手足に怪我(けが)を負ったり、いぼ、魚の目、かぶれ等の皮膚病に掛かった場合、何らかの方法で
轆轤作業を続ける事は可能でしょうか?
当然、怪我の程度や皮膚病の状態によって、可能の場合と不可能の場合があります。
1) 指や腕を骨折すると、ほとんど轆轤作業は不可能になると思われます。
骨折すると、ギブスで固定され包帯でグルグル巻きに成りますので、指や腕を自由に使う事が
出来なくなり、轆轤作業はほぼ不可能です。
2) 指先や掌(てのひら)に怪我を負った状態では、轆轤作業は難しくなります。
但し、手の甲の部分の怪我ですと、絆創膏で処理すれば、轆轤作業に影響ない場合が多いです。
① 切り傷や擦り傷を負った場合は、傷口が小さくても轆轤作業が制限されます。
轆轤作業は原則両手で行いますので、片手の傷であっても、轆轤作業は難しくなります。
当然どの部分が傷を負ったかによって、作業の影響は違います。一般に傷を負った箇所には、
絆創膏を貼り、傷口から粘土の泥が入り込まない様に処置します。傷口に泥が付いた場合、
最悪病原菌に感染する恐れもあります。勿論、簡単に絆創膏が剥がれ無い様に、傷口より広範囲
に貼りますが、水を使う轆轤作業では剥がれ易くなります。
轆轤作業後には綺麗なみずで、傷口を洗い流し、消毒をしておく必要があります。
) 薄手の手袋を使う事も考えられますが、使ってみると判りますが、かなり難しいです。
) 両手又は片手に布切れを持ち、轆轤挽きする方法もあります。
特に、小石(ハゼ石)混じりの土を使う場合、指を痛める事もある為、布切れを使う場合と
水切れ防止の為、布切れを使う事もあります。この場合は指が直接土に触れませんので、
絆創膏を貼った指でも、轆轤作業が出来る事になります。
この事から、指が怪我してもやり方にによっては、轆轤作業が可能かも知れません。
② 指先の傷が一番影響します。
左右どちらの指でっても、指先が負傷する事で作業がし難くなります。例え余り使用しない
小指であっても、作業中は気に成る物です。指先は意識の有無に関わらず、常に作品の表面に
触れながら、作品の形は勿論、肉厚や粘土の軟らかさ、作品の拠れや振れを感知しているセン
サーです。それ故、感度の鈍ったセンサーでは、思うように行かないのは当然です。
③ 掌の怪我の場合。
轆轤での土殺しの際には、掌を使う事が多いです。又筒状に挽き上げた土が振ら付きを直す
場合にも、両手で抱え込みますので、掌を使う事になります。
特に親指の付け根と、小指の付け根付近が多く使われますので、この部分の怪我は轆轤作業に
大きく影響します。
④ スポーツ等で突き指をした場合にも影響がでます。
突き指をした指には、力がはいりません。轆轤で指先に力を入れる行為は意外と多いものです。
例えば、土の中央に穴を開ける場合には、主に親指を使いますし、土を薄く伸ばす場合には、
中指や人差し指を使う事が多いです。それ故、親指、中指、人差し指を突き指すると、影響は
大きいです。勿論、一本の指だけの突き指であれば、他の指やコテ類その他の用具で代用する
事も可能ですので、必ずしも悲観する事はありません。
⑤ いぼ(疣)や魚の目、たこの場合には、それらが痛まないのであれば、ほとんど問題ありません
これらの皮膚病であれば、必ずしも絆創膏を貼る必要もありません。それ故、轆轤作業に
違和感がっても続ける事ができます。但し、痛みがある場合は轆轤作業は難しくばります。
⑥ 「かぶれ」や「発疹」などのある皮膚病の場合には、轆轤作業は控えた方が無難です。
小さな傷口から、泥や細菌が入り込む恐れがあるからです。
2) 上記で片手での轆轤作業は難しいと述べましたが、電動轆轤が無かった時代では、小さな
作品であれば、左手のみで制作していた人も多くいました。
即ち、当時は手回し轆轤でしたので、小物ならば、右手に回し棒を持ち、左手一本で制作していた
様です。それ故、電動轆轤であっても小物であれば、左手のみで作品を形作る事も、可能と思われ
ます。
3) 足を怪我した場合。
蹴轆轤(けろくろ)の様に足を使う轆轤もあります。基本的には片方の足が使えれば、蹴轆轤は
曲がりなりにも使う事が可能です。当今は一般に電動轆轤を使う事が多いです。
回転速度調整は足でペダルを踏んで行う轆轤も多いです。又、足を使わずに回転速度を調整する
轆轤もあります。後者であれば、足の怪我はほとんど問題になりません。前者の場合、右足で
操作するのが一般的ですので、左足の負傷であれば問題なく、轆轤作業は可能です。
右足を負傷した場合でも、こまめに回転速度を変えなければ、轆轤作業は可能です。なぜならば
足以外でも轆轤の回転速度を調整できる、手で操作するレバーが装備されているからです。
結論として、程度の差にもよりますが、手足の負傷は轆轤作業に悪い影響を与えます。
基本的には轆轤作業は中止した方が良いでしょう。どうしても轆轤作業をする必要がある場合には
実際に色々試してみる事です。試して轆轤作業が困難ならば止めるべきです。
但し、余り水を使わない手捻りの場合は、さほど問題に成らないと思われます。
轆轤作業を続ける事は可能でしょうか?
当然、怪我の程度や皮膚病の状態によって、可能の場合と不可能の場合があります。
1) 指や腕を骨折すると、ほとんど轆轤作業は不可能になると思われます。
骨折すると、ギブスで固定され包帯でグルグル巻きに成りますので、指や腕を自由に使う事が
出来なくなり、轆轤作業はほぼ不可能です。
2) 指先や掌(てのひら)に怪我を負った状態では、轆轤作業は難しくなります。
但し、手の甲の部分の怪我ですと、絆創膏で処理すれば、轆轤作業に影響ない場合が多いです。
① 切り傷や擦り傷を負った場合は、傷口が小さくても轆轤作業が制限されます。
轆轤作業は原則両手で行いますので、片手の傷であっても、轆轤作業は難しくなります。
当然どの部分が傷を負ったかによって、作業の影響は違います。一般に傷を負った箇所には、
絆創膏を貼り、傷口から粘土の泥が入り込まない様に処置します。傷口に泥が付いた場合、
最悪病原菌に感染する恐れもあります。勿論、簡単に絆創膏が剥がれ無い様に、傷口より広範囲
に貼りますが、水を使う轆轤作業では剥がれ易くなります。
轆轤作業後には綺麗なみずで、傷口を洗い流し、消毒をしておく必要があります。
) 薄手の手袋を使う事も考えられますが、使ってみると判りますが、かなり難しいです。
) 両手又は片手に布切れを持ち、轆轤挽きする方法もあります。
特に、小石(ハゼ石)混じりの土を使う場合、指を痛める事もある為、布切れを使う場合と
水切れ防止の為、布切れを使う事もあります。この場合は指が直接土に触れませんので、
絆創膏を貼った指でも、轆轤作業が出来る事になります。
この事から、指が怪我してもやり方にによっては、轆轤作業が可能かも知れません。
② 指先の傷が一番影響します。
左右どちらの指でっても、指先が負傷する事で作業がし難くなります。例え余り使用しない
小指であっても、作業中は気に成る物です。指先は意識の有無に関わらず、常に作品の表面に
触れながら、作品の形は勿論、肉厚や粘土の軟らかさ、作品の拠れや振れを感知しているセン
サーです。それ故、感度の鈍ったセンサーでは、思うように行かないのは当然です。
③ 掌の怪我の場合。
轆轤での土殺しの際には、掌を使う事が多いです。又筒状に挽き上げた土が振ら付きを直す
場合にも、両手で抱え込みますので、掌を使う事になります。
特に親指の付け根と、小指の付け根付近が多く使われますので、この部分の怪我は轆轤作業に
大きく影響します。
④ スポーツ等で突き指をした場合にも影響がでます。
突き指をした指には、力がはいりません。轆轤で指先に力を入れる行為は意外と多いものです。
例えば、土の中央に穴を開ける場合には、主に親指を使いますし、土を薄く伸ばす場合には、
中指や人差し指を使う事が多いです。それ故、親指、中指、人差し指を突き指すると、影響は
大きいです。勿論、一本の指だけの突き指であれば、他の指やコテ類その他の用具で代用する
事も可能ですので、必ずしも悲観する事はありません。
⑤ いぼ(疣)や魚の目、たこの場合には、それらが痛まないのであれば、ほとんど問題ありません
これらの皮膚病であれば、必ずしも絆創膏を貼る必要もありません。それ故、轆轤作業に
違和感がっても続ける事ができます。但し、痛みがある場合は轆轤作業は難しくばります。
⑥ 「かぶれ」や「発疹」などのある皮膚病の場合には、轆轤作業は控えた方が無難です。
小さな傷口から、泥や細菌が入り込む恐れがあるからです。
2) 上記で片手での轆轤作業は難しいと述べましたが、電動轆轤が無かった時代では、小さな
作品であれば、左手のみで制作していた人も多くいました。
即ち、当時は手回し轆轤でしたので、小物ならば、右手に回し棒を持ち、左手一本で制作していた
様です。それ故、電動轆轤であっても小物であれば、左手のみで作品を形作る事も、可能と思われ
ます。
3) 足を怪我した場合。
蹴轆轤(けろくろ)の様に足を使う轆轤もあります。基本的には片方の足が使えれば、蹴轆轤は
曲がりなりにも使う事が可能です。当今は一般に電動轆轤を使う事が多いです。
回転速度調整は足でペダルを踏んで行う轆轤も多いです。又、足を使わずに回転速度を調整する
轆轤もあります。後者であれば、足の怪我はほとんど問題になりません。前者の場合、右足で
操作するのが一般的ですので、左足の負傷であれば問題なく、轆轤作業は可能です。
右足を負傷した場合でも、こまめに回転速度を変えなければ、轆轤作業は可能です。なぜならば
足以外でも轆轤の回転速度を調整できる、手で操作するレバーが装備されているからです。
結論として、程度の差にもよりますが、手足の負傷は轆轤作業に悪い影響を与えます。
基本的には轆轤作業は中止した方が良いでしょう。どうしても轆轤作業をする必要がある場合には
実際に色々試してみる事です。試して轆轤作業が困難ならば止めるべきです。
但し、余り水を使わない手捻りの場合は、さほど問題に成らないと思われます。