片野尾集落の海岸近くにその昔弁慶が投げ飛ばしたと伝えられる岩(弁慶岩)があるとどこかで読んだような気がしたので、取りあえず、東海岸道路を南下し、この集落に辿り着いた。この集落、片野尾歌舞伎でも有名だが、四国八十八箇所を歩いて回れる霊場がある事でも有名だ(詳しくは下段のデジブックをご参照下さい)。くだんの岩を見つける事はできなかったが、この岩はもっと水津よりの海岸にあるのかもしれない(赤亀岩の近くかな?)。次回訪問時の楽しみにとっておこうと思った。春の片野尾集落にはゆったりとした時間が流れている。三輪車に女児を乗せてそれを押す若いおかあさんがいたりして、どことなく微笑ましい情景が広がっていた。休日のせいか集落には人影はまばらで、時折干物などを干しに地元のおばさんが外に出てくるくらいで集落はひっそりとしていた。集落の中央部に「秘公懐」「互多楽」なる奇妙なネーミングのおうちを見つけた。一階は単なる物置小屋だが2階は工房か何かなのだろうか?