今村雅弘活動日記

衆議院議員今村雅弘のブログ

速やかな解明と被害者救済を

2007年10月26日 | Weblog
テロ特措法や各委員会の審議も始まり国会もたけなわといったところですが、守屋前防衛事務次官の接待疑惑や薬害肝炎にかかる厚生労働省の問題で多難な国会運営となっています。今日は財務省主計局職員の集団強姦事件まで報道されています。本当に許し難いことです。官僚にも色々な人材がいますが結局は予算をはじめ国家権力を握り動かしてみたいという志望動機には共通のものがあり、三つ子の魂百までも、入省してからも転身してからも生来のその権力欲というものはそう変わるものではありません。俺達は優秀だから選ばれた、国家を担っている、だから接待されて当たり前、との変な自負心や、国を守るために秘密を守るのは任務である、との誤った隠蔽主義が省や自らを甘やかし今回の事態を招いていると思います。かっては産業界育成と称して天下りしましたが、最近のように企業が成長しその需要がない時代になると他の弱い分野に侵食し、私だけは違う、と言いつつ裏では出身官庁と連携して応援体制を作り各界に仲間や後輩を送り込んでいく図図しさには本当に呆れてし
まいます。特に防衛省や厚生労働省はその職務の特殊性から依然として閉鎖性や隠蔽体質が抜けません。アメリカの復讐かもしれませんが小沢党首と山田洋行や日米の軍需産業との深い関係も取り沙汰されているようです。検察当局には官界はもとより与野党含め徹底的な疑惑解明を期待していますし、舛添大臣には被害者の1日も早い救済を願っています。

様々な暮らしと文化と歴史が

2007年10月23日 | Weblog
昨日はさきもり応援隊で北海道の増毛町に行ってきました。金曜日は宮崎県西都市へ。恐らく三千キロは離れているし、海辺と山、江戸末期に開拓されたところと古事記の東征船出の地、という極めてコントラストがはっきりした視察でした。西都市の古墳群には何とも形容し難い空気があります。まさに時空を超えたオンリー ワンでありここでしか体験できないグリーンツーリズムという農山村体験ができます。増毛は日本海の厳しい自然と対峙しています。かってはニシンが押し寄せ大変賑わったところですが、森づくりで海づくりを実現されている話を聞いて意外でした。有明海のような内海ならともかく、外海の荒波や速い潮流に面したところでは森の養分は流されてしまって浜の役に立たないと思っていたからです。どちらも高齢化や過疎化の進むなか、様々なアイデアを出して故郷を守ってもらっています。狭いとはいえ南北に長い日本の地形や地勢の中で本当に様々な暮らしがあるんだなあということを痛感させられます。そしてその中で世界各地から渡ってきた文化や暮らし
が永い年月を経て醸成され、他国には無い強みとなっていることを再認識し、これからの農林水産行政にしっかり生かさねばと決意を新たにしています。かなりの強行軍でしたが、地域ならではの素材を使っての料理をいただけたのは一番の感動でした。樫の実で作ったこんにゃく等とても今まで食べる機会がありませんでしたが、東京ではこのようなお弁当ならどんなに高いお金を払ってでも惜しくない人が沢山いるだろうなと思うと疲れも吹っ飛びました。

活力が湧いてきました

2007年10月16日 | Weblog
昨日は郡上踊りで有名な岐阜県郡上市を訪れました。嶮しい山々と長良川の源流に面した清々しいところです。 視察途上での心こもった箱弁当が素晴らしく、地元の野趣に富んだ数々の素材を見事に生かしたもので、久しぶりにエサではない本物の食事をいただいたなあと感激しました。鳥獣被害が二百億円にも達する昨今ですが、逆転の発想で猪や鹿を巧みに味付けしアマゴや山菜や漬け物の煮物、最後には地元牧場産の牛乳でのプリンときて最高に美味しかったですよ。 現代はまさに飽食の時代と言われていますが、輸入に頼る量や値段でなく、こんなに素晴らしい素材が日本にあることを再認識し味わい大切にし、せっかくの人生を心身共に豊かに過ごしたいものです。その他にも奥さんパワ ーを結集しての大売れ手作りケチャップなど、厳しい条件のなかで知恵を出し力を合わせて頑張っておられる皆様方には本当に頭の下がる思いでいっぱいです。何とか少しでも力になってあげねば!と、さきもり応援隊長の感激と決意の一日でした。

ウソをついてはいけない

2007年10月15日 | Weblog
先般 秋田県横手市の山間地等を訪問、高齢化や厳しい農業事情を伺ってきました。この派遣チームには瑞穂の国・防人さきもり応援隊との名前を付けました。今やふるさとを守るお年寄りこそが現代の防人でありその方々をしっかり応援しようという意味です。厳しい中でも特産品を作り道の駅などに出品して頑張っておらるお姿を見て本当に感動し、何としてでも力になってあげねばと決意を新たにしています。明日は岐阜県に入ります。疲弊しきった山村や農村集落をどのようにして守り立て直していくか、これからの政治の大きな課題です。今日は盲導犬の支援フェスタに行き、運動会では応援団と共にひと踊りしてきました。秋晴れの下、三世代家族で弁当広げておられる風景を見てると羨ましくて仕方がありません。この幸せの実感をいつまでも大切にして頂きたいなと願っています。さて国会は衆院予算委が終わりました。予想どうり低調なものでした。野党提出予定の法案も出揃いそうですが財源の問題等で立ち往生するのではないでしょうか。特に農家戸別所得補償法案は参
院選での公約内容とは大違いであり、騙しではないかとの農家の大変な怒りを買う恐れがあります。小沢党首のマンション問題やテロ特措法と共に民主党への信頼を根底から揺るがすことになるかもしれません。政治には「信」が何よりであり国民の皆様の眼は節穴ではないと思っています。

ドンパチはぜひ国会にて

2007年10月08日 | Weblog
お祭りと運動会と勉強会で過ぎた秋の三連休でした。特に運動会は十カ所以上を駆け巡り汗だくになって、まさに私自身の結構な運動会となりましたが、副大臣就任のお祝いや激励もしっかり頂き疲れも吹っ飛びました。さて明日から国会は運動会にも似た予算委員会が始まり私も陪席せねばなりません。大体の予想はつきますが、時間や税金の無駄遣いにならないよう実のある議論を期待したいものです。最大の課題であるテロ特措法をどうするのか、小沢党首の主張に従って本当にアフガニスタンにISAFと呼ばれる地上部隊を送っていいのでしょうか。まさに一触即発自衛隊員の生命が死にさらされるか自衛隊の銃口が火を噴いてアフガン人の生命を奪うのか、そんなことより洋上給油による国際協力のほうがはるかに平和憲法の理念に叶っていると思います。政権奪取のために平和主義と尊い生命を犠牲にすることはやめてほしいですね。撃ち合いは国会の場で派手にやりましょう、その際はバラマキ公約実現の為の財源という弾薬もしっかり準備しといもらえるんでしょうけどね。

政治の漂流

2007年10月05日 | Weblog
今日で衆院の代表質問が終了、来週から予算委員会です。福田総理らしい無難な答弁振りでデビュー戦を飾られたと思います。それに比べ民主党長妻議員の質問はひどすぎました。参院選で勝利した最初の国会ですから、政権獲得を目指す党ならばもっと高邁な格調高い議論をしてほしかったですね。嫌がらせにも近い70問以上の細かい質問を並べ上げただけ、とても新政権に対する代表質問に似つかわしくない浅薄なものでさながら百円ショツプでした。正直なところ、明治の自由民権運動以来、先輩が営々と築き上げてこられた国会の権威も墜ちたものだ、と怒りを通り越し悲しくさえもありました。世論受けを狙ってなのでしょうが天下り問題を取り上げてしきりと非難や攻撃もしてましたが、そんなこと云うのなら地方公務員を含め上から下まで全ての公務員の再就職を禁止したらいい。支持母体の自治労等の了解とれますか。安定かつ高い俸給と年金、莫大な退職金、威張り腐っての再就職、余りにも恵まれすぎだと思います。思い切った人減らしをやって一人26000円の子供手当
ての財源にしたらいいですね。こんな国会では、当分の間は政策推進ができない政治の停滞と漂流が避けられないな、ということを改めて痛感しました。福田総理!健康に留意しマイペースで頑張ってください!

さてさてどうしたものやら

2007年10月01日 | Weblog
今日 福田総理の所信表明演説がなされました。地味だが各方面の課題に触れ着実さと温かみを感じさせるものでした。同じ日に郵政民営化がスタートしましたがこちらは競争原理と資本効率の追求の固まりのようなもので極めて対照的でした。どちらがいいのか国民の皆様も二年前の熱狂と違い冷静に評価を下そうとしているようです。それにしてもこの二つの出来事を目の前にするときマスコミに煽られて世論が大きく動き揺り戻す政治の現状には本当に憂慮しています。さて参院選で野党は安倍自民党叩きの風に乗り大勝しました。甘い甘い約束の実行はさてどうするのでしょうか。バラマキや口ばかりとの批判に対する為に何としても関係法案を作成し今国会に提出せよ、との小沢党首の命令に頭を抱えている議員の姿が目に浮かぶようです。あちらを立てればこちらが立たず目一杯キチキチの財政事情の中でそうそう上手い策はありません。さあどんな手品で誤魔化すのか、それともとりあえずは柔道でのいわゆる掛け逃げで今国会は終わりとするのかな?