佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

西龍寺(佐渡市丸山)    投稿者:佐渡の翼

2012年05月31日 04時17分20秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

赤泊から海岸道路を東へと車を走らせると、筵場を経て、やがて多田に到る。ここから畑野の長谷寺へと向かう県道へと左折し、浜河内の集落を抜けてヘアピンカーブを登りきった所の右手に、「西龍寺」の案内看板が見えてくる。ここを右折し、しばらく山道を進むと左手にお寺の屋根が見えた。訪問当日は、お彼岸の中日だと言うのに、朝から名残雪が舞い散り、住職さんが季節はずれの雪かきに追われていた。筆者がこの住職さんに「このお寺は何で有名なのでしょう?」と尋ねたら、彼は「お大師さんで有名なんです」と答えた。お寺の右脇に大師堂があり、その隣に熊野神社があった。少し離れた丘の上には石動神社もあるそうだ。大師堂に安置された大日如来は椿尾の石工五兵衛の作である。

このお寺は、元々は多田の荒町にあり、多田城主の祈願所だったが、火災にあってからは、山の上のこの地に移動した。境内には滾々と清水が湧き出ているそうだが、生憎の雪に阻まれ、それを見ることは叶わなかった。お天気がよければ、男山、女神山、そして対岸の越後の山並みを見渡せる眺望のよい所である。是非共新緑の頃に訪ねて欲しいお寺の一つである。


2012年3月20日の日記(しまった!新幹線に乗り遅れた)    投稿者:佐渡の翼

2012年05月30日 05時47分59秒 | 佐渡の翼の独り言

3月20日、筆者は、両津発16時5分のおおさど丸に乗船し、帰京の途に付いた。新潟港到着10分前の16時25分に、予め駅ネットで予約しておいた新幹線の乗車券を確認したら、新潟発15時48分の新幹線を「とくだ値切符」で予約していたのに気付いた。この切符は安いのだが、乗り遅れると、乗車券、グリーン券の両方が無効になってしまう。しまった、10,160円をドブに捨ててしまった!両津発12時40分のカーフェリーに乗る思い込みで、この船に接続する15時48分発の列車を予約していた事ををすっかり忘れていたのだ。だが、運がいい事に、飛び石連休のため、19時23分発の新幹線のグリーン席が空いていて事無きを得た。列車予約の不確認で1万円をみすみす捨てたのはこれで2回目である。3月18日にある事件が起こった。それが心の動揺を誘ったのであろうか?グリーン車は空き空きで、上野到着まで隣席には誰も乗り込んで来なかったのがせめてもの幸いだった。

例によって、改札前の駅弁屋で、一つだけ残っていた、加茂湖産の牡蠣を使用した牡蠣飯を購入した。これを食べたら、それ以後、腹具合が絶えずおかしかったので、お彼岸の中日に、なごり雪がぱらつくと言うふざけ過ぎた季節に加えて散々な目にあった一日だった。

16時5分両津発のカーフェリーに乗った

どぶに捨てた「とくだ値」切符

これが、同日の、新潟発15時48分(MAXとき334号)と19時23分(MAXとき348号)の新幹線切符を、同一人物が購入した決定的証拠だ。新潟在住のしがない薄給のレントゲン技師がこんな間抜けた事をやるだろうか?どう考えても金持ちにしかできないへまである。もう分かっただろう、佐渡の翼が東京在住の素封家だと言う事を。


重泉寺(佐渡市相川)   投稿者:佐渡の翼

2012年05月29日 04時29分47秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

外海府の小田集落に至ると、右手に立派な門構えの邸宅が見えてくる。佐渡にしては珍しいくらいの豪邸である。このおうちの右隣に重泉寺がある。長い参道の向こうに本堂が見えた。左手は石垣のようで、境内には五輪塔が幾つかあった。本堂の背後は大佐渡の山並みが迫っており、新緑が目にまぶしい。ご本尊は阿弥陀如来のようであったが、筆者は仏像に関する造詣は深くはないので違っているかもしれない。宗派などは分からぬし、格別印象に残るようなお寺でもなかった。寺名や山号などが書かれた額の掲示がどこにもなかったが、「重泉寺歴代の墓」と彫られた墓石があったので、ここが重泉寺に間違いはなかった。本堂内はよく清掃されていたし、境内も割合綺麗であった。境内のどこかに泉でも湧いていれば格好のブログネタになったのだが、そんなものはどこにもなく、極普通の寺であった。http://www.digibook.net/d/f29581d7a19bae4037a128733838af24/?viewerMode=fullWindow


西方寺(佐渡市相川北田ノ浦)   投稿者:佐渡の翼

2012年05月28日 04時09分27秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

高千を過ぎると、北田ノ浦集落である。この集落に立ち寄り、西方寺を探してみた。お洒落な外観の御礼智神社は、この集落のはずれにあるが、このお寺は集落の真中付近にあった。地元のおばさんに場所を尋ね、ようやく辿り付いた。境内には有名な歌人ではなさそうな、一般人が作製した歌の歌碑があり、更に五輪塔の頂上部分を梵語を記載した石で置きかえたような物体が二体ほどあった。本堂の外観にはさして印象に残るような物はなく、文字通り、村の檀家寺のような趣である。本堂の屋根瓦のてっぺん部分に「西方寺」と書かれていた。本堂の中には御本尊が祀られ、みかんやリンゴなどのお供え物があった。西方寺の由来は何だろう?お寺だけで人物の登場はなく、いつもの面白さに欠けるお寺参りだった。なお、両津の河崎にも同名のお寺がある。


2012年5月14日の日記(電気料金値上げ)  投稿者:佐渡の翼

2012年05月27日 03時14分51秒 | 佐渡の翼の独り言

東京電力が、この7月からの家庭向けの電気料金値上げを経産省に申請したとの報道があった。原発停止により火力発電への依存度が高まり、燃料費が高騰したためと説明されている。東電の思惑通りの値上げ額が認可されるとは限らないが、値上げは間違いないだろう。月額500程度の値上げで年額にしても6000円程度に過ぎないが、一般庶民は早くも大騒ぎで、やれ、この夏はより一層の節電に努めなきゃあとか、昼間は割高だが夜間は低料金になるプランに切り替えようだとか、あの手この手の節電策にやっきである。光熱費がただ同然の筆者にはほとんど影響はないものの、一般庶民にとっては重い負担なのだろう。既に所得税増税と言う形で復興増税が始まっているし、いずれ消費税は増税される。これらはどの党が政権についてもいずれ身に降りかかってくる事なのだが、一般庶民と言う者は身勝手で、「もらえるものはもらいたいが、取られるのは嫌」と言うのが大方なのである。暑い夏が終わればはや秋!そぞろ秋風が身に滲みようか。9月になると都心のホテルでは年末の宿泊プランのパンフレットがロビーに並ぶ。もう年末か!誠に光陰矢のごとしなのである。

本日のお弁当は、亀戸の升本の花手毬弁当。このお店は伊勢丹にも出店しているが、そのお弁当は、合成保存料を一切使用しておらず、魚と野菜だけの献立で実にヘルシーである。筆者は、このお店のお弁当が一番気に入っている。


入川の地蔵寺(佐渡市相川)   投稿者:佐渡の翼

2012年05月26日 04時24分37秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

佐渡の地図を見ると、「高千」と言う集落名は無い。だが、高千漁港だとか高千小中学校、高千郵便局など、高千の名称が付いた施設は数多くある。何とも不思議でしょうがないのだが、どうやら「入川」「千本」「高下」の3集落付近を纏めて「高千」と称しているようである。「高下」と「千本」から一字ずつ取って「高千」と命名したのかもしれない。その「高千」地区の入り口に当たる入川集落に地蔵寺と言うのがある。入川と言えば、佐渡の知恵袋解答シリーズで入川観音を探し出したあの集落である。

訪問当日の3月19日は草木も芽吹く春爛漫とはほど遠く、最高気温が4度と真冬並みに冷え込んだ一日だった。「佐渡金銀山を世界遺産に」と書かれたステッカーを貼り付けた車を駐車していたおうちで、寺の場所を尋ねてみたら、おばさんがわざわざお寺まで案内してくれた。丁度高千小学校の隣付近にこのお寺があった。山門へと到る道路の起点の場所に地蔵と変形石灯籠が鎮座していたのが印象的だった。本堂の右手に地蔵堂があったが、鍵がかかっていたため、例によって、ガラス戸の破れ部分にカメラのレンズを差込んで内部を撮影してみたら、地蔵が一体写っていた。本堂の中を覗くと「延命山」の額があったので、延命地蔵なのだろうか?境内には地震の影響なのか、上部が崩壊した五輪塔があった。桜はおろか、梅さえもまだ咲かないこの気候だ、境内には寒々とした景色だけが広がっていた。http://www.digibook.net/d/4194c9f380dca449b2c1a86134232e74/?viewerMode=fullWindow


2012年5月13日の日記(長財布で本当に金が貯まるのか?)   投稿者:佐渡の翼

2012年05月25日 04時54分05秒 | 佐渡の翼の独り言

GWが終了してから1週間後のこの日は、最高気温が22度で湿気のないほどよい気候であった。筆者は、まず伊勢丹駐車場の地下5階にある洗車コーナーへ行き、リアとフロントガラスの撥水処理を含めたデラックスラジアントポリマー洗車(17,850円)(画像2)を依頼し、佐渡の海岸線を走行し、潮風と雨で汚れた車体を綺麗にしてもらった。手洗い洗車などは佐渡では2000円で済むから実に馬鹿高い洗車料金だが、佐渡へ車を持ち込んだ後は必ず伊勢丹で洗車をする事にしている。

次いで、メンズ館の2階にある「ジャムホームメイド」で、ミッキーの絵柄の長財布を購入した。「長財布を持つ人は金が貯まる」と言うキャッチコピーを電車の中吊り広告で見た記憶があったが、この財布、29,500円もしたのだ。店員さんは、財布の中を広げ、右端の部分を指差しながら、「ここにダイアモンドが填め込まれていますが、もしよろしければ、お客様の誕生月の色のダイアと無料で交換いたします」と言った。「なるほど、それでこんなに高いのかあ~」と言うと、おねーさんは「いや、必ずしもそうではないんですが」と答えた。だが、多分そうだろう、バースマンスジュエリーが埋め込まれているのだ、なかなか洒落てるじゃないか。こんな可愛い財布をキャバクラで見せびらかす趣味は当の昔に捨てたが、百貨店やセレクトショップで買い物をした時に、この財布を、まるで水戸黄門の印籠の如く、これ見よがしに掲げ示し、女性スタッフ達の反応を見るのも一興かと思った。この財布の写真を撮りながら、「長財布を使うとお金が貯まるんですって」と言うと、店員のおねーさんは「ああ~、そうかもしれませんね~、何か良い事あるかもしれませんよ」と微笑んだ。

何故「長財布を持つ人は金が貯まる」のか?「お札を折ると運が下がるから」と言うのは俗説で、長財布を使用すると、お札が一目瞭然で「お札コンシャス」になり、自身の経済状態を大局から把握できるのでお金が貯まり易いと言うのが、ある人の説である。だが、筆者は違う見解だ。男性の場合、長財布は収納に苦労する。折りたたみ財布と違い、尻ポケットからはみ出してしまうので盗難の恐れがある。それゆえ必然的にバッグの中に入れざるを得ない。男性でバッグを持つ人は、必要な物をバッグに収納する習性のある人で、そういう人は計画的に行動する。用意周到で計画的に緻密に行動できる人はスマートで稼ぎ屋で節約家だ。だから金が儲かるのさ。


本覚寺(佐渡市市野沢)    投稿者:佐渡の翼

2012年05月24日 04時51分55秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

実相寺から上市野沢城跡へと至る道を北上すると、やがて右手に中野建設工業の支店が見えてくる。この支店の真向かいに「袖ヶ沢霊跡本覚寺」と書かれた標柱が見える。この道を進むと、日蓮ゆかりのお寺である本覚寺に到る。本覚寺を袖ヶ沢霊跡と称する由来は、天女と日蓮の出会いの言い伝えによる。ある日、日蓮が、このお寺の近くにやってきて、お題目を唱えていたら、天女が舞い降りてきて、お題目を求めた。生憎、お題目を書くための紙がなかったので、日蓮がその旨を告げると、天女は、「衣の裏にそれを書いて欲しい」と懇願した。日蓮が衣の裏にお題目を書き終え、天女が昇天すると、空はたちどころに掻き曇り、真っ暗となって激しい雨が降ってきた。この恵みの雨のお陰で日照りを免れ凶作にならずに済んだことから、日蓮の神通力を語り継ぐために、このようなまことしやかな伝説が形成された。今でも天女が昇天した池などというのが境内の端っこに残っている。そして、恐らく後世の人達が作ったであろう、日蓮お腰掛けの石も、ちゃんとあった。日蓮を神格化するお寺の代表であろうか。


吉兆(帝国ホテル東京内)    投稿者:佐渡の翼

2012年05月23日 04時57分27秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

満開の桜が見頃となった4月8日、筆者は帝国ホテル東京内にある日本料理屋「吉兆」を訪ねてみた。大坂の船場吉兆の客の食べ残し料理使い回し事件の時は、そのとばっちりを受けたが、東京吉兆は、船場吉兆とは経営上の提携関係はなかったのだからとんだ迷惑を被り、誠に運が悪いとしか言いようが無かった。そんな事件も当の昔に風化し、今では「吉兆」ブランドは見事に復活を遂げた。筆者は11時半の開店直後にお店にお邪魔した。予約の無い旨を告げると、しばし待たされた後、一番奥まった予約席へと案内してくれた。食べログでは、店内は交通施設内のレストランによくあるような安っぽい内装と評されていたが、とんでもない!椅子の背もたれは黒の漆塗りで、座席部分はグリーンで纏められ、高級感のあるインテリアであった。ただ、テーブルはベークライト製で、この辺は高級料亭とは言いがたく、ややバランスに欠けた店内装飾であった。

筆者は、富貴寄せ膳(5250円)を注文した。まず、よもぎの胡麻豆腐が出てきた。リッツカールトンのひのき坂と同じ献立である。次いで、箱盛膳が運ばれてきた。お造りは、鮪・真鰺・烏賊であるが、鮪の赤身はやや古そうで、レベルとしてはひのき坂に遥かに及ばなかった。野菜の炊き合わせにはヒリョウズが入り、酢の物はずわい蟹とワカメである。伊勢丹で販売していた吉兆弁当のそれとそっくりの味がした。これらに醤油漬けのじゃこ飯、赤だし、香の物、そして桜ババロアのデザート付きであるが、ひのき坂のように、焼き物、天麩羅、玉子焼きなどの盛り合わせが無く、椀物も欠けていた。これでひのき坂よりもお高い値段である。明らかにコスパ的にはひのき坂の勝ちである。お料理のお味は食べログで紹介されていた通りで、少々期待はずれの帝国ホテル吉兆であった。


種徳院(佐渡市金丸)    投稿者:佐渡の翼

2012年05月22日 04時46分17秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

小木へと向かう国道を佐渡八幡館前の十字路で左折し、県道を真っ直ぐ金丸方向に進むと、やがて左手にこのお寺が見えてくる。県道沿いに建つ曹洞宗のお寺である。入口に、「高齢になったと嘆くな、なれぬ人もいる」と言う実に軽妙洒脱な川柳が掲示されていた。山門を入った右手に六地蔵があり、左手に五輪塔と新しい観音像があった。本堂前に可愛らしい四体の地蔵があり、これがとても印象的だった。弥生3月19日にこのお寺を訪ねたが、今年の佐渡の春の到来は遅いらしく、まだ、なごりの粉雪が舞い散っていた。本堂のひさし部分の彫刻が素晴らしく、鬱屈した気分を晴れやかにするほどの見事さだった。お天気がよければうきうきした気分になるのだが、どんよりとした、にび色の空に囲まれ、これに寒さも加わると、春はまだまだ遠いなと実感する。

このお寺は、小倉川と国府川が合流する河口付近に、その地の利を生かし、地頭の本間氏によって建立された。本間氏は穀倉地帯の水利権を一手に握っていたので、その権勢により、城や神社仏閣などの遺跡に深く関わっていたとされる。

追記:お陰様で本日カウンター開設(2009年2月1日)以来の訪問者数が80万人を突破いたしました。http://www.digibook.net/d/6bd4e3f7919a8e04bae6225538326f70/?viewerMode=fullWindow


ひのき坂(リッツカールトンホテル内)   投稿者:佐渡の翼

2012年05月21日 04時19分50秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

3月31日に都心で桜が開花した。その翌日の4月1日、筆者は、このホテルのロビー階にある、日本料理の名店「ひのき坂」を訪ねてみた。確か以前、この料理屋ではお高い朝食を食べたような記憶があり、二度目の訪問であった。午前11時半丁度にお店にお邪魔したら、窓際の二人掛け席へと案内された。確か前回訪問時と同じ席のような記憶があった。窓からは、西新宿のNTTドコモビル、パークハイアット東京、都庁などが良く見えた。先客は皆無で、筆者は松花堂弁当(4500円)(画像)を注文した。例によって、リッツカールトンのライオン紋章入りのおしぼりが運ばれてきた。ほどなくして、先付けとして雲丹乗せよもぎ豆腐がご登場!う~ん、いいお味である。椀物は、鯛の潮汁。鯛から出たダシが旨みを形成し、筍、ワカメを入れて仕上げた上品な汁物であり、これぞ正(まさ)しく正統派の日本料理である。箱盛には、お造りとして初鰹、鯛、煮物として、煮だこ、湯葉、海老、かぼちゃ、里芋などが入っていた。「女房を質に入れても初鰹」と言うくらい、今の時期の鰹はさっぱりとした脂の乗りで実に美味しい。煮物はどれもやや生ぬるかったが、明日のmeeting弁当にはこれらが冷たいまま出てくるのだから、これで丁度よい加減である。焼き物は桜マスの木の芽焼き、これに、たらの芽の天麩羅と茗荷、鯛と穴子の笹寿司、牛蒡を穴子で巻いた物、ホタル烏賊とうどの酢味噌合えなどが盛られていた。〆の食事はうすい豆の炊き込みご飯で、シャングリラホテルのなだ万と同じであった。デザートは桜のババロア。全てを完食し、サービス料込みのお代5085円を支払った。かつてはミシュランの★付きの日本料理屋であり、今なお、その風格を宿しつつ、季節の旬の素材を自在に楽しませてくれる「ひのき坂」であった。


民宿「津島荘」の朝食        投稿者:佐渡の翼

2012年05月20日 03時14分25秒 | 佐渡のお宿評価

その夜はエアコンを付けっ放しで就寝した。お蔭で10時間も熟睡してしまった。午前5時半に目覚めると、カーテンを開け、両津始発のカーフェリーの通過を待つ事にした。5時40分頃に「おけさ丸」の船影を認めた。おけさ丸の煙突は一本だがおおさど丸のそれは二本あり、これで鑑別が可能だ。次は8時20分頃に通過する新潟始発のおおさど丸の姿を確認してから宿を出ようと思った。午前7時に、女将さんが朝食のお膳を部屋まで運んでくれた。宿泊客は筆者一人だけだったので、階下に降りての食事は寒かろうとの配慮からのサービスだった。焼き鮭、納豆、おから、岩海苔の佃煮、ハムと野菜のサラダ、カボチャとじゃがいもの煮物などの田舎料理の組み合わせだった。おからは自家製で、岩海苔は女将さんが海岸で摘んできた物だと言う。こしひかりも民宿の田んぼで収穫したもので、いつもながら、民宿の自家製の手作り朝食は実に美味しい!

お代の5775円を支払うためにフロントに行くと、女将さんが「スノータイヤをノーマルに交換しようと思っていたのに、ここまでなごり雪がしつこく降ると、え~っと思いますよねえ~」と問わず語りに話し始めた。女将さんは「3月のこの時期に宿泊する観光客は皆無で、作家、音楽家、カメラマン、朱鷺の取材者など、何らかのこだわりを持つ旅人しか宿泊しませんよ」と言った。中には、失恋し、傷心した看護師さんが静養をかねて宿泊した事もあったそうで、多分、佐渡の美しい自然に触れて癒され、「ご破算で願いましては次の恋」と言う川柳気分に浸る事ができたのではないだろうか?NHKの大河ドラマの音楽担当である船村徹なる人物の弟子が音楽の詩を書く目的で逗留した事もあったと言うし、作家の曽野綾子が宿泊し、この宿の漬物を所望した逸話まで披露してくれた。筆者が「3月のこの時期に佐渡へ来るのは、何らかの目的を持った変人でしかありませんよ」と応じると女将さんは「まあ~、そうかもしれませんねえ~」と言いたげな目で笑った。筆者が宿のパンフレットに掲載されていた「仏岩の遊歩道」の場所を尋ねたら、「ああ、あそこは地震や高波で破壊され、今では立ち入り禁止になっています」と答えたので、「じゃあ、ここも駄目か」と言い置き、筆者はこのお宿を後にした。


民宿「津島荘」(佐渡市両津大川)      投稿者:佐渡の翼

2012年05月19日 04時04分07秒 | 佐渡のお宿評価

お彼岸の中日前日に、筆者はこの民宿に宿泊した。午後4時丁度にお宿に到着したら、おばあさんが出迎えてくれ、2階の「かもめ2号」と言うネーミングの6畳のお部屋に案内してくれた。お部屋の窓からは、津神島とそこへと渡る赤い太鼓橋が良く見え、そうした特徴的な風景を借景にしたお宿であった。お部屋には冷暖房エアコンが付属し、暖房補助用の石油ファンヒーターまで完備し、しかもお風呂は24時間入浴可能と言う施設設備の素晴らしさは、東海岸の民宿では群を抜いていた。早速お風呂に入ってみたら、24時間風呂の製作会社名での「お客様のご入浴に関するお願い」と題された文言の掲示が目に留まった。その一文の中に、「浴槽内での石鹸やシャンプーのご使用は絶対にご遠慮下さい」と言う一節を発見し、思わず笑ってしまった。「絶対にご遠慮下さい」ではなくて「絶対にしないで下さい」と禁止調の文言にすべきであろうにと思ったからだ。いや「絶対にしないで下さい」ではなく、「もしそういう事をされますと、浴槽は二度と使用不可能と言う致命的な損傷を被りかねない恐れがあり、施設側に甚大な被害をもたらす可能性が否定できません」程度の脅迫調の文言でもいいくらいである。何故ならそんな馬鹿な事をしかねない輩が年に数人は出現する可能性があるからだ。

お風呂から上がった後に、自分でお布団を敷き、両津のセーブオンで購入した、つまみと酎ハイをやりながら、今日一日の行動を反芻してみた。とにかく寒い一日で、車から外に出ると体が冷え切ってくるため、長時間歩き回れなかったのだ。それも1月や2月ならばまだ我慢できるが、3月の彼岸にこんな天候では天を恨みたくもなる。5年近くも毎月佐渡を訪ねていると、大概の観光地や飲食店は制覇してしまい、残るは島内の神社仏閣くらいになってしまった。佐渡島内のブロガーならば、お祭りや年中行事の記事を混ぜていれば何とか喰い繋げるが、超人気ブログにまで登りつめると、キャバクラのナンバーワン嬢のように、「あと何年で私の賞味期限は終わり?」の考えがふと頭をよぎる。と言うのはあくまでも凡人の話で、筆者のような超人になると、永遠にナンバーワンキャバ嬢のままなのさ!


文化財探訪マップ     投稿者:佐渡の翼

2012年05月18日 04時23分35秒 | その他

佐渡市世界遺産推進課と言う部署が、今年の3月31日に、埋もれた佐渡の文化財を広く観光客、歴史研究家、史跡マニアなどに知らしめようと、その探訪マップを作成して、発行した。筆者は、両津港ターミナル内にある佐渡観光協会の案内所でそれを手に入れた。見ると、筆者がまだ訪ねていない、神社や、文化財、史跡などが幾つかあった。カーナビと連動し、その位置を探り当てる、マップコードなども付いていて大変便利な代物である。もっとも筆者の車のカーナビはデンソー製ではないため、このマップコードは宝の持ち腐れでしかないのだが。。。不思議なのは、何故このような便利なマップを今まで発行して来なかったかと言う事。「金銀山の世界遺産登録のためには佐渡島内の文化財をくまなく登録しておくのが前提で、しかもそれらの場所を観光客に分かり易く案内する作業が必要」と言うアドバイスがあったのかどうか分からぬが、けっこうな事である。その意味で、埋もれた文化財の場所特定作業を昨年3月に開始した佐渡なびの管理人さんには先見の明があったと言えよう。願わくば、これら全ての史跡に、その案内看板と由来の説明看板が設置される事を期待したいし、観光客だけではなく、地元民にも是非これらの文化財や史跡を訪ねて頂きたいと思う。島民は誇りに思うべきである、「佐渡島は、これだけの文化財が保存されている宝庫の島」だと言う事を。不思議なのは、こんないい物を佐渡観光協会の事務局ブログが全く紹介していない事。ウエブ担当者は毎日当ブログをチェックしているであろうから、大慌てで紹介するかもしれない。


「ラ・プロバンス」(ホテルインターコンチネンタル東京ベイ内)  投稿者:佐渡の翼

2012年05月17日 04時38分37秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

佐渡グルメガイドの改訂版が出たようである。前回は冊子での配布が先だったが、今回はウエブ版(PDFファイル)が先行したようだ。見ると、匿名の観光客とウエブ上で問題を起こした店主が経営するお店がいまだに掲載されている。チンピラまがいの恫喝店主が経営する佐和田の洋風レストランと、ブログランキング不正疑惑が晴れぬ店主が経営する真野の洋食屋である。そして、とてもじゃないが、食べられる代物にあらずと当ブログが断じたお料理を提供した居酒屋なども掲載されている。しかるにだ、佐渡の寿司屋の中では名店中の名店である、佐和田の「りき寿司」や日本料理の名店たる宿根木の「菜の花」が非掲載である。一体どういう基準でお店を選定したのか誠にもって理解に苦しむグルメガイドである。発行元を見たら、「佐渡観光推進戦略会議」と記載されていた。この程度のお店選びしかできない組織である、多分、戦略も戦術も持ち合わせない無能集団であろう。

3月下旬のとある日、筆者は、竹芝にある、ホテルインターコンチネンタル東京ベイ内の南仏レストラン「「ラ・プロバンス」を訪ねてみた。最高気温が13度の予報だったが、さすがにお彼岸過ぎの東京である、街中は春の陽射しが暖かく、身も心もウキウキするような陽気であった。「「ラ・プロバンス」はロビー階にあり、入り口からはレストランの全貌が見渡せるほどのコンパクトな造りで、窓は無かった。午前11時半丁度にお店にお邪魔した。先客は皆無だったが、筆者は、壁際の二人掛け席へと案内された。ランチコースは三種類ほどあったが、一番軽めのカシス(4620円)と言うコースを注文した。ほどなくしてアミューズが運ばれてきた。アンチョビ風味の手まり寿司である。フレンチなのに和風とは?ま、いいや、美味ければ。次いで、前菜は鮭と真鯛のタルタルである。花山葵と西洋山葵を利かせた生クリームを乗せてあり、周囲をビスケット生地を丸めた物で囲っていた。その壁を少しずつ崩しながら食べると、酸味の効いたタルタルと魚介の味のコラボレーションが絶妙な一品である。次いでスープが供された。グリンピースのポタージュスープで、中に、桜海老を磨り潰した物と、それを素揚げした物とが入っていた。濃厚なポタージュである。カプチーノ仕立ての生クリームが乗せてあり、不思議な美味しさを生み出していた。メインにはスズキのグリル(画像)をチョイスした、帆立かと思うくらい弾力性のある魚の身は、バター風味のブールブランソースと絡み合い、至極の逸品に仕上がっていた。デザートはワゴンサービスの中から好きなだけ選べたが、筆者は、苺ケーキ、アップルパイ、ハイビスカスのゼリーをお願いした。これにカモミールテイーで仕上げて本日の優雅なランチは終了した。3月最後のランチはフレンチで纏めた佐渡の翼であった。


i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

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「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂」、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」、佐和田のイタリアン「バール・フェリチータ」、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2018年8月10日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

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