佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

片野尾集落     投稿者:とある旅人

2011年07月31日 06時00分09秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

 

片野尾集落の海岸近くにその昔弁慶が投げ飛ばしたと伝えられる岩(弁慶岩)があるとどこかで読んだような気がしたので、取りあえず、東海岸道路を南下し、この集落に辿り着いた。この集落、片野尾歌舞伎でも有名だが、四国八十八箇所を歩いて回れる霊場がある事でも有名だ(詳しくは下段のデジブックをご参照下さい)。くだんの岩を見つける事はできなかったが、この岩はもっと水津よりの海岸にあるのかもしれない(赤亀岩の近くかな?)。次回訪問時の楽しみにとっておこうと思った。春の片野尾集落にはゆったりとした時間が流れている。三輪車に女児を乗せてそれを押す若いおかあさんがいたりして、どことなく微笑ましい情景が広がっていた。休日のせいか集落には人影はまばらで、時折干物などを干しに地元のおばさんが外に出てくるくらいで集落はひっそりとしていた。集落の中央部に「秘公懐」「互多楽」なる奇妙なネーミングのおうちを見つけた。一階は単なる物置小屋だが2階は工房か何かなのだろうか?


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石名集落    投稿者:とある旅人

2011年07月30日 03時59分58秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

佐渡外海府の石名と言えば、何と言っても清水寺(せいすいじ)である。新穂にある同名の寺が京都同様「舞台」がある事で有名だが、こちらは寺の前に正真正銘の清水が湧き出ている事で有名だ。境内の大銀杏や可愛い小地蔵の集団には思わず目を奪われてしまう。集落の中を歩いていると、「薬局」と書かれたガラスがはめ込まれたおうちや、「山海物産」なる看板を掲げたおうちなどもあり興味が付きない。昔の佐渡がそのままそっくり残ったかのような雰囲気の吹きっ晒しの空き家がいまだに手付かずで風雪に晒されている。こういう情景は佐渡以外では恐らく見る事はないだろう。どこからか堆肥の匂いがしてくると思ったら牛舎であった。「渡辺與市牛舎」と書かれてあった。口蹄疫を恐れたのだろう、「靴を消毒してから入るように」との注意書きが張られていた。今が田植えの真っ盛りなのか、鮮やかな色の苗を満載した軽トラックが庭先にあった。農業、漁業、畜産で生計を立てているのであろう。佐渡の源風景を見る思いがした。

 

なお、この石名集落、最近では天然杉への遊歩道が整備された事で一躍脚光を浴びている。今年の夏の佐渡は、この天然杉を訪ねる旅の目的地としたい。


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相川技能伝承展示館         投稿者:とある旅人

2011年07月29日 04時40分49秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

 

相川技能伝承展示館は相川郷土博物館の隣にある。入場は無料である。無名異焼体験と裂き織り体験ができる。前者は、佐渡金山でしか採ることのできない無名異と呼ばれる鉄分の多い赤土を使い、ろくろを回したり、予め形ができあがったものに名入れをしたりして、オリジナルの作品を作る体験である。裂き織りとは、外海府地区に伝わる佐渡独特の織物で、古い木綿を裂いて横糸に使う。柄は世界に一つしかなく、丈夫で長持ちするのが特徴だ。地元の小中学生が社会体験授業の一環として訪れたり、島内に住み、そうした技能の保存体験に興味を持つ人々が時折やってくる程度で忙しい観光客が体験に訪れる事はあまりないようである。体験形の観光施設なので郷土博物館のような知的な深みはなく、「何だこれだけか」という感じを抱いてしまう。館内には文弥人形の紹介などもあった。佐渡の伝統的技能には船箪笥の作成、人形芝居の人形の作成、竹細工工法、和船の造船技術、味噌や酒の生成技術など、探せば幾らでも伝承すべき技能はある。これらを紹介するような館内構成にすべきではないだろうか?

 

 


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神明神社(佐渡市相川)    投稿者:とある旅人

2011年07月28日 05時08分18秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

 

相川に夕白町と言う所がある。その昔、山師の備前夕白(遊白)が開いた町ゆえ、この名が付いたと言う。その町の鎮守がこの神明神社である。丁度、この集落とゴールデン佐渡へと向かう道が合流するあたりの右手にある。5月の初旬の頃に訪ねてみた。鳥居は古く、拝殿も小さくて荘厳さなどはなく、本当に村の小さな社と言った趣である。拝殿に向かって右手の塀には金山から採掘した金の鉱石を砕くのに使用した石臼が多数埋め込まれている。この辺が金山ゆかりの神社である事を示している。このような鄙びた所にある小さな神社の境内には季節の花々が四季折々に似つかわしい。ふと見たら、境内の隅っこに色とりどりの鮮やかな色彩のチューリップが今を盛りと咲き誇っていた。

 


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琴平神社(佐渡市小木)     投稿者:とある旅人

2011年07月27日 04時43分52秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

小木の街のはずれにある小さな可愛い神社である。琴平神社バス停前に大きな赤い鳥居がある。ところが本殿はこの大鳥居に似つかわしくないくらいのミニサイズだ。神社に向かう参道の右手には普通の民家があり、一部私道になっている。左手に木崎神社ゆかりの鳥居のような物があった。左手の道を降りていくと小木小学校に到る。毎年6月下旬には茅野輪くぐりが行われ、これが初夏の風物詩となっている。表面が苔蒸した狛犬がいて本殿がある、ただそれだけの神社で境内も狭く何の変哲もない。観光名所になるような何か特別な物があるわけでもない。2回訪ねたが、2回共、人影は皆無だった。あまりにも小さな神社なので、うっそうたる木々に囲まれた荘厳な大神社とはまた違った趣があり、それはそれで又楽しい。神社の真向かいには小中学生相手の英語塾などもあり、街中にひっそりと佇む神社と言った風情を醸し出していた。


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佐渡汽船のブリカツバーガー     投稿者:佐渡の翼

2011年07月26日 05時19分29秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

5月5日、午前9時15分発のカーフェリー「おけさ丸」に乗船した筆者は、午前11時10分頃に、船内後方にある軽食スナックコーナーに行き、土日祝日限定販売と言う「ブリカツバーガー」を試食してみた。380円を支払い、ビニール袋に入れたブリカツバーガーを手にした筆者はそれを特等室に持ち込んでゆっくりと味わってみた。一切れのブリカツの上にトマトの薄切りとマヨネーズ味のタルタルソースを乗せ、それらをバンズで挟んであった。タルタルソースが滴り落ちるため食べにくい事この上ない。ブリカツを食べてみたら、ブリ特有の生臭さが閉じ込められた感じで、妙な臭いが鼻と口中に残るのだ。タルタルソースのお陰でブリカツにはパサツキ感は感じなかったが。。。。う~ん、B級グルメとは言え、果たしてこのバーガーで観光客を呼べるのだろうか?ブリカツバーガーでこの感じだから、あごだしで味付けしただけのブリカツ丼などは果たして食通観光客に受け入れられるのかどうか?筆者としては大いに疑問符を付けたい気持ちだった。佐渡の某人気レストランの海鮮丼のお味の感想を食べログに投稿した女性は、ブリカツ丼に苦戦する女性客の姿を見事に捕えていた。だけどこのバーガー、筆者ですら、おやつ程度に過ぎず、これでまともな食事にはならないだろうなと感じるくらいの分量であった。このブリカツバーガー、美味しく無いわけでは無かったが、さりとて美味しくてたまらないと言う訳でも無かった。

 

ブリカツ丼は佐渡観光協会が昨年の7月に佐渡発の地元食材使用のご当地グルメ丼としてデビューさせた。そして共通の料理レシピを作製し、島内の指定店で味わえるように整備した。その指定店の中に味彩さんも含まれている。「味彩ではブリカツ丼が売れてしょうがないので急遽丼の器を増産して頑張っている」とツイッター上で誰かがつぶやいていた。鮪カツ丼の二番煎じのようなこのブリカツ丼、今年は観光客からどのような評価を受けるであろうか?

 

佐渡には店内内装が洒落たお店は幾つかあるが、都会からの観光客は洒落た内装などには慣れ切っている。彼らはお洒落なインテリアを見るためだけにお金を払う訳ではない。あくまでも美味しい料理を味わうためにお金を払いたいのだ。いくら店内が洒落ていても出されるお料理が落胆する内容では観光客は増えまい。そろそろ「佐渡は離島だから大目に見て欲しい」と言うような特権意識は捨てた方がいい。全国に離島はいくらでもあるが、そこにある飲食店のみなさんは東京と同じ条件下で戦っているのだから。


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ホテル「花月」(佐渡市両津)      投稿者:佐渡の翼

2011年07月25日 04時59分26秒 | 佐渡のお宿評価

5月4日、今回のGWの佐渡旅行の最後の締めくくりとして、筆者は両津の老舗ホテル「花月」さんに宿泊した。午後4時頃にホテルに到着した。宿帳を記載した後仲居さんが「花遙亭」というグレードの高いお部屋の中でも一番広い間取りの203号室に案内してくれた。筆者が部屋を出て両津の街に向かおうとしたら、筆者のショーパン・レギンス姿を見た仲居さんは「お客さん、自転車でもおやりになるんですか?ま、スマート、よかったら私のこのお肉差し上げましょうか?」と冗談を言った。筆者は「いや、お肉はいらないですよ」と答え足早に出口へと向かった。英語のsmartとは頭がいい、賢いと言う意味の単語である。スタイルがいいとか足が細いを表現する時の英語の単語は、skinnyやslim、slenderなどを用いるべきなのだが、このおばさん達の年代にはこうした誤用をする人が多い。

 

喜林亭から戻った後、例によって、糖類ゼロドライというカクテル500mlを飲んでから温泉に入ってみた。筆者は温泉に入る前には必ず飲み物(アルコールなら度数が低目の軽いもの)を飲むようにしている。入浴すると発汗作用で血液の粘度が増してドロドロ状態になるのでそれを防ぐためである。この事は温泉ソムリエのマニュアルに必ず記載されている入浴者の守るべき事柄の一つである。「花月」さんの温泉は、佐和田の入海と同様モール温泉と言って、色の黒い湯である。ライオンの口から湯船に注ぎ込む温泉の湯に触れてみたら少しぬるい。湯船の湯は丁度よい湯加減だから、多分外気温に合わせてこまめに湯の温度を調節しているのであろう。こんな細かい人知れぬ努力の積み重ねにより、「花月」さんは、すっかりビジネスホテル化した、ホテル「東宝」さんよりも規模は小さいながらもバブル崩壊後の不景気の嵐を乗り切る事ができたのだ。

 

朝食は翌朝7時に2階の食事処に用意されていた。結婚式の披露宴に使用するような宴会場に約40人分の朝食が用意されていた。焼き鮭は冷えてはいたが美味しかった。きのこの白和え、金平牛蒡、ウインナーソーセージ、玉子焼き、いずれも海鮮攻めで疲れた胃にとっても優しいおかずばかりである。これに若布のお味噌汁と美味しいご飯!ほぼ完食した。1泊朝食付きのお代は12,750円。この「花月」さん、かつて皇族方がお泊りになっただけあって、施設設備は素晴らしかった。だけど、ロビー備え付けのパソコンがメモリー不足のため動作が鈍かったのが唯一残念であった。改善して頂ければ幸いである。

 

5月5日の午前7時半、9時15分発のカーフェリーに乗るために、両津港の航送車待機場に到着した。見ると既に10台の車が停車していた。オドメーターを見たら4日間の佐渡滞在中の総走行距離は544.8kmを示していた。一日あたり100キロ以上走行した勘定になる。レンタカー使用ならば多分4~5万は請求されていただろう。離島ガソリン値下げの恩恵を享受して島のスタンドでガソリンの補給をした。その費用は約1万円、4日間強の佐渡滞在費用は約66,000円。自動車航送及び新潟・東京間の往復費用の総計は約6万円、4泊5日の佐渡旅行の総額は14万弱である。列車とレンタカー利用の場合と比較すれば数万円安い程度であろうか。

 


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石抱の梅(佐渡市真野)    投稿者:とある旅人

2011年07月24日 04時30分49秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

この梅は、順徳上皇お手植えの梅といわれ、木の幹が岩の間から出ているように聳えていて、石が木を抱いているように見える事からこの名が付いた、真野御陵へ行く途中の左手の民家の中にある。梅が満開となる早春の頃に訪ねればよかったのだが、訪れたのは秋真っ盛りの頃であった。従って、単なる梅の巨木があるだけで、さしたる感慨は無かった。その昔、佐渡奉行がこの地を訪ねた際、この梅を見て「古くて大きな木だが若々しい花を咲かせる」とのたまわったと言う。明治時代に強風で倒されたとの事だが見事に復興している。昔から縁起のよい象徴として「松竹梅」と言う言葉がある。松は常緑で不老の象徴、そして竹も緑で雪にも折れない強さを持ち、梅は雪降る厳寒の季節にも可憐な花を咲かせるからだ。佐渡では順徳上皇と梅にまつわる史跡として、二見の八房の梅などが有名である。

 


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福ろく寿(新宿高島屋内)     投稿者:佐渡の翼

2011年07月23日 04時05分24秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

筆者は最近、この夏の節電ファッション用にと七部丈のカットパンツを買い集めている。ところが、筆者のウエストサイズにぴったりでかつデザイン性に優れたカットパンツはメンズのお店ではなかなか見つからない。そこでレディス用のお店にならあるかもしれないと思い、新宿伊勢丹本店本館2階のヤングレディ服飾売り場を物色してみた。綺麗な店員さんのいるお店に入ろうかな、などと邪(よこしま)な事を考えつつ、マネキンにカットパンツを穿かせたdisplayのある「23区」というブランドのお店に入ってみた。筆者は売り場のおねーさんに「ウエストサイズが70センチ以下、股上が23センチ以上、すそ幅が17センチの白のカットパンツってありますう~?」と尋ねてみた。するとおねーさんは「少々お待ち下さい」と言って奥に消え、やがて「ウエストサイズ66センチまでの表示がある白いカットパンツ」を持って現れた。「お客様ならこの辺でよろしいかと」とおねーさんが言ったので試着してみたら、ウエストはまだ指二本分ほどの余裕があった。筆者のウエストのヌード寸は67センチ程度なので、かなり大きめに作ってあるようだ。だがヒップのラインがとても綺麗だったので、このパンツを色違いで、ネービー、ベージュ、グレーを加え合計4本、締めて4万円で購入した。大変良い買い物をしたと思い、気分よく新宿高島屋のレストラン街へと向かった。

 

筆者は伊勢丹の惣菜売り場にも出店していたヘルシー京料理のお店である「福ろく寿」を訪ねてみた。このお店はレストラン街の14階にあった。午前11時半丁度にお店にお邪魔した。先客は何かの記念日らしき二組の家族連れと、二組の中年カップルであった。皆さん和牛の石焼御膳か何かをご注文であった。筆者は例によって、一番ヘルシーな松花堂弁当(3360円)を注文した。5分ほどでピンクの着物をお召しになった可愛いおねーさんが「胡麻豆腐と茄子田楽」の先付けを運んできた。伊勢丹の惣菜売り場の味と全く同じで美味しかった。次いでお弁当が運ばれてきた。四区画の弁当箱の中には、「有頭海老・出し巻き卵・源氏蒲鉾・笹麩」、「鯛と鰹のお造り」、「鱒の木の芽焼き」、「海老、伏見唐辛子、茄子、海老湯葉」の天麩羅、などが彩りよく詰められていた。これにご飯、香の物、あいなめと麩の煮椀が付属していた。そして甘味は蕨もち。サービス料込みの御代は3696円。ご飯と甘味には少々手をつけただけだったが全て美味しかった。だが甘味と先付けを除けば、佐渡の畑野の神楽さんの神楽御膳(1000円)と味・量共に大差はない!ところが福ろく寿の弁当の価格は神楽さんの4倍近い!なので、コストパフォーマンス的には遥かに神楽さんの方が勝っている。佐渡にも東京の一流料理屋と勝負できるお店が出現した証であろうか?


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金山茶屋(佐渡市相川)      投稿者:佐渡の翼

2011年07月22日 06時00分59秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

佐渡金山の象徴たる相川の街の栄枯盛衰は、金山のそれと軌を一にしていた。今の相川の街並みを見ればその事実は一目瞭然であろう。街の賑わい、活気、勢いなどは島外から来た者、所謂佐渡人が言うところの旅の者ほど切実に感じるだろう。観光衰退に更に追い討ちをかける震災後の自粛ムードは、例外なくここ佐渡の地にも及んでいた。筆者は黄金週間真っ只中の5月4日、佐渡金山第三駐車場に愛車を停めた。見ると駐車していた車はわずかに二台だけ、筆者はその車の間のスペースに愛車を滑らせて停車した。桜の花びらが折からの強い風に吹かれ、はらはらと車のフロントガラスに舞い落ちた。まるで遠山桜の桜吹雪のようだ。時は元禄ならず平成23年の5月初旬である、赤穂浪士の討ち入りまでにはまだ早過ぎる春爛漫の陽気の頃かと思いきや、当日は最高気温が16度と、まるで桜が咲き始める早春の頃の天候に逆戻りしていた。桜が散り急ぐ頃に花冷えとは、まさかこれほどのギャグっぽい不順な天候はあるまい。

 

さて、そんな奇妙な天候の中、筆者は相川の街をぐるりとした後、佐渡金山第三駐車場内にある観光食堂「金山茶屋」を訪ねてみた。午前11時半丁度にお店にお邪魔した。店内には4人掛けのテーブル席が10席と6人掛けのテーブル席が3席ほどあり、単純計算で最大収容人員は58名ほどと思われた。厨房内ではおばさんとおねーさんの二人が洗い物や簡単なメニューの調理を担当し、奥の厨房では二人の板さんが調理しているようであった。事前に自販機で食券を買うシステムで、人件費軽減のためのセルフサービス形式であった。メニューはと言えば、観光地らしくどれも短時間で食事を済ませられるような物ばかりである。海鮮丼と蕎麦のセット、サザエ丼、刺身定食、うどん、蕎麦、ラーメンなどなど。筆者はサザエ丼(800円)を注文した。「丼、定食物、サザエの釜飯はお時間がかかります」と言う注意書きが張られていたが、4分ほどでサザエ丼が出来上がった。サザエ、椎茸、玉葱を卵で閉じてからご飯の上に乗せてある。これにふきの煮物と漬物、若布の味噌汁付きである。丼からは湯気が上がっている、冷え込んだ日にこれ以上の御馳走はあるまい。食べてみたら確かに美味しい!完食してしまった。だが、失礼ながら、この程度のお料理ならば、質のいいサザエが手に入りさえすれば家庭の主婦にだって出来るお料理だ。小木の魚晴さんの鮑丼のように一手間も二手間もかけたようなお料理ではない。そりゃそうだろう、セルフサービス形式の観光地茶屋レストランが提供する丼である、それに対し料亭のような繊細なる味を求めても土台無理な話だ。だが、急いで食べ終えて次の観光地へと向かわなければならない、せわしない観光客のための食堂としては合格である。聞くところによると、数年前に廃業したホテル「平根」の板さんがここに移籍して調理しているそうだ。それゆえ観光客の皆様におかれましては、金山観光の合間の御休憩にお食事に、是非共せいぜいこの茶屋を御利用下さいませ。


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ホテル「めおと」     投稿者:佐渡の翼

2011年07月21日 05時20分35秒 | 佐渡のお宿評価

筆者は5月3日、相川高瀬(たこせ)地区にあるホテル「めおと」に宿泊した。午後4時半頃にお宿に到着した。このホテルを予約したのは震災前の2月であった。予約時のこのホテルは満室状態で、そのためバス・トイレなしの部屋しか空いていなかったが、震災後に筆者は直ちにホテルに電話をかけ、震災の影響でキャンセルが発生したらバス・トイレ付きのお部屋に変更するようにとお願いしておいた。案の定、到着したら七浦海岸の奇岩群を間近に望む、バス・トイレ付きの2階の103号室が用意されていた。やはり震災による自粛ムードの影響は佐渡の観光地のそこかしこで認められた。相川金山のゴールデン佐渡、小木のたらい船乗り場、朱鷺の森公園、これら三定番の観光地はどこも人出は昨年の半分以下のように感じられた。とりわけ閑古鳥が鳴いて寂しそうだったのは小木港周辺である。季節はずれの寒さも手伝ってか、まるで11月下旬のシースンオフの時かと見まごうばかりのまばらな人影であった。

 

まずは大浴場へと急ぎ、めおと温泉に入ってみた。湯船から七浦海岸がよく見えた。温泉はつるりとした湯で非常に気持ちがいい。筆者一人だけだったので湯船の中でゆっくりと足を伸ばしてみた。ゴールデンウイーク期間中は佐渡の飲食店は軒並み休業中で、今日もお目当ての店がお休みだったため、佐和田のセルフ酒屋でカロリゼロカクテルとナッツとベビーチーズを購入してからホテルへと向かった。午後6時頃からつまみを食べ、カクテルを飲み、部屋に用意してあった読売新聞の「ウサマ・ヴインラデイン容疑者殺害」のニュースを読んだ。すると、ホテルに注文しておいた烏賊の一夜干し(420円)が届けられた(画像)。やはり相川の一夜干しは美味しいなあ~。部屋に居ると、ダブルスーツに身を包んだフロントのおじさんが従業員を呼び出す声がマイクから頻繁に聞こえて来る。「春子さん、フロント9番までお願いします」などと言っている。このおじさん、吉本新喜劇のあるコメデイアンにそっくりな容貌で、マイクを握って従業員を呼び出す時の格好は、舞台上でマイクを握るコメデイアンのそれそのまんまであった。

 

昨日同様エアコンつけっぱなしでぐっすりと眠り、翌朝は5時に目覚めた。朝食は1階の「めおと岩ドライブイン」のレストラン内に用意されていた。震災の影響もものかわ、宿泊客は50人ほどもいた。さすがはホテル「めおと」さんだ。テーブルの上には、あらめと昆布の煮物、岩海苔の味噌汁、烏賊刺身、干し烏賊の炙り、玉子焼き、これに自家製の海藻の佃煮、烏賊の塩辛と、海藻・烏賊づくしの朝食が並べられていた。大変ヘルシーでしかも美味しい!ご飯を3杯もお代わりしてしまった。筆者の右隣には米国人と日本人のカップルがいて英語と日本語をちゃんぽんに話していた。聞くとはなしに聞いていると、奥さんが「佐渡の人は海藻を食べているから痩せている人が多いのかしらね」と言った。とんでもない思い違いである。。「島の観光スポットを数か所周り、痩せた人が多そうだったから島全体もそんな人ばかりだろう」と演繹するのは無理があろう。佐渡の人だって毎日海藻ばかり食べている訳ではない、肉も食えば魚も食うし、歩かないで運動不足の人が多い。痩せている人がいかに少ないかは島をぐるりと歩いてみればすぐに分かる事だ。一泊朝食付きで烏賊の一夜干しを含めたお代は7,770円。実に快適な七浦の夜を過ごせた、ホテル「めおと」さんだった。


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入川観音(佐渡市入川)佐渡の知恵袋解答シリーズ

2011年07月20日 05時29分39秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

外海府海岸道路を相川から岩谷口の方向に向けて車を走らせると、夏には海水浴客で賑わう入崎の海岸とキャンプ場が見えてくる。この海岸の背後にある集落が「入川」である。道端で農作業をしていたおじさんに道案内を請うた。「入川ふれあいセンターの所に入川観音の標識がある。ここを山側に進むとやがて神社(宝生神社)が見えてくる。この神社の手前に左手に入る道があるのでそこを進むと右手に観音様がある」と教えてくれた。確かに、神社の手前にお堂の屋根が見え、それが目指す入川観音だった。ただ建物は改修中で緑のシートで覆われていた。今回は易しい設問だったので短時間で解答できた。そしていつも思うのだが、西国八十八箇所に指定された観音堂には一体どんなご利益があるのだろうか?これらは例外なく見つけにくい場所にあるので、うまく発見してお参りができればかなりのご利益があるのかもしれない。

 


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新穂ダム展望台(佐渡市新穂)佐渡の知恵袋解答シリーズ

2011年07月19日 05時07分53秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

県道南線を民宿「おはな」の真向かいの所から北上すると、やがて新穂ダムに至る。道路の左手に車5台ほどが駐車できるスペースがあった。ここに車を停め、たまたま車に乗り込もうとしていた地元のおじさんを捕まえて、新穂ダム展望台の場所を尋ねてみた。おじさんは、白い「新穂ダム管理棟」の建物を指差し、「あの建物の後ろ側だよ」と教えてくれた。管理棟へ行って見ると、向かって左手にその背後の台地に登る道が見えた。ここを登りきると、ウッデイな「佐渡岩の平青年旅行村管理棟」なる建物が姿を現した。そして山草園という看板があり、その看板から上方に眼を転じたら「展望台」っぽい建物が「佐渡岩の平青年旅行村管理棟」の建物越しに見えた。多分あれだろうと思い、この台地の左端にある遊歩道から登ってみた。意外にも簡単にこの展望台に辿り着く事ができた。展望台からの眺めは絶景で、新穂ダムはもとより、加茂湖や両津弯まで見渡せるではないか。これだけのロケーションを誇りながら、展望台の床には杉の葉が多数積もっており、屋根付きのテーブル席などには使用された形跡は無かった。花見の際は特等席のように思われるが島民すら知らない場所なのだろうか?後から気が付いたが、広い駐車場から「佐渡岩の平青年旅行村管理棟」に至る舗装路があるので、ここを経由すればもっと楽に展望台に到達可能である。佐渡なびの管理人さんが言うように案内看板などを設置してPRに努めた方が良いように感じた。


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帯刀坂(佐渡相川)    投稿者:とある旅人

2011年07月18日 06時00分08秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

 

相川金山が発見された当初は、道遊の割戸付近の山裾に民家が建てられ、山師達はここから金山の採掘に出かけていた。この地域を上相川と呼び、ここへ至る道は佐渡金山遺跡の一部を成す古道として保存されている。ところが佐渡が江戸幕府の直轄領となり、治世のために佐渡奉行所が設置されると、都市計画によりこの奉行所を中心とした相川の街並みが形作られていった。そして海岸線へと人家が延びて行くと、これらの海岸沿いの集落から相川の街や奉行所へと向かう人々の通行路としての様々な坂が作られた。西坂、長坂、厳常寺坂、紋平坂、寺町坂等々であり、相川は坂の街でもある。そしていずれの坂も、古い石畳でできており、歴史の古さを感じさせるものばかりだが、この帯刀坂だけは、金山や大佐渡スカイラインへ至る道路のショートカット的な坂のため、道路の整備に伴いコンクリートの坂に作り変えられており、無機質な坂へと様変わりしていた。海岸沿いの集落に居住する武士が腰脇に刀を差し奉行所へ出勤する時に登った坂なのだろうか?この坂の麓は近代的な公園に整備されていたが休日だというのに遊んでいる子供達は皆無だった。

 


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厳常寺坂(佐渡相川)    とある旅人

2011年07月17日 06時00分21秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

良寛の母の碑の所にはその昔厳常寺というお寺があった。ここから下山之神町に至る坂を厳常寺(ごんじょうじ)坂と呼んでおり、市の指定文化財になっている。苔むした石段には、夏でもひんやりとした空気が降りてくる。初夏の頃の赤泊の山中の空気の匂いはスイーツのような甘い香りがするが、相川の町にある坂の空気の匂いは、きりりと冷えたダイキュリーのカクテルのようだ。そしてこの坂には遊女達の言霊の叫びが飛び交っているようでもある。坂の途中の右手に厳常寺窯という窯元のおうちを見つけた。庶民信仰の歴史を物語る坂であるが、坂を登りきった所の右手には八幡神社があり、その真向かいには相川高校の校長宅がある。八幡神社に入って真っ直ぐ向こうにあるお堂の中には等身大の木製の馬の像が収められており、境内では流鏑馬が行われるそうだ。校長宅を見ていたら校長先生らしき人物がいそいそと玄関内へと消えていく後姿を垣間見た。


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ブログの記事内容について

「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」(バール・フェリチータに変貌)、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2017年3月8日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

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