佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

新居酒屋「ししとう」(佐渡市佐和田)     投稿者:佐渡の翼

2012年12月13日 06時00分01秒 | 佐渡の居酒屋

2012年8月のとある日、筆者は、河原田の諏訪町にある、経営者が入れ変わったこの居酒屋を訪ねてみた。午後12時20分丁度にお店に到着した。店内には、4人掛けのテーブル席が2卓あり、小上がりに4人掛けのテーブル席が2卓と二人掛けのテーブル席が1卓あり、5席ほどのカウンター席があった。先客は小上がりに地元の中年客のカップルがいて、テーブル席には中年の小太りおばさんがいただけ。テーブルの上のメニューには、麺類(ラーメン各種)、丼物、一品料理の三カテゴリーに分けられたお料理群が書かれていた。辛い料理には、その辛さの度合いに応じ、赤唐辛子マークが幾つか付けられていた。店主は、元平川地一丁目の歌手「林直次郎」さんとやらで、茶髪でちょっといかした感じの若いお兄さんだった。顔立ちはホストクラブに行くとよくいるような、パット見、イケメン風のあんちゃん様だ。どういう事情で歌手から居酒屋のマスターに転身したのか知らぬが、ここはホストクラブではない、居酒屋である!顔ではなく、あくまでも味で勝負すべし!

筆者はs-lifeの広告に掲載されていた、三種の果物の甘味が加わったお勧めカレーが食べたかったので、これを注文した。すると店主は、「すいませえ~ん、昨日で売り切れてしまって今日はできないんですよお~」と言った。筆者は「何だ、いつ来ても食べられるわけじゃないのか、残念だなあ~」と心の中で叫びつつ、「ではラーメンのお勧めは?」と問うと、「正油ラーメンとか美味いっすよ」とお兄さんが言ったので、それを注文してみた。やがて、高校生風の坊主頭の男の子が女の食べ残した皿を片付けにやってきた。どうやら男性二人で切り盛りする店のようであった。店内のテレビからはNHKの素人のど自慢の歌声が流れていた。やがて、女性と男性二人のボーカリストが歌うピンキーとキラーズの「恋の季節」が始まった。筆者に遭遇した、佐渡のスナックのママさん達が筆者の印象を聞かれた時に異口同音に発する、「わあ~すれられないのお~♩、あ~の人が好きよお~♫、あ~おいシャツ着てさあ~♬、う~みを見てえ~たわあ~♩」のフレーズが聞こえてきた。待つ事しばし15分、ようやくラーメンが出来上がった。見るとスープには豚の背脂が浮かんでいる。具材は、煮卵、きくらげ、チャーシュー2枚、しなちくであった。まずスープを一口啜ってみた。ホストクラブのホスト風料理人が作ったスープにしては意外にも美味いじゃないか。だが、麺は中太のちじれ麺でスープとの絡み具合はいまいちである。チャーシューは柔らかさに欠け、「麺好や ゆうじ」に修業に行かせねばなるまい。煮卵は黄身まで味が浸み込んでおらず、しかも冷たいときている。15分もかけてこの程度では、所詮、イケメンホストが作った素人ラーメンの域を出ていない。多分、カレーも同様で期待するほどの物ではないかもしれぬ。メニューが他の居酒屋のように、ありとあらゆる品揃えでない所を見ても、料理のレパートリーはそれほど広くないのであろう。筆者はお代の600円を支払い、そそくさとお店を出た。暖簾には「一球入魂、旨いラーメン」と書かれていた。一球15分入魂でのこのラーメン、店主の顔と笑顔の接客で半分、味で半分の、「ししとう」さんのラーメンだった。

 


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旧居酒屋「ししとう」(rehash)   投稿者:佐渡の翼

2012年12月12日 03時43分17秒 | 佐渡の居酒屋

2008年の10月、河原田の諏訪町通りを歩いていたら、居酒屋ししとうのネオン看板が目に入った。ふらりと入ってみたら、先客は地元のあんちゃん様の二人組みだけ。時刻は8時を回っていたと記憶している。

演歌歌手の中条きよしにちょい似の店主とフイリピン系の女性とでお店を切り盛りしていた。品書きを見たら、ありきたりの居酒屋メニューしか並んでおらず、佐渡らしい一品が全くと言っていいほどない。代わりに、北海道産のほっけやししゃもと言うメニューがあった。宮崎産牛のレバ刺しなんてものまである。産地を正直に記載している点は評価できるが、佐渡くんだりに来てまで、北海道産の海鮮類や宮崎牛を食べようとは思わない。

まず生ビールを注文した。突き出しは、椎茸、筍、春雨、豆腐などが入った煮物。失礼ながら味のレベルはさほど高くはないなと感じた。このレベルでは何を注文しても期待を裏切られそうだったので、最も無難な「枝豆」を注文した。

5分もたたないうちに出てきた枝豆は、案の定、業務用の冷凍枝豆を電子レンジで解凍したようなものであった。そうこうするうちに店主がカウンターに腰掛けて夕食を食べ始めた。流行っている居酒屋ならば書き入れ時の時間帯であろうに。。。お代は1,400円。領収書を求めたら、その日付を間違えて記載していた。早々に退散した。

2008年頃の居酒屋「ししとう」。


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居酒屋「酔連」(佐渡市夷地区)     投稿者:佐渡の翼

2012年02月06日 03時41分43秒 | 佐渡の居酒屋

112日、筆者はホテル吉田家で旅装を解くと、このホテルの真向かいにある居酒屋「酔連」を訪ねてみた。午後6時頃にお店に入った。先客は皆無で、御簾のような薄い布を下げた座敷席に座った。この座敷席は低い位置にあるため、ここに座ると、カウンター席を見上げるような感じになる。床にはビールのサーバーやら業務用の調理材料などが入ったダンボール箱が雑然と積み上げられ、決して小奇麗とは言い難い雑駁とした場末の居酒屋の臭いをふんぷんと漂せていた。居酒屋のマスターと奥さん、そして若おにいちゃんの3人が店を切り盛りしていた。

 

筆者は、まず生ビールを注文した。そして、子持ちししゃもを焼いた物、蟹焼きミソ、牡蠣鍋を注文した。突き出しとして、いくらの醤油漬け、馬づらの一夜干し、おからが出された。いくらは色があまりよくなかったので、ちょっとと思ったら、案の定、一口だけ食べて終了。馬づらの一夜干しも首を捻りたくなるような感じだ。おからだけは何とか食べられた。このレベルでは三品の注文は多すぎたかなと後悔したところで、蟹焼ミソきが出来上がった。うわあ~、練り込まれた蟹ミソの風味が強すぎて、どうしようもない。とてもじゃないが筆者の口に合う代物にあらず!仕方なく、添えられた胡瓜だけを食べる事にした。本来胡瓜とはそのほとんどが水分らしいが、この胡瓜、スーパーで購入したような安っぽく、そして水っぽい物で、半分ほどでギブアップ!ししゃもなら、焼き方を間違えなければ何とか食べられると思って注文したのだが、その出来具合は家庭料理のレベルで、喜林亭さんの足元にも及ばなかった。何とか4匹全てを平らげたところで、牡蠣鍋が出来上がった。味噌仕立ての鍋で、ようやくまともに食べられるお料理が出てきた。だけどこの牡蠣、本当に加茂湖産なのか?報道では10月30日から加茂湖の牡蠣の水揚げが始まったそうだが、訪問当日と同時期の昨年に佐和田の「かすけ」さんにお邪魔し、「牡蠣料理」を頼んだら、「まだ時期ではないのでできません」と断られた事があったので、ひょっとしたら広島産かもしれまい。牡蠣は大振りで加茂湖産牡蠣独特の風味に欠け、やや臭みがあったからだが、両津の居酒屋さんが島外産の牡蠣を使うとは思えないのだが。。お野菜、えのき茸、お豆腐は美味しかったので全部食べたが、牡蠣は1個残してしまった。何だか不完全燃焼気味だったが、この後、「銀太郎」へ行っても同じ思いをするだけだろうと思い、諦めてそこへは行かずにおとなしくホテルへと戻る事にした。やがて常連客らしきおじさん二人連れが現れてカウンター席に座り、出された突き出しを「美味しいなあ~」と言いながら食べ始めた。お代は2830円。筆者はお代を支払うとほうほうの体でこのお店を退散した。この居酒屋、かつてS-lifeに、ランチバイキングの広告を出していた事があった。このお料理のレベルで果たして客は来ていたのであろうか?だが、人の味覚は様々であり、この居酒屋のお料理を絶賛する人もいる。ホテル吉田屋にお泊りの節は是非共この居酒屋を訪ねてみてはどうだろうか。


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夢喰(ばく)の家(佐渡市両津)     投稿者:佐渡の翼

2012年01月30日 04時59分45秒 | 佐渡の居酒屋

筆者は、昨年の11月2日、午前11時半丁度にこのお店にお邪魔した。佐和田方面からこのお店へ行く場合は、夷の交差点を左折し、中川ラジオ店のある交差点を南中学校方面へと左折した後、次の十字路を右折する。しばらく行くと、左手に一見、民家のような感じでこのお店が建っている。店内にはカウンター席以外に、4人掛けのテーブル席が3~4卓ほどあったように記憶している。見ると、マスターが端っこのカウンター席に座ってタバコをふかしていた。お店のスタッフは、マスター以外は、ママさん、そしてそうだなあ~、年の頃は40代とおぼしきどこかのスナックのママさんのような表情をした艶めいたおばねーさん、そしておばあさんの三人である。カウンターの右端にはおしんことサラダが食べ放題のビュッフェコーナーがしつらえてあった。これは無料だそうだ。これを目当てに来る客がいるのかもしれない。ママさんは「あ~、いいお天気、11月に入ったと言うのにどうなっとるんだっちゃあ~」と佐渡弁丸出しで話していた。

 

筆者は入り口に近いテーブル席に座ると、まずメニューを眺めた。夜は居酒屋になるらしく、酒のつまみになるような一品料理の品書きがたくさん並んでいた。お食事は、定食物、丼、焼きそば、焼きうどん、ラーメン、おにぎりなど何でもあった。筆者は一番無難な焼きそば(600円)を注文した。焼きそばは野菜の量が多いので、海鮮攻めに疲れた胃を休めるには格好のメニューであり、佐渡では時々このお料理をお昼に食べる事にしている。8分ほどで焼きそばが出来上がった。お味はいつも食べているセブンイレブンの美味しい焼きそばと同じ味さ!例によって器用に豚肉だけ弾いて食べて終了。おばねーさんがおしんことサラダもどうぞと言ったが、これは食べずに、付属していた卵とじ味噌汁だけ飲んで終了。ほどなくして、どこかの会社の支店長とその部下とおぼしきベージュの作業着を着たおじさん三人組みがやってきた。支店長らは常連客らしく、真っ直ぐビュッフェコーナーに行き、サラダとおしんこを皿に取り分けていた。注文は全員がカツ丼。眼鏡をかけた部下のおじさんの一人が、「僕はご飯少な目にしてね」などと頼んでいた。馬鹿だなあ~、カロリーを気にするのなら、そもそもカツ丼など注文しなきゃあいいのに。この支店長ご一行様の乗ってきた車を見たら、プリウスだった。さすがに筆者のBMの脇には駐車せずに、1台分スペースを空けて駐車していたが、この車種ならば大した会社ではあるまい。

 

カツ丼を作り終えたマスターはカウンター席に戻り、再びタバコに火を付けた。見ると、おばあさんとママまでがタバコを吸っている。相当にタバコ臭いお店である。食べぼうと言う御仁がこのお店のお料理を絶賛していたが、君はお昼にこの店に来るべきだったな。さすればこのお店の実態がよく分かっただろうに。


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居酒屋「杏庵」(佐渡市佐和田)    投稿者:佐渡の翼

2012年01月19日 05時07分45秒 | 佐渡の居酒屋

昨年の10月31日、旅館「浦島」で旅装を解いた筆者は、佐和田中原にある居酒屋「杏庵」を訪ねてみた。午後6時頃にお店にお邪魔した。店の前には屋台風の小屋があり、「焼き鳥、大判焼き、ラーメン」の文字が躍っていた。このお店では、ママさん、その母親と娘の三世代がお店を切り盛りしているとの噂だったが、確かに三人共よく似た顔立ちだった。ただ、若いおねーさんは少し違った顔立ちだったのでひょっとしたら別人物かもしれない。店内には3人の従業員の他に常連客らしきおばあさんがテーブル席に座っていた。先客はこのおばあさん一人だけだった。カウンター席は二つあり、右手がママさんが調理を行う厨房に、左手が若いおねーさんがカクテルなどを調合する場所にそれぞれ付属していた。調理担当がママさんで、飲み物作成及びお運び担当がおねーさんと言う役割分担のようであった。

 

おねーさんからメニューを渡されて眺めたが、肉系、揚げ物系のお料理ばかりで食べられるメニューと言うものがないのだ。散々悩んだ挙句、野菜炒めと烏賊の一夜干しと言ういつものパターンに落ち着いた。生ビールを注文したら、突き出しとして「サザエの味噌漬け」が供された。これは、ま、ごく普通のお味だった。筆者が注文を発っしたら、ママさんは「まず、烏賊の一夜干しだな」と言った。10分ほどで烏賊の一夜干しが出来上がった。う~ん、ほどほどに美味いが、新穂の「ありんこ」の方がやっぱり美味しいな。これを食べ終えたら、ようやく野菜炒めが出来上がった。佐渡へ旅行すると毎日が海鮮攻めで、どうしても野菜不足にならざるを得ない。体が欲する食べ物とは体に不足している栄養素なのかもしれない。壊血病の人がミカンを食べたくなるのが自然な道理であるように。ベーコンと豚肉が野菜炒めの半分ほどを占めていたが、これらは味出しなので、そっくり弾いて残した。これにて本日の夕食は終了!筆者が食べ終えるまで客は誰一人として来なかった。お代は2400円。佐渡はどこへ行っても高齢者ばかり、たまあ~に若いおねーさんがいるが、都会の女性のような洗練度に比較すれば全て興味の対象外!商業地区の佐和田でこれなのだから、金井や両津は推して知るべしであろう。佐渡市の人口は年々減少し、2011年11月現在では6万三千人を切っているそうだ。10年後には5万を割るとの予測すらあるのだから、少子高齢化で島には年寄だけが残ると言う事にもなりかねまい。


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居酒屋「ありんこ」(佐渡市新穂)  投稿者:佐渡の翼

2011年09月27日 05時06分24秒 | 佐渡の居酒屋

県道南線を真野から新穂に向けて走行し、日吉神社があるT字路に至る手前にJA経営の葬儀場がある。その手前に左へと入る小道があり、その道路を進んだ右手に居酒屋「ありんこ」がある。筆者は8月1日の午後6時頃にこのお店にお邪魔した。7席ほどのカウター席以外はお座敷席で、そこには6人が座れるテーブル席が2卓あり、その間に二人掛けのテーブル席があった。午後6時だと言うのに先客は皆無だった。筆者はこの席に座り、まずウーロン茶を注文した。中年の女将さんが一人でお店を切り盛りしていた。そのせいかメニューの品数はかなり絞ってあり、佐渡の他の居酒屋でよく見られるような、何でもかんでもありと言うような感じではなかった。佐渡食べ歩きグルメガイドではこのお店のハート型の玉子焼きがおすすめメニューのようであったが、筆者は、冷奴と烏賊の一夜干しを注文してみた。この日の朝は、ホテル大佐渡でお豆腐を食べたばかりだが、朝も夜も筆者の主食は大豆なのさ。ほどなくして冷奴が出来上がった。豆腐の上には鰹節、生姜、葱が乗せられていた。冷奴などどこで食べてもさほど味は変わらないだろうとお思いの読者は多かろうが、どっこい、豆腐の種類や薬味の選び方でかなり味わいは異なってくる。この居酒屋の冷奴は、家庭料理のそれに近く、大変に美味しかった。

次いで烏賊の一夜干し(画像)が焼き上がった。「目黒の秋刀魚ならぬ、烏賊の一夜干しは相川に限る」と言うのが筆者の信条だが、この居酒屋の烏賊の一夜干しはそれらを遥かに凌駕するくらいの美味さだった。「烏賊の一夜干しなんて、焼いてマヨネーズを添えるだけだろう、どこで食ったってさほど違いがあるまい」とお思いの読者は多かろうが、美味しい烏賊の一夜干しを提供するためにはまず烏賊の仕入先を吟味せねばならないし、焼き加減も中途半端ではだめだ。この居酒屋の烏賊の一夜干しがいままで佐渡で食べたものの中で一番美味しかったように思う。食べ終わるまでの間、女将さんは当方に話しかける事はなく、黙々と予約客用の付き出しの下準備に余念がなかった。筆者が食べ終わる頃にようやく地元客が姿を見せた。おじさんはまず生ビールを注文した。どうしておじさんと言う者はとりあえずビールなのだろうか?このおじさんは烏賊の丸干しと枝豆を注文したが、女将さんは「今日は枝豆はありません」と言ってその注文を断った。8月だからそろそろ露地物の枝豆が出回る頃だが、この女将さん、地元からの入荷がなければ冷凍枝豆でお茶を濁すような安易な商売はやらない主義のようだった。厳選された地元の旬の素材で調理したお料理で美味しく酒を飲ませるお店、それが居酒屋「ありんこ」なのだろう。お代は1200円、30分ほどの滞在だったが、玄関のほのかな明かりが手招きするような、そんな心休まる居酒屋だった。


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居酒屋「天狗」(佐渡市畑野)    投稿者:佐渡の翼

2011年08月19日 04時44分59秒 | 佐渡の居酒屋

717日の夕刻、筆者は新穂の居酒屋「くしき」さんを訪ねてみた。午後6時頃だったから既に開店していた。だが、店内には小麦粉だか米だかを入れた袋が座敷席に山積状態で、とてもじゃないが落ち着いて食事できる雰囲気ではなかった。店内中央には昔懐かしいハエ取り紙が一本ぶらさがっていた。やがてママさんが現れたので、筆者が「メニューとかないの?」と尋ねたら、「うちはメニューはないんですよ。お客さんのお好みの物をお造りしますが、食事は麺類くらいで、ご飯は炊いていません」と答えた。ママさんは筆者の事を、その身なりから地元客ではないなと感じ、食事をしにきた観光客と勘違いしたらしい。筆者が「鮑とかサザエとかないの?」と再質問したら、「ああ、それでしたら長三郎さんへ行かれてはどうでしょう。うちには鮑はありますが冷凍物で、生は市場がお休みなので仕入れていないんですよ」と親切にも他店を紹介してくれた。

 

それではと言う事で、畑野の居酒屋「天狗」さんの開店を確認していたのでそちらへ行ってみることにした。店内にはフロア席はなく、座敷席と4席のカウンター席があるだけだった。午後620分頃にお店にお邪魔した。カウンター席には常連らしき地元のおじさん二人組みが座り、目の前のテレビを見ながらお通しを食べビールを飲んでいた。メニューを見たらば、デジブックに紹介したとおり、焼肉、焼き鳥、揚げ物、おにぎり、サラダ、刺身、焼き魚等々の極普通の居酒屋メニューが並んでいた。ふと見たら、壁に今日のお勧めメニューが張られていた。鯵のたたきを見つけたので、これと揚げ出し豆腐を注文した。この居酒屋で筆者が食べられるお料理はこの二品しかなかった。店主の「飲み物は?」の問いには「お茶を下さい」と答えておいた。5分ほど待ったところで、鯵のたたきを持ちながら奥さんらしき人が奥の厨房から現れた。鯵の刺身を細かく刻んでから包丁でその身を叩き、軽く生姜と合えてあった。市場が休みなのでその鮮度に一抹の不安があったが、その不安を払拭するような文句のない美味しさで、完食した。たたきを食べ終わると間髪を入れずに「揚げ出し豆腐」が運ばれてきた。お皿が熱々で持ち上げるのにかなり苦労した。やむを得ず、だし汁を吸うために、口を皿のところまで持っていく犬食いをしてしまった。この揚げ出しも美味しいなあ~。筆者の訪問当日のいでたちは「ユニクロのカーキのシャーリーカーゴクロップドパンツとピンクのデオドラントポロシャツ、コーギーの左右色違い靴下。バーニーズの白網目ベルト、ナイキの白スニーカー、伊勢丹の白・グリーンの可愛いバッグ」であった。この格好に、欠食児童さながらの猛スピードでの食事、居酒屋に入りながら酒類を注文せずにお茶だけを注文し、何とか定食と言った食事メニューではなく一品料理だけを注文してしかもお行儀の悪い食べ方をする珍妙な客、それはもう、店主の目には筆者の事を「いかにも金のなさそうな今時の腹を空かせた若者観光客」と映ったのかもしれない。哀れと思ったのかどうか知らぬが、店主は、常連客に提供した天麩羅盛り合わせの中から小鮎の天麩羅を一匹つまみ上げ、それを筆者の目の前に差し出し「よかったらお客さん召し上がってみませんか?」と言った。筆者は有難くそれを頂戴し、ダシ汁の中にそれを置きデジカメでパシャリとやった。するとそれを見た店主は「写真に撮るほどのものでも。。。」と言いつつ苦笑いをした。筆者には店主の心根の優しさが嬉しかった。だが筆者には金がなかった訳ではない、それどころか唸るような金額の札束をワレットに入れ、カーゴパンツのポケットの中に忍ばせていた。お酒を飲まなかったのは宿に帰ってから部屋でカクテルパートナーを楽しむためである。筆者は佐渡でのキャバクラ遊びやスナック通いにはもう飽きていた。何故なら、パレス(今ではどうだか知らないが)以外はどこへ行っても必ずおばさんが混じって出てくるからだ。30過ぎればもうおばさん。おばさん相手にお酒を飲むくらいなら、部屋で一人酒をした方がまだましである。若い美人とおしゃべりがしたければ、東京へ戻れば周囲にそんな人はいくらでもいるので不自由はしない。お代の1100円を支払い、領収書を受け取った筆者は、常連おじさん達に話しかけられないうちにと、そそくさとこの美味しい居酒屋を後にした。

 


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喜林亭(佐渡市両津夷)    投稿者:佐渡の翼

2011年08月01日 06時00分52秒 | 佐渡の居酒屋

5月4日の夕刻5時丁度にこの居酒屋を訪ねてみた。居酒屋だが焼肉メニューが充実しているところを見ると、焼肉屋がそもそもの発祥だったのかもしれない。先客は皆無!筆者が食べ終えるまでの一時間の間に来店した客は中年カップルの二人だけだった。牛の生肉ユッケを食べ、食中毒で4人が死亡した事件の風評被害であろう、焼肉そのものが敬遠されたためか客は少なかった。筆者は4人掛けの座敷席を独り占めにして座った。まず女将さんらしき人がおしぼりを出してくれた。お運び担当は若い女性である。筆者は、枝豆、子持ちししゃも、牡蠣のバター焼き、そして生ビールを注文した。まずお通しにはミニサイズの豚汁が出た。唐辛子味が効いていて美味しかった。次いで枝豆が湯で上がった。冷凍枝豆を解凍したような感じだったが、むしろこちらの方が美味しいので、不満はない。枝豆を食べ終える頃に、子持ちししゃもが焼き上がった。10本もある。量は佐渡らしくけっこう多いが、焼き加減といい味といい、最高に美味い!さすがは焼肉を得意とする喜林亭さんだ、焼き物には定評がある。だが、次に出てきた牡蠣のバター炒めには少しがっかりした。5月初旬に加茂湖で牡蠣が獲れるのかどうか分からぬが、どこ産だろうが構わない、美味ければいいだけの話だからだ。まず牡蠣に小麦粉をまぶし、次いでバターで炒め、そこへ更に味噌を加えて味付けをしてあった。ところがこの味噌味が強く、どうにも塩辛くてしょうがない!そしてバター特有のしつこさも手伝い、皿には1ダースほどの牡蠣が乗せられていたが、5個食べたところでギブアップ。大半を残してしまった。ま、「猿も木から落ちる、弘法も筆の誤り」と言うことわざがある、どんなお料理を食べても100%満足と言うお店はそうざらにはあるまい。お代は2350円、三千円を差し出しお釣りをきっちりと受け取ってから、この美味しい居酒屋を後にした。


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居酒屋「象の巣味家」(佐渡両津)  

2011年05月08日 05時40分56秒 | 佐渡の居酒屋

2009年の5月の連休の真っただ中、僕は両津の居酒屋巡りをした。両津の神明町の飲み屋街を歩いていたら、休業中の居酒屋やスナックが多かった。まず洋風居酒屋「象の巣味家」に潜り込んでみた。この店の店名の由来は何なのかよく分からなかったが、その店内は動物の住み家のような乱雑さだった。午後6時に入店したら、既に座敷席に先客集団がいた。カウンターの中にはマスターと手伝いのおじさんがいた。僕の姿を見たマスターが「お客さん、一人ですか?ラーメンか何かでも食べにきたの?」と尋ねてきたので、僕は「いや、一品料理をお願いしたいのですが」と遠慮がちに答えた。ふと左手を見たら、今週のお勧めなる品書きが板書されていた。いずれも洋風のメニューが多かった。本メニューを見たら、鳥の軟骨、牛刺し、ピザと言ったどこにでもあるような洋風の品書きが並んでいた。佐渡らしいメニューなどと言うものは一つもなかった。牛刺しとは牛の生肉の事だ、食中毒の危険性の少ない、肉の表面をきちんとトリミングした肉なのだろうか?不安だ、これを食べて腸管出血性大腸炎にでもなって、溶血性尿毒症性腎障害に発展して死亡するのは嫌だ、安全のため注文するのは止めておこうと僕は思った。

 

僕は、海老ときのこのガーリック炒めと生ビールを注文した。カウンターの左手上方にあるテレビはタバコのやにと調理油に長年晒された結果出来上がったと思われる、どす黒くねっちょりとしたヤニで縁取られていた。まず生ビールが出てきたが、おつまみは無かった。数分後、ビニール袋に入った2~3本の焼酎を携え、真新しいルイヴイトンのセカンドバッグを小脇に抱えた、貸金業者のようないでたちのパンチパーマのチョビヒゲおやじさんが現れた。マスターはこのおやじに酒代を支払っていたので、このおやじは酒販店の方かもしれないなと僕は思った。このおやじ、強面風ではなく、気弱そうなヤクザのような風体であった。得てして人は身なりで判断されるものだ、単なる酒屋のおやじでもあのような格好ではそうとは思われまい。もし僕があのおやじをヤクザっぽいと感じ、そのような印象をブログに書くと、「人は外観で判断すべきではない」と象の巣のおやじが声高に主張して文句を言うかもしれない。だけどそんな主張は多分説得力は無いと思う。何故なら、得てして人は身なりで判断されるものだからだ。貸金業者風おやじは、海老マヨと生ビールなんぞを注文していた。次いで若い男女のグループが次から次へと入店し、あちこちから注文が舞い込み始めた。やがて、お手伝いらしき地元のあんちゃんがカウンターの中に入り、洗い物などの作業をこなし始めた。このスペースの居酒屋で3人ものスタッフが揃えば、もう十分だと思えた。ところが、この3人の連携が悪く、いつまでたっても先客集団のオーダーが片付かないのだ。僕の注文後15分経過しても、マスターはまだ先客の注文した豚キムチとピザの調理を続けている。貸し金業者風おやじの注文も仕上がらないため、おやじがタバコを立て続けに3本も吸った。タバコの煙と調理場から漂う油のけむり、そしてマスターが時々くしゃみをしてそのしぶきを撒き散らす。これらが入り混じり、完全に象の巣状態になってしまった。僕はタバコが大嫌いだ、酒屋おやじのタバコ攻勢に、このまま居続けてタバコの煙を含んだ空気を吸い続けたら気分が悪くなり更に肺癌のリスクも高まる、そう思い身の危険を感じた僕は、この店のおやじに、ビールの代金以上の金額を支払い、「注文したお料理はもうキャンセルして下さっていいのでもう帰ります」と言い残し早々にこのお店を立ち去ろうとした。すると象の巣のおやじは「お客さん、もうすぐ注文したお料理が出来上がるんですけどねえ~」と未練がましく言ったが、既に注文から30分以上も経過していた、我慢の限界である。着用していたお気に入りのハンヅアートの白のコットン製ジージャンがタバコの煙と店の調理油で汚れ放題になっていた、これが僕としては物凄く気に食わない、僕は何も食べずにビールだけ飲んでこのお店を後にした。お料理を食べなかった方が返ってよかったりして。。。

 

だけどこのおやじ、客を30分も待たせておきながら「お待たせしてすいませんねえ~」の一言も無かった。接客業の何たるかを全く理解していないおやじだ。この年の8月に喜林亭の前で、暖簾を掲げにきた象の巣のおやじと遭遇した。おやじは「お~い、佐渡の翼だあ~」とまるで芸能人でも見かけた時のように騒ぎ出し、周囲に叫びまわっていた。更にこのおやじ、愚かしい事に、某情報掲示板に「佐渡の翼を見かけた」と書き込んだのだ。それを火付け役に中傷合戦が始まったのは言うまでもない。

 

象の巣のおやじよ、言いたい事があればこそこそ情報掲示板などに書き込むような姑息な真似などせずに、メッセージ機能を通じて正々堂々と論戦を挑んで来るがよかろう。当方はそのやりとりを全てブログ上で公開し、徹底的に貴殿を叩きのめす積もりでいる。いや、それよりも長時間客を待たせ、そしてタバコの煙で汚染された空間に長時間客を放置して不快な思いをさせ、更には中傷を誘発し、相手に心理的なダメージを与えた事に対する謝罪の方が先だろう。謝罪したところで、「あそこの店主は人気ブログの誹謗中傷に加担していたのか、そういう人間性か」と思われ蔑まれるのが落ちだろう。貴殿はたかをくくりそして油断し過ぎたのだ。その中傷を誘発した行為にいずれ鉄槌が下るだろう。それとも中傷を誘発して喜ぶ君は佐渡の翼の大ファンなのか?

 


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居酒屋「なっちゃん」(佐渡市新穂)     投稿者:佐渡の翼

2011年05月02日 06時00分51秒 | 佐渡の居酒屋

昨年の11月22日、午後5時20分頃に筆者は新穂にある人気居酒屋「なっちゃん」を訪ねてみた。カウンター席以外は小上がりと奥座敷になっており、先客は皆無だったが、小上がりの広いテーブル席を一人で占拠するのは憚られたのでカウンター席に陣取る事にした。カウンターの内側には女将さんと若いおねーさんがいて、そして奥の厨房からは若いおにいさんの声が聞こえてきた。女将さんは筆者に向かい、「お食事ですか?」と尋ねてきた。筆者が「ええそうです」と答えると、女将は「すいませんねえ~、うちは夜、食事はやっていないんですよお~」と申し訳なさそうに言った後、「できるのはお酒とそのおつまみだけです」と続けた。佐渡の人が意味する食事とは「ご飯」つまりライス付きのお料理の事だが、筆者は夕食にはライスは食べない主義だ。車を運転してきたので、酒は飲めないが(別に酒を飲んでも運転代行を頼めばいいじゃないかとコメントしたくなる読者がいるだろうが、筆者はこの店を出た後、飲み場所を探して彷徨する予定があったのだ)、つまみなら食べられる。筆者が「お茶とおつまみだけで結構なんですう~、御飯はいりません」と言うと、女将は「5時半から団体さんが来る予定があるので、料理が出来上がるまで少しお待たせするかもしれません」と断りを入れた。見ると、奥座敷には既に宴会の用意がしてあった。女将は「早く出来る物はバイガイの煮物ですね」と言ったのでそれをお願いし、更にいつものように筆者の夜の主食たる、枝豆と揚げ出し豆腐を注文した。バイガイの煮物は温かくて美味しい!宴会さんのテーブルの上には同じばいがいの煮物が冷えた状態で客達を待っていた。

 

枝豆は冷凍物をレンジでチンしたものではなく、生の枝豆をきちんと塩茹でした後に更にそれに塩をふりかけてあった。揚げ出し豆腐のダシも美味しくて、これも全部飲み干してしまった。いずれもどこの居酒屋でも提供する定番メニューではあったが、ここのお店のお料理は間違いなく美味しい。ふと見たら、食器棚の所に「なっちゃんからスナック・シャンテに移動した人はカラオケが半額になります」などと書かれた張り紙があった。多分、「なっちゃん」と「シャンテ」は姉妹店なのであろう。そう言えば、新穂の潟上温泉内のラーメン屋「味芳」にも「なっちゃん」と関係があるような趣旨の張り紙を見た記憶がある。

 

女将とおねーさんは、ウーロン茶を片手に黙々と枝豆と揚げ出し豆腐をパクツク、めかし込んだ奇妙な客には一瞥もくれようとはせず、宴会の下準備に余念がなかった。実は筆者にとってはこれが最も心地よい対応なのだが、構ってもらいたい寂しい客は無視されたと思うかもしれない。一見客を放任し無関心を装う真意は、「警戒心などではなく、客に煩わしい思いをさせたくないという配慮」と善意に解釈すべきだろう。悪意に解釈すれば無視と感じる。物事を全て善意に解釈していれば長生きできるものだ。当ブログ記事に対する過去のトゲのあるコメントやネット上での当ブログに対する悪口も「興味があればこそ、そういう行動に走るものだ」と筆者は善意に解釈する事にしている。

 

5時40分になったら農協の団体さんがやってきた。筆者は忙しくならないうちにと大急ぎで揚げ出し豆腐を食べ終え、お勘定をお願いした。お代は1300円。五千円札を差し出し、今度はきっちりお釣りを受け取った後、筆者は足早にこの美味しい居酒屋を去った。


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筆者を佐渡の翼と見破った実に鋭いお兄ちゃん    投稿者:佐渡の翼

2010年09月26日 04時15分19秒 | 佐渡の居酒屋

いくら相川の居酒屋がテーマだとは言え、相川高校の話ばかりしていては埒が明くまい。そろそろ肝心の本筋のお料理の話をせねばならぬ。メニューを見たら、早出しもん、暖かもん、冷製もん、葉っぱもん、ご飯もんと言うジャンルに分かれていたが、筆者は、カウンター席前方にぶら下がっていた手書きメニューの紙に「烏賊の丸干し」という文字を見つけたので早速それを注文してみた。これはさすがに短時間で焼き上がった。J1のマスター氏との会話の中で、スナック「メンソーレ」のマスター氏の話を出したのは、実は烏賊の一夜干しの味の違いに関する話題に触れるための伏線だったのだ。「メンソーレ」のマスター大森さんは、「相川のそれも二見や稲鯨の潮風で干した烏賊の一夜干しが佐渡で一番美味い」と筆者に教えてくれた事があった。その訳については後日の記事にアップしてあるのでお楽しみにお待ち頂ければと思う。「ちゃらくらげえ」さんがどこから烏賊の丸干しを仕入れているのかは分からぬが、多分相川のどこかだろう。この丸干しの焼き物は非常に美味しかった。大森さんのおっしゃる事は多分本当だと思う。筆者はこの日を境に、佐渡では相川以外で烏賊の一夜干しや丸干しを注文するのは止めようと、固く心に誓った。

そうこうするうちに、白とグリーンの帽子を被った二番目のお兄ちゃんが「佐渡で美味しいラーメン屋ってどこですか?」と尋ねてきた。妙な質問をするなと思ったが、このお兄ちゃんが自身の正体をばらした時点でこの疑問は氷解した。筆者は「そうだなあ~、二見食堂のラーメンも美味しいのだけど、私の一押しは佐和田の大まるラーメンだな。池袋大勝軒のラーメンも美味いよ!後は多来福かな。小木なら新保屋だ」と答えた。すると帽子お兄ちゃんは「多来福かあ~」と不満げな口調で言った。しまった、相川高千のさっぱり系スープの美味いラーメン屋「赤ちょうちん」の名前を出すのを忘れていたと思ったが、もう後の祭り。眼鏡お兄ちゃんの「佐渡への来島は今回で何度目ですか?」の質問には「2回目だよ」と答えておいた。すると帽子お兄ちゃんは「たった2回の来島でこれだけ佐渡情報に詳しいのは変だ。もしかして佐渡の翼とかですか?」とずばりと核心を突いてきた。筆者は今度は狼狽することなく、「いや違うよ。それに佐渡の飲食店なんて二日も滞在すれば詳しくなれる、その程度の島なんだからさあ~」と右手を振りながら強弁しつつ答え、あくまでもそしらぬふりで一介の観光客を装い、それを最後まで演じ続けた。帽子お兄ちゃんは「お客さんの職業はIT関連ですか?」と尋ねてきたが、筆者は、職業、年齢、出自については不詳とさせて頂いている。これらは墓場まで持っていく重要な機密事項だからだ。だが筆者の職業はIT関連では無いことは明確にしておきたい。お兄ちゃん達との会話が佳境に入ったところで男性二人組みの新規客がやってきた。筆者は椅子に置いた高島屋で購入したミントグリーンのトートバッグをテーブルの上に移動させ席を空けて差し上げた。そしてマスター氏に向かい、お兄ちゃん二人分の酒代も含めて支払う旨を告げお勘定をお願いした。お代は7,950円。筆者は一万円札をテーブルの上に置き、「お釣りはいらないから取っといとくれ」と言い残し席を立った。帰り際、帽子お兄ちゃんが「自分の実家は高千でラーメン屋を経営しています」と明かした。筆者は「あ~あ、あの赤ちょうちんさんね。あのラーメン美味しかったですよ。是非頑張って下さい」と声をかけ握手をしてからこのお店を去った。そおかあ~、あのお兄ちゃん、赤ちょうちんさんの所の息子さんだったのかあ~。年増女性と若いお兄ちゃん、異なる会話相手のギャップの大きさが話を益々面白くしてくれたし、今宵も楽しい出会いがあった。あのお兄ちゃん、今頃このブログを読みながら「どうだ、俺の言ったとおりだろう」と、勝ち誇ったように心の中でつぶやいているのかもしれない。実に楽しい相川の一夜の酒だった。

居酒屋「ちゃらくらげえ」
佐渡市相川1丁目12番地2F
電話:0259-74-2067
2008年2月に営業を開始したそうです



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君は本当に相川高校の卒業生か?     投稿者:佐渡の翼

2010年09月25日 04時22分11秒 | 佐渡の居酒屋

筆者はおにいちゃんらに、「お二人共相川御出身なんですかあ~?」と尋ねたら、二人共そうだと頷いた。筆者は眼鏡のおにいちゃんに「善知鳥(うとう)神社って知ってるよねえ~」と言った後、「あの神社はどんな神様を祀っているのか知ってるかあ~」と問うと、おにいちゃんは「知りません」と答えた。筆者は「相川に住んでるくせに善知鳥(うとう)神社に祀られている神様の種類も知らんのかあ~、こらあ~、何考えてんだ」と思いっきり心の中でツイッターし(つぶやい)た後、「あの神社は海の神様を祀っているんだよ」と教えて差し上げた。筆者は「ほら、もうすぐ相川祭りだろう、お神輿はあの神社から出るんだよ」と言わずもがなの事を言うと、お兄ちゃんは「僕はお神輿を担ぐ役目なんです」と応じた。筆者が更に「大山ずみ神社って知ってますう~?」と問うと、眼鏡のお兄ちゃんは再度「知りません」と答えた。「なんだ相川高校出身のくせにその校長宅が隣にある神社の存在も知らんのかあ~、ふざけるなあ~」と再び思いっきり心の中でツイッターし(つぶやい)た後、「ほら、外観が肌色の二階建ての家が校長宅で、その隣が大山ずみ神社なんだよ」と教えて差し上げた。するとお兄ちゃんは「いやあ~、相高の校長は毎年ころころ代わるからなあ~」と苦しい言い訳をした後、校長宅の前のグラウンドっぽい広場が相川高校の第二グラウンドである事を教えてくれた。相川高校の生徒さんらがあそこでランニングをしていた訳がこれでようやく分かった。筆者は更に「レストラン・バーこさどの店長氏が相川高校御出身なのを知っているか?」と質すと、眼鏡のお兄ちゃんは再再度「知りませんでした」と答えた。筆者は「こらあ~、かの有名な伊藤善幸氏が君の先輩である事も知らなかったのかあ~?冗談も休み休み言え」と思いっきり心の中でツイッターし(つぶやい)てやった。

このお兄ちゃんは、筆者のカーキ色のルパートのクロップドパンツとコーギー社製の可愛いトランプ柄のピンクのハイソックス(この靴下は伊勢丹メンズ館でしか販売していない)の組み合わせを繁々と眺めていた。実はこれに、ビームスで購入したアミモックと言うブランドのグリーンスエードのモカシン靴を合わせていたのだが(トップスはシップスの白のキーネックボタンダウンシャツ)、こういうお洒落靴は島内を歩き回るのには不向きだ。そこで急遽、佐和田のシュープラザでアデイダスの白・グリーンのスニーカーを購入し、それを履いて歩いていた。こちらの方が遥かに楽チンである。余談だが、暑いからと言って、ハーフパンツ(サーファーパンツとも言う)を穿き、素足でサンダルやスニーカーを履いて毛むくじゃらの脛毛を見せながら歩くのだけは止めた方がいい。これらは女子受け急降下なNGコーデの代表格である。靴とパンツの間をハイソックスで埋めるか、せめて素足チラ見せ程度のソックスを履くのならまだ許せる。成人女性のクロップドパンツと生足の組み合わせは夏の定番だが、メンズでこれが許されるのは小学校六年生までである。こんな事をあえて書かなければいけないと言う事は、いかにファッションセンスが無さ過ぎるおじさんや若者達が街中に溢れかえっているかと言う事の裏返しなのだ。これを読んだ多くの男性読者氏は「あれえ~、その格好って、みんなやってるけどいけないファッションなの?」と訝るかもしれないが、それは「赤信号みんなで渡れば怖くない」の甘えの論理と同じで、多くの人がやることが必ずしも正しいとは限らないのだ。嘘だと思うなら、筆者の言うとおりのコーデで街中を歩いてみるがよかろう。アイテムを選び出すセンスさえ良ければ振り返り女子が頻発するはずだ。


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居酒屋「ちゃらくらげえ」        投稿者:佐渡の翼

2010年09月24日 04時45分01秒 | 佐渡の居酒屋

筆者がJ1の扉を開けたら、そこにはマスター氏所有の白のトヨタ製のセダンが待っていた。筆者は車に乗り込むと、八幡のスナック「メンソーレ」の素敵なマスター氏の話をした。するとマスター氏は「ああ、あの方は大森さんと言って、私の知り合いなんですよ」と言った。どうやらJ1のマスター氏は島内ではかなり顔が広そうだった。やがてマスター氏はママさんの言ったとおり、「バーマルコ」の入り口の右隣にある格子戸の所に車を横付けにしてくれた。そして車から降り素早く格子戸を引くや否や階段を駆け上がり、お店が営業しているかどうかを確認しに行った。ほどなくして、マスター氏が弾んだ声で「お客さん、大丈夫です、営業しています」と筆者に告げた。そして「お店の感想を報告がてら、又J1にも来て下さいね」と続けた。筆者はマスター氏に送迎のお礼を言った後、彼とがっちり握手を交わしてから別れた。

ちゃらくらげえの店内には、5席ほどのカウンター席と、小上がりに6~8人掛けのテーブル席が3卓ほどあった。テーブル席は若者や親子連れの客で満員の御盛況!カウンター席には今時の裏原系のかっこいいファッションに身を固めた若いお兄ちゃん二人組みが仲良くビールを煽っていた。カウンターの内側にはラグビーポロシャツを着たマスター氏とお手伝いの小柄な女性とがいた。若いマスターだ!筆者が席に座るなりマスター氏は「お料理はすぐには出せませんので」と念押しをした。筆者は、まずはウイスキーの水割りを注文した。普通、居酒屋では最初にお通しなる小皿料理が出てくるものだが、このお店ではそういう物が一切出て来なかった。一杯目の水割りを飲み干すとお代わりが欲しくなった。筆者が「ウイスキーのボトルはありますかあ~?」と問うたらば、「ありません」とのつれないお返事。しょうがないのでウイスキーの水割りを単品で追加注文し、その日の気分から焼酎をボトルで注文した後、これらをテーブルの上に並べて記念撮影をした!一人悦にいっていると、隣のお兄ちゃんらがニヤニヤし出したので、話しかけられる前に今度はこちらから話しかけてやろうと思い、右隣の眼鏡をかけたお兄ちゃんに「あのお~、焼酎って飲みますう~?よかったらこのボトルを差し上げますので全部飲んで下さいませんかあ~」と申し出た。するとお兄ちゃんはびっくりしたような表情をして「え?いいんですかあ~?悪いなあ~、じゃあ~せっかくだから頂きます」と言った。筆者は「遠慮せずにがんがん飲んじゃって下さい」と応じた。

実は筆者はこの日、まず「中庄」さんで揚げ出し豆腐とお刺身をつまみに生ビールとウイスキーの水割りをひっかけた後にJ1に繰り込んだのだ。そしてJ1で更にウイスキーの水割りを3杯も煽ったので、もはや飲酒量は限界に達していた。そこで飲むのはもう止めにしておにいちゃんらとの会話に専念する事とした。


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居酒屋「久作」(佐渡市稲鯨)    投稿者:佐渡の翼

2010年04月14日 06時00分08秒 | 佐渡の居酒屋
3月下旬のとある日、筆者は、七浦海岸沿いにある稲鯨集落内の居酒屋「久作」を訪ねてみた。丁度1年前にオープンしたお店だが、佐渡島民でもその存在を知る人は少ない。稲鯨と言えば、8月下旬に開催される北野神社の祭礼「稲鯨祭り」(別名喧嘩祭り)が有名だが、民宿の「敷島荘」がある所としてもお馴染みの集落だ。筆者はこの居酒屋の存在を昨年の11月下旬に知った。元々、惣菜や弁当を仕出しするお店として営業していたが、東京での板前修業を終えたマスター氏が佐渡へ戻ってきたのを機に店の東側を居酒屋に改装して開店したのだという。この久作さん、夜だけではなく、昼間も営業している。このお店はラブジャンキーズのママさんのお勧めのお店の一つだそうだ。

午後6時頃に筆者は「小料理」と書かれたお店の暖簾をくぐってみた。1階は10席ほどのカウンター席だけで、二階は座敷になっている。先客は皆無!カウンターの内側には30歳台と思われる若い板さんがいた。テクノカットと言うのか、刈り上げた感じの髪型のおにいちゃんだった。左手の白板に「本日のお勧めメニュー」が書かれていた。牛カルビ焼き、牛すじ煮込み、レバカツなどの肉系メニューと、魚の煮つけ、塩焼き、刺身、焼きナス、うどの酢味噌などの一品料理が並んでいた。佐渡の居酒屋へ来たら、まずは定番のお刺身を注文しなければ話になるまい。そこで、本日のお刺身盛り合わせ(800円)を注文した。すると、おにいちゃんは奥の厨房へと行き、何やら依頼してから戻ってきた。どうやらお刺身は厨房で調理するらしく、板場での調理作業を目にする機会はなかった。

このおにいちゃんはかなり話好きで、刺身が出来上がるまでの10分間、佐渡観光の衰退や島の人口減少などについて色々と話をしてくれた。何でも板さんは、東京の江戸川区と荒川区の下町で6年ほど和食屋と居酒屋で修業を積んだ後島へ戻り、このお店を開いたのだそうだ。開店当初はお客は集落の人がほとんどだったが、最近では口コミで、「お魚が美味しい」と言って、遠方からもお客さんが来るようになったと言っていた。板さんは、「そろそろ宣伝しないといかんかなあ~」と言っていたので、一足早く当ブログで宣伝させて頂く事にした。お刺身は、画像の左側から時計周りに「ぶり、かんぱち、やりいか、アワビ、ひらめ、〆鯖」である。ぶりはぶ厚く切った後、表面の皮に三筋の切れ目を入れ、更に三等分した一区画に縦に三筋の切れ目を入れて食べやすいような細工を施していた。アワビにも幾つか切れ目が入っていた。どれも鮮度は抜群で非常に美味しかった。特にぶりにはさっぱりとした脂の旨みを感じたし、鯖の締め具合もほどよい加減に仕上がっていた。今日は時化ていたので、これらの魚介は両津から仕入れたそうだ。この集落の眼の前は海だし漁船もいくつか係留されていたが、それらは烏賊釣り船で個人が所有するものだそうだ。久作のおやじさんも時々釣りにでかけるそうで、夏にはおやじさんが釣り上げたお魚を調理してくれるとのこと。お刺身を運んできた女将さんが「お客さん、どなたかの紹介で?」と尋ねてきたので、「ラブジャンキーズのママさんの紹介で」と答えようかと思ったが、あれこれ詮索されても困ると思い、「いや、たまたま通りがかったら看板を見つけたので」と答えておいた。これからが楽しみな居酒屋さんだ。



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居酒屋「さと」    投稿者:佐渡の翼

2010年03月11日 06時00分47秒 | 佐渡の居酒屋
11月上旬のとある日、筆者は「ラブジャンキーズ」に行く前に、新潟交通バスステーションのほど近くにある居酒屋「さと」さんにお邪魔した。店内にはL字型のカウンター席があり、この奥に座敷席があるようであった。カウンター席には先客として地元のおじさんが一人だけいたが、奥の座敷には先客がいるようであった。筆者はSライフの広告に掲載されていた「手作り春巻き」が食べたかったのでこれを注文した。するとママさんは申し訳無さそうに「あらあ~お客さあ~ん、あれねえ~先週宴会があってえ~、その時出しちゃって全部終わっちゃったのよお~。だから今日はなし」と言った。筆者が、ではどれにするかなあ~と散々メニューを見ながら悩んでいたら、ママさんが「うちのお勧めは牛すじ煮込みと手作りコロッケなのよ、食べてみます?」と言ったが、どちらもカロリーが高そうなので手を振りながら「あ、それはいいから」と断った。そして最も無難な「烏賊の一夜干し」を注文してみた。するとママさんは「あらあ~、お客さん、そんなんでいいのお~!お泊りはシルバービレッジかしら?」と言った。ママさんは冷蔵庫から一夜干しした烏賊を取り出し、「烏賊は小さめの方が美味しいからね」と実に正しい事を言いながらそれを焼いてくれた。しばらくすると香ばしい香りが漂ってきた。味は無論美味しかった。カウンターの上には愛娘の写真などが飾られていて、実生活でも良きママさんぶりを発揮していた。烏賊の一夜干しと温かいお茶のお代は千円ぽっきり。ここのママさんはお料理上手との評判だ。筆者のお勧めの居酒屋です。

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ブログの記事内容について

「佐渡の翼」の記事内容は、調査スタッフ個人の、お店や宿泊施設に対する感想や意見を記述したものです。これらは、すべての読者が感じる内容とは必ずしも一致しません。「佐渡の翼」に掲載された記事を参照した後、読者ご自身の判断で行動した結果、生じた損害・損失について、当ブログは一切責任を負いかねますのでご注意下さい。更に、お店の外観写真やメニューはあくまでも取材時点でのものであり、最新情報とは必ずしも合致しておりません、重ねてご注意下さい。佐渡島内の焼肉屋と焼き鳥屋は調査の対象外です。これらのお店に関する情報をお求めの方は「佐渡なび」(http://www.sadonavi.net/)にアクセスしてお調べ下さい。なお、当ブログで紹介後に営業を休止したり廃業した飲食店は、宿根木の日本料理の名店「菜の花」(2013年4月に東京上野桜木で再オープン。電話番号:03-3827-3511)、小木の新保屋食堂、佐和田の居酒屋「侍」、佐和田の中華料理「潤采」と「洛陽」、佐和田のラーメン大学「かねふく」、佐和田のラーメン店「燕人」、佐和田の喫茶店「トムキャット」(バール・フェリチータに変貌)、佐和田の「石川食堂」、佐和田のラーメン屋「げんき家」、佐和田のキャバクラ「パレス」、八幡のスナック「メンソーレ」(カラオケ、ココルに変身)、二見のラーメン屋「二見食堂」、真野の「寿司正」(後継は洋風のお店になる模様)、相川の「りき寿司」、相川ののら犬カフェ、金井の蟹料理専門店「かにっこ」、金井の食堂「ランチ@さとにわ」(佐和田へ移転)、金井のスナック「花音」(スナックyy'78に変身)とスナック「リバーサイド」(居酒屋兼食堂:クッチーナに変身)、畑野の食堂「菜花村」、両津の喫茶&レストラン「アン」、両津のファーストフードの店「マックス」、両津の「彩花停」(海結に変身)です。なお、紹介後に閉館したホテルは小木の「ニュー喜八屋」、佐和田の「シルバービレッジ」(改装され、ホテル浦島東館として再スタート)、相川のホテル「さどや」、えにしの宿「新ふじ」、相川やまきホテル。廃業した旅館は、小木の「ごんざや旅館」と相川の「中山旅館」です。 2017年3月8日現在の情報に基づいています。

佐渡の翼管理人

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