ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

塔ノ岳

2011-04-11 21:36:42 | 山歩き
最近、体も鈍ってきたので、トレーニングもかねて、山に出かけることにした。車はまだ少し遠慮して、公共交通機関を使って、今回も近場で登れる恒例に近い塔ノ岳に登った。歩く距離が登り7kmで、3時間、下りが2時間少しぐらいで、私にとっては、登り甲斐のある距離で、ちょうどいい。しかし、尊仏山荘で、会った女性は、朝6時過ぎに大倉を歩き出して、2時間かからないで塔ノ岳に登り、蛭ヶ岳まで行って、私が着いた11時頃には塔ノ岳に戻ってきて、コーヒーを飲んでいた。やはりトレーニングでよく登るとのこと。そんなに若くはなさそうではあるが、やはり鍛えている人は違うなと思った。下りで私を追い抜いていった男性も大倉でバス待ちをして話をすると、丹沢山まで行ってきたとのこと。
 山頂は、さすがに人は少ない気がする。尊仏山荘の方の話では、地震によって、人は減ったどころか全然来なくなったみたいである。私自身も震災のことは頭から離れないし、被災地に出来ることは義援金ぐらいしかしていない気もして、どこかもどかしさも感じる。そして、山に登る気分にはなかなかなりにくい気持ちもよくわかる。しかし、やはりそろそろ日常を取り戻していって、経済活動も回していく必要もあるとも思う。いつまでもあちこちで停滞したままではよくない。渋沢バス停では丹沢の山は遠慮してくださいという看板が時刻表の裏にあったが、登山口である大倉行きのバスは普段どおりの本数で走っていて、矛盾しているかもしれない。少し前まではその看板はでかでかと書かれて、置かれていたとのこと。山自体は、地震の影響で崩れた場所はないらしい。
 山の麓の大倉は桜が満開であった。春らしくスミレもたくさん咲いていた。帰りは鶴巻温泉で下りて、弘法の里湯に入ろうとしたが、月曜日は公休日であった。近くの大和旅館の風呂で汗を流す。小田急線は、今回も人身事故で、ダイヤが乱れていた。照明は暗くなっていて、こういう出来るところの節電も必要である。