佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

麺処「若」(佐渡市金井)   投稿者:佐渡の翼

2016年06月17日 06時00分16秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

昨年の5月4日、筆者は、佐渡で一番美味いと思っている金井のラーメン店「若」さんを再訪していた。旧佐渡総合病院跡地の非舗装の駐車場に車を停め、午前11時の開店と同時にお店にお邪魔した。先客は皆無で、前回訪問時と同じ席に陣取り、券売機で味玉ラーメン(880円)を購入した。店内の様子は全く変わっておらず、ほどなくして女性の二人連れ、帰省したらしき親子6人連れ(そのうちの一人は胸にスイカカードをぶら下げていた)、地元のあんちゃんなどが次々に来訪し、その繁盛ぶりは嫌でも分かった。味玉子は冷たかったものの、濃厚な魚介スープの味でねばっこくなった口内を冷ますのには都合が良く、これはこれで良かった。スープと太麺の絡まり具合は抜群で、都会に良くある、どこかの入れ込んだラーメン専門店で食べたような味がするのだが、佐渡の他店には見られない独特の風味で大変に美味しい。普段ならスープは残してしまうところなのだが、この日は珍しくスープもほぼ全てを飲んでしまった。つまりそれだけ美味しかったと言う事なのだ。

このラーメン屋さんが繁盛している理由は、佐渡の他の飲食店経営者が良くやるような、フェイスブックやブログで自店の宣伝をするような事は一切せずに、ラーメンの味の進化にその全てのエネルギーを振り向けている事だと思う。調理以外の無駄なエネルギーを使う事無く、「若」さんはひたすらラーメン修行に精を出し、美味しいラーメンを提供し続けている。お魚が美味しい佐渡へ来てまでラーメンを食べる必要があるのか?大抵の観光客はそう思うかもしれないが、ラーメン好きな帰省客や地元民に取っては貴重なお店の一つであるのは間違いない。

都会に良くあるこだわりラーメン屋の一軒に過ぎないが、佐渡では異彩を放つ美味いラーメン屋、それが「若」さんである。地元民に於かれては勿論の事、佐渡へ帰省された方々にもこのお店のラーメンを味わって頂ければと思う。

メニュー

その裏

センターフォーカス写真

味玉に焦点

麺に焦点

葱に焦点

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麺処「若」のラーメンのお味   投稿者:佐渡の翼

2014年08月09日 04時47分15秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

入口には、麺好屋「ゆうじ」と同じ券売機が置かれていた。メニューは、ラーメン、チャシューメン、つけメンの三種類だけと非常にシンプル。女性用にミニラーメンなどと言うのもある。後は、大盛りメニューとご飯だけしかない。つまり、島の他のラーメン屋のように、ラーメン以外にも餃子や炒飯などを提供する中華料理屋スタイルではなく、ラーメン専門に特化した佐渡らしくない営業形態であり、結果的にはこれが功を奏していた。どこか横浜「家」系のこだわりラーメン店のような雰囲気である。

店内には二人掛席が3卓に4人掛席が1卓あり、6人ほどが座れる小上がりもあった。BGMにはラップ系の音楽が流れており、これは店主の趣味を反映したものであろう。厨房内では店主が一人でラーメン作りを仕切り、お運び担当の女性が一人加わっただけである。筆者は780円也のラーメンを注文した。お店の前の張り紙には「豚骨スープに魚介系のダシを合わせてあります」と書いてあったが、豚骨のようなしつこさやくどさが一切なく、むしろあっさり目の鶏がらスープのような感じで、魚介の香りがふんぷんと効いていた。魚介風味が豚骨味を上回る感じで、こってり系ではないため濃厚淡麗なコクのある旨味とでも表現できようか。このスープの美味さなら出世街道さんもその後塵を拝せざるを得まい。麺はそんなスープによく絡む中太麺で、しかも硬茹でしてあるので歯ごたえがいい。二枚あるチャシューは柔らかくて温かいが、メンマは、いちの店主さんも指摘していたが、少々安物を使用している感じがしないでもなくちと冷たい。具材は、これ以外は海苔と葱だけのシンプルさである。いつもは残すはずのチャーシューをこの日は珍しく完食してしまった。つまりそれほど美味かったと言う事なのだ。麺の量はほどよくて、大食漢の男性氏ならば物足りないかもしれない。だからミニラーメンは多分子供用であろう。さすがにスープを飲み干す事は遠慮しておいたが、筆者の結論は、いちさん同様、「佐渡で一番美味いラーメンは金井の麺処「若」」である。筆者の評価は文句なしの★★★だ。普段はラーメンなどはキャピトルホテル東急の「オリガミ」の高級パーコー麺以外は全く口にしない筆者だが、その美味い不味いは容易に分かる。筆者が食べ終える頃には建設作業員風の男性グループと中年おばさん二人組みが来店したが、昼時には満席になりそうな予感がした。金井には「クッチーナ」と言うパエリアの美味しいお店がある。「若」はそこから至近の距離にあり、両店ならば、都会からやって来た舌の肥えた観光客や帰省客にも自信を持ってお勧め出来る。来週から佐渡は帰省客で人口が1.5倍に膨れ上がるが、この両店の客足も1.5倍に増えるのは間違いなさそうだ。

お店の入口にある能書きを書いた張り紙

券売機

NEW! http://www.digibook.net/d/5744e9b7809d202c7f622fb4fc28b74e/?viewerMode=fullWindow


麺処「若」(佐渡市金井)   投稿者:佐渡の翼

2014年08月07日 05時13分32秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

まもなくお盆の帰省シーズンである。佐渡へ帰省したら新規開店したお店や美味い店にでも行ってみるか、とお考えの諸姉諸兄は多かろう。「佐渡何て、東京に比べたらその飲食店レベルはお世辞にも高いとは言えないでしょ、それが証拠に、美味い店のオーナーのほとんどはよそ者、佐渡人言うところの旅のもんである」、ま、それが正論と言うか共通認識化している。東京で成功せずに故郷佐渡へUターンし、飲食店を開く人は多いが、激戦区の東京で成功しなかった人を救ってくれるほど今の佐渡は甘くはない。逆に、佐渡に置いておくのは勿体ないくらいの料理達人が東京へ殴り込みをかけ(実際は家庭の事情であったが)成功した事例が「上野桜木の菜の花」である。菜の花の御主人は未だに料理の仕上がりに満足がいかない風で精進に励んでいるが、順調に客足を伸ばしておられるようで慶賀の至りである。佐渡から「菜の花」が消えた後は、佐渡で唯一美味しい懐石料理が食べられるお店は畑野の「神楽」だけになってしまった。かつては佐和田の「ちょぼや」さんが菜の花と一二を争う日本料理の名店だったが、「吉兆」仕込みの御主人亡きあとは息子さんらしき人が跡を継ぎ、予約制でお店を営業してらっしゃるようである。かように佐渡の飲食店界は変転目まぐるしいのだが、佐渡へ帰省してまでラーメンやハンバーガーを食べようなどと言う人はそう多くはあるまい。それに佐渡島のラーメン事情にも疎いからどこが美味いかの情報収集が先になる。かつてオープン時のわざと並ばせ行列で一世を風靡した、佐和田の麺好屋「ゆうじ」さんは、既にラーメン営業からは撤退し、店名を「福ふく」に変えて佐渡味噌うどん路線に転換し生き残りを模索しており、お味に関しては読者ご自身にご判断頂きたいが、昼時の店頭には行列などは見られずもはや往時の勢いは感じられない様子である。片や、オーナーの高齢化や家庭の事情などで閉店するラーメン店や蕎麦店が佐渡では続出しており、これも時代の流れなのかもしれない。

そんな中、昨年の11月頃に、金井の雅樹園が閉店した跡地に東京で修行を終えた若き店主が新しいラーメン屋をオープンさせた。このラーメン屋のラーメンを佐渡で一番美味いと断じたのが、つい最近(この7月)松ヶ崎に、食堂兼居酒屋兼地域交流館的なお店である「はればい処松前(まつさき)」をオープンさせた店主であった。東京池袋で居酒屋経営の経験がある同業者が美味いと言うのだから、少なくとも不味くはないだろう、そう思いつつ筆者は今年の5月4日にこのお店を訪ねてみた。開店10分後の午前11時10分にお店にお邪魔したら先客は皆無だった。美味いと言う評判ならゴールデンウイークのこの時期ならば混雑しているに違いないと思ったが意外であった。

筆者は休日のため、空いている佐渡総合病院の第二駐車場に車を停めた。ちなみにこの駐車場はまだ非舗装で、平日は患者専用なので駐車はできない。オレンジ色の暖簾をくぐると中から「へい、らっしゃい」の威勢のいい声が聞こえて来た。


ファンタオ(佐渡市両津)   投稿者:佐渡の翼

2014年04月14日 07時24分18秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

昨年の8月7日、筆者は、両津にあるラーメン屋「ファンタオ」さんを訪ねてみた。午前11時15分頃にお店にお邪魔したら、「昼の営業は終了しました」と書かれた看板があったので、お昼前なのにおかしいなあ~?まだ開店していないのかな?と思いながらお店の中を覗くと、従業員がmeeting中であった。すると、筆者の姿に気付いた女性スタッフがお店から出て来て、「開店していますので中へどうぞ」と言いながら、店内へ招き入れてくれた。中には、二人のおじさんの先客がいた。筆者は、一人掛け席に座り、海鮮五目ラーメン(750円)を注文した。店内には、「ヤーレン、ソーラン」を繰り返す民謡が流れ続けており、中華料理には似つかわしくない選曲であった。

注文後7分でラーメンが出来上がった。スープの色は白く濁っており、レンゲが小さいため飲みにくい構造になってはいたが、相変わらず美味しい味である。しつこさがそれほどないので、ついつい飲み進み、かつ食べ進んでしまう不思議なラーメンである。海鮮の具は、帆立、烏賊、蟹、芝海老(バナメイエビかもしれないが大きさ的にはそうである)で、これに白菜その他のお野菜と煮卵が入っていた。麺の量が多いのがやや難点だが、佐渡島内の男性氏ならばペロリの量なので、これは減点要因にはなるまい。11時半を過ぎると客が次々に入ってきて、店内はほどなくしてほぼ満席状態になった。繁盛している趣である。筆者の採点は★二つ半であったが、四捨五入で何とか「翼君のお気に入りお店リスト」への残留が決定したファンタオさんだった。

佐渡には、都会にあるような、ラーメン作り専門に特化したこだわりラーメン屋なるものは少ない(佐渡では金井に新規開店した「若」くらいであろうか?)。そのほとんどが、中華料理や居酒屋兼業のスタイルを取るお店ばかりであり、「佐渡へ行けば美味いラーメンが食べられる」などと思うのは幻想にしか過ぎないと筆者は感じている。

メニュー

店内の様子

レンゲは小ぶりになっていた

厨房の中のおやじさんに焦点を合わせて撮影した

お店の外観

昨日、南青山で見つけたとある御家の御庭に咲いていた

チューリップ

菜の花もありました

青山霊園の八重桜

今が盛りと咲き誇る!


だいまるラーメン(佐渡市東大通り)   投稿者:佐渡の翼

2013年06月09日 04時29分00秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

昨年の11月上旬のとある日、筆者は、かつての人気ラーメン屋、だいまるラーメンさんを訪ねてみた。かつてと書いたのは、2011年1月頃までは、美味しいラーメン屋さんだったからだ。午前10時45分頃にお店の前を通過したら、既に営業中の看板が出ていたので、えらく早い開店だなと訝しく思った。通常はどんなに早くても11時開店だからだ。お店に入ると、店内がかなり改装されていた。会計場所がテーブル席になり、かつてテーブル席だった所が、会計場所に変更されていた。一瞬、?と思ったが、別に気にも留めずに、カウンター席に座り、メニューを眺めてみた。すると、「水はセルフサービスでお願いします」との張り紙があるのに気づいた。確か以前は店員が運んで来たはずなのにおかしいなあ~と思った。スタッフの数が減ったのだろうか?厨房内を覗くと、若いおねーさんとおばさんの二人でラーメンを作っており、更にもう一人のおばさんが洗い物担当で店を手伝っていた。だが、2011年1月頃までは居たはずの男性のラーメン職人の姿が消えていた。お店を辞めたのだろうか?「麺好や ゆうじ」にでも引き抜かれたのか?どんどん?マークが増えていく。メニューの品数が少し減ったような気がするし、メニューの裏側を見たら、営業時間は午前10時半から午後3時までで、夜の部の営業を中止したようである。明らかに営業体制を縮小していた。

少々嫌な予感がしたが、気を取り直して、赤味噌仕立てのだいまるラーメン(750円)を注文してみた。「赤味噌は、佐渡味噌に京味噌、越後味噌をブレンドした物で、そのタレにはおけさ柿が使用されているため、ビタミンCが豊富で美容にいい」との能書きが書かれていた。注文後8分ほどでラーメンが出来上がった。調理時間は2年前より約6分ほど短縮されている。まずスープを一口啜ってみた、ややピリカラ味ながら、以前同様美味しいスープで、しつこさは無い。だが、麺の湯切りが不十分なため、麺が水っぽく、スープとの絡まり具合はいまいちである。麺の湯切りは力強く一気にやらないと上手くいかないので、都会のこだわりラーメン系のお店のスタッフは全員男性である。この湯切り行為を女性の細腕に求め続けても無理な話であろう。チャーシューは以前と違って硬いし、煮卵は中まで味が浸み込んでおらず、しかも冷たいと来ている。どう贔屓目に見ても、ラーメンのquorityは2年前に比較すると落ちていた。メニューには、「昔ながらの醤油ラーメン500円、特別価格でやらせて頂きます」と泣かせるような文言が並んでいたが、繁盛店が安売りをするようになったら終わりである。どんどんdownhillを下っていくだけだからだ。「マンモス」や「とっきち」のように、子供や老人ならば満足するラーメンかもしれないが、若い人は出世街道の方へ流れていくだろう。2年前までは激賞していたラーメン屋のこの突然の変化は何故(なにゆえ)だろうか?謎が謎を呼ぶのは筆者のブログ記事だけでは無かった。「鬼手仏心」と言う言葉がある、「飲食店は、その経営母体に寄らず等しく評価すべし」と言う筆者の信条を曲げる訳にはいかなかった。翼君のお気に入りお店リストから、佐和田の人気ラーメン店が又一つ外された。だいまるラーメンさんに於かれては、今後の御奮闘を期待したいが、現体制を立て直さない限り、翼君の美味しい店リストへの復帰は当分困難であろう。最後に、だいまるラーメンさん、何度も美味しいラーメンを食べさせて頂き本当に有難うございました。

メニューの品数はかなり絞り込んであった。


トッキチ(佐渡市佐和田)   投稿者:佐渡の翼

2012年04月18日 05時07分37秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

2月上旬のとある日、筆者は佐和田のラーメン屋「トッキチ」さんを訪ねてみた。両津方向から行くと、労金さんのある交差点を左折し、次いでオートバックスと割烹「よねやま」の間の道へと右折したらすぐ右手にこのお店があった。11時半丁度にお店にお邪魔した。店内には、10席のカウンター席以外には4人掛けのテーブル席が三卓あるだけで座敷席などは無かった。厨房内にはおやじさんがいて、一人でお店を切り盛りしていた。メニューにはラーメン以外に、チャーハン、カレー、餃子などがあった。

 

筆者は味噌ラーメン(700円)を注文した。おやじさんは、まず湯を沸かし、次いでそれを、ラーメンのスープの素が入った丼に注ぎ、ゆがいた麺を湯切りなどの動作をせずに静かに丼の中に入れた。そして具をトッピングして出来上がり!7分ほどで出来上がった。スープを啜ってみたら、チェーン店のどさんこと似たような味で美味しい!麺は中太のストレート麺だ。具のチャーシューは小さくてしかも硬く、とてもじゃないが食べられる代物にあらず。茹で卵は冷たいままだし、具はこれ以外にはワカメとネギとコーンだけ。もやしなどの野菜も入れればいいのにと思ったが、単価が700円のラーメンである、これが限界かもしれない。格別突き上げてくるこだわりを感じさせない凡庸なラーメンである。トッピングする具材を暖かいままで保管するために、それらを保管ケースに入れておく出世街道さんの爪の垢を煎じて飲ませるか、「麺好や ゆうじ」さんへ、そのとろけるようなチャーシューの作り方を修業させに行かせるかしなければこれ以上の客足の増加は望めまい。店主のご努力は多としたいが、残念ながらそう感じざるを得ない「トッキチ」さんだった。例によって筆者の懐と頭の中は温かかったが、食べ終わるまで誰一人として客が来る事はなく、地吹雪が舞う外の天気同様、寒々とした店内であった。

 

 

 


「麺好や ゆうじ」その後     投稿者:佐渡の翼

2011年11月17日 06時22分59秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

「麺好や ゆうじ」の開店から早2週間以上が経過した。「麺好や ゆうじ」さんの、オープン初日のわざと(か?、それとも調理が追いつかなかったのか?)客を待たせ、繁盛しているかのように見せかけた戦略は、格好の話題作りにはなったが、店の中で待たせたのならともかく、店内座席に余裕があるにも関わらず、店外で客を待たせたのは、店に行けばすぐに入れてもらえるのに慣れた佐渡島民の神経を逆撫でし、「客さばきに問題あり」と相当の反発をかったようである。その後のなりゆきを見てみると、券売機で食券を購入後、席まで案内され、そこで「お水とおしぼりはセルフサービスにつき取りに行って下さい」と言われたら、「何だ又逆戻りかい」と舌打ちする客は多かろう。これが両津の「あじゃあじゃ」程度の小さなお店ならば苦にはならないが、旧「一龍」の店内は広すぎるので、せめて水とおしぼり程度はスタッフが運んでもいいのではないだろうか?お客様からのご意見を真摯に受け止めて、従業員全員で話し合い、軌道修正をするために、開店3日目の11月4日に臨時休業したのは賢明なる英断だったと思うし、店主の、お客様のご意見を素直に受け止める、その姿勢は高く評価されるであろう。お客様に不快感を与えない事、イライラさせない事、長時間お待たせしない事、怒らせない事、これらは自身が客の立場に立てば身に染みて感じる事である。常に客の身に置き換えてサービスを考える、それが重要なのである。麺が売り切れたため閉店時間前に店じまいと言うのも、どのくらいの客が来店するかの予測、つまりマーケテイングリサーチが不充分なためと思わざるをえない。せっかくこのお店のラーメンを楽しみにやってきた客の落胆が続けば、そうしたお店の不備は口コミで伝わるのが早い。仕入れ量と来店予想客数とをぎりぎりまで合わせ込んだ仕入れや仕込みを行えば無駄のない経営ができるが、材料切れのリスクを伴う場合があり、収益減につながりかねないし、「何だせっかく来たのに閉店かよお~」と客に思われるのは店の評判を落としかねない。米粉で作成した麺の日持ちが短く、その日のうちに売り切らないと味が落ちると言う事情があるのかなと想像しているが、麺の作成方法は企業秘密だからいたしかたのない事かもしれない。

 

スープの味、米粉使用の麺作り、などは客の好みで様々に評価は分かれると思うし、美味しいと思う人の方が大半のようだが、中には「う~ん」と言う人もいるようだ。それぞれに少しづつ改良の余地はあると思うのでお客様のご意見をアンケート方式で求め、味改良に役立てる努力も必要ではないだろうか。最後に、口さがない外野が何と言おうと、己がこのラーメンならば自信が持てると言う物を出し続ける信念と執念を持ち続ければ必ずや道は開ける。何故ならば、文句を言いながらもこのお店には頑張ってもらいたいと言う佐渡島民はたくさんいるからだ。店主に於かれては、寒さに向かう折、十分に自愛し、様々な風評に惑わされる事無くひたすら美味しいラーメン作りに邁進し、精進してもらいたいと思う。最初はけなしはしたが、あくまでも激励が本音であり、「麺好や ゆうじ」さん、当ブログは応援していますよ。  


麺好や ゆうじ(佐渡市佐和田中原)その3   投稿者:佐渡の翼

2011年11月04日 04時21分47秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

筆者が確認した限り、スタッフは、ギャルソンが3人にギャルソンヌが2人、これに調理スタッフが加わるが、「一龍」時代はスタッフの数が多すぎた事を反面教師にしているのかもしれない。席に座ってから肝心のラーメンが到着するまで更に20分も待たされた。正直言ってふざけているとしか思えない。たかがラーメン1杯にありつくまでに寒風の中を2時間15分も待たせおったのだ!先に座っていたおじさんは、このお店のラーメンを心行くまで味わい尽くし、スープは最後の一滴まで飲み干していた。よほど美味しかったのだろう。そう言えば、行列している間に見た、出てくる客の顔は皆満足気で、小首を傾げつつ出て来た客など皆無だった。「長時間待たせて申し訳ございません」と言う代わりなのかも知れぬが、まず餃子5個(一皿)がサービス品として無料で、一人客、あるいは一組の客全員に供された。この餃子、焼き過ぎたのか焦げ目がやや黒いのだ!島民客は、全員が、2時間も待ってようやく出てきた料理だから、そして行列に加わる事により、このお店の集客に十分貢献したのだとばかりに、有難くこの餃子を美味そうにパクツイていた。だが筆者は「このお店のラーメンを食べに来たのであり、別に餃子を食べに来たわけではない」と言う矜持を示すために、「餃子は要りません」と断り、それをギャルソンヌが持つトレーの上に戻した。開店初日の行列客で餃子が不要だと言った客は恐らく筆者だけであろう、それほど皆さんお腹を空かせていたのだ。餃子など食べてしまっては肝心のラーメンの味など正確に評価できまい。それも理由の一つなのだが。

 

さて、いよいよラーメンの味について語ろう。まずスープを一口啜ってみた。う~ん、だいまるラーメンのそれを彷彿させる味わいだが、本来、こってり系の豚骨とあっさり系の魚介のコンビネネーションは相入れない物、それゆえ、それらのコラボは非常に難しくかなりのテクニックを要する。筆者にはコラボが十分だとは思えなかった。ちと合わせ方に無理がある、そう感じざるを得なかったのだ。更に麺だが、こってり系なので太麺がよく合うのは事実だが、このお店の麺は、佐渡産100%の米粉を使用した自家製麺を使用しているそうだ。だから奇妙に白色の麺である、食感はなんだか細目のうどんを食べているようだ。ラーメンの麺はやはり、かんすいが入った黄色麺の方が合うと思う。ま、この辺は好みの問題で一概には言えないのだが、スープとの絡み具合は黄色麺の方が優っているように思う。そして煮卵だが、割ってみたら黄身の部分まで煮汁が浸み込んでおらず、黄色のままだった。これが師匠のだいまるラーメンとの決定的な違いである。だがチャーシューはさすがに部厚くてしかもとろけるほど柔らかくて美味しかった。総合評価は美味しかったが、騒ぐほどのラーメンでもなければ行列するほどのラーメンでもなかったと言うのが実感である。「2時間も待たされた割には大したラーメンではなかった」と言う後味だけが残ってしまった。このお店、本家の「だいまる ラーメン」とは独立して経営しているとの事だが、今のところ、「だいまる ラーメン」さんのライバルには成り得まいと思う。「ゆうじ」の店主におかれては初っ端から出鼻をくじかれてあまりいい気分ではないだろうが、東大を卒業した学生が実社会に出て、いきなり鼻っ柱をへし折られるような厳しい社会の洗礼を受けたのと同じだと考えた方がいい。そして、大事なお客様からの大切なご意見として、それらを謙虚に受け止めるべきであろう。最初っからちやほやされたら従業員が天狗になるだけだからだ。

 

このお店が流行るか流行らぬかは今後の展開次第だが、「だいまるラーメン」への客層の分散化を招き、共食い共倒れの危うさを孕んでいそうなので、身の丈に合った商売を心がけた方がいいと思う。島内でのラーメンの移動販売を始めようとする「駄貸し屋」とて、背伸びしているきらいが無いわけではないからだ。屋台骨がしっかりしている企業が多角化経営に乗り出すのは理解できる。されど実力が無い者がやたら背伸びをするといつかは足元をすくわれる。いかに自己評価がきちんと行われているのかが問われるのだ。組織と言う物は、現状に満足していては決して発展しないが、さりとて急速な拡大路線は必ず破綻への道が待っているのが通例だ。転ばぬ先の杖として老婆心ながら申し沿えておきたい。「麺好や ゆうじ」、確かに美味しいラーメンだったが、残念ながら出藍の誉れとはいかなかったようである。今後のご奮闘に期待したいと思う。

 

最後に、プロの調理人とは、客の注文を受けてから料理を仕上げるまでの時間を自在に操れる人の事を言う。店の混雑度、場合によっては客の味の好みにより、調理時間の長短の変化を強いられるが、それにきちんと対応できる人を意味するのだ。調理時間が長くなる不行き届きでお客様をお待たせする事を、開店から日が浅く不慣れだからと言い訳する事は許されない。何故なら、それらに慣れているきちんとした調理人を確保してから開業すべきではなかったのか?そう反論されたら返す言葉はあるまい。やるべき事は人員の増強などではなく、現有勢力で、いかに効率よく美味しいお料理をスピーデイーにお客様にお出しできるかを考える事だ。今後のご健闘をお祈り申し上げ、これで筆を置きたいと思う。


麺好や ゆうじ(佐渡市佐和田中原)その2   投稿者:佐渡の翼

2011年11月03日 02時59分09秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

行列開始から1時間が経過しても行列の中ほどまで進んだだけだった。何故にこのように行列渋滞が早く解消しないのか?その理由はお店に入ってからようやく分かった。1時間45分が経過して、ようやく玄関内側に設けられた、病院の中待合室のような定員9名が座れる空間へと招き入れられた。そして見知らぬ9人が向かい合う異様な時間が流れた。全員無言でひたすら自分の名前が呼ばれるのを待った。まるで診察の順番を待つ患者のような雰囲気である。誰もが押し黙り、じっと耐えて待つ、まるで患者そのものだ。何で、たかがラーメンを食べに来ただけで患者と同じ心理状態にさせられなければいけないのか?ただでラーメンを食べさせろとは言ってはいない、ちゃんと金を払っているのだ、おかしいんじゃないのか?そう感じたのは筆者だけではあるまい。日本橋の高島屋の特別食堂でもわざと30分ほど待たされるが、待つ場所はホテルのロビーと同じ高級感のある広々とした待合室である。そして待たされた後には極楽の空間とサービスと美味しいお料理が用意されているので別に苦にはならない。しかるに、いかにここが佐渡だからと言って、待たせる空間が病院の待合室さながらで言い訳がない、そう思えるほど既に我慢の限界に達していた。更にこの待合室で10分ほど待たされた。隣に座った腹出り中年おじさんが盛んに後ろを振り返るので落ち着かない事おびただしく、いやあ~な時間が流れた。ようやく予約帳ギャルソンが、まるで病院の看護師が、先生が待つ診察室へと患者を呼び込む姿さながらに、筆者の名前を呼んだ。筆者の前に並んでいたおじさん二人組よりも早く名前が呼ばれたのは一人客ゆえなのだが、日本橋高島屋ならば、まるで勝ち誇ったかのような表情で、「どうだ」と言わんばかりに周囲を睥睨しながらゆっくりと立ち上がるところだが、こんなところでそんな大仰な芝居をしても誰にも受けないだろう。そう思いつつ、おずおずと席を立ち、お店の中に入った。すると今度は本待合室のソファーがあり、そこでまたしても待たされる羽目となった。一体いつまで待たせるのか?待たせればいいってもんでもないだろう?たかがラーメンを食べるだけのために、何でこんな拷問さながらの苦痛を、それも金を払ってまで受けねばならぬのか?既に怒りは頂点に達していた。佐渡の人々は相当我慢強い、と言うよりも何も知らないからなのだろう。佐渡の翼が美味いと言うラーメン屋と子弟関係にある店だから、無条件で美味いと思い込む佐渡島民!ああ~、このブログも相当罪な事をしたものだ。このお店、食券の自販機を備えて可能な限りの経費節減を図っていたが、初日は混乱を避けるため、レジで事前にオーダーして前金を払うシステムになっていた。ようやくレジの前に来るように促され、筆者はお店一押しの魚介系豚骨醤油ラーメン(730円)を注文した。すると別のギャルソンが、一人客用のカウンター席へと案内し、回転椅子をくるりと回して席を客の方に向けた。これが田舎臭くて思わず鼻でせせら笑ってしまった。あのねえ~、客の椅子と言うものは回すものじゃなくて引くものなの。こんな接客サービスを従業員に教育しているようではセンスが田舎丸出しなのを証明しているようなもの。服装でお洒落感を演出しているつもりらしいが、食券の自販機と言い、「誠に申し訳ございませんが、お水とおしぼりはセルフサービスとなっております」と慇懃に伝える物言いと言い、噴飯物と言うよりも、臍で茶を沸かしたくなるくらいの面白さである。久々の田舎丸出しオンパレードの大ヒット!この面白さでこのお店、きっと繁盛するだろうな、いや、この面白さを続けて欲しいので繁盛してもらいたいな。そんなに勿体ぶるんなら、お水やおしぼりはスタッフがお客様の所まで運べばいいだろう!券売機システムなどという両津の「あじゃあじゃ」の真似などせずに、どうせ高級ぶりたきゃあ~、都心のホテルのように、お客様のお席でお会計をくらいやったらどうなんだ!そんな陰口が聞こえてきそうである。

 

見るとカウンター席は8席ほどあるのに、座っている客は一人だけ。なんだ空いてるじゃないか、なのに何でこんなに待たせたのか?店内は行列客を全員入れてもなお余裕があるくらいの広さに思えたが。渋滞の原因は、流入する車の数が多いか、あるいは道路工事のために片側交互通行の場合のどちらかである。食べ終えてお店の入り口から出てくる人の頻度をつぶさに観察してみたら、およそ10分に二人又は二組の割合だった。つまり、客が出てくるのと入れ替わりに次の客を入れているような感じなのだ。鋭い読者はもうお気づきであろう。そうなのだ、このお店は片側交互通行と同じような事を意図的にやっていたからいつまでたっても渋滞は解消しなかったのだ。通常のラーメン屋ならば、お店のキャパ一杯に客を詰め込み、次から次へとラーメンを供給し、食べ終えたらさっさと客を送り出し、次の客を迎え入れる。そうやって客の回転をよくして儲けるのが常道だが、このお店はあえてそれをせずに、座席に余裕を持たせたゆったりめの空間で客にラーメンを味わわせる戦略として入店制限をしたようだ。高級フレンチならばゆったりとした空間で洒落こみながらそれを優雅に味わえばいいのだが、ラーメンにそれを求めたら田舎丸出しである。ラーメンにフレンチレストランのギャルソンの格好は似あわないし、あまりにもギャップが大きすぎて笑い話の種にしかなるまい。何を考えておるのか?だからそれが裏目に出た。ラーメンなどと言うB級グルメは手早く食べてさっさと帰る客が大半で、客の回転をよくして薄利多売で稼ぐのが基本!本来、大衆B級グルメとお洒落は相反するコンセプト!それをあえてラーメンダイニングなどと言う田舎臭いネーミングでフユージョンさせたのがそもそもの間違いの始まりではないだろうか?そういうストラテジーは、そうするテクニックがあり、なおかつ都会ならば通用する手法なのだが、佐渡では、味のレベルの高さを伴わなければ、まず受け入れられないだろう。この辺に戦略の甘さがあったように思えてならない。厳しい言い方だが、覆面の有料モニターに頼んでもこれほど正直な感想は恐らく書かないと思う。このレポート、明日に続きます。

 


麺好(めんこう)や ゆうじ(佐渡市佐和田中原)その1   投稿者:佐渡の翼

2011年11月02日 05時37分58秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

かつて、セーブオン佐和田店の左隣に中華レストラン「一龍」と言うのがあった。ファミレス感覚で中華が味わえるお店だったが、折からの不況の嵐に晒されあえなく閉店した。その建物を利用し、2011年11月1日に「麺好(めんこう)や ゆうじ」なるラーメンダイニングと言う触れ込みのお店が新たに開店した。聞くところによるとこのお店、「だいまるラーメン」と同じ系譜のお店らしく、スープの味が「だいまる」さんのそれに酷似していたのはそのせいかもしれない。筆者は、オープン初日の、11月1日のお昼にこのお店を訪ねてみた。午前11時丁度にお店の前を通りかかったら、既に50人ほどの行列ができていた。たかがラーメン1杯に行列するのか?行列ができるラーメン屋として有名だった二見食堂が閉店したため、行列をしたくてうずうずしている暇な島民達が一斉に駆けつけたのだろうか?そう思わせるほど異様な光景であった。見ると、建設作業員風、スーツを着たサラリーマン風、電気工事屋風、リュックを背負ったラーメンおたく風のあんちゃん、そして若いおねーちゃんまでいる。平日のこの時間帯に行列に加われると言う事は、少なくとも官公庁の勤務者ではあるまい。行列作業が可能なのは、時間に余裕のある人、自営業、暇な無職の人々くらいである。行列を見ると、「何事か」?と行列したくなるのが大衆心理である事を巧みに突いた戦略のようだ。行列をわざと作らせて流行っているように見せかける戦略なのかもしれない。このお店、開店初日で多忙なためかしらぬが、開店予定時刻を30秒ほど過ぎていたのに客を中に入れようとはしなかったのが不思議だった。都心の百貨店などが新規に開店する際は、行列が長蛇の列となって不測の事態に陥る事を避けるため、通常ならば予定時間を早めて開店するからだ。

 

筆者はその場を通り過ぎ、佐和田海岸へ行き、しばし行列客の興奮が沈静化するのを待つ事にした。午前11時50分にお店に戻り、行列の最後尾に付いた。見るとまだ30人ほどが行列している。そして誰かが2時間待ちだと叫んだ。佐渡で2時間も待ってラーメンを食べるなどと言う事は、およそ信じられない光景である。都会の有名ラーメン店ならそれくらい待つのは珍しくもないのだが、大抵そう言うお店のラーメンの味は口ほどではなく期待はずれの事が多いのが通例だ。当ブログではかつて、九段下にある、行列のできるラーメン屋「斑鳩」で1時間ほど待たされた経験があるが、大したラーメンではなかった。今回はどうなのか?読者ならずとも大いに気にかかるだろう。人間が食事のお預けをくらって待たされる時間の限界は1時間ほどだと思う。案の定、行列開始から1時間を経過したところで、最初は冗談を飛ばしながら余裕しゃくしゃくだった、待っている人々の間から一斉に愚痴がこぼれ始めた。筆者の前に並んでいたおじさんは「行列するのは今日だけさ、1週間もしてみい、頼んだって客は来ないだろう」と捨て台詞を吐いた。筆者の後方に並んだ中年カップルのおじさんは、行列場所が日陰でしかも時折強い風が吹いてくるので、「今日はまだ暖かいから待つけども、寒かったら絶対待たんぞ!まあ~いい、いっぺん食うてみたら分かる。駄目だったら二度と来なきゃあいいだけさ」と、皆さん、それぞれに好き勝手な事を言ってガス抜きを図り、待つ退屈しのぎをしていらっしゃる。ふと見たら、行列の前方には車椅子姿の身体障害者まで並んでいる。玄関にスロープがあり、バリアフリーとなっているのは「一龍」時代からだそうで、老若男女、子供、ハンデイのある人まで様々な人が並んでおり、この行列は午後2時を過ぎても途絶える事はなかった。だが、時折吹きつける強風が冷たいため、2時間も待たせたらご老人などは風をひきかねまい。足腰の弱った老人ならば2時間も立たせっぱなしにしたら腰を痛めかねまい。案の定、疲れたと言って、行列から離れ、縁石に座り込むご婦人が続出した。お店側は待たせるのは構わぬし、待つのは客の勝手だが、老人や弱者に対する少々の配慮も必要かなと思った次第だ。持病のある人、身体障害者、妊婦などは別レーンで並ばせ、優先的に入店させるような工夫が必要かもしれない。中年カップルのおばさんは、「麺好(めんこう)や ゆうじはのお~、しばらく、「だいまるラーメン」で踏ん張っとったんだじゃあ~」と言った。すると、白シャツに黒のジレ、グリーンのエプロン姿の、まるでどこぞのフレンチレストランのギャルソンかと見まごうような格好のおにいちゃんが店から出てきて、並んでいる客に予約帳を示し、そこに名前と人数を書き込むようにお願いしていた。するとどこかのおばさんが「ようけ並んどるなあ~」と言ったら、このおにいちゃん「予想通りです」と胸を張った。当ブログ風に、このおにいちゃんの言葉を解釈するとこうなる、「佐渡の翼が盛んに佐渡で一番美味いラーメンはだいまるラーメンだと宣伝している。さすれば、その流れを汲む、ゆうじのラーメンだって美味いに決まっている」。無論、このお店の巧みな宣伝戦略があったのかもしれないし、その努力は大いに多としたい。だが、いくらなんでも2時間は待たせ過ぎである。たとえそれだけ待たせてもラーメンが美味ければ客は誰も文句は言うまい。果たして文句のないラーメンなのかどうか?

 

この続きの記事は明日掲載いたしますのでお楽しみにお待ち下さい。こう書くと、「佐渡の翼よ、お前だって、「ゆうじ」同様勿体ぶって読者を待たせるじゃないか」と思う人がいるかもしれない。それゆえ、佐渡の翼が何と言おうと、このお店のラーメンのお味が気になってしょうがないと言う人は、行列覚悟で是非とも本日このお店を訪ね、自らの舌でお味のほどをお確かめ頂ければと思う。諸君らの来店をお店側は必ずや心から待ち望んでいるであろう。


宿根木体験学習館のラーメン    投稿者:佐渡の翼

2011年09月16日 04時21分17秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

8月1日の午後12時15分、筆者はこの施設の目の前の駐車場に愛車を乗り付けた。中は観光休憩所になっており、ラーメン、蕎麦、うどんなどの麺類の他、簡単な一品料理を食べる事が出来た。奥が広い座敷席になっていて、フロア部分には二人掛けと4人掛けのテーブル席とがあった。古民家を改造したような造りで天井には、昔、田植えの時に用いた「だったん」と呼ばれる農耕機具に和紙を巻き付け、和風の照明器具にしつらえたようなインテリアが複数本ぶら下がっていた。そしてほんのりとした明かりが心和む空間に花を添えていた。更に花を添えていたのが、厨房内での洗い物やお運び担当を引き受ける三人の若い女性達である。中学生っぽい子、高校生っぽい子、女子大生っぽい子のthree generationsの三人で、多分夏休み中の三姉妹がお店を手伝っているのだろうと思った。そしてお店の中央にはたらい船があり、それをひっくり返した底部分に「いももち」や竹細工などのお土産品が並べられていた。筆者はサザエ入りの冷やし中華を食べたかったが、ここのラーメン(600円)は美味しい宿根木ラーメンとして有名らしかったのでこれを注文する事にした。メニューを見ると「コラーゲンたっぷりの海鮮風味です」と書いてある。どんなラーメンなのか?高校生っぽい可愛いおねーさんから「醤油味と塩味の2種類ありますがどちらになさいますか?」と問われたので「醤油味をお願いします」と笑顔で答えた。待つ事9分ほどでラーメンが出来上がった。今度は中学生っぽい女の子がラーメンを運んできた。ゆで卵、チャーシュー、葱、しなちく、若布がトッピングされている。まずスープを一口啜ってみた。さっぱりとした味わいだ。今はやりのコラーゲンドリンクと魚介系のスープを混ぜたような感じの不思議な味わい!しつこくないのでいくらでも飲める。化学調味料などは一切使用していないそうだ。麺は細いちじれ麺。しなちくは「げんき家」の時とは違い冷えてはおらず、チャーシューは部厚くて食べ応えのある味だ。だいまるラーメンやおおぼらラーメンなどのこだわり系のラーメンが好みな人々には向かないラーメンだが、「食べて痩せる」などと言う安直なダイエットを目論む女性達には受ける味である。首都圏からやってきたOL観光客のグループが宿根木観光に疲れ、休憩にとこのお店にふらっと立ち寄り、メニューの「コラーゲン」の文字を見たら、「ねえねえ、コラーゲンだってよ、美容に良さそうね、このラーメンを食べたらお肌がつるっつるっになりそう!」「そうよね、それに海鮮風味で佐渡バージョンだし」などと言う会話が交わされそうだ。お店側もそうしたミーハー観光客狙いでこうしたメニューを開発したのかもしれない。メニューの中にあった「1週間に一度しか作らない、佐渡産大豆100%使用の石臼豆腐」を追加注文したら、高校生っぽいおねーさんは「1週間に一度しか作りませんので、昨日で終わってしまいました」と残念そうに言った。

 

この美味しいラーメンを食べ終えてお店を出た後、車に乗り込み、エアコン始動前の喚起目的にと、四つの窓とサンルーフを全開にし、歯磨きのために一旦車の外に出てお店の隣の洗面所へと向かった。歯磨きを終えて車に戻ると、お店の厨房内に篭って姿を見せなかった女子大生っぽいお手伝いおねーさんが店外に出ているのに気付いた。そして後方から筆者の車を眺め回し、「う~ん、すっげえでかい車に乗ってるじゃん」とでも言いたげな表情で二三度頷き、次いで室内を覗き込み、「上品なグッチのバッグね、後席の白のマリンバッグも夏らしくて洒落てるわね」とでもいいたげな表情を見せた、ように思えた。筆者がこのおねーさんに「このお店の名前は何と言うのですか?」と尋ねたら、「ここは宿根木体験学習館と言い、二階では蕎麦打ち体験が出来ます。もし又機会がありましたら是非お寄り下さい」と小首を傾けながら可愛い笑顔で答えた後、お店の中へと消えていった。筆者が車をバックさせ、県道方面へと左へ舵を切った時、お店の中にいる高校生っぽい可愛いおねーさんと目が合った。筆者が笑顔で右手を振ったら、おねーさんは微笑み返しをしながら手を振り返してくれた。女子高校生にもててどうするんだよ、あんた。

 


げんき家(佐渡市佐和田)     投稿者:佐渡の翼

2011年09月05日 10時00分31秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

八幡地区へ移転した「恵比寿」さんの旧店舗を居抜きで引き受けてオープンしたラーメンと牛丼屋のようなお店が「げんき家」さんである。筆者は7月下旬のとある日にこのお店を訪ねてみた。午前11時半頃にお店にお邪魔したら、一人のおじさんが退店した直後で先客は皆無だった。店内の構成は4人掛けのソファー席が2卓に6席のカウンター席、そして奥の座敷に4人掛けのテーブル席が2卓と言うものであった。厨房内にはおばさんと若い娘さんの二人がいて忙しそうにお店を切り盛りしていた。メニューはと言えば、ラーメン、カレー、牛丼、餃子が中心で、そばかラーメンにカレーか牛丼を組み合わせた、健康にはあまりお宜しくなさそうなメタボメニューが用意されていた。だいまるラーメンのようなラーメン専門店ではなく、カレーや牛丼やギョウザをラーメンと一緒に食べたいと言う所謂労働者向けのスタミナ料理屋である。その店名どおり、食べてスタミナを付けて元気になれるお店なのであろう。

 

筆者は、このお店で一番高いメニューである「野菜ラーメンの味噌味(850円)」を注文した。10分ほどでこのラーメンが出来上がった。まずスープを味見したら、ほんのりキムチ味が効いたそして意外とあっさりしたスープであった。うん、これは美味しい!麺は中細のちじれ麺であり、スープとの絡み具合はいまひとつかなという感じである。炒めた野菜類(キャベツ、もやし、人参、コーン、きくらげ)、しなちく、ゆで卵、鳴門巻き、海苔などがトッピングされていたが、チャーシューはなかった。しなちくが冷たい!恐らく冷蔵庫から取り出してすぐに麺の上に乗っけたのだろう。スープの味はさっぱり系でそれなりに美味しいのだが、こくといいまろやかさといい、完成度の高い「だいまるラーメン」さんのそれに比較するとやはり見劣りがする。冷たいしなちくをそのまま乗っけると言う手抜き作業も本格派ラーメン道を追及し続けるB級グルメ達の心証を必ずしも良くするとは限らないであろう。だけどスープのさっぱり感が項を奏したのか、いくらでも麺が入っていき、いつのまにか完食していた。食べ終わったら汗びっしょりである。キムチの辛味もさほどではないし、全てがほどよいので結果として美味しく感じるのであろう。筆者の後におじさんが入ってきて、野菜ラーメンのしょうゆ味と餃子を御注文であった。メタボ養成ラーメン食堂の面目躍如である。ダイエットを気にする女性達が通うには不向きなお店であろうか。

   


万楽のラーメン(佐渡市相川地区)     投稿者:佐渡の翼

2011年06月05日 04時19分43秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

3月中旬のとある日の夕方、筆者は、尖閣湾揚島遊園前にある焼肉の「万楽」さんを訪ねてみた。焼肉を食べるのが目的ではなく、このお店のラーメンが美味しいと聞いていたのでその真偽のほどを確認するための訪問だった。このお店の定休日は月曜で、午後5時から9時までの営業である。筆者は午後5時丁度にお店にお邪魔した。店に入ると靴を脱いで座敷に上がる形式で、畳の上に焼肉用の卓上コンロが置かれた4人掛けのテーブル席が4卓ほどあるだけのこじんまりとしたお店である。冬場は主に地元の常連客を相手に営業し、観光シーズンには観光客相手にてんてこ舞となりそうなお店であった。メニューには果たしてカルビラーメン(500円)と言うのがあった。カルビ肉が入っていたら残せばいいやと思いつつ、恐る恐るこのラーメンを注文してみた。7分ほどでこのラーメンが出来上がった。まず、蓮華でスープを掬い一口味見をしてみた。やはり女将さんが言った通り、激辛である!丁度キムチから具材を除いた残りの辛味噌を溶かし込んだようなスープである。麺は細いちじれ麺で凡庸だが、スープは意外にもくせになりそうな不思議な美味さである。にら、葱、卵がほどよい緩衝材になり辛味が中和されているため、何度でも飲みたくなるような不思議なスープだ。スープの中にお肉は一切入ってはいなかった。30分ほどで食べ終えたが、お客さんは筆者以外に2歳くらいの男児を連れた親子3人が来ただけだった。

 

唐辛子には食欲増進効果に加えてダイエット効果もあるらしいので、食欲が落ちた夏場やダイエット志向の強い女性読者層にはお勧めのラーメンかもしれない。

 


あじ芳(佐渡市新穂潟上温泉内)      投稿者:佐渡の翼

2011年05月26日 04時49分22秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

筆者は3月中旬のとある日、新穂潟上温泉内にある食事処「あじ芳」さんを訪ねてみた。この「あじ芳」さん、温泉に入った後に食事を楽しむ場所として利用され、温泉を使用しない一般客も利用は可能だ。店内には座敷席に6人掛けのテーブル席が2卓あり、カウンター席は3席ほどと極めて小体なお店だった。厨房の中では3人の男性が働いていた。おやじさんらしき人、ピアスをした今時の若あんちゃん、そしてその兄貴分らしきお兄ちゃんとがいた。先客は、小学生の女児二人を含む六人の家族連れだった。メニューを見ると、ラーメン中心の麺類の他に、カツ丼、カレー、炒飯などのご飯物、そして野菜炒め定食、焼肉定食などの定食物が並んでいた。中には特大カツ丼定食などというものまであった。筆者はシンプルな500円のラーメンを注文した。早速ピアスお兄ちゃんが調理に取り掛かった。わずか3分で出来上がった!えらく早い!湯切り動作も「麺屋武蔵」のようなパフォーマンス的なものではなく、通常タイプだった。出来上がったラーメンを見ると、表面にラードの粒が浮いている。それをよけるようにして蓮華でスープを掬い味見してみた。う~ん、見た目ほど脂っこくなくあっさりとした醤油味でなかなか美味しいではないか。麺は細麺で、3分ほどのやっつけ仕事の割にはスープとよく絡んでいる。麺の量は筆者にはほど良かった。筆者にとってほどよい量と言うことは、当然佐渡の大食漢氏にとっては物足りない量である。だから、ラーメンに炒飯やカツ丼を加えたセットメニューが人気らしく、先客の家族連れはこのメニューを注文していた。先客の女児二人が盛んに筆者お気に入りのダニボブのピンクのクロドーロバッグに視線を向けていたが、色と言い形と言い可愛いこのバッグはどこでも人気がある。このキャンバス生地でこの色合いのバッグはダニエル&ボブ社では既に生産を停止しているそうである。

 

話が横道にそれたが、以前、ネット上で誰かが「このお店で鍋焼きうどんを食べた時、海老天麩羅の加熱が不十分だった」と書き込んでいたのを読んだ記憶があり、「どうかなあ~?」と思いながらの試食だった。結果は、意外にもと言っては大変失礼だが、美味しいラーメンを提供してくれた店名どおりの味良し、いや「あじ芳」さんだった。


だいまるラーメン     投稿者:佐渡の翼

2011年04月26日 06時40分27秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記(ラーメン編)

1月中旬のとある日、筆者は、佐渡市東大通にある「だいまるラーメン」さんを訪ねてみた。午後5時10分頃にお店にお邪魔し、カウンター席に座った。先客は筆者の左隣におじさんがいて、だいまるラーメンを注文したようだった。他にはカウンター席に女性二人組みと小上がりに女性4人組とがいた。客層としては女性や子供の比率が高いような気がする。筆者がだいまるラーメン(750円)を注文したら、このおじさん、「あ、だいまるラーメンってえ~、味噌味だっけ?俺、味噌駄目なのでえ~醤油味に変えてくれるう~?」と店員に依頼した。店員は「ええ、いいですよ」と言った。注文後4分ほどでラーメンが出来上がった。えらく早い!通常なら10分ほど待たされるのだが、多分、このおじさんが注文したものを筆者に振り向けたのだろうと思った。筆者が食べ始めて5分ほど経過してからおじさんの醤油ラーメンが出来上がったからだ。この「だいまるラーメン」、スープには佐渡産の白味噌に信州味噌と富山味噌をブレンドしたものを使用し、タレには胡麻と○秘の何かが隠し味として使われているそうだ。にんにく味までは分かるのだが。。麺は、豚の背脂ぎとぎとスープがよく絡みつく太麺である。麺と具のお野菜は完食し、スープは5口ほど啜っただけで終了とし、チャーシューは残した。このラーメンをおかずに半ライスなどを食べていた客もいたようだが、ラーメンライスと言う炭水化物同士の組み合わせは健康に最もよくないので止めた方がいい。ま、とにかく超美味いラーメンだった。文句無しの★★★である。こってり味噌味系の島内ラーメンランキングの頂点が「だいまるラーメン」で、二見食堂が諸事情により閉店廃業したため、醤油系のあっさりラーメンのトップに君臨するのが高千の「赤ちょうちん」と言うのが筆者の総合評価である。


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