気ままに

大船での気ままな生活日誌

大晦日の夕陽と夕富士 よいお年を 

2016-12-31 21:10:33 | Weblog

こんばんわ。紅白歌合戦も中盤にさしかかり、いよいよ、2016年も残すところ、あと数時間となりました。

2016年は、初日の出と初富士を湘南の海辺で見てはじまった。だから、大晦日も納めの夕陽と夕富士を、湘南の海辺でみてみたいと思っていた。幸い、今日は、朝から快晴。よし、これならと、午後から、葉山の森戸海岸に向かった。森戸神社のひとつ先の真名瀬漁港前で降りると、裕次郎灯台と神社の鳥居のうしろに、見事な富士山が迎えてくれた。

これなら、夕富士は間違いなしと、神社へ向かい、海岸で夕陽を待った。できれば裕次郎灯台と夕陽を絡めて見たいと思っていたが、夕陽の位置がどうもはずれそうなので、神社の向こうの森戸海岸の浜辺で待つことにした。ここなら、灯台の上に夕陽が落ちるはず。

予想通り、裕次郎灯台をつつみこむように夕陽は落ちてきた。桟橋で見物する人々も2016年、最後の夕陽にため息をもらしていた(聞こえなかったけど)。

そして、日が落ちた。

夕陽が落ちると、皆の視線が右手の夕富士に。そのシルエットが次第に、美しくなっていた。

このように、2016年の大晦日も、夕陽と夕富士で締めくくることができ、こんなうれしいことはない。

それでは、みなさん、本年中は拙ブログに、たびたびお寄り下さり、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞ、良いお年をお迎えください

さようなら、さる年。さるはさる。さるものはおわず(笑)。来年は、トリとめのない文ばかりを書いている、トリえのない、ぼくの年!



 

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2016年美術展 美女ベスト10

2016-12-31 09:32:48 | Weblog

おはようございます。いよいよ大晦日となりました。

さて、恒例の年末行司、2016年、美術展に現れた美女のコンテストを行いたいと思います。今年は、近年になく、西洋画の展覧会が充実していましたので、このコンテストでもそちらのモデルさんが優勢となっております。それでも、和風美人も4名がベスト10入りと健闘しています。なお、例年通り、同一の展覧会からは1名のみとしております。それでは、発表いたします。ご笑覧ください。

2016年美術展 美女ベスト10

第1位 美しきシモネッタの肖像(ボッティチェリ展)
第2位 法悦のマグダラのマリア (カラヴァッジョ展)
第3位 糸巻の聖母(レオナルドダビンチ展)
第4位 卑弥呼(安田靫彦展)
第5位 湖畔(黒田清輝展)
第6位 シビラ・パルミフェラ(ロセッティ/英国の夢・ラファエル前派展)
第7位 正義の寓意(クラーナハ・500年後の誘惑展)
第8位 裸膚白布(恩地孝四郎展)
第9位 うるさそう(月岡芳年/あそぶ浮世絵ねこづくし展)
第10位 バルツォ帽をかぶった女性の肖像”(ベルナルディーノ・リチーニオ/ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち)
 
第1位 美しきシモネッタの肖像(ボッティチェリ)

第2位 法悦のマグダラのマリア (カラヴァッジョ)

 

第3位 糸巻の聖母(レオナルドダビンチ)


第4位 卑弥呼(安田靫彦)

 


第5位 湖畔(黒田清輝)

 

第6位 シビラ・パルミフェラ(ロセッティ)

 

第7位 正義の寓意(クラーナハ)

第8位 裸膚白布(恩地孝四郎)

第9位 うるさそう(月岡芳年)

第10位 バルツォ帽をかぶった女性の肖像 (ベルナルディーノ・リチーニオ)

みなさん、おめでとうございました、受賞記念パーティーがはじまりますよ。


(田舎のダンスと都会のダンス/ルノアール)


それでは、みなさん、2016年最後の一日、どうぞ、お元気で!年末のあいさつは、今日一日の行動報告を兼ね、夕方にする予定です(笑)。


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鵠沼海岸の夕景

2016-12-30 23:11:55 | Weblog

こんばんわ。

今日は家内と、辻堂の映画館で、出光佐三の生涯を描いた”海賊と呼ばれる男”を見てきました。出光美術館、宗像大社の支援等、文化的側面しか知らなかったぼくには、おどろきの経営者としての顔。とても面白い映画でした。詳しいことは、のちほどということにして、その帰りに寄った、鵠沼海岸の夕景をお届けしたいと思います。

江ノ電の鵠沼海岸駅で降り、以前紹介した”東屋”跡地を経て、海岸へ。唐津の虹の松原には及ばないかもしれないが、素晴らしい松原が現れる。

そして、鵠沼の海原が目の前に。

左に江ノ島。

前方に伊豆の大島

右側に富士山は、今日は見えずに、代わりに茅ヶ崎の烏帽子岩を。

ゆっくりと夕景を眺めながら、浜辺を江ノ島入口まで歩いた。サーファーがいっぱい。


それでは、おやすみなさい。

いい夢を。



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ぼくの2016年展覧会ベスト10

2016-12-30 10:04:11 | Weblog

おはようございます。2016年もあと一日半となりました。さて、年末恒例の(笑)、ぼくの2016年展覧会ベスト10を発表したいと思います。定年後、美術展をぼちぼち巡るようになり、その回数が次第に増えてきて、今では、小さい展覧会も入れると、年間で100展を越すようになりました。どれも、それぞれステキな展覧会でしたが、その中で10展を選び、エイヤアと順位付けをしてみました。ご笑覧ください。

美術展ベスト10

1位 若冲展(都美)
2位 ルノアール展(国立新)
3位 カラヴァッジョ展(西美)
4位 レオナルド・ダ・ビンチ展(えど博)
5位 ボッティチェリ展(都美)
6位 クラーナハ/500年後の誘惑(西美)
7位
 鈴木基一展 江戸琳派の旗手(サントリー美)
8位 ポンピドゥー・センター傑作展(都美)
9位 安田靫彦展(東近美)
10位 円山応挙展 (根津美)

ルノアール展
で名作ムーラン・ド・ラ・ギャレットが、レオナルド展では(真作が10数点しかないのに、)”糸巻の聖母”が、基一展ではMETの朝顔が出展されたことが、ベスト10入りの理由です。

もう一人のぼくが選んだ、もうひとつのベスト10

1位 村上隆のスーパーフラットコレクション(横浜美)
2位 レンブラント リ・クリエイト展(そごう美)
3位 北斎漫画展/画は伝神の具也(茅ヶ崎美)
4位 驚きの明治工藝展(芸大美)
5位 平安の秘仏展(東博)
6位 宮川香山展(サントリー美)
7位 原田直次郎展 近代洋画/もうひとつの正統(神奈川近美・葉山)
8位 恩地孝四郎展(東近美)
9位 和田英作展/日本近代洋画の巨匠(佐野美)
10位 川端康成コレクション/伝統とモダニズム(東京ステーションギャラリー)

捨てておけないベスト10

1位 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち(国立新)

2位 ゴッホとゴーギャン展(都美)
3位 黒田清輝展(東博)
4位 デトロイト美術館展(上野の森美)
5位 プラド美術館展(三菱一号館美)
6位 英国の夢/ラファエル前派展(ブンカムラ)
7位 大仙厓展 (出光美)
8位 奥村土牛展/画業ひとすじ100年のあゆみ(山種美)
9位 メアリー・カサット展(横浜美)
10位 俺たちの国芳/わたしの国貞(ブンカムラ)

歴史展・文学展・科学展・写真展あわせてベスト10

1位 ラスコー展/クロマニョン人が残した洞窟壁画(科博)
2位 ポンペイの壁画展(森アーツセンターギャラリー)
3位 古代ギリシャ展/時空を超えた旅(東博)
4位 黄金のアフガニスタン展 (九博)
5位 バーミヤン大仏天井壁画/流出文化財とともに(芸大美術館)
6位 
夏目漱石/100年目に出会う(神奈川近代文学館)
7位 安岡章太郎展(神奈川近代文学館)
8位 快楽の館K/篠山紀信展
9位 恐竜展2016(科博)
10位 谷川俊太郎展(大岡信ことば館)


(ベスト5の代表作です)

それでは、みなさん、残り少ない2016年の今日1日を、お元気で!

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松本竣介/創造の原点&清方の新春の風景&鎌倉meet東大寺

2016-12-29 21:19:42 | Weblog

こんばんわ。いよいよ今年もあと二日、押し詰まってきましたね。ぼくは、毎年、年末に”ぼくの選んだ展覧会ベスト10”を発表し、今、その選考をしているところです(汗)。ノミネートされる展覧会は、ぼくがその感想文をこのブログに載せていることが条件。ところが、まだ未投稿のものがいくつかありました。いずれも、地元の美術館・博物館で最近、開催されたものですが、(ベスト10入りは無理かとは思いますが)、やはり、記事だけにはしておこうと。三つまとめてメモ程度ですが、掲載することと致しまする。

松本竣介/創造の原点(神奈川近代美術館・鎌倉別館)

松本は、1912年(明治45年)東京、渋谷に生まれ、盛岡で少年時代を過ごし、中学生のとき聴力を失う。戦中には麻生三郎らと”新人画会”を結成。困難な時代においても自由な個の表現者であろうとする姿勢を貫く。1948年6月、病いで36歳という若さで世を去る。彼の死から10年後の1958年、神奈川県立近代美術館で”松本竣介・島崎鶏二展”が開催された。公立の美術館で初めての展覧会だった。

ぼくは、松本竣介の作品は岩手県立美術館をはじめ、いろいろなところで見ている。2012年には生誕100年を記念し、葉山館で大規模な回顧展を開催されたが、それは見逃している。今回が、ぼくがみる、はじめての回顧展である。

清方の新春の風景(鏑木清方記念美術館)

毎年恒例の、お正月特集。清方が描いた新春の情景とともに、名押絵師・永井周山によって意匠化された羽子板(明治風俗十二ヶ月)、時代美人風俗双六等が楽しい。      

鎌倉meet東大寺(鎌倉国宝館)

鎌倉と東大寺との親密な関係は、鎌倉時代初頭に遡る。治承4年(1180)の平重衡の南都焼き討ちにより、壊滅した東大寺の復興を推進した大勧進・重源に対し、頼朝は手厚い援助を行った。大仏殿の落慶供養には、鎌倉から軍兵数万を率つれて参列したという。鶴岡八幡宮に伝わる”菩薩面”や”舞楽面”は、このときに東大寺の鎮守社である手向山八幡宮から贈られたもの。その後の東大寺の復興は、重源の跡を継いだ栄西・行勇ら鎌倉ゆかりの僧侶たちによって成し遂げられた。

源頼朝書状、行勇書状、栄西唐墨筆献上状、重源上人坐像(模刻)(以上、東大寺)、籬菊螺鈿蒔絵硯箱、沃懸地杏葉螺鈿太刀、菩薩面(以上、鶴岡八幡宮)、栄西禅師坐像、喫茶養生記(以上、寿福寺)、僧形八幡神像・弘法大師像(浄光明寺)、開山行状並足利霊符(浄妙寺)等の展示品。

ちょっと、はしょりましたが、お許しあれ。明日、2016年展覧会ベスト10を発表いたしまする。

それでは、おやすみなさい。

(年末のお墓詣りに行ってきました)

よい夢を。


(今夕の柏尾川と大船観音さまと、うううううううっ、鵜です)

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年の瀬の熱海梅園と熱海桜

2016-12-29 09:58:19 | Weblog

おはようございます。

ちょっと気が早いと思ったのですが、熱海の梅と桜が開花したという情報を小耳にはさんだので、出掛けてきた。まだシーズンに入っていないので、熱海梅園行きのバスは30分に一本しかなく、出たばかりというのでタクシーで行った。運転手さんが、梅は少し咲いてます、熱海桜も一つ、二つだけですかね、親水公園のヒマラヤ桜はいいですよ、と教えてくれた。

そして、熱海梅園の前に着き、ぼくはあっ!と声をあげた。受付前の紅梅白梅が見事に咲いているではないか。こんなに咲いているとは思わなかったので、機嫌よく、おつりはいりません、と・・、でも、もったいなくて、しっかりおつりをもらって外に出た。雲一つない青空に、でも寒さがぴりっとする空気の中に、凛と気高く、立っていた。

紅梅は八重寒紅という品種。

白梅は冬至梅という品種。

園内で咲いているのも、これらの品種と早咲きの数品種のみ。あとは、まだまだだった。

それでも、咲いている梅をみつけ、歩くのも、楽しいもの。八重野梅という品種も随分と花をつけていた。


 

梅以外では蝋梅。これは、あちこちで見頃になっている。

中山晋平旧宅横の黄花亜麻が満開だったのもうれしかった。

十分、楽しんで熱海梅園を出て、糸川沿いの熱海桜の見物にやってきた。運転手さんの言うように、ほんのわずか花をつけているだけだった。でも、本来は二月が見頃の熱海桜の咲き始めを、なんと、年の瀬にみられたのだから、わざわざ出かけた自分をほめてあげなければならない(笑)。

多くの木は開花していない。いくつかが数輪の開花。


よく咲いているのも一本あった。

親水公園のヒマラヤ桜はもう葉桜になっていた。

熱海のジャカランダも元気にしていた。

年明けに、また来る予定。それでは、みなさん、今日も一日、八重寒紅のように、お元気で!

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七里ヶ浜の夕景

2016-12-28 22:33:47 | Weblog

こんばんわ。

今日は朝から雲一つない冬空。空気も澄みきって、熱海に向かう東海道線の車窓から見る、富士山の素晴らしいこと。この冬一番!と太鼓判を押したい。

熱海の梅園と熱海桜のことは、明朝、報告するとして、今晩は、その帰りに楽しんだ七里ヶ浜の夕景のこと。江ノ電の鎌倉高校前駅で降り、浜辺で日が沈むのを待った。ここからは、江の島と富士山も見えるし、遠く、伊豆の大島も海に浮かんでいる。

江ノ島の左側に夕陽が沈もうとしている。

目を右に向けると、小動岬とその向こうに富士山がみえる。

左側は稲村ケ崎方面。

夕陽が徐々に沈んでゆく

江ノ島と富士山

江ノ島の灯台

遠くに伊豆の大島

江ノ電・鎌倉高校前

それでは、おやすみなさい。

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拝啓ルノアール先生/梅原龍三郎に息づく師の教え

2016-12-28 08:52:34 | Weblog

おはようございます。

2016年、納めの展覧会は、どこの美術館でも、この日が最終日の12月25日(日)に行ってきた。三菱一号館美術館で開催されている”拝啓ルノアール先生/梅原龍三郎に息づく師の教え”展

梅原龍三郎(1888-1986)がルノアール(1841-1919)に初めて会ったのは、渡仏1年後の21歳(1909年)のときだそうだ。そのとき、ルノアールは68歳で、超有名人。しかし、時代は、すでにポスト印象派に移っていた。下の写真は、展覧会の記念撮影用のもの。

この展覧会では、(梅原の著作”天衣無縫”からの引用の)、梅原とルノアールの言葉が、会場のあちこちに掲げられている。彼らの話声が聞こえるようで、面白かった。たとえば、マティスに対し、ルノアールは、あまりに多くの絵の具を使いすぎる、あまりにほかの何ものも置かな過ぎる、と手厳しい。梅原は、大津絵に似た味があるがとても及ばない(梅原は大津絵に惹かれて、蒐集品も多い)。また、ピカソのキュピニズムには笑殺ものだ、と突き放す。パリ時代には、演劇にも、のめりこみ、絵画よりそっち方面の仕事したいと思うようになった、とも述べている。のちに高峰秀子さんとの交友もそんな下地があったからかも、と思った。

本展では、梅原とルノワールの作品を中心に、およそ70点が展示されているが、梅原が愛蔵したピカソ、ルオーらの作品も含まれている。もちろんルノワールの作品も身の回りに置いてあり、その中には彫刻作品もある。梅原が描く画室の絵画にはこの彫刻がいつも顔を出している。

展示構成は以下のようになっている。

第1章 ルノワールとの出会い
第2章 梅原龍三郎 掌たなごころの小品
第3章 私蔵品から公的コレクションへ
第4章 交友と共鳴 梅原と時代、梅原の時代
第5章 ルノワールの死
第6章 ルノワールの遺産
特別出品 三菱一号館美術館のコレクションにみるルノワールと梅原龍三郎

各章の代表作品

第1章 

梅原龍三郎 黄金の首飾り


第2章 

ルノアール バラ

第3章

エドガー・ドガ 背中を拭く女


第6章

梅原龍三郎 みもざ

ルノアールの”麦藁帽子の若い娘” 

第5章

ルノアールの死後、弔問に訪れた梅原は、室内に飾られていた、二つの”パリスの審判”をみている。その後、梅原が90歳のときに、同じモチーフで描いた。フランス近代洋画の巨匠ルノワールと日本近代洋画の巨匠梅原龍三郎の2人の代表作、”パリスの審判”が同時に見られる。この展覧会のハイライトである。

ルノアールのパリスの審判

梅原龍三郎のパリスの審判

今日は仕事納めの日。ちょうどうまい具合に”納めの展覧会”のブログ記事を書くことができた。さて、今日のぼくの”仕事納め”は、何処にしようか。熱海桜の開花状況調査というのはどうだろうか。

それでは、みなさん、今日も一日、梅原龍三郎のように精力的に動きましょう、お元気で!

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真冬の百合 円覚寺

2016-12-27 21:04:06 | Weblog

こんばんわ。

午後二時ごろ、雨が上がり、お日さまが雲間から顔を出した。それではと、北鎌倉に散歩に出掛けた。東慶寺で蝋梅を見て、円覚寺に廻ったら、なんと方丈前の庭園に百合の花が咲いている!真冬の百合をみたのははじめてかも。植物園などで季節外れの百合を咲かせる場合があるが、お寺の庭園で!

今日はちょっと暖かだったけれど、通常は、寒さに震える季節。寒さに負けず、凛とした、うつくしい姿にうっとり。鉄砲百合みたいなので、きっと、うつくしいだけではなく、誰にも負けない気概をもつ百合に違いない。写真を撮ったら、たまたま、カメラがアートモードに切り替わっていた。より妖艶な百合に撮れていた。


黄梅院の掲示板、今月の真民さんの詩。今日の百合に相応しい言葉が入っていた。堅忍不抜(けんにんふばつ)。意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。稀勢関の横綱昇進のときの四文字熟語にしてもらいたい。

水仙もピンクのお花と一緒に咲いてました。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

(東慶寺の蝋梅)

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年の瀬のロウバイとアニマルズ 明月院

2016-12-27 09:01:31 | Weblog

おはようございます。先々週、東慶寺の蝋梅の開花を観察して以来、ロウバイの花をみていなかった。十数本はある明月院ではどうなっているか気になり、出掛けてみた。山門へ向かう道の民家の蝋梅が結構、咲いていたので、期待して、境内の階段を上った。すると、いつも最初に咲く、休憩所そばの二本の蝋梅がまっ黄色に輝いていた。ここまで咲いているとは思わなかったので、おもわず、のけぞるポーズをしてしまった。すでに二人の観察者がいて、夢中でカメラを向けていた。

うしろのもみじとツーショットで撮ってみた。

境内の十数本の蝋梅が咲きそろうと、それはそれは見事なものだが、今は、素心蝋梅という、素直な心の品種のみが咲いている。多くの、狼狽ばかりしている蝋梅は数輪ずつ開花している状態だった。

もう一本、素直な心の蝋梅も竹林を背景に、華やかに咲いていた。

狼狽する蝋梅は、開花したばかり。↓

明月院のウサギ小屋周辺のアニマルズゾーンは、こんなふうに、模様替えしていた。記念写真用のうさちゃんと右手の青い小屋が新設されていた。

青い小屋には、英語のわかるキャットが住んでいた。

Come here! と言うと、部屋から飛び出してきて、ぼくのひざの上に乗ってきた。名前はまだない、吾輩はキャットである。

吾輩はリスの白洲次郎である。小鳥のおうちを荒らしている。

吾輩は雀である。リスの次郎の部屋を荒らしている。

雀の合唱団。九羽で第九の練習中。

亀のがぶと兎のめいの競争が始まろうとしていた。

明月川沿いのもみじが、まだまだうつくしかった。

近くの浄智寺にも寄ってみたが、ここのもみじもまだまだ魅せてくれた。この分なら”お正月もみじ”もいけるかも。

のどかな年の瀬の明月院だった。

それでは、みなさん、今日も一日、忙しくても、涼しい顔して、お元気で。

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