気ままに

大船での気ままな生活日誌

大谷、3ラン22号 チームも大逆転勝利

2022-07-31 21:48:40 | Weblog

こんばんわ。

骨休み(笑)の夏休み。大谷の試合を見るのが一番の楽しみ。

とても面白い試合だった。なにせ、大谷が3回裏に、逆転3ラン、22号をかっ飛ばしたからね。

しかし、このままでは終わらないのがエンゼルス(笑)。そのあと4回表に、逆に、去年、大谷とホームラン王争いしたセミエンに逆転3ランをくらう。その裏、また大谷に3ランのチャンスが回ってきた。初球を打って、大きな軌道を描く、連続ホームランかと思ったが、そううまくはいかず、センターフライ。6回表にはレンジャーズに2ランが出て、また引き離される。ああ、これで、また”直江”(大谷がホームランをうちました、なおエンゼルスは負けました)かと思ったが、8回裏に大逆転劇。大谷と仲良しのマーシュが”打ちマーシュ”ではなく、よく粘って四球で塁に出マーシュ。そして、復帰してきたフレッチャーがタイムリーツーベース。そのあと、チャンスに大谷。しかし、リーグ最多となる10個目の申告敬遠。でも、そのあと、好調レンヒーフォの2塁打で勝ち越しのホームを踏む。9対7となったが、まだ安心できないのがエンゼルス。9回表、”守れない守護神”イグレシアスがまたひやひやの投球。 二死走者2,3塁となり4番ガルシアの大飛球。あわや逆転ホームランかと思わせたが、ボールは何とかセンターのグローブに収まってくれた。波乱万丈のとても面白い試合だった。その主役はやっぱり大谷翔平だった

104年振りの二桁勝利、二桁本塁打の偉業達成が、二試合つづけてお預けとなっているが、次回登板(8月4,5日か)では、”三度目の正直”になるだろう。それまでに、できれば、ホームランを25号まで伸ばしておきたい。ひょっとしたら、8月3日締め切りのトレードが成立し、その偉業達成時には、ドジャースかヤンキースのユニフォームを着ているかもしれない。いろいろと目が離せない8月の大谷翔平だ。とりあえず、明日(8月1日)早朝5時から始まるレンジャース戦で23号をかっ飛ばしておきたい。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

(ジャッジとのMVP争いも面白い。2年連続MVPの夢なるか。)

 

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三角巾

2022-07-30 13:42:00 | Weblog

こんにちわ。

数日前、うっかり椅子から転げ落ち(汗)、右肩を強打した。ただの打ち身と思っていたが、痛みが引かず、胸にあざが表れてきたので、念のため整形外科に受診した。レントゲン検査により、鎖骨の肩寄りの部分に骨折がみられるとのこと。鎖骨骨折の軽い方なので、三角巾で腕を吊り肩を保護するだけで様子をみようということになった。薬はなく湿布だけの治療となった。

三角巾の使い方|防災のお役立ち|イワツキコラム|イワツキ株式会社

折しも、夏休みシーズン。ぼくもしばらく、外出は控え、大谷選手の試合を見たり、読書をしたりで過ごそうと思う。ブログも毎日続けていたが、ペースを落として、時々の更新となりまする。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

。。。。。

ときわつゆくさ(常盤露草)花の三角巾

秋海棠が見頃になる頃には復活!

コメント欄は閉じさせていただきます。

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北鎌倉古民家ミュージアム 25周年記念展 ”中世の美” 

2022-07-28 22:06:20 | Weblog

こんばんわ。

北鎌倉駅から歩いて数分の北鎌倉古民家ミュージアムが創立25周年を迎えるという。その記念に”中世の美”展が開催されている。ここは以前、鎌倉古陶美術館と称し、中世(12~14世紀)に制作された古陶器を展示していた。名称変更してから紫陽花展や雛祭り展など季節ごとの特別展で賑わっていたが、今回の特別展”中世の美”は、本ミュージアムの出発点を振り向いてみようということかも。

古民家ミュージアム:福井県から古民家と板倉、横浜市磯子区から古い料亭の計3棟を移築し合体・再生した建物。概ね江戸後期から明治初期の建築。建物好きの人なら建築物を眺めるだけで楽しいかもしれない。

今回の”中世の美”展は、オーナー所蔵の中世(12~14世紀)に制作された古陶器のほか仏像、工芸品、絵画などが展示されている。写真撮影が可能なのがうれしい。また、作品の説明文が一切ないが、それだけ自由な目で見られるのも良い(笑)。また、以前、買った古陶磁の入門書を再読する機会にもなる。

中世の人々が好んだ唐物(南宋、元、明時代などのもの)、そして、平安後期から鎌倉・室町時代に生まれた六古窯(瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前)のいくつか。それら以前の古墳時代からの須恵器、奈良・平安時代の猿投窯、渥美窯(陶邑窯と共に三古窯ともいわれる)などが展示されている。

では、唐物から

白磁経筒(南宋、12世紀)

青白磁牡丹文鉢(南宋、景徳鎮、12,3世紀)

白磁四耳壺 (南宋時代、12,3世紀)

青磁砂鉢 (元~明 14世紀、龍泉窯)

梅花天目 (南宋時代、12~13世紀)

灰被天目(南宋~元、13世紀)

須恵器、猿投、渥美の古陶から

渥美刻文大壷(平安時代末、12世紀)

渥美蓮弁文壺(平安時代末、12世紀)なお、渥美・秋草文壺(日吉から出土、東博)は美しい秋草模様から国宝に指定。

参考:国宝・秋草文壺(東博にて)

須恵器壺(平安時代末、12世紀)

猿投三筋文経筒外容器 (平安時代12世紀)

(参考)猿投 緑釉手付瓶(平安時代10世紀)東博にて

六古陶のうちから

越前三筋文壺(鎌倉時代、13世紀)

瀬戸灰釉三筋文水瓶 (鎌倉時代 13世紀)

常滑大壷 (平安時代、12世紀)

(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

(北鎌倉の隣組、浄智寺から信楽焼の特別出演)

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箱根湿生花園の山百合、仙翁、ほかいろいろ 大谷21号!

2022-07-27 12:59:59 | Weblog

こんにちわ。

強羅の箱根美術館庭園の山百合を楽しんだあと、観光施設巡りバスで終点の湿生花園へと、ぼくのルーチンルートだ。ここには、5月末以来、約二か月ぶり。そのときはニッコウキスゲやカキツバタが主役だったが、今回は山百合と仙翁が主役。

落葉広葉樹林の入り口でいきなり山百合。

次々と現れる。

そして、エンゼルスカラーの仙翁(センノウ)もあちこちに。

フシグロセンノウ

オグラセンノウ

マツモトセンノウ

ほかに順不同で。

ナデシコ

コオニユリ

エゾミソハギ

ノカンゾウ

シラヒゲソウ

ヤマハハコ

イワナンテン

シシウド

シモツケソウ

仙石原湿原区で

新緑の仙石原すすき草原がみえる。

すすき草原の秋(去年)今秋も是非!

カセンソウ



クサレダマ

展示場では食虫植物展。

とても楽しい湿生花園でした。次回は秋。

大谷21号!

では、良い午後を。

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生誕100年・ドナルド・キーン展(3)

2022-07-26 11:33:32 | Weblog

おはようございます。

ドナルド・キーン展、その3となりまする。花巡り等の遊びに忙しく(汗)、なかなか、感想文が完成しない。今日は、一気に、4,5,6章とすすめて完としたい意気込みである。さて、どうなるか。これらの章は僕の知らなかったキーンの一面、多面というべきか(笑)で、その壮大な仕事にびっくりしたところだ。

全体の章立てはこのようになっている。(これまで、うっかり6章を入れていなかった)

1.日本との出会い
2.日本研究の扉を開く
3.碧い目の日本学者
4.時を旅する/文学史と日記から見た日本
5.日本人の心性を探る/伝記作者として
6.私の大事な場所

4.時を旅する/文学史と日記から見た日本

学生時代からキーンは英語で読める日本文学通史がないことに不便を感じていた。そこで、自分のコロンビア大学の講義を元に、あとに続く日本文学研究者の利便性のために、日本文学史をまとめようと決心した。

代表的な作家のみならず、日本では見捨てられている作者の革新性、独自性にも注目した。また、能や歌舞伎など各時代の演劇も文学の一ジャンルとして取り上げた。日本では類例のない個人単独の日本文学史通史となった。1993年に英語版4冊、その日本語訳”日本文学の歴史”全18巻を1993年に完成。構想から半世紀をかけた、キーンのライフワークとなった。

日本文学史と日本文学の歴史の原書

中央公論社の全集(18巻)。ほかに、日本文学史(中央公論社、全10巻)もある。

司馬遼太郎との対談集 世界のなかの日本

並行してキーンは日本文学の大きな特徴の一つと考えていた”日記文学”の歴史を辿る”百代の過客”の連載に取り組んだ。平安から明治時代まで有名・無名の人々の日記110作余を独自の視点で分析し、日本人の精神性の変遷を辿った。

5.日本人の心性を探る/伝記作者として

日本文学史を完成させたあと、文学の世界から離れた新たなテーマに取り組む。明治天皇をはじめ、渡辺崋山、足利義政、そして最晩年は正岡子規、石川啄木の伝記に取り組む。これら五人の伝記は日本語で刊行後、英語版も出版。日本文化の伝道師としての掉尾を飾る仕事となった。

明治天皇 数世紀にわたり西洋との接触を拒否した国に生まれ、世界の列強の一つへと変貌を遂げ、成長する日本の姿を生涯を通じて見守ってきた人物。(著作内の言葉;以下同じ)

渡辺崋山 誰からも指導を受けず、オランダ絵画に接する機会もなく、いかにして崋山は日本美術史に前例のない肖像画を造り出せたのか。

崋山画 佐藤一斎像

足利義政 東山時代は日本の文化史上、もっとも輝かしい時期の一つ。その時代の先達、足利義政。都の戦乱をよそに、自らの美意識にかなう、茶の湯、能、生け花、建築に集中した。

正岡子規 俳句が消滅の危機に晒されたとき、新しい俳句の様式を創造し、近代文学の重要な要素としての俳句を守った。

石川啄木 千年に及ぶ日記文学の伝統を受け継いだ啄木は日記を自分の知的かつ感情的生活の”自伝”として使った。啄木は”最初の現代日本人”と呼ばれるにふさわしい。

6.私の大事な場所

2011年、東日本大震災後に日本への帰化を表明。都内西ヶ原に養子の三味線奏者(キーン誠己)と共に晩年を過ごした。

キーンさんは日本での最晩年の日々を”光彩陸離”、きらめく光の輝きにたとえ、自分の生涯で最も興奮に満ちた、最も幸せな時間、と表現している。そして、2019年2月、名実共に日本人として最期を迎えた。

とても素晴らしい展覧会でした。(完)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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箱根美術館庭園の山百合

2022-07-25 13:34:14 | Weblog

こんにちわ。

1週間ほど前、箱根美術館に電話して山百合の開花状況を尋ねた。その後、悪天候やら、絶対はずせない大谷の投手先発登板などがあり、ようやく昨日の日曜日に出掛けることが出来た。

箱根は平地より気温も低いので、こちらで山百合が終わった頃に見頃に入る。で、毎年、山百合の見納めはここにしている。登山電車の中で大谷20号を知ったこともあり、いい気分で美術館の庭園前に立った。すると、苔庭園の中の山百合は大多数の株がちょうど見頃で、大谷30号くらいの気分に上昇した。

苔庭園 ここの紅葉が素晴らしく、毎年のように訪ねている。

この苔庭園の端に渓流あり、その渓谷に山百合がいくつも。以前より株数が減ったような気がする。

瀧からの流れ

渓流の向こうが苔庭園。渓谷に山百合が見える。

みな下を向いている。

ここの筆頭美人か(笑)。

苔庭園内にもいくつか。

苔石の上に数株。少し見頃を過ぎている。

馴染みの山百合に毎年、挨拶を交わせるのはうれしいこと。

茶室前の山百合も今年も艶やかに。花数はいつもより少ないか。

何しろ、背景がすばらしい。

隣りの石楽園へ。ここにも美人がいっぱい。遠方に大文字山がみえる。

毎年8月のお盆に大文字焼きがある。

お屋敷美人

大岩美人ふたり

渓流美人

垣根美人

山百合美人を堪能して、冷房の効いた美術館で所蔵品の数々を鑑賞。

 

締めは窓額縁の大文字山風景。

とてもすばらしい箱根美術館の山百合でした。このあと、箱根湿生花園へ。

では、良い午後を。

 

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逸ノ城、初優勝 大谷20号

2022-07-24 22:43:33 | Weblog

こんばんわ。

今日は大谷の試合中継が始まる前に家を出た。天気予報では一日中晴れというので日延べしていた箱根行きを決行した。箱根美術館庭園の山百合と湿生花園の山百合、仙翁など夏の花を楽しむため。

箱根湯本から強羅までの急坂を登る登山電車の中でスマホでチェック。5回表の第三打席。豪快な弾丸ライナーの20号ホームランが出た!昨日の無念の敗戦投手のうっ憤を晴らしてくれる一発だった。これで、次回、ホームでのレンジャーズ戦で勝利投手になれば、10勝20本の区切りのいい数字で、104年振りの”二桁勝利、二桁本塁打”お偉業を達成できる。できれば、それまでに2本打ち、2022年10勝22本とうのもいいね。

箱根美術館の庭園

庭園内の山百合

ここからバスで20分ほどの湿生花園。ここでは、エンゼルスカラーの節黒センノウと小鬼百合が迎えてくれた。

ここでゆっくりしてしまったものだから、帰宅時間が遅れ、逸ノ城と宇良戦は電車の中でスマホチェック。危なげなく勝ち、これでぼくが夢見ていた巴戦決戦はなくなる。逸ノ城か照ノ富士のどちらかとなる。そして、ぼくが家に到着したとき、ちょうど結びの一番、照ノ富士と貴景勝戦が始まるところだった。ぎりぎり間に合った。そして、貴景勝ががんばり、照ノ富士に土。

ついに逸ノ城の初優勝が決まった。一時単独トップにたったが、途中、正代、琴ノ若に連敗し、どうなるものかと思ったが、盛り返した。ついに、賜杯を手にすることができた。

総理大臣杯も。今回も代理人。朝乃山のときは安倍首相から、ほかにトランプ大統領杯も。貴乃花はよくやった!と小泉首相。あとは代理人ばかりだったと思う。

恒例のインタビュー。とてもうれしいです、優勝したかったです、と素直なういういしい返事。初優勝っていいね。来場所が大事。最近顔つきが変わってきたから、大化けしているのかも。楽しみになってきた。

ぼくが名付けた”正代劇場”も面白かった。なんと千秋楽も勝ち、二桁勝利へ。正代をばかにしていた北の富士さんも謝罪したようだ(笑)。来場所は是非、序盤から勝ち進み、優勝争いをしてほしい。

逸ノ城はモンゴル草原の遊牧民出身。ぼくからはお祝いに湿生花園の草原を贈らせてもらおう。

大谷20号と逸ノ城初優勝、そして箱根散歩といい一日となった。

今日の朝焼けと有明の月がその予兆だったのかもしれない。

UFO接近!

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今日のお祝夕焼け。

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黒星ばかりの土用の丑の日

2022-07-23 22:41:49 | Weblog

こんばんわ。今日は黒星ばかりの土用の丑の日だった。

まず、大谷翔平。今日は104年ぶりの二けた勝利・二けた本塁打の偉業を成し遂げ、夕方はニコニコ、鰻で乾杯のはずであった。実際、昨年の覇者、ブレーブスを相手に大谷は6回まで11三振を奪い、1安打に抑え、球数も少なかったし、このまま完投するものと思われた。ゴールはもうすぐそこまで来ていた。ところが、突如、7回、四球を出してから、一気に連打を浴び、なんと6失点で降板してしまった。天国から地獄とはこのこと。無念の黒星となり、偉業はお預けとなった。


(読売新聞)

でも、転んでもただでは起きないのが大谷。5試合連続2桁奪三振を記録したが、これは、1995年の野茂英雄さんの4試合連続を上回る、日本選手最長記録となった。

大谷ノックアウト・ショックの気晴らしに東慶寺に出掛けた。ここの山百合は終わっていたが、女郎花や撫子、真っ白なノリウツギが見頃で、梅干し婆さんにも出会え、慰められた。

帰宅後、お相撲も大変なことになった。優勝を争っている三強がそろって負け、黒星がずらり。一番驚いたのは、”正代劇場”が再開し、なんと照ノ富士を撃破した。

逸ノ城は明生に寄り切られ、三敗に。

貴景勝は若隆景に負け、四敗。優勝戦線から脱落かと思ったが・・

正代が照ノ富士を咄嗟の引き落としで破る。照も3敗に。

これで、貴景勝はまた優勝争いに再浮上した。明日、千秋楽で貴景勝が照ノ富士に勝ち、逸ノ城も負けてくれれば、ぼくが夢見た巴戦決定戦となる。

今日は黒星ばかりの土用の丑の日だったが、夕食の鰻はなかなかおいしく白星だった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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生誕100年・ドナルド・キーン展(2)

2022-07-23 13:35:47 | Weblog

こんにちわ。

神奈川近代文学館で開催されている”生誕100年・ドナルド・キーン展”の記録、第二弾となりまする。今日は第3章の”碧い目の日本学者”の紹介です。なお、会場内は撮影禁止なので、ここでは図録の写真を使用しています。

全体の章立てはこのようになっている。

1.日本との出会い
2.日本研究の扉を開く
3.碧い目の日本学者
4.時を旅する/文学史と日記から見た日本
5.日本人の心性を探る/伝記作者として

3.碧い目の日本学者

1953年、京都大学での留学資格を得て、喜び勇んで来日した。来日直後から活字の上での知識だった能や歌舞伎の舞台を鑑賞、さらに書道や狂言の稽古にも精出し、身体で日本文化を吸収した。マスコミにも注目を浴び、狂言にちなみ”碧い目の太郎冠者”と称された。

留学中の下宿先の家主、奥村綾子と)京都市東山区今熊野の奥村邸の離れ(無賓主庵)に下宿。日本食、火鉢という純日本風の生活スタイルを心掛けた。

春日大社でみた茂山千五郎の狂言を見て気に入り、息子の千之丞から無賓主庵で習った。それが”碧い目の太郎冠者”の見出しで新聞報道され、話題になった。

(永井道雄とキーン)永井は米国留学後、京大助教授へ。奥村家に下宿し、キーンと出会い、生涯の親友となった。永井は教育社会学者として活躍、三木内閣の文部大臣にもなった。

(中尊寺金色堂で)芭蕉の奥の細道を辿り、旅に出たとき。中央公論の”紅毛奥の細道”の1カット。

下宿先で知り合った永井道雄から中央公論の嶋中鵬二を紹介され、彼の人脈から、当時第一線で活躍していた谷崎、川端、三島らと次々に親交を結ぶ。

鉢の木会に招かれる)鎌倉の吉田健一らの親睦会(鉢の木会)に参加、親交を深める。三島由紀夫、大岡昇平、吉田健一、福田恒存らの顔が見える。

三島が見ているのは、この連歌帖。キーンの歌は中ほどに。花の春のご馳走になる紅毛人かな 奇院

京都留学を終え、帰国し、1955年、コロンビア大の助教授に就任した。その後も、毎年のように来日し、日本文壇とのつながりを絶やさず、三島由紀夫、安倍公房、近松門左衛門などの翻訳に邁進、日本文学の魅力の発信に務めた。

(谷崎潤一郎と妻・松子)キーンはケンブリッジ時代に谷崎の”細雪”を読み、感銘を受けていた。谷崎が京都に住んでいたことが、留学先を京都に選んだ理由のひとつとなった。

(谷崎松子あて書簡) キーンは書道を習っており、この手紙は毛筆である。

 

(川端康成とキーン)有楽町アラスカでキーンの日本文化論の出版記念会で。ふたりの交わした書簡も多く展示されている。 

三島由紀夫夫妻とキーン) グリニッジビレッジの実験劇場での能の試演の際。キーンは三島を高く評価し、訳本も多い。

三島のキーン宛の書簡

三島の”宴のあと”のキーンの英訳。

安倍公房へのコロンビア大名誉博士号授与時。安倍の”砂の女”の英語版が刊行されるに当たり、ニューヨークに滞在していた安倍がコロンビア大のキーンを訪ねたのが初めての出会い。3年後、大江健三郎を介して再会し、以後、親密な関係がつづき、キーンによる安倍作品の英訳本も多い。

左;安倍の戯曲”棒になった男”のキーンの英訳。右;キーンと安倍の対談集。

机上の研究に留まらず、米国、メキシコの大学における能公演の実現、国際ペン大会、国際文学賞選考会などにも積極的に関わり、日本と海外の橋渡し的な役割を担った。

左;浄瑠璃”仮名手本忠臣蔵”のキーンによる英訳。右;近松門左衛門の浄瑠璃11編の英訳

文楽の解説本(キーン著)

能の解説本(キーン著)

(つづく)

良い午後を。

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明月院で満開山百合と咲き始め秋海棠 朝乃山、復帰優勝

2022-07-22 22:33:36 | Weblog

こんばんわ。

今日は箱根美術館庭園の山百合を見に行く予定だったが、午前中、ぐづついた天気のため行き損ねてしまった。お昼から晴れ上がってきたので、近場の明月院に出掛けた。境内には山百合が何株もあるが、もうおわっているだろうと思っていた。それでも秋海棠や凌霄花は見られるだろう、と。

それが思いがけず、質量ともこれまで最高の山百合を目にすることが出来た。二つの群落があるが、合わせると数十株。それらがほとんど満開状態だった。

ひとつは、竹林の先の斜面。合わせると10数株はある。

もうひとつの群落はこの丸窓裏の庭園。

初夏の花菖蒲や晩秋の紅葉が楽しめる庭園。山百合の楽しめる季節に来る人はぼくだけ(笑)。

菖蒲田の向こうの崖に咲いている。写真では白い点状に見える。ここでも十数株はある。

裏庭園を出た先の六地蔵さんにお礼参り。今年はたくさんの山百合を魅せていただきありがとうございます。

今日も千代大龍のよだれかけ。千代大龍の本名が明月院 秀政の縁で。今場所は今日も負けて6勝7敗。でも、お参りしておいたので、勝ち越せるでしょう。そのときはご布施を1万円程お願いします。

エンゼルスカラーの秋海棠が咲き始めました。明日からの大谷選手の後半戦、ご安心を。

次々と咲きます。18勝はいくでしょう!

40本はいくでしょう!

凌霄花は翔平の花!明日の試合は任しておいて!

百日紅も大谷の花! 明日は10勝15K20本で決まり!

ドジャースブルーはひとりさびしく。大谷には似合わない。5億ドルでも行かせん。

山百合と秋海棠を見られて大満足で木陰のベンチでひと休み。スマホを開けてみると、ぼくのブログ読者から速報コメント。朝乃山が全勝優勝しました!よかった、よかった。無事、復帰!

帰宅してからテレビ座敷でおすもうを。今日で”正代劇場”は閉幕。ぼくが夢見た4敗で4力士優勝決定戦ははかなく消えた。逸ノ城は不戦勝、照ノ富士は若隆景を寄せ付けず2敗をキープ。あとは、貴景勝が勝ち進み、巴戦の優勝決定戦が望み。果たして、どうなるか、あと3日。

コロナ不戦勝が四つ並ぶ異常。逸ノ城も。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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