気ままに

大船での気ままな生活日誌

実相院門跡展

2016-04-18 08:13:43 | Weblog

おはようございます。

京都桜旅のとき、ふたつの美術展もみてきた。そのひとつは、京都文化博物館で開催されている”実相院門跡展”である。三条通りを歩いているとき、ポスターで、ここの常設で月鉾展も開催されていると知って、よしそれならばと入った。ところが、月鉾展はまだ、はじまっていなかった(汗)。特別展がよかったから我慢しよう。

京都洛北、岩倉の地にある実相院。まだ、訪れたことはないが、庭の紅葉が床に映る”床紅葉”で知られている。会場に入る前に撮影可能な、”床紅葉”の本堂の大きなプレートをみることが出来る。”床青紅葉”の戯体験だ。

この写真にも写っているが、これらの襖が前後期にわたり、数十面、並んでいるのは圧巻。襖絵は京狩野派と江戸狩野派によるもの。狩野永敬による襖絵は山楽風だなと思ってみていた。帰って調べたら、京狩野派の初代が山楽で、永敬は4代目になるらしい。さらに、永敬は、高田敬輔を指導、その門下に曽我蕭白がいるとのこと。

花鳥図襖

ちらし絵となっている、”杉と虎”の杉戸絵も。

そして、何よりも、ご本尊様、木造不動明立像までおでましだ。

加えて、京都市文化財に指定された中世の文書など約80点も展示されている。”足利尊氏御判御教書”や”足利義政御判御教書”、業務日誌”実相院日記”など。岩倉具視の旧宅の図面も。

館内では、実相院の映像コーナーもあった。四季折々の美しい風景をみることができる。もちろん床紅葉も。二年分、みてしまった(汗)。そのあと、実際の”床青もみじ”をみて来ようと思ったが、考えてみれば、ご本尊さまから、襖までここに引っ越しているのだから、閉鎖しているかもしれないと思い、次回にすることにした。     

(京都桜旅#6)

それでは、みなさん、今日も一日、元気で!

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