気ままに

大船での気ままな生活日誌

萩野公介メタルならず 寺川綾は、うれしい銅

2013-07-31 08:15:26 | Weblog
和製フェルプス、萩野公介の出現で、世界水泳に目が離せなくなってきた。今日も眠い目をこすりながら、午前1時からテレビ観戦。

いきなり、公介の200自由形決勝。さあ。ここでメタルを獲れば、大変なことになるゾ。がんばれと声をかける。スタート。最後のターンまで6,7位くらいのところをゆうゆうと泳ぐ。さあ、最後の20メートル。公介のピッチがあがる。いけ、いけ、いけ(これはぼくの声)。メタルいける、いけると解説者。アナウンサーも絶叫調。ゴーール。画面に、いきなり、金銀銅の表示が。ザンネン、5位だった。ほとんど、銅メタルとはタッチの差。惜敗。でも、タイムは自己新。よくやった。この一時間後に、100背の決勝があるので、インタビューもなく控室に消える。すぐマッサージで身体をほぐしていた。



そして、すぐ寺川綾の100背の決勝。お見事、ロンドンに続く銅メタル。美人スイマー、寺川の笑顔にようやく眠気もとれる(汗)。

おめでとう、寺川綾。


つづいて、北島康介は50平の準決勝。最下位敗退。残るはメドレーリレーだけとなる。でも手ぶらでは返さない。


さあ、そして、今日一番の大勝負。100背泳ぎ決勝。入江と公介が出場。77年ぶりのW表彰台になるか。それは無理にしても、できれば和製フェルプスにメタルを獲らしたい。でも、一時間前にレースをしたばかり。残念ながら7位に沈んだ。専門の入江もタッチの差でメタルを逃す。





今回は出場種目すべて(個人6種目、リレー2種目)に決勝進出し、メタルは3個でいい!でも、できれば4~5個、欲をいえば6個。世界新も一つ、よろしくお願いします。寝不足覚悟で応援いたしますでござんす。

でも、公介の狙いは、2016年のリオのカーニバル、じゃない、リオのオリンピックだ。そのときに、和製フェルプスとして活躍、金メタル量産してもらえばいい!。今回は、気楽にやってね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美肌証明写真のある風景

2013-07-30 21:01:11 | Weblog
手頃な暑さだったんで、ぶらりと渋谷方面へ。

恵比寿駅前でみた美肌証明写真のある風景。例の美白化粧品の白斑症状を診断するための写真だろうか。 


でも男も並んでいるゾ。うん、美白化粧品をつける男がいたっておかしくない時代。


美白石鹸くらいにしておけばよかったのに。真央ちゃんみたいに。


ルーブルから来られた美白美人は、今、上野でみられます。


もっとすごい、超美白のミロのビーナスが東京国立西洋美術館に来られたんだよ。1964年4月だった。ぼくも観に行った。そのとき出た、記念たばこを、たばこと塩の博物館で観た。


わしの方が美白じゃ。し、塩じい


この江戸の美男子たちも、美白石鹸くらい使っていたかな。でもネ、今日はお休みでみられなかったんヨ。


その代り、パルコでピカソもみたし。


何でピカソ展?パルコが接しているスペイン坂が20周年なんだってサ。


センター通りでは七夕飾りを観たし、


恵比寿では、山種美術館で玉堂を観たし、


代々木公園では、かき氷を食べたし、


とてもご機嫌な一日でやんした。これからひと眠りして、夜中に起きて、世界水泳で萩野公介をみるんじゃ。200自と100背の二つの美白なメダル(銀メタル)頂きじゃ。

それぞれの美術展の紹介はのちほど。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浮わりと生きましょう 斉藤浮世絵コレクション 

2013-07-30 09:57:39 | Weblog
ぼくは毎日、浮わりと生きてるんで、”浮わりと生きましょう”のコピーにつられて、三菱一号館美術館に行ったと思っている人が多いと思うけど、今回はコレクターの方にちょっと関心があった。もちろん、もともと浮世絵は好きだし、第二期の中心、北斎と広重はとくに好きということはありますがネ。

何故、コレクターに関心をもったか。ぼくが旧東海道宿場町巡りをテーマに歩いている頃だった。川崎宿本陣跡近くに、砂子の里資料館というのをみつけ、入ったことがある。狭い展示室に、宿場町ゆかりの、広重の東海道五十三次など浮世絵が細々と展示されていた。その後、たいしたもんじやないナと、入ることはなかった。それが、先月の高校クラス会のとき、M嬢から、三菱一号館美術館の展覧会は、砂子の里資料館長の斉藤文夫さんのコレクションよ、ということを聞いた。じぇじぇ!斉藤さんは川崎ではよく知られ、参議院の議員さんだったこともある。どうも先代から浮世絵を蒐集しはじめたようで、現在も蒐集中で、相当な数になるらしい。今回だけでも、三期にわたり、総数600点もの浮世絵が展示されるから、その数倍は所蔵しているということだろう。

クラス会を終えて、すぐ行く予定が、なんやかやで、時は過ぎゆき、本当は、歌麿や春信がたくさん出ていた一期が本命だったけど、見逃してしまった。でも、二期だって、観たものが多いけれど、いいものは、何度みてもいい。北斎お馴染みの富嶽三十六景や広重の東海道五十三次をゆっくり旅して、ときには瀧巡りをしたり、沖縄まで足を延ばしたり(琉球八景)と、楽しい江戸時代の旅をさせてもらった。ときどき、ロートレックのポスターの前で、一休みしたり。北斎の雪月花ははじめて観たような気がする。隅田の雪、淀川の月そして吉野の花。

北斎と広重ばかりではありませんヨ。英泉の(神奈川県内の)宿場町、三代目豊国(国貞)の五十三次ゆかりの人物、たとえば、品川では幡随院長兵衛。長兵衛に”お若えの、お待ちなせえやし”と問われ、”待てとお止めなされしは、拙者がことでござるかな”と応える白井権八は、川崎に。鈴ヶ森の刑場の場であるが、うしろに六郷の渡しが。国貞と広重合作の”双筆七湯巡 宮の下”など箱根温泉シリーズも珍しい。

そして、締めはやっぱり面白い!国芳だあ。がらりと雰囲気を変え、楽しませてくれる。流行猫の戯れシリーズ、。縞揃い女弁慶シリーズとか。

そのあと行った、墨田の花火でびしょ濡れになってしまったけど、その前はこうして浮かれていたのでありんす。そうそう、展覧会でクラスメートのK君と会った。斉藤さんの近くで仕事をしてるとのこと。裏話もいろいろ(笑)。教えないでがんす。

これを機会に、砂子の里資料館を再訪してみよう。





すごい男が現れた。萩野公介クン。近頃の若者はたいしたもんだ。

400自由で53年振りの銀メタル。山中毅以来かな。ローズとの決戦で、いつも銀だったっけ。


そして百背泳でも決勝進出。深夜、テレビで観た。











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台北・故宮博物院日本展にあの翡玉白菜が

2013-07-29 08:28:44 | Weblog
箱根からの帰途、車中で読んでいた産経新聞の小さな記事に目が釘づけになった。”台北・故宮博物院日本展に翡玉白菜”の見出し。えっ!なななんとな、あの白菜がやってくるとナ。記事によると、台湾の中央通信社は、25日、翡玉白菜など人気のある展示品を出展する見通しになったと伝えたそうだ。さらに、”肉形石”、唐の孫過庭の”書譜”も出展見通しであるという。

ぼくは、この4月に台北・故宮博物院を訪れたばかりだが、この翡玉白菜、肉形石そして象牙球、これら三点の清朝時代の工芸品の人気はすさまじい。最近は中国人の見物客が急増して、この三点を観るのに1,2時間は行列しなければならない。故宮博物院の超目玉展示品なのだ。たとえていうと、ルーブル美術館のモナリザ、ミロのビーナスみたいな存在。

だから、ぼくは、来年、東博と九博で開催される同展には、この3点のうち、1点でもきてもらえれば大成功と思っていた。たぶん、翡玉白菜と象牙球は無理で、肉形石ではないかと予想していた(4月のブログ記事)。それが、なんと一番困難と思われていた翡玉白菜が、それも肉形石と共にやってくる。よくぞ、決断してくれました故宮博物院ドノ。

草書の代表的古典という”書譜”も、ということは、当然、日本人が好きな陶磁器の名品もどっさり来日するはずだ。ぼくの大好きな、北宋汝窯の青磁も、5,6点はと期待する。それに、カワイイ系代表としては、北宋/定窯 ”白磁嬰児枕”。この子も必ず来日すると、4月のブログ記事で予想したノダ。きっとアイドルになる!

これで、台北・故宮博物院日本展の大成功は間違いなし。記録的な入場者数になるだろう。台湾でみられなくなった、中国人が大挙して来日するし(爆)。

なぜ、こんな重要なニュースを(美術記事が充実している)朝日新聞は無視しているのだろうか(ぼくが記事を見逃しているだけかもしれないが)。きっと、中国に遠慮してるんだろう(爆)。冗談はさておき、そのうち、東博からお知らせがあるだろう。来年の楽しみが、またひとつ増えた。


一番人気の”翠玉白菜”。高さ18.7センチメートルで、幅が9.1センチメートル、厚さ5.07センチメートル。翡翠の天然の色を生かした、鮮やかな緑と白が輝く白菜そっくりの彫刻。葉の上には繁殖力の強いキリギリスとイナゴが乗っている。白菜は清廉潔白、キリギリスは子孫繁栄を象徴しているとのこと。


二番人気の”肉形石” おいしそうな赤身と脂身の混じった豚の角煮にそっくり


青磁無紋水仙盆 本品は汝窯青磁の頂点といわれるもの。汝窯唯一貫入が認められないもの。水仙をいける器とされるが、不明。やはり猫の餌入れか


産経新聞の記事。


ついでに、あたいも載せて。北宋/定窯 ”白磁嬰児枕”


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松竹大歌舞伎 番町皿屋敷&連獅子

2013-07-28 18:15:29 | Weblog
鎌倉芸術館で松竹大歌舞伎が開催された。歩いて5分で、歌舞伎がみられるのは嬉しい。中村吉右衛門一派出演で、中村又五郎&歌昇の襲名披露公演でもある。演目は、”番町皿屋敷”、”口上”とつづき、”連獅子”の三本立て。

岡本綺堂作の”番町皿屋敷”。吉右衛門の播磨、芝雀のお菊。播磨に縁談があることを知り、不安になったお菊が、本心を確かめようとし、家宝の高麗皿をひとつ割る。はじめは許していたが、故意に割ったことを知り、”潔白の男の真を疑った女の罪は重い”と激怒する。”もし偽りの恋であったら、播磨もそちを殺しはせぬ。いつわりならぬ恋を疑はれ、重代の宝を打割ってまで試されては、どうでも赦すことは相成らぬ。それ、覚悟して庭へ出い”とお菊を手討ちにする。そして、一生の恋が終わった播磨は、鬼の形相で幡随院長兵衛一派の町奴との喧嘩に出掛けるのであった。吉右衛門の播磨、最高!。(浅草でみた)海老蔵の長兵衛も良かったんで、ふたりで喧嘩させたい。

お菊は平塚宿・宿役人真壁源右衛門の娘で、市内にお菊塚がある。歌舞伎の”番町皿屋敷”は、今回、はじめて観た。お菊さんに報告しておこう。

そして、中村又五郎&歌昇の襲名披露口上があって、お二人で、お馴染み、”連獅子”。赤と白の毛振りが見事。紅白対抗戦は、若い方に勢いがあったようにみえた。

大ホール三階席まで満席。夜の部もあるのだから、すごい人気。真夏の昼に、夢の世界に連れていってもらった。サンクス、吉右衛門グループ。





平山郁夫の緞帳。


平塚のお菊塚。去年、鎌倉芸術館で小朝師匠独演会があって、演目に”お菊の皿”があった。とても面白かったので、ブログ記事にした。そのときにも、この写真を使い回わしている。学術論文じゃないからよかっぺ。






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずぶ濡れ 墨田の花火 

2013-07-28 09:09:01 | Weblog
雷雨の襲来が心配だったけど、出掛けた墨田の花火。
心配通り、雷雨に会って、ずぶ濡れになって帰ってきた墨田の花火。

いつかは吾妻橋付近でみたが、あの混雑は避けたいと、ネットで花火見物の穴場を捜した。錦糸町駅近くの大横川親水公園というのがあり、あそこなら、スカイツリーは見えそうだし、大船まで乗り換えなしで帰れる、よしこれだ!と即断即決。花火好きなワイフは箱根の疲れがまだ残っているからと回避。

”浮わりと生きましょう、浮世絵展”を三菱一号館美術館で楽しんで、ふわりと錦糸町へ。まず、その公園へ。広場には、すでに、たくさんのシートが敷かれていて、まず、一安心。それに、スカイツリーが真正面に。きっと、ツリーの横の大きなスペースの空に、大輪の花火の花が咲くだろうと想像し、わくわく。

屋台はひとつも出ていなかったので、まず、近くの、定食屋さんで腹ごしらえ。久しぶりにステーキをいただく。もちろん生ビールも。そして、会場に、戻り、花火の開始を待つ。7時過ぎて、第一発目が。わーと歓声。えっ、どこどこ、とみんな立ち上がる。ななんと、あの空のスペースにくるものとばかり思っていたのに、コーナーキックするような場所にちょこんと。

歓声が嘆声に。すると、シートを持って、前方に移動し始めるグループが続出。ここじゃダメと皆が動き始め、ぼくも後をついて行った。これが間違いの元であった。先へ先へ、進んで、確かに、多少はよく見える場所もあったが、大同小異。20分も歩くと、今度は雲行きが怪しくなり、花火の音に呼応するようにゴロゴロ。ドーン、ゴロゴロが何回か続いて、今度はポツポツが。

これはまずいと引き返す。そのとたん、雨脚はつよくなり、土砂降りに。これが最近、都心を騒がすゲリラ豪雨かと、感心しながら、雨宿りもせず、早足で一気に錦糸町駅へ。その間、花火の音がなくなり、雷だけが夜空を光らかせていた。傘はさしていたが、もちろんずぶ濡れ。ズボンは腿から下がびっしょり、Tシャツも水びたし。

年寄りが冷や水をかけられたようで(爆)、寒くなってきた。さあ、すぐ帰らねば風邪をひくと、電車に飛び乗る。Tシャツを脱ぎ、もうひとつバッグの中に温存しておいた半袖シャツに着替える。ズボンを尻までずらして、乾きやすいようにする。靴下を脱ぎ、絞り、乾かす。靴の中の水をハンカチでふきとる。こうして、ようやく、体が温まった感じとなった。こういう作業を想定し、休日で空いているグリーン車にしたのだ。

こうして無事、帰宅。だから、言ったじゃないの、とワイフの勝ち誇った声。 

とんだ墨田の花火見物になってしまった。

墨田の花火を楽しみに待つ人々




はじまった。でも、こんな端っこに。やっと、スカイツリーとツーショット。


先へ、先へ、動いても。木や建物の影からみえる程度。




この公園の近くでみつけた、津軽稲荷神社。案内板に、ここは弘前藩津軽為信の下屋敷があった場所。一万坪あったが、明治43年の大水害で町に払い下げとなった。その後、町名変更があったときに、町の守護神となり、現在に至っている。津軽華子さまのお嫁入りのときにお祝いをし、その礼状と記念品が神社内に保存されている、とのこと。


合点がいった。ぼくは今年、弘前城など、二度も津軽に訪れている。で、津軽為信が、ご褒美として下屋敷内で花火見物をと、呼んでくれたに違いない。とんだご褒美だったけど。

今日は天気は関係ない。吉右衛門(播磨)と芝雀(お菊)の番町皿屋敷を観に行くんで。
でも、晴れたらいいね。

今日の朝日

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県立恩賜箱根公園の山百合は真っ盛りだった

2013-07-27 11:45:59 | Weblog
箱根町の波止場から、箱根の関所を抜けると、すぐそこが県立恩賜箱根公園だ。むかし函根離宮があったところ。ここは躑躅で有名だが、山百合もすごいことを知ってから箱根美術館とセットで訪ねるようになった。

関所


公園入口でいきなり、ちょうど見頃の(本当のことをいうと、前回の箱根美術館のは、少しだけ最盛期を過ぎていた)山百合に出会う。おおっ!


そこから中央の通りを上がっていくのだが、その両側に山百合の群れがいくつも。写真はいっぱい撮ったが、同じような画像なので、ここでは出さない。そして、かつての離宮を思わせる湖畔展望館に到着。


そして、その離宮の前に気高く咲く、一本の山百合。その名を吉永山百合といい、酉年の三月生まれ、山百合界の女王さまときく。じぇじぇじぇ。


その離宮から少し離れた広間には、吉永山百合さまに仕える山百合女官が百人も勢ぞろい。いずれも、見頃と言っては失礼、最高のおしゃれをされ、待機されている。こんな素晴らしい山百合さま達を観られのは生涯、何度もないこと。ああ、それなのに、それなのに、観客はぼくらを含め、老夫婦二組だけ。もったいのうございます。でも、逆にいえば、こんな贅沢なことはありましぇん。世界で最高に幸せな二組の老夫婦がいた、あの夏の日。これでいつポックリいってもいい。

写真でみると、1/10くらいの雰囲気しか出ていません。




タマアジサイも咲き始めていた、大きな株。


ヒメシャラ林に花はもうなかった。そういえば、5年前(2008.6.25)ここで、エゴの木の花の満開に遭遇した。あのときの感動も忘れられない。


イワタバコもまだ咲いていた。


箱根旧街道杉並木では、ふつうの紫陽花と姥百合も咲いていた、あの夏の日♪

姥百合


すばらしい箱根の山百合散歩だった。(完)

さて、今日の墨田の花火はどうなるのか。とにかく出掛けてみるか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箱根美術館庭園の山百合 最高

2013-07-27 10:02:10 | Weblog
数日前、箱根の山百合が盛んに咲いているという情報を小耳にはさんだので、天候が回復した昨日(26日)に出掛けてきた。山百合好きのワイフも一緒に。お目当ては、強羅の箱根美術館の苔庭園と芦ノ湖畔の県立恩賜箱根公園。どちらも、見頃で大満足。それに、登山電車やバスの車窓からも自生する山百合があちこちにみられて、目が離せない。さらに、まだ紫陽花が残っていたり、そうそう、岩タバコの花をみつけたこともあった。

まず、箱根美術館庭園から。苔庭内の渓流の両脇に咲く山百合。全体の写真にしてしまうと、目立たないが、実際は、何十もの山百合が咲き揃い、壮観です。




そして苔庭内のあちこちに




石の庭、竹の庭にも。






もちろん、美術館にも入って、縄文、古墳時代のものから、猿投、瀬戸、越前などの古陶を楽しむ。この日はワイフの好きな鍋島は置いてなかった。


見終わったのは午前11時頃。強羅公園を抜けて(ここにも山百合が何株も)、強羅駅近くの、人気店、田むら ・銀かつ亭へ。11時半頃に着いて、20分ほどの待ちで入れた。豆腐かつ煮ご膳を頼み、生ビールも。いい味で、ワイフも満足した顔。クーラーもよく効いていて、ゆっくりしてしまった。帰るときには、長い行列ができていた。





ケーブルに乗って、大涌谷で降りる。新駅舎が出来上がったばかりだった。階段はペンキを塗っている最中で、出来立てのほやほや。


紫陽花がまだ鮮やかだった。


そして、芦ノ湖まで降りて、海賊船に乗ったのであった。すべるように、向かうは箱根町の波止場。


(つづく)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相国寺の”若冲展”

2013-07-26 06:35:13 | Weblog
京都の祇園祭に行った際、相国寺承天閣美術館の”伊藤若冲の名品展”を観てきた。数年前、金閣寺(鹿苑寺)を訪ねたときに、大書院の若冲の襖絵はすべて、相国寺で管理されていることを聞いた。何故、相国寺かというと金閣、銀閣は、相国寺の塔頭寺院なんだそうだ。今回、ようやく、若冲の襖絵を目の当たりにすることができた。これまでの若冲展のどれよりも素晴らしい展覧会だった。

若冲は、相国寺の住持大典和尚と深い交遊関係を結んでいた。それ故、寺に伝来する中国や日本の古画を観る機会も多く、それらに触発されて、制作した作品も多いそうだ。お礼として(笑)、若冲は相国寺に、あの名作、”動植綵絵”30幅(のち宮内庁に献上)や、現在展示中の”釈迦三尊図”三幅対などを寄進している。さらに、鹿苑寺大書院の障壁画五十面も。

展覧会の様子を写真でお示ししたいが、(建仁寺とは違い)、ここでは、すべて本物が展示されているので、写真撮影は禁止。10枚セットの絵ハガキとちらしの写真などをまじえながら紹介しよう。

まず、何と言っても、金閣寺大書院旧障壁画五十面全展示。すべて国の重要文化財である。どれもこれも、素晴らしいが、とくに、ぼくのお気に入りは、月夜芭蕉図襖絵かな。芭蕉の大胆な描き方がいい。別の絵の芭蕉も同じように大きく繁っていた。竹図襖絵も良かった。この節が膨らんだ竹は、中国の”算盤竹”だという解説があった。実物をみてみたい。そのうち、見つけます(笑)。襖絵以外では、群鶏蔬菜図押絵貼屏風。群鶏図はこれまで、いくつか観てきたが、これが一番良かったネ。それとカラーの虎も牡丹も百合も良かったどす。では、写真を。


鹿苑寺大書院 葡萄小禽図襖絵


鹿苑寺大書院 月夜芭蕉図襖絵


鹿苑寺大書院 双鶏図襖絵


鹿苑寺大書院 松鶴図襖絵




鹿苑寺大書院 竹図襖絵 (竹は中国の”算盤竹”)


鹿苑寺大書院 葡萄図襖絵


鹿苑寺大書院 芭蕉叭々鳥図襖絵


鹿苑寺大書院 菊鶏図襖絵


鹿苑寺大書院 秋海棠図襖絵


・・・
亀図/中鶏左右梅図


ちらしの表紙は、”竹虎図”。


写真はないが、鮮やかな色彩の”釈迦三尊図”3幅対と群鶏蔬菜図押絵貼屏風、牡丹百合図双幅も素晴らしかった。

あとに宵山見物が控えていたので、ゆっくりできなかった。今度、来たときは、のんびりと鑑賞したい。また、夢窓疎石を開山とする、京都五山の第二位に列せられる名刹の境内もゆっくり歩いてみたい。若冲のお墓詣りもしたいし。

相国寺


水上勉が幼少の頃、小憎として働いていた瑞春院。相国寺の塔頭。”雁の寺”はここでの経験をもとに書かれた。同志社側からの相国寺入口のすぐ傍にある。


今日はこれから、箱根へ。山百合が盛んに咲いているというので。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桐光の松井 夏終わる 

2013-07-25 21:59:52 | Weblog
昨日、雨天により順延となった、高校野球神奈川大会の準々決勝、桐光学園対横浜高校。本日、横浜スタジアムに行って参りました。

ぼくが行ってみようと思うくらいだから、試合開始の2時には、もう球場は超満員。もし、外野席も開放していたならば、きっと、そこも埋まっていたはず。プロ野球でも、なかなかないこと。

お目当ては、もちろん、桐光の松井裕樹投手。去年の夏の甲子園で今治西高を相手に、なんと22三振を奪って、一躍、注文を浴びたドクターKだ。今秋のドラフトの目玉とも言われている。

さて、今日はどうだったか。どうもはじめからピリッとしない。奪三振も少ないし、リードしながら、2本のホームランで逆転されてしまった。味方の、拙攻といってよい残塁の山もあり、とうとう、大事な試合を落としてしまった。これで、注目を浴びた、松井投手の夏は終わった。甲子園で雄姿をみせて欲しかったのに。

でも、ぼくとしては、学生時代最後の松井クンが投げる姿をみたわけで、彼には悪いが、運がよかったといえる。将来、プロで活躍する名投手になったときに、俺は、高校最後の松井をみたんだ、最後のマウンドとなった、8回裏では3者連続三振をとって、横浜から2ケタ10三振を奪う意地を見せたよ、と居酒屋で友達にイバレルのだ。

泣くな松井。これからだ!

松井の投球




五番打者としてもがんばった。三塁打、放つも点にならず。


8回裏、3三振。高校最後の投球を撮る。


松井の夏終わる




超満員だった、あの夏の日。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする