気ままに

大船での気ままな生活日誌

夏の終わり 宝戒寺

2020-08-31 17:58:10 | Weblog

こんにちわ。

夏の終わりの宝戒寺へ。期待していたのは、彼岸花の花茎が伸びていて、一つふたつ花を咲かせているのがあるかもと。でも、花茎の芽さえ出ていない。この猛暑で地上の出るのにすっかりおじけついてしまったのか。黄金色のはいつもなら咲いているけどね。それさえもなし。ここは白萩が有名だが、こちらも、ひとつも花がない。ただ、わずかに残った(大風にやられて、倒れてしまった)酔芙蓉の花とシロシキブが見られただけ。でも、誰もいない静かな境内を巡り、木陰でかすかな秋風に吹かれているのもいいものだ。

宝戒寺の参道

鐘楼前の酔芙蓉

シロシキブ

柏槙の大木と本堂

聖徳太子堂前の百日紅

本堂

本堂から読経が聞こえてきた。ふと、高倉健さんのことを思い出した。宝戒寺は北条氏当主の館のあったところで、高時のときに新田義貞に攻められ、そこは灰燼に帰した。ここのすぐ近くに、高時以下部下が自害した、東勝寺跡がある。このとき有力部下の一人苅田式部大夫篤時も自害した。宝戒寺はこれらの方々の怨念を鎮めるために建てられたお寺なのだ。篤時の子供は岡山へ、山口(大内氏)へと逃げのび、その後、北九州に落ち着き、子孫の方が両替商、小松屋を営み、成功され、江戸時代の(東路日記で有名な)小田宅子さんや、現代の高倉健さんに繋がっていった。詳しくはここをどうぞ。ご存命の頃は本堂内に健さんのお供え物がいつもあった。

ここには水琴窟もある。ここで、涼やかな音色を聞いて、一休み。

鎌倉駅へ戻る途中の妙隆寺の酔芙蓉もまた見学した。一週間ほどしかたっていないが、もうだいぶ少なくなっていた。

むしろ白芙蓉に惹かれた。

白いノボタンも。

大巧寺の酔芙蓉は今が盛りだった。

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夏祭りのない夏のおわりはさみしいね

2020-08-30 22:32:02 | Weblog

こんばんわ。

今日は、8月最後の日曜日。例年なら、この土日の夏祭りを見て、夏のおわりをしみじみと感じるのだけれど。今年はコロナコロナでどこの夏祭りも中止。本来、祭は疫病や災害を起こす悪魔を鎮めるためにはじまったものなのに。

夏祭りなしでは夏は終わらないので、”おうち夏祭り”ということで、昨年のお祭りの写真をここに載せて騒ごうと思う。

土曜日は浅草のサンバカーニバル。令和元年ベスト3チーム登場!

仲見世バルバロス(浅草)テーマ:マジック

サウージ(横浜野毛) テーマ:ありがとう平成、ようこそ令和

リベルダージ(東京都) テーマ:泥棒

日曜日は原宿スーパーよさこい

十人十彩(高知)

ほにや(高知)

舞台演舞

夏祭り15連勝が途絶え、今年はさびしい夏の終わりでした。

お月さまの夏祭り お祭りは最高潮、明日は十三夜月

お月見8連勝!

木星と土星と一緒に

では、おやすみなさい。

いい夢を。


やなぎはながさ

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晩夏の浄智寺

2020-08-30 09:37:28 | Weblog

おはようございます。名ばかりの晩夏だが、昨日、午後、浄智寺を訪ねた。ある花がお目当て。

鐘楼門前のすすき。たしか、すすきの穂は今季の初見。晩夏から初秋への橋渡し。

鐘楼門をくぐると本堂・曇華殿(どんげでん)。お参りをする。ここはコロナ自粛中もずっと開けていてくれた。お寺さんはこうでなければ。

阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来は、それぞれ過去・現世・未来の三世に渡って人々の願いを聞き入れてくださるというありがたい仏様とのこと。三世仏。

本殿を廻ると右手に茅葺の書院が見えてくる。ここの庭園にハナトラノオとツルボの群生がみられる。去年の今頃、ふたつとも見頃だったが・・今年はツルボがほとんど見られない。もう終了か。その代わり、ハナトラノオが満開!見事なものだった。

背の高いのは初秋の花、シオン。あと少しで咲きそう。

この風景を見ながらしばしベンチで休憩。ときおりくる秋のような風。あかあかと日はつれなくも秋の風(芭蕉)

ツルボはほんのわずか。

去年のツルボ↓

裏へ廻り、信楽の狸の親子にご挨拶。

もちろん、布袋様にもごあいさつ。

書院の内側からもう一度、花虎の尾を見る。

そうそう、タマアジサイも見頃に。

すばらしい晩夏の浄智寺でした。さて、今日の午後はどこの晩夏にするかな。彼岸花一番はどこになるか、これも楽しみ。世の中は楽しみにあふれている。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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月と木星と土星のトライアングル&大曲の花火

2020-08-29 22:47:15 | Weblog

こんばんわ。

今日の午後8時。夜空には4日後に満月となるお月さまが。そして木星と土星が斜め上に。見事な月木土のトライアングル。

老眼で見えない方に木星(右)と土星(左)に印をつけました。昨日まではラインでしたが、今日は三角形!

お月見7連勝!

ちょうど同じ時間、大曲の夜空に花火が上がりました。全国の花火師が技を競い合う全国花火競技大会(大曲花火大会)が中止となったが、来年の開催とコロナ退散を願い、無観客で花火が打ち上げられた。テレビで生中継があった。

池江璃花子さん、1年7か月振りの復帰レース。目標をもって病気に立ち向かえば、こんなに早く復帰できるんだ。パリ五輪も夢ではない!がんばって!ぼくもパリ五輪まではがんばるぞ。(数年前は東京五輪までと言っていたが)

目標タイムに設定していた日本学生選手権(10月、東京・辰巳国際水泳場)の個人種目の派遣標準記録(26秒86)を上回り、1位でゴール。

大阪なおみ、今季初優勝なるか。今日、24時、試合開始!がんばって!全米も頂きだ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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古典x現代2020展

2020-08-29 14:12:04 | Weblog

こんにちわ。

国立新美術館の”古典x現代2020”展の最終日(8月24日)に覗いてきた。日本の現代美術家8名を江戸時代以前の作家の名品と対比させて展示するもので、なかなか面白かった。

たとえば、曽我蕭白に対するのは横尾忠則。この組み合わせが一番ピンときた。まさに今昔の前衛、響きあう、という感じだった。横尾の”寒山拾得2020”は蕭白のそれを下敷きにして、二人が携えているほうきを掃除機に、経典をトイレットペーパーに変えている(笑)。禅僧の”自我を殺す”ため首つりを用意した(笑)。”戦場の昼食”という絵は、マネの”草上の昼食”のパロディーで描く。

寒山拾得2020

戦場の昼食

これも面白かった。北斎対しりあがり寿。北斎の富嶽三十六景に対し、”ちょっと可笑しな三十六景”を描く。

あの赤富士が巨大髭剃りで剃られている。

あの波が太陽のコロナになって富士山が地球に。題して”太陽から見た地球”。

なんと、メビウスの桶に。

円空さんには木彫家、棚田康司。円空仏とよく響きあっていた。共に一本の木から像を造り出す。

乾山と皆川明

唯一、写真撮影が可能な”鴻池朋子のインスタレーション。文化の原型である狩猟採集を再考し、牛革を使った《皮緞帳》。刀剣と一緒に飾られている。これは見事な作品だった。

現代作家たちの仕事と過去の名品との関係はさまざまです。展覧会では、世界観や主題、造形、制作方法の類似を示すだけでなく、先達から得たインスピレーションや、誰もが知るイメージに基づくパロディ、古い作品を取り込んだインスタレーションなど、過去の偉業に積極的に関与していく現代の作家たちの姿にも焦点を当てます。今日の優れた表現と、今なお私たちを惹きつけてやまない古の名品の比較を通じて、単独では見えてこない新たな魅力を発見する機会になれば幸いです(公式サイトより)。

この日が旧原宿駅舎の最後の日だった。

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大磯・照ヶ崎海岸へのアオバト集団飛来

2020-08-28 21:40:57 | Weblog

こんばんわ。

大磯の照ヶ碕海岸はアオバトの集団飛来地として知られている。アオバトとは、ハト科に属する緑色のハトで、関東地方には夏鳥として飛来する。丹沢山地に棲むアオバトが初夏から秋にかけてここ大磯の海岸まで飛来して海水を飲みに来る。

ぼくは何度かこの海岸に来ているが、一度もアオバトに出会ったことがない。今日、ふと、思い出し、朝食後すぐに大磯に出掛けた。海岸に到着したのは9時半頃。カメラマンが二人、大きなカメラを岩場に向けていた。

二人共アオバトを待っているのだが、手前の人に聞いてみると、午前8時頃までだね。今頃はなかなか来ないよとがっかりするようなことを言う。今日もダメかと岩場を眺めていたら、5分もしないうちに、数十羽のアオバトが飛んできた。はじめて見るアオバトの集団飛来だ!

岩場に降りてきた。

間違いなく、緑色のアオバト。小さなカメラでも証拠写真をとることができた。

さて、この岩場に何羽いるでしょうか。最低4羽はいますよ。

もうしばらく居たかったが、照ヶ碕海岸は文字通り、かんかん照りで熱中症になりそうだったので、途中、延台寺の虎女(虎御前)の供養塔にお参りし、大磯図書館で涼む。

虎女の供養塔。

その隣りに大磯宿の遊女のお墓。東海道で遊女のお墓があるのは、ぼくの実地検分では、川崎と藤沢とここだけ。

猛暑の中、なんとか照ヶ碕海岸のアオバトの集団飛来を見ることができ、大満足の一日だった。

お月見6連勝も達成!

夜は月と木星と土星の大接近。

夕方、安倍総理辞任会見。長い間、大変ご苦労様でした。どうぞお身体を大切に。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


大磯の老舗旅館の百日紅

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きもの展 その4

2020-08-28 09:08:11 | Weblog
おはようございます。
東博のきもの展(8月23日終了)は婦唱夫随(笑)で出掛け、はじめあまり期待していなかったが、なかなか良かった。東博の常設展でいろいろな着物を見てきたが、これほど、古今東西の着物を一度に見たことは初めてだったので、その迫力に圧倒された。さすが、日本の民族衣装、それぞれの時代時代に絵師や職人たちが精魂込めてつくった着物はまさに芸術だ。
 
こんなに長く紹介するつもりはなかったが、公式サイトを改めて眺め、復習していたら、あれもこれもブログに残しておきたいと思い、とうとう、きもの展、その4になってしまった。
 
今回は第4,5章をごらんください。写真撮影は禁止なので、ちらし等から。今回は明治以降から現代まで。岡本太郎のデザインのきものや美人画のポスターなども良かった。
 
第1章:モードの誕生
第2章:京モード江戸モード
第3章:男の美学
第4章:モダニズムきもの(明治・大正・昭和初期)
第5章:KIMONOの現在
 
第4章:モダニズムきもの(明治・大正・昭和初期)
 
文明開化のあと、西欧風のモダンな模様を染めた友禅やアール・デコ調のデザインなど、ヨーロッパのモードに連動した模様のきものが登場しました。特に銘仙は庶民でも手に入りやすく、日本の女性の日常着に前代未聞の華やかなデザインを展開させます(公式サイトより)

4 -1 モードのデモクラシー
 
振袖 淡紅綸子地宮殿模様 ベルサイユ宮殿にでも迷い込んだような華麗なデザインと称される。戦後、さまざまなデザインが現れた。
 
移り行く姿( 高畠華宵)当時のファッションが勢ぞろいする屏風。
左隻

右隻
 
鏑木清方《美人図》(足利本銘仙ポスター原画)
 

北野恒富《現代美人之図》(足利本銘仙ポスター原画)ほかに、伊東深水、山川秀峰、中村大三郎と豪華な展示コーナーだった。
 
4 -2 モダン・デザイン・コレクション
 
着物 菊模様銘仙
 
 
第5章:KIMONOの現在
 
戦後、きものは日常着として着られることが少なくなったものの、現代のグラフィックデザインを志向するきものや、インスタレーションとしてきものを制作する染織作家も現れました。岡本太郎(おかもとたろう)のような個性的な作家の作品や、人間国宝が制作するきものなど現代における「きもの」の多様な展開を紹介します。
 
5 -1 TARO きもの
 
5 -2 久保田一竹のインスタレーション

連作 光響 久保田一竹作 〔15領〕
 
5 -3 人間国宝にみる伝統と革新
 
友禅訪問着 白地位相割付文 「実り」森口邦彦
三越のショッピングバッグのデザインは、このきものの模様を元にしている。
 
5 -4 YOSHIKIMONO

YOSHIKIMONO YOSHIKIデザイン 〔7件〕
 
とても素晴らしい展覧会でした。(完)
 
 
 
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
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上弦の月プラス1と揚羽蝶と風船唐綿

2020-08-27 22:23:25 | Weblog

こんばんわ。

今日のお月さまは上弦の月プラス1の月。

上弦の月プラス1日。すこしふっくらと。これから膨らむ一方で来週はもう満月。

午後9時過ぎの南の空。月と木星(青)と土星(緑)が並ぶ豪華なラインナップ。

これでお月見5連勝!

満月のような風船唐綿(ふうせんとうわた)の実。

今朝、実が割れて、綿のようなものが飛び出しているのを発見。なるほど、それで唐綿か。そこに種がいくつもついている。綿羽をつけて天女のように舞うのだろう。

まだ花も蕾もある。三世代同居か。

世代交代の象徴、ユズリハはまだ古い葉が譲らない。でも、二世代同居ということで、いいだろう。

この小さな木の実は何?うっすらと赤くなってきた。

朝散歩のはじめ、揚羽蝶がエゴノキの葉にじっと止まっているのを見た。手を近づけても動かない。

いよいよ、生涯を終えようとしているのか。

30分ほどして、帰りに立ち寄ったら、まだ居たが、ぼくの目の前で、いきなり飛び上がり、マンションの七階あたりまで一気に昇っていった。こんなエネルギーがまだ残っていたのか。びっくりした。われもがんばらねばと思った次第。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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きもの展 その3

2020-08-27 09:28:09 | Weblog
東博のきもの展(8月23日終了)。今回は第3章をごらんください。写真は撮らせてもらえないので、ちらし等から。
 
第1章:モードの誕生
第2章:京モード江戸モード
第3章:男の美学
第4章:モダニズムきもの(明治・大正・昭和初期)
第5章:KIMONOの現在
 
第3章:男の美学
 
時代や身分により、個性的なお洒落を全身で表現してきた日本の男性。第3章では、戦国武将の衣装、友禅染で華やかにデザインされた若衆の振袖、細密な刺繡や更紗を用いた華麗な間着、刺青のように勇壮な模様を施した火消半纏(ひけしばんてん)を展示。さらに象牙・螺鈿(らでん)・蒔絵などで意匠を凝らした印籠や根付、煙管といった男性小物も紹介します(公式サイトより)。この章が一番面白かった。天下人の陣羽織等もみられたし、国芳の浮世絵もよかった。
 
3 -1 サムライの美学―信長・秀吉・家康のファッション
 
 陣羽織 黒鳥毛揚羽蝶模様  織田信長所用
 
陣羽織 淡茶地獅子模様唐織 〔1領〕秀吉所用
 
 胴服 染分平絹地雪輪銀杏模様  家康のおしゃれ着
 
3 -2 「若衆風 」ファッション―友禅染振袖
 
振袖 白縮緬地衝立梅樹鷹模様 〔1領〕

3 -3 「つう」の美学―下着
 
下着 白木綿地立木模様更紗 〔1領〕
下着 鼠色木綿地江戸名所模様 〔1領〕 など
 
3 -4 江戸っ子の「いき」火消半纏と国芳ファッション
 
火消半纏 紺木綿地人物模様
 
国芳もやう正札附現金男 歌川国芳筆 〔10枚〕衣装の模様に着目。
 
 野晒悟助
 
 幡随長兵衛
 
白井権八
 
梅の由兵衛
 
3 -5 男性のお洒落小物―印籠・根付・煙草入・煙管
 
(つづく)
 
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
 
 
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上弦の月とツルボの群生

2020-08-26 22:23:03 | Weblog

こんばんわ。

今日は上弦の月。雲が多く、夕空には月はなし。

日が暮れても、なかなかお月さまの姿はみえず。それでも午後9時半頃、ようやくちらりと顔を出してくれた。

しかし、半分は雲に隠れ、半月ではなく1/4月。

でも、ご安心下さい。こんなこともあろうかと、昼間のうちに撮っておきました。

これで、お月見4連勝!

朝散歩で久しぶりに大長寺へ。ツルボが真っ盛り。宝蔵前に群生している。

大長寺は家康ゆかりのお寺なので宝蔵には三つ葉葵の紋がある。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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