが柔らかくて美味しいなあ~。激辛味を中和するためにゆで卵は格好の脇役であったが、これだけでは足りずに付属の野菜サラダを頬張って何とか辛味を抑えた。野菜サラダが実に新鮮で美味かったな。ご飯の量が多そうに見えたがけっこうすいすいと入り結局全部食べてしまった。確かに美味しいカレーだったが、高島屋特別食堂の帝国ホテルのカレーが一番美味しいと感じている舌を尺度に言わせてもらえば、中辛程度にして、ルーの見た目の色をもう少し赤くすると更に美味しくなるのではないかと思う。ま、そうは言っても辛味は個人の好みゆえ、辛口カレーの好きな人にはお勧めのお店である。是非一度お試し頂ければと思う。

 

ちなみにこの日のおけさ丸の特等に乗船した客は筆者のみだった。船内全室禁煙と放送しながら、特等室だけは例外と言わんばかりにいつまでも置かれていた灰皿がようやく撤去されていた。それを発見したのが唯一印象に残ったこの日のカーフェリーだったが、乗組員は特等室が並ぶ区画の隅っこの控え室で平気でタバコを吸っていた。


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原発事故の影響         投稿者:佐渡の翼

2011年03月29日 04時57分14秒 | 佐渡の翼の独り言

とうとうと言おうか、ついにと言おうか、福島原発事故による放射能漏れの影響で、東京都の浄水場の水道水から基準値以上の放射性ヨー素が検出された(飲水制限は乳児のみで大人の摂取制限はない、3月23日発表)。やっぱりと言う感じで、その日の午後からスーパーやコンビニの棚や自販機からペットボトル入りの水が消えたし、買い占めた水を高値でネットオークションで売りさばく連中も現れた。全てが予想された範囲内の出来事だった。東京産の小松菜からも放射性物質が検出されたし、目には見えないが、じわりじわりと放射能前線が南下し、東京も放射性物質で汚染される可能性が現実味を帯びてきている。そうならない事を願うが大人の水道水摂取制限も時間の問題かもしれない。そのうち東京脱出を図る人々だって出かねまい。こうなってくると、いつものように長時間屋外を歩き回る事は控えねばならなくなってきた。もし万万が一、都内が屋内退避指示の圏内に指定されたら、距離的に新潟本土や佐渡だって同様な事態に陥りかねない。そんな最悪のシナリオを考えねばならぬほど原発事故処理が手間取っている。「原発事故の終息まで1ヶ月程度を要するだろう」と楽観的な見通しを述べる識者もいるが、筆者はそれは甘いと思っている。早くも収束まで年単位と言う話まで出始めた。原子炉本体あるいはそれに繋がる配管のどこかが地震と津波の影響で損傷し、高濃度の放射性物質を含む水が漏れ続けている模様だ。もし排水作業に手間取り漏洩箇所の修復ができないうちに、それらの一部が屋外に漏出するような事態になれば、一挙に放射能被害が日本全国に拡散すると言う最悪のシナリオを迎える事になる。特に「プルトニウム」は最も毒性が高く、しかも半減期が2万4千年と長いため、たとえ微量であっても長期間吸い込み続けると肺内に蓄積し肺癌を発症するリスクが高まる。こんなものが東京へ飛散してきたら終わりである。政治家が逃げ出さないうちは東京は安全と考えていいが、各国の大使が関西へ移動したり帰国し始めたら東京脱出を考えた方がいいかもしれない。この記事がアップされる頃には又新たな局面を迎えるだろう。それだけ原発事故処理の状況は日に日に悪化しているように思える。政府、東電、コメンテーターの学者らは口を揃えてしきりに「現在のところ直ちに健康には影響が無い、安全だ」を繰り返しているが、将来の事は誰にも分からない。計画停電が来年夏まで続く可能性が取り沙汰されているが、汚染列島が現実化したら果たして日本での生活機能はその頃まで存続しているだろうか?想像するだに空恐ろしい話になってきたが、屋外に出れば、福島以南の都県に住む人々は大なり小なり放射性物質に晒されるのだ、今更じたばたしてももう遅い、もうどうでもいいやと自暴自棄な気持ちにさえなりかかっている。計画停電実施から2週間余りが経過した3月27日、筆者は、久しぶりに新宿の街中を歩いてみた。

 

案の定、節電のため地下街や商業施設の照明は2割ほど落とされ、エスカレーターが各所で運転を停止していた。そして人出は、地下食料品売り場以外はいつもの日曜の半分ほどのように思われた。更に3月も下旬だと言うのに行き交う人々はまだ部厚いコートを羽織ったままだ。薄暗い店内では購買意欲も低下しがちになるが、こういう時だからこそ、普段どおりの消費行動を心がけるべきだと思う。佐渡の運転代行のお兄ちゃんの話によると「こういうご時世ゆえ島内の官公庁は3月は人事異動のシーズンにも関わらず歓送迎会を自粛しているそうだ」。そうなれば二次会三次会頼みのスナックなどは不況による地元民の外出飲酒控えも加わり大打撃を受けるだろう。たとえ3月を乗り切ったとしても4月以降が見通せないままだ。首都圏は不況、地震の影響による物資不足、計画停電、原発からの放射能漏れと4重苦だが、佐渡は停電が無いだけまだまし。筆者の職場でも様々なところに地震の影響が出ているがこういう時こそ組織の底力が試される。ここが踏ん張りどころだろう。東日本大地震の義援金要請の文書が回ってきた。筆者は1万円を寄付しておいた。


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両津郷土博物館      投稿者:佐渡の翼

2011年03月28日 05時33分26秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

昨年の11月22日の午後、筆者は秋津にある両津郷土博物館を訪ねてみた。午後1時頃に到着した。館内には見学者は皆無!佐渡市役所による公営博物館ゆえ、係員は佐渡市の職員である。入館料を支払うと、まず1階の展示室から回るようにと指示され、係員が暖房のスイッチを入れた。この博物館には三室の展示室があり、1階に漁業資料展示室と木材と暮らしをテーマにした展示室とがあった。2階は「祭り」をテーマにした展示室だ。漁業資料展示室で筆者が一番面白いと感じたのは、GPSや魚群探知機などが無かった時代にどうやって両津湾に於ける、すけと漁の漁場を探し出す事ができたのかの問いに対し、明確にその答えが掲示されていた事である。漁師はまず、上山(小木の山脈)と椎崎の森とを結ぶ線上に沿って船を漕ぎ出す。そしてしばらく沖合いに出たところで右手を向き、ドンデン山の渓谷「カイノキ沢」と大つんぶりを結ぶ線分の延長線との交点を求める。そこが海深300メートルほどの大陸棚になった好漁場の真上に当たるのだそうだ。この手法を山当と呼び、漁師達の長年の経験により蓄積された知恵である。

第二展示室には木材加工製品が所狭しと陳列されていたが、一番印象に残ったのは、日本一大きい桶である。味噌桶にでも使用したのであろうか?

 

第三展示室のテーマは「祭」だ。佐渡の祭りは両津だけに限った話ではないが、両津の各地の祭りの様子が要領よく紹介されている。筆者は1時間ほどで全ての展示物を見終えたが、この間に新たな来館者は皆無。つまり、観光閑散期のこの時期、一日の来館者数はせいぜい10人程度なのだろう。帰り際、1階に何冊かの本が展示販売されていたので、「佐渡路」という書籍を買い求めた。「佐渡路」を歩いた後にこの本を改めて読み返すと、その場の情景が新たな感動を呼び覚ましながら蘇ってくるから不思議である。

 

 


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コーヒーハウス「樹林」(京王プラザホテル内)   投稿者:佐渡の翼

2011年03月27日 04時32分29秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

昨年の12月12日、筆者は西新宿にある京王プラザホテル2階のコーヒーハウス「樹林」で昼食を取った。その前に新宿丸井本館2階にあるスターバックスでいつもの「ショート、ノンホイップ、ノンフォウムココ」を注文して飲んだ。筆者はこの頃毎週のようにこのお店を訪ねているのでお店の女性スタッフ達とはすっかり顔なじみになってしまった。そしてキオスクで買い求めた毎日新聞をこのお店で読むのが筆者の日曜の日課になっている。

 

新聞を見たら、「政府民主党が3歳未満の子供のいる家庭に限定し、子供手当を月額7千円上積みする財源として、高所得者の給与所得税控除を縮減した分などを当てる方針で最終調整に入った」との報道が目に入った。現在の税制度では給与所得税控除額は年収に応じて青天井で増える仕組みになっている。これが金持ち優遇だとして、格差是正、税の再配分を大義名分にして、年収1500万円を上限に控除額を頭打ちにする税制度へ変更するという。つまり年収1500万円以上の世帯は実質増税になり、筆者の年収は約2300万ゆえ、試算では年額8万円ほどの増税になる。増税対象になる人口は約50万人、日本の総人口である約2億5千万人から見れば微々たるものだし、納税者全体の約1.3%程度なので反発は少ないだろうと与党側は踏んだらしい。確かに年8万円ほどの増税などは大した問題ではない。問題なのは、「我々が稼いだお金で何故低所得者層の子供達の面倒を見なければならないのか?」と言う点だ。子供手当を子供のために使わずに親の遊興費に充てる世帯もいるそうだからあえて言わせてもらえば、「何故、我々が汗水垂らして稼いだお金を低所得者層の連中に恵んでやらなければいけないのか?」。冗談じゃない、筆者は金額の多寡を問題にしているのではなく、増税した分の使い道に対し政府に文句を言いたいのだ。「金持ちけんかせず」と言う諺がある。多分、税制度が民主党の目論見どおりに変更されたとしてもほとんどの金持ちは表立って文句は言うまい。その代わり、次の選挙で与党にお灸をすえにかかるだろう。

 

追記:2011年3月27日時点では、東日本大震災の復興資金確保のため、バラマキ政策が見直され、子供手当ての上積み分は復興資金に回す方向なので、筆者らへの増税は結果として義援金に回る模様だ。だが、政府民主党はなお子供手当ての継続に固執しているらしく、野党との妥協点は見い出せていない。子供手当てを廃止してその分を復興資金に回し、子供手当ての財源として廃止した年少扶養控除分を復活させればいいだけの話なのだが、今の内閣にそこまでの政治決断を求めても無理なのかもしれない。

 

さて、肝腎のコーヒーハウス「樹林」であるが、筆者は午前11時10分頃にお店に到着した。店内はほどよい混みようで筆者は窓際の二人掛けの席へと案内された。このお店は都庁へと続く道路沿いに面しており、陽光がたっぷりと入ってきて非常に明るい!筆者はデミスープ、サラダ、メインからなるスペシャルランチをオーダーした。スープはかぼちゃの温かいスープだ。メインには魚料理である「ほうぼうのポアレ粒マスタードのバターソース添え」を選んだ。付け合せのお野菜は茄子と白菜。勿論全て美味しかった。付属のパンは不要と伝えておいたので、1週間に一度の楽しみであるデザートとしてフルーツタルトを追加で注文することにした。デザートまですっかり平らげて、お代は2730円。ホテルを出た後筆者はボーナスサンデーでごったがえす新宿の雑踏の中へと消えて行った。

 

 


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寿月館(佐渡市両津)     投稿者:佐渡の翼

2011年03月26日 05時18分28秒 | 佐渡のお宿評価

3月20日、筆者は両津にある寿月館に宿泊した。この寿月館、丁度「みなみ旅館」さんの南隣にある。午後4時頃に荷物を置くためにこの宿に到着した。ところが玄関を開けても誰も出てこない。通常は御当主様がすぐに出ていらっしゃるのだが。。ややあってからフロントの内部から人の声がした。ようやくご当主様が出てらして、ノートを開き、ここに住所を記載せよとの御指示。見ると、2月16日を最後に宿泊客の記載がない。と言う事は、丸々1カ月もの間宿泊客がゼロの日が続いていたと言う事なのか?東日本大震災の影響で宿泊のキャンセルが相次いでいるそうだ。その理由については過去のブログ記事で述べたが、何よりも、人々の消費心理の冷え込みが怖いし、原発事故による放射性物質漏れに対する不安心理が目に見えない形で多くの人々の心を弱気にさせている。そして塗炭の苦しみに喘ぐ人々の事を思うとパーっと派手に遊ぶ気分には到底なれない。いろいろなイベントが中止や自粛に追い込まれ、人々は委縮し、外出を控える。そんな雰囲気は佐渡島内の各地でも見受けられた。

 

さて、この寿月館、相当に古い建物だが、温泉は「みなみ旅館」同様住吉温泉の源泉を引いている。お部屋は入り口にほど近い8畳間が用意されていた。バストイレは付属してはいないものの、冷暖房用のエアコン完備という贅沢さだ。当日の宿泊客は愛知県から来たお二人と建設関係のお仕事の方と筆者の計4人だけ。夕食を終えて宿に戻り温泉に入ってみた。ぬるぬるだがお肌がすべすべとする温泉で体の芯から暖まる。午後10時に就寝。翌朝は午前3時に目覚めた。両津のセーブオンには牛乳があった。見ると茨城県産である。原発事故による放射性物質漏洩のとばっちりで、やがてこのコンビニにも茨城県産の牛乳は届かなくなるのかもしれないと思った。

 

朝食は7時に大広間に用意されていた。焼き鮭、金平牛蒡、お豆腐、卵、海苔といたってシンプル。なめこのお味噌汁が提供された。ご飯が物凄く美味しかった!おひつのご飯をすっかり空にしてしまった(デジブックに証拠写真あり)。焼き鮭は温かく、金平牛蒡、お豆腐も美味しかったな。一泊朝食付きのお代はたったの3500円!民宿よりも安く激安である!満足度も高く、ビジネス客にはお勧めのお宿である。筆者が会計時にロビーで荷物をまとめていたら、グラミチのグリーンのショートパンツに黒レギンスという筆者のいでたちを見た御当主は、「あんた、そんな格好で寒くないか?マラソンでもやる気かね」と当方をあてこすった。


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京味(東京新橋)     投稿者:佐渡の翼

2011年03月25日 04時51分23秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

昨年の12月1日、筆者は仕事上でお付き合いのある方に接待される形で、この一見客お断りでかつミシュランの三ツ星打診を断った京料理の名店である、京味さんを訪ねる僥倖に恵まれた。午後6時45分頃にお店に到着した。個室が一室あるだけで、後は9席のカウンター席のみの小さなお店だ。常連客の予約しか受付けないが、常に半年先まで予約で埋まっている状況だという。この日も9席のカウンター席は満席のご盛況。常連客は大企業の重役連中がほとんどであった。彼らが連れているご婦人方はいずれも美形である。山陰の蟹漁がこの日から解禁になるとあって、あらかじめ知人が蟹づくしコースを親方に依頼してくれていた。板場には親方の西さんを含め、修業中の板さんを始め10人ものスタッフがいた。この西さんのお弟子さん達が東銀座や湯島に暖簾分けしてもらいお店を構えているそうだ。

 

日本酒は飛騨の銘酒「飛切り」である。その名の通り飛切りうまい!一品目がもち米の上にこのわたを乗せた物。実に美味い!そして次に「卵のふくさ焼き、笹カレイにからすみをまぶした物、うど」の皿、京料理独特の繊細なる味付けで非常に美味い。三皿目は「しらこを焼いた物」。クリーミーで独特の風味がした。佐渡ではこの食材は酢の物か煮付けにするが、焼くという発想は多分佐渡の料理人からは出てこないだろう。海老芋を素揚げした物が終わると蟹づくしが始まった。香箱蟹の卵と味噌を和えたもの、茹で蟹、焼き蟹、蟹味噌、それらにかぼすを絞った汁をかけて豪快に食す。素材に対するへたな小細工は一切しない。それが京味さんの持ち味である。最後は蟹雑炊と自家製の京漬物。知り合い氏が、このお店の名物である「はらこ飯」(画像)を所望した。はらことは脂の乗った鮭のことで、これを御飯の上にかけて食べるのだが、いやもう鮭のほぐし身が美味しく、皮もパリっとしていて御飯が進むことこの上ない。筆者は夜は炭水化物を食べない主義だが、今日だけは例外だ。最後の甘味は葛きりをトロミツにつけて食べる形式だったがさすがにこれは残した。2時間近くの宴が終わりお店を出ると親方の西さんが店の外に出て待っていて筆者らを見送ってくれた。ミシュランの調査員が三ツ星を付けたがる訳がようやく分かった。何でもこのお店、昨年11月下旬に六本木のバーで暴行傷害事件の被害者となった歌舞伎役者市川海老臓や小泉元総理の行きつけのお店だそうだ。


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佐渡の飲食店評価       投稿者:佐渡の翼管理人

2011年03月24日 07時15分24秒 | その他

思えば、当ブログは佐渡島内の飲食店関係者にとっては実にやっかいでそして悩ましいブログになりつつあるようだ。「好評価時の宣伝効果が高いのは有難いが、その反面酷評された時の客足の落ち込みが怖い」と思うのが彼らの偽らざる心境だろう。島内の主だった飲食店に関する評価はほぼ終了したようだが、だからと言って安心できる訳ではない。「再訪されて味が落ちていたら酷評され、その結果客足が落ちるかもしれない」という恐怖感を絶えず抱きながらの毎日ゆえ気が抜けないからだ。しかしそれでいいのである。飲食店と言う物は日々精進あるのみで、絶えず客からの厳しい評価を受ける立場にあるからだ。絶えずプレッシャーをかけ続けなければ料理の腕は上がるまいて。「酷評されて客足が落ちるとそれは死活問題で営業妨害だ」と的外れな理屈をつけて弱音を吐いたり、当ブログ宛に苦情を言うのは、「佐渡は東京とは違う環境下にあるから」を免罪符にできると考える弱い経営者の身勝手な論理に過ぎないと思うし、そうした声を擁護する胡散臭いブロガーや一部の島民がいるのも事実だ。しかし、佐渡だけ何故特別扱いされてしかるべきなのか?私はそれはおかしいと思う。佐渡だろうが東京だろうが、客の厳しい評価に耐えてこそ真の実力のある店になりうるのではないか?従って同じ条件で戦うべきだろう。この思いは私の心の中にいつもくすぶり続けている。評価される飲食店関係者の中には、「評価する者が正しい評価を下せるに足る能力を有しているのならその評価結果を甘んじて受け入れるが、その保証のない匿名人物の評価で店の評判が落ちるのはいかがなものか」と声高に主張する者がいる。これもおかしい。何故なら、店の評判を形成する飲食店の客と言うものは須らく単なる市井の無名の人物であり、特別に訓練を受けた料理評論家ではないからだ。彼らにはそうした飲食店の客の一人である調査スタッフの感想や評価がおかしいなどという資格はない。あくまでも多くの客の声の一つとして真剣にそれらに耳を傾けるべきなのだ。しかるにそうした客の声を謙虚に真摯に受け止めずに、「いやそんなはずはない」と低い評価結果に不満を抱き反論したがる佐和田の某飲食店経営者に対しては「恥を知れ」と言いたいし、そういう経営者がいる限り佐渡はいつまでたっても良くはならないだろう。飲食店にとってお客様は全て神様だ、良し悪しに関わらず彼らの指摘を全て受け入れる寛容さと度量こそが味向上の原動力である。この事が理解できない飲食店主がいまだに佐渡には蔓延っている。酷評された飲食店店主が当ブログに対し憎悪の目を向け、あちこちのメデイアで当ブログの悪口をぶちまけている姿は滑稽でしかない。指摘された欠点を是正するのに向けるべきエネルギーを、姿形が見えない相手に牙を向くのに浪費している。揚句の果てが、市役所にでかけて印鑑証明を取り寄せ、ブログ運営会社に送信停止処置を依頼する飲食店まで出る始末である。

 

中には、「一回訪問しただけで、あるいは数品の料理を食べただけで評価を下すのはいかがなものか」と反論する人もいる。断っておくが、当ブログはミシュランのような飲食店格付け組織ではない。一般の奥様方が「あの店は美味しかったわ、あそこはいまいちよね」と井戸端会議で語り合うレベルでしかない。こう言うと「いや、このブログは佐渡島内の飲食店に対する影響力が大きいから」と言い返す人がいるかもしれない。さすれば、当ブログにこれだけのアクセス数を維持させ、佐渡の飲食店に影響力を行使できるくらいの威力を付与させた理由について考えてみるがよかろう。当ブログ所属の調査員のこまめなリサーチと的確な判断と描写もさることながら、最初からこの程度のブログなど無視し、黙殺していればすんだものを、すわ、黒船来航とばかり、あちこちのメデイアで取り上げ、まるで蜂の巣を突ついたかのごとく上を下への大騒ぎを繰り返した佐渡島民にもその責任の一端はあると言っても過言ではなかろう。佐ガット覆面調査員の盗用記事問題が発覚した時、佐渡の飲食店関係者は、これを千載一遇のチャンスとばかりに、様々なメデイアに当ブログの悪口を書き散らし当ブログを潰しにかかったし、佐渡の翼人気に便乗し、そのお先棒を担ぐ(ブログ潰しに加担の意)ブログまで現れる始末だった。書き散らす連中の中には、同一人物がころころハンドルネームを変えてせっせと書き込むような不貞な輩もいた。そしてあたかも大多数の島民が当ブログを閉鎖させたがっているような印象を世間に植え付けようと試みた。小賢しいと言うよりも、その程度の書き込みで当ブログを潰せると考えた無知蒙昧な軽薄な連中でしかなかった。その程度の頭のレベルでしかない連中が作る料理だ、美味いわけがなかろう。私はそんな事は百も承知だったので低脳児共の中傷攻撃などはへとも思わなかったし、連中の反論や論拠無き主張などは赤子の手をひねるくらい容易に論破できる自信があった。中には法律論などまるで知らない連中が、「訴えられないうちに閉鎖した方がいいぞ」などと騒ぎ立てた事もあった。更に発信者情報開示を求めたところで、記事内容が違法行為に抵触すると認められない限り、ブログ運営会社は通信の秘密を盾に発信者の個人情報を守り開示には応じないだろう。所詮、お料理が不味いか美味いかの記述などは個人の嗜好の範疇であり、それらに関する記述は名誉毀損や偽計業務威力妨害などにはあたらないのは法律家の常識だ。この常識を知らない馬鹿なブロガーや飲食店関係者が多すぎたのだ。評価を嫌がる飲食店関係者らは「いずれこのブログは閉鎖されるだろう」と楽観視しながらその閉鎖を切望して待った。かつての「佐渡が島ニュース」しかり、「佐渡警察」しかりである。しかし当ブログはそれらとは決定的に二つの点で違いがあった。それゆえブログの続行を支持し期待する人々の数が閉鎖を望む人の数を遥かに上回ったのだ。更に断っておくが、管理人の神経は繊細でか細い。管理人は決して図太くはない並の神経の持ち主である。閉鎖に追い込まれたブログとの違いの一つはブログ運営者が佐渡島民ではないと言う事、今一つは特定の組織や個人に対する誹謗中傷は一切記述せず、飲食店や宿泊施設での体験談を素直に率直に記述した点だ。誹謗中傷とは言えぬが、マイナスイメージをもたれかねない厳しい辛口記述に顔をしかめた飲食店関係者は少なからずいたと思う。しかし、それはとりもなおさず、自らの努力不足を隠蔽しようとする体質に他ならないと言うことに気付くべきなのだが、臭いものには蓋体質から抜け切れないのであろう。悪口を書きまくれば、相手は心理的に追い詰められ、嫌になってブログを閉鎖するだろう。それを狙ってありとあらゆるメデイアを使って当ブログを攻撃した某飲食店関係者達がいた。彼らは島内で素性がばれると困るので自らブログを立ち上げて反論する勇気が無く、他のメデイアを利用して執拗に攻撃をしかけてきた。それらは彼らの思惑に関しては無駄な努力であったが、逆に当ブログの人気を高からしめると言う思わぬ副産物を生んだ。まるで火事場の焼け太り、怪我の功名のようなもので、実に皮肉である。彼らは何か言いたくても言い出せずにいる。何か言うと、すぐに「お前は某飲食店関係者だろう」と言う反論攻撃書き込みの嵐に晒されるのが目に見えているからだ。かくして彼らは、自業自縛の罠にかかってしまったも同然である。彼らは当ブログを潰すためにやった事が、結局はブーメランの如く撥ね返り、自分達の首を絞める事になったと言う事を充分に悔いているだろう。まるでストーカーのように執拗に当ブログを追い掛け回し、相手の弱点や些細なミスを発見しただけで、さも鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てる懲りない残党どもがまだいる。しかし、騒げば騒ぐほど相手を利するだけで彼ら自身には一文の得にも成らなかった。正に、骨折損のくたびれ儲けである。しかし当ブログはそんな彼らに対し容赦は無い!落ちる所まで落ちるがよかろう、所詮、自業自得、身から出た錆だ、自身の足元をしっかり見つめ直すべきだと言いたい。かくして佐渡の翼さんの一人高笑いとなっている現状だ。いい気味だとは言わないが、他人の誹謗中傷に費やすべきエネルギーを味向上に向ければいいだけの話なのだ。こう書くと、「一方的な決め付けはよくない」と彼らを擁護したがる別の連中が出てくると思うが、ならば陰でこそこそ(他人のブログのコメント欄や某情報掲示板に書きこむ事)では無く、当ブログに対し正面から反論すべきだ。発足当初と違い、現在では当ブログに対する不満を受け付ける窓口は用意されているのだから。米国の元大統領のブッシュでは無いが「かかって来るならかかって来い」と言いたい。当ブログは真正面から受けて立とう。土俵は当ブログにあるのに、「他人のブログのコメント欄に書き込まれたコメントに対し私が他人のブログ上で反論しないのはおかしい」と言う、実に下らない論理を他人のブログで振りかざす馬鹿な島民がいた(もう2年以上も前の話だが)。私はこれも某飲食店関係者の一人だろうと思っている。佐渡の飲食店関係者の何人かは、自らが蒔いた種で自らの首を絞めるという皮肉な結果となった事に落胆し戸惑いながらも、毎日緊張感を持ちながら、味向上に努める以外にはないと腹をくくり襟を正し始めているのかもしれまい。

 

佐渡は離島、その昔は北の最果ての地と思われていた。だから厳しく評価せずに大目に見てやって欲しいという甘えの論理がこの島ではまかりとおっているように思えてならないのだ。この甘えの構図が続く限り、佐渡の飲食店の活性化などはそれこそ絵に描いた餅にしかなるまい。以上の主張に反論のある読者諸氏に於かれては、他人のふんどしで相撲をとるような真似(他人のブログのコメント蘭で反論する事)などせずに、直接当ブログ宛にメッセージ機能を通じて正々堂々と御反論頂きたい。当ブログはそれらに対し真摯に対応し、そして完膚無きまでにその反論を徹底的に論破する事をお約束しておこう。 断っておくが、高卒程度の学識経験で当ブログの管理人に論戦を挑むのは無謀である。せいぜい返り血を浴びるのが関の山で、その反論は蟷螂の斧、犬の遠吠えと化すに過ぎないだろう。大学で相当にdebateの訓練を受けた者であっても私に太刀打ちできぬほど、私は、様々な学会でdiscussionの修羅場を幾つも潜り抜けてきた。その自信が、どんな毀誉褒貶、誹謗中傷を受けようともブログ続行を突き進める事ができた原動力なのだ。レベルの低いちんぴら連中の論理付けの無いよしなし事などは一切眼中には無い。メールアドレスを付して反論を試みる勇気ある読者諸姉諸兄は大歓迎である。だが、そのやり取りは全て当ブログ上で公開させて頂くのでそれを承知の上で御反論頂きたい。無謀を通り越し「清水の舞台から飛び降りる」覚悟で反論してきた愛読者様に対しては、それこそ、蛇のようにしつこく応戦し、相手が参ったと言うまでとことんネット上で追い詰める事をお約束しておこう。


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「オリガミ」(キャピトルホテル東急内)     投稿者:佐渡の翼

2011年03月23日 06時00分16秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

昨年の11月下旬のとある日、筆者は無事建て替えが終了して新装オープンしたキャピトルホテル東急を訪ねてみた。ロビー階は3階にあり、こちらのエントランスは日枝神社へと続く参道のすぐ隣にあり、首相官邸が間近に見えた。以前の建物よりも更に官邸に近づいたようだ。ホテル名は「キャピトル東急ホテル」から「キャピトルホテル東急」へと変更されていた。「オリガミ」はこのホテルのオールデイダイニングで午前6時半から午後11時半までの営業。筆者は午前11時15分頃にお邪魔した。店内は広くて明るく、窓外には斜め左方向に首相官邸が見えた。当日の午後1時頃に管首相ご一行がこのホテル内の中国料理店を訪ねていたようだが遭遇せずに良かったと思った。入り口近くにラウンジっぽい場所があり、奥に4人掛けのテーブル席がたくさんあった。先客はおばさん三人組が談笑していただけ。筆者は窓際席へと案内され、ブイヤベースランチ(2541)を注文した。

 

まず、河津産の新鮮野菜のサラダが出てきた。ほんのり塩味が効いたドレッシングがかけられていた。パパッと食べ終えると、次いでブイヤベースが運ばれてきた。量がこぶりだ。具剤は帆立、ムール貝、あさり、海老、白身魚(多分鯛)、椎茸。にんにくとマヨネーズのソース(これをアヨリソースというらしい)を何故か温泉卵と混ぜながら食べろとのご指示。これがまたサフラン風味のスープと良く合い美味しい!二口で食べられる程度の分量のガーリックトーストが付属していたが、これも完食した。さすがの筆者でもこれだけでは少し物足りないと思ったのでデザートを注文する事にした。デザートはブルーベリーのパンケーキかアップルパイのどちらかから選べとのご指示。ブルーベリーのパンケーキ(1155)のスモールサイズをオーダーした。運ばれてきたものは焼きたてのパンケーキだったが、何だか朝食でも食べているような感じがした。もう少し生クリームの効いたデザートが食べたかったので少々不完全燃焼気味。お代を支払い、ホテルを出たら、神社では七五三の真っ最中だった。


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小木海運資料館         投稿者:佐渡の翼

2011年03月22日 06時00分13秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

小木港のたらい船乗り場の前にこの博物館がある。筆者は11月22日(月)の午前9時頃にこの博物館を訪ねてみた。たらい船乗り場には7-8人程度の観光客が群がっていたが、この博物館に足を運ぶ人は皆無だった。1階の受付で入館料の200円を支払い2階へと向かった。入り口部に「館内撮影はご遠慮下さい」との佐渡市教育委員会名の張り紙があったが、筆者がデジ一を右手に携えているのを見た受付のおねーさんは特にとがめだてなどはしなかったので、後学のために撮影しても問題ないと思われる部分だけをフラッシュを焚かずに撮影させてもらった。多分、高価な船箪笥などにフラッシュが当たると傷みやすいのでそのような処置がなされたのだと思っている。この船箪笥、たとえ船が難破しても、その中に収めた重要書類や金銀の財宝などが外に漏れ出ないような造りになっているそうだ。船箪笥の日本での三大生産地は、小木、酒田(山形県)、三国(福井県)である。なかでも小木産の船箪笥は品質が高く、各地から多くの引き合いがあったと言う。小木で船箪笥の生産が盛んになった理由として、箪笥職人が多数いて、箪笥の原材料の木材が背後の山から潤沢に採取でき、そして箪笥を購入できるだけの経済力を有する町民が多数いた事などが挙げられよう。

 

小木港の入り江は二つに分かれている。佐渡汽船カーフェリーのターミナルになっている部分が外の間(サンズイ有り)と言われ、小木漁港になっている部分が内の間と呼ばれていた。そして両方の弯を結ぶ水路を作り、この水路を利用して両弯に稽留した船を風向きに応じて行き来させ安全に両湾を使い分けていたと言う。これを掘割と呼んでおり、埋めたり掘ったりを繰り返したという。現在の佐渡市役所小木支所前付近がそれにあたるようだ。現在ではコンクリート製の道路が走り、何軒もの民家が建っている。両弯を結ぶ水路があったなどとは今回初めて知った次第だ。いやあ~、博物館見学はほんと、勉強になるなあ~。

 

筆者は今回の訪問で小木港にゆかりのある二人の人物に興味を抱いた。一人は河村瑞賢である。彼は西回り航路開設のため、自ら調査員を引き連れて日本海と瀬戸内海沿岸を踏破し、各地に漕務所を開設した。漕務所とは今で言う海上保安庁の管区海上保安本部に当たるものかもしれない。漕務所は主に出入りする船の監視、連絡、救難などの業務を行った。西回り航路が発達するにつれて漕務所の利用は増し、所在地は賑わい、航路の安定性を確たるものにしたと言う。今一人は、小木が発展途上の元和期に佐渡奉行を勤めた竹村九郎右衛門である。彼は、小木港の整備に全力を尽くし、更に相川・小木間の道路を整備した。港と道の整備の両方に功績のあった功労者である。彼の供養塔は小木の光善寺にある。

 


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東北関東大震災の観光への影響   投稿者:佐渡の翼

2011年03月21日 06時48分16秒 | 佐渡の翼の独り言

新潟日報の報道によると、「東日本大震災の影響で、佐渡島内のホテルや旅館などで宿泊客のキャンセルが4900人分に上った。キャンセルは3月12日から5月末にかけての宿泊客で、首都圏などからバスの確保が難しかったり、電車の本数が減らされたりして旅行の行程が組めないことのほか、旅行を自粛したことが原因」との事。昨夏の佐渡汽船カーフェリー「おおさど丸」の長期欠航では、島内の59軒で宿泊客のキャンセルは2950人分(8月11日~1031日)だったが、今回はその規模を遥かに上回った。筆者は3月20日、いつものように、東京発9時12分の新潟行きノンストップ便に乗車した。福島原発から放射性物質が首都圏へ飛散するのを恐れて西へと疎開避難する家族連れでごったがえす東海道新幹線のホームとは対照的に、東北新幹線が那須塩原までしか開通していないせいもあり、この便の出発ホームは閑散としていた。そして車内の乗客もいつもよりは少なめであった。

 

筆者は今回の東電の計画停電の対象地域外に居住しており、車も週に1回乗る程度で、しかも地震発生の前週にガソリンを満タンにしておいたので不便をかこつ事はなかった。唯一困ったのは近隣のスーパーやコンビニの商品棚から朝の必需品である牛乳が消えた事。これは茨城県や福島県にある牛乳の生産拠点が被害を受けた事と、牛乳を運ぶ物流ルートが各地で寸断されているためだが、これも、運良く毎週金曜日に1週間分を買いだめしておく習慣が功を奏し、何とかしのぐことができた。つまり筆者は、停電や地震で煮炊きができなくなる恐れから乾電池やパンなどを買いだめしたり、停電の影響で電車の本数が減らされ、通勤に時間がかかるので車通勤に切り替えるための用意にと、ガソリンの買占めに走るという迷惑行為や計画停電の影響を受ける事無く、慌てず騒がず普段どおりの生活を送る事ができた。誠に持って運がいいとしか言わざるを得ないが、塗炭の苦しみを味わっている被災者の事を思うと素直には喜べない。

 

佐渡は離島ゆえ自前で電力を賄っている。そのため佐渡は今回の東北電力の計画停電の対象外地域となった。にも関わらず、パワーズフジミの店内には「東日本大震災のために節電を行っています」と言う趣旨の張り紙があり、店内はいつもと比べやや薄暗かった。佐渡で節電したところで、その分を本土へ送電できるわけではないので、こうした運動は被災地や計画停電に苦しむ首都圏の人々の役には立たない。だが、日々生活環境が悪化する被災者達の気持ちを慮り、共にその痛みを分かち合う事でお見舞いの気持ちを示そうという趣旨で節電に取り組んでいるのだろうと思った。今、佐渡出身で首都圏在住の人々が毎日の生活に困っていて欲しいと思う品薄商品で佐渡から送る事ができる物資は、米、牛乳、乾電池、野菜、卵である。既にこうした商品を首都圏に住む親戚に送るためにそれらの買占めに走った佐渡島民もいるやに聞いている。更に追い討ちをかけるように、「福島県産の牛乳、茨城のほうれんそう、栃木や群馬の野菜類から基準を超える放射性物質が検出された」との一部報道があった。基準値を超えた商品は出荷されないので流通してはいないはずだが、ひょっとして検査をすり抜けた放射能に汚染された商品が出回っているのではと言う疑念からスーパーの一部店舗で商品撤去などの過剰反応を示しているところもあるようだし、何と言っても風評被害による買い控えが怖い。今のところ、万が一汚染された物を食べたところで健康被害に繋がるようなレベルではないのでひとまず一呼吸置いて、冷静に行動すべきだろう。筆者などは、福島県産の牛乳が店頭に並んだら喜んで買いに行くつもりだ。スーパーの商品棚から牛乳が消えたと思ったら、今度は一転、買い控えで棚の上に牛乳が溢れかえると言う事態にもなりかねないくらい首都圏の暮らしが混乱を極めていると言うのが実情である。

 

 

 


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佐渡グランドホテル再び      投稿者:佐渡の翼

2011年03月20日 05時17分43秒 | 佐渡のお宿評価

昨年の11月22日、筆者は両津加茂湖畔にある佐渡グランドホテルに宿泊した。訪問当日は午前が曇りで午後から予報どおりに雨が降り出した。佐渡滞在中に雨に見舞われた時の筆者の過ごし方は博物館巡りである。そして午前と午後の二回、コーヒーブレークを取る。コーヒーを飲む場所は佐和田のホンダプリモのカフェ22と真野のえんやと決めている。今回は両津郷土博物館を訪ねてみた。見学が終了した後、ホテルには午後3時半頃に到着した。早速支配人様が傘をさしながら出迎えてくれた。お部屋は二号館の4階の一室が用意されていた。10畳間の和室に2畳の応接セット付きである。部屋の窓からは対岸にあるホテル吉田屋さんがよく見えた。

 

午後5時にホテルを出て新穂の居酒屋「なっちゃん」に向かった。「なっちゃん」を出た後、車にガソリンを入れ、相川方向へと向かった。ところがお目当てのスナックはいずれも休業中のため諦めてUターンし、佐和田のセーブオンでフルーツカクテル、赤りんごと青リンゴのチュウハイ、アサヒスーパードライを買い求めホテルへと戻った。そして深夜の大浴場に入ってみた。例によって体重計に乗ってみたら、48.1キロと痩せてはいなかったのでホットした。

 

翌朝は午前4時に目が覚めた。夜来の雨はどうやら止んでおり、朝食は1階の天領の間に用意されていた。宿泊客は筆者を含めて確か20人未満だったように記憶しているが、この程度の人数ではビュッフェスタイルにするほどでもない。従って、四角いお盆の上に一人分のお料理が並べられていた。定番の烏賊刺、おから(これが実に美味かった)、部厚い焼き鮭と玉子焼き、ポテトサラダ、野菜の煮浸し、漬物、そして湯豆腐まで付いていた。これにつやつやのご飯に長藻とお豆腐の味噌汁、量といい、味といい、完全にホテル吉田屋さんを上回っていた。しかもお部屋は暖房エアコン完備でウオシュレット付きのトイレとバスまで付いている。温泉が小木のかもめ荘さんのような源泉かけ流しではない点を割り引いても、一泊朝食付きでかもめ荘さんと同額の7500円という安さは、完璧にコスパでかもめ荘さんを凌いでいる。この佐渡グランドホテルさん、残念ながら1月2月は客室稼働率が低いために休業するそうだが、11月と年末年始を除いた12月に宿泊する分には、安くて快適なホテルと言えよう。

 


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シェ松尾(東急百貨店渋谷本店内)    投稿者:佐渡の翼

2011年03月19日 05時39分48秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

2月下旬のとある日、筆者はまず渋谷へと向かった。休日の午前中の渋谷駅前のスクランブル交差点の賑わいはそれほどでもなかった。109前の2差路を文化村方向に向けて歩くと、丁度、丘の頂上付近に東急百貨店渋谷本店がある。20代、30代の若者は、109、Qフロント、パルコ、渋谷西武あたりへと流れるので、この百貨店内ではそうしたジェネレーションの客の姿を見る事はほとんどない。都内屈指の邸宅街、松濤地区が背後に控えているので、客層は金持ちの中高年者がほとんどである。畢竟、商品構成はそうした富裕層向けのアイテムが中心にならざるを得ず、筆者の感性にぴったりと波長を合わせた商品はほとんどなかった。そんな中、国内外の様々なアーテイストがその表面に、ミッキーマウスを題材にしてモチーフを描いた、ミニトートバッグを展示販売しているのを見つけた。その中でもとびきり可愛いトートバッグを購入した。

 

次いで、8階のレストラン街へと向かい、午前11時丁度に、フレンチレストラン「シェ松尾」のお店に入ってみた。赤い椅子とベージュのビニール製のテーブルクロスのミスマッチ、そしてそこはかとなくハイソな雰囲気を醸し出すBGMと室内照明。フランケンシュタインのような顔貌のギャルソン、メタボお兄さん、黒いエプロンとジレで纏めたキュートな格好のおねーさんなどが甲斐甲斐しく店内を歩き回っていた。筆者は、プチスープ、メイン、プチデザートがセットになったコンフォートブランチなるメニューを注文した。10分ほど待たされた揚げ句、スープのご登場。鴨肉でダシを取った冬葱のスープだ。美味い!濃厚なスープの旨みに甘みのある冬葱がかぶさり、まろやかなコクを生み出している。数分で飲み終えると、メタボお兄さんが二種類の焼き立てパンを運んできた。せっかくだがこのパンは手をつけずに残した。更に15分ほど待たされた揚げ句、ようやくメインの鱈のポアレ(画像)が運ばれてきた。旬の鱈は、淡泊な味わいだが、高蛋白で低カロリー、低脂肪なヘルシー素材!焼いてよし、煮てよし、刺身でもいける冬の味覚である。鱈の表面にはじゃがいもを乗せて焼いてある。これに帆立、温野菜を添えて、甲殻類でダシを取ったアメリケーヌソースで味付けをしてあった。申し分のない美味しさだ。デザートはモンブラン。フィナンシェの上にマロンペーストがたっぷり塗ってあり、栗とキャラメルチップが乗っている。これも完食し、例によってお紅茶を砂糖抜きで飲み干した。開店時には先客は中年女性の二人組みだけだったが、午前11時半を過ぎる頃になると満席となった!筆者は紅茶を飲み終えると、店の入り口前で行列を作って待つ客達にせかされるように、お代の2310円を支払い、この美味しいレストランを後にした。


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のろま人形句碑(佐渡市真野)     投稿者:とある旅人

2011年03月18日 06時00分00秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

文弥人形や説教人形なるものは、人形遣いは人形を操るだけで、しゃべるのは太夫だ。ところがのろま人形は、人形遣い自身が人形を操りながら当意即妙に台詞を吐くのが特徴。これは江戸時代に流行し、金山隆盛の頃に佐渡へ伝わった。台詞には台本が無いので、人形遣いはアドリブで話す。台詞には卑猥なものが多く、最後に人形に付けた男根の先の穴から放尿させるのが常だそうだ。尾崎紅葉が佐渡へ来島したおり、のろま人形芝居を見物し、その帰途、「野呂松が のそりと出たり 夏の月」の一句を詠んだ。その句を案内した地元の人が筆で書き、その文字を句碑にしたものが真野新町にある。国道350号線を小木方面に向かい、間もなく赤泊方向への案内看板が見える手前の右側に新町集落開発センターの建物が見えてくる。この建物の前に句碑がある。右隣は地蔵堂で左隣は理容室だ。この地蔵堂にいる地蔵は大きくて道路からもよく目立つので場所は大体分かると思う。この句碑は紅葉の文学碑であると同時に佐渡の人形芝居を広く紹介する記念碑であり、人形の供養塚でもあるそうだ。

 


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かもめ荘再び(佐渡市小木)    投稿者:佐渡の翼

2011年03月17日 06時00分34秒 | 佐渡のお宿評価

羽茂の串焼き「えんまん」さんを出た後、筆者は「明治の美味しい牛乳」を購入するために羽茂のセーブオンに立ち寄った。筆者の当日のいでたちは、伊勢丹メンズ館4階でレデイメイドで仕立てた濃い茶のテイラードジャケット、ユナイテッドアロウズの白襟・茶格子柄のクレリックシャツ(トップスに茶を着るときは好んでこのシャツを着回している)、メイソンクロカードのグリーンのジーパン、コールハーンの焦げ茶の完全防水靴と同色のベルトであった。つまりスナック「愛」に行った時と全く同じコーデだったが、今回はマッキントッシュフイロソフイーのパターンオーダーメイドで仕立てたミントグリーンのコートを羽織って行った。本来、青や緑は収縮作用のある色だが、鮮やかなグリーン系はむしろ膨張効果を持つ、それゆえ、足の太い人が細身のグリーンジーパンを穿くと、パツパツ感に加えて、更に足が太く見える。筆者はこのカラーパンツを夏のセール時に購入した。つまり売れ残るくらい、このパンツを着こなせる人が少ないという事のようだったのだ。

 

筆者がこの格好でお店に入ったら、レジに居た二人の若い女の子が一斉に筆者の足元を見、そしてジャケットへと視線を動かした。まるで、雛には稀なる洒落者かあるいは不審者でも見るような眼差しで。。。そうなのだ、スナック「愛」のみなみさんが言うように、都会では「お洒落な人」と思われる程度のコーデでも佐渡では異端児あるいは変人扱いされて目だってしまい、人々の好奇な視線の対象に晒される事を実感した瞬間だった。牛乳を購入した後、車でかもめ荘へと戻った。パワーズフジミでカクテルパートナーを買い求めてはあったが、食後酒を楽しめるスナックがあればそちらで飲もうと思い、小木の街まで歩いてみた。中華料理の名店である「や志満」さんの駐車場には軽自動車が4台停まっており満員の御盛況であった。しかし小木の街の明かりは寂しく、かつて遊郭が軒を連ねた通りにも往時の賑やかさはなかった。栄寿司の明かりを右手に見ながら、スナック「六花」が営業しているのを確認し、その真向かいにあるスナック「マドンナ」が惜しくも休業中であることを見届けた(それが返って良かったかどうかは別にして)後、どこへも寄らずに宿へと戻った。部屋で予定どおりカクテルパートナーとサントリーの生ビールを空けてから温泉に入ってみた。源泉かけ流しの湯である。それが証拠に湯の出口には温泉成分中の結晶が固まり、まるでホワイトチョコレートのように変化して岩にこびりついていた。夏季には熱すぎるので加水する事があり、冬季は逆に加温する事もあるというが塩素消毒はしていない。そのようにしてこまめに温泉の温度を一定に保つ努力を欠かさないのだから御立派である。

 

翌朝の朝食は午前7時半に洋風の朝食会場に用意されていた。焼き鯖が相変わらず美味しい。お豆腐の柚子味噌かけ、わらびの和え物、煮込み豆、漬物、これにお豆腐と若布のお味噌汁。おひつのご飯を全て空けてしまった。宿泊客は筆者を含めて5人だけだったが、一泊朝食付きのお代はたったの7500円。このかもめ荘さん、全室にウオシュレット付きのトイレが付属し、暖房用エアコン完備で温泉は24時間入浴可能だ。観光閑散期限定とは言え、民宿並みの低料金でこれだけのサービスを提供できる宿は佐渡ではここと佐渡グランドホテルさんだけだし、全国的にもこんな宿はそうざらにはあるまい。毎年、年末年始には満館となる盛況ぶりもさもありなんと思わせた佐渡屈指の温泉宿「かもめ荘」さんだった。


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佐渡の翼管理人

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