猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

包む。

2007年10月25日 01時14分20秒 | ルーツ

私の財布にはいつも、何枚かのポチ袋が入っている。

 

ポチ袋・祝儀袋色々♪
犬の絵がついてるまさに『ポチ袋』(←ダジャレかいっ・爆)
可愛いでしょ?

 

水商売をしているゴンザと共にいると、何かと『包む』機会が多いので、『いざ』というときに困らないように、この『ポチ袋』を常に、財布に忍ばせている、というわけだ。
(さすがに祝儀袋は財布に入らないので家に置いてある)

それは例えば誰かが旅行に行くというときの餞別だったり。

または誰かの開店祝いであったり。

出産祝い、心づけ、お小遣い、お年玉.....等々。

我々の文化には、本当に多くの『包む』機会が散らばっている。

いや。

これがもし普通の会社員であるなら、これほどまでにそういった機会は多くないのかもしれないが、
(その代わり会社員の方はお中元、お歳暮がきっと大変なのだろうな)
やはり水商売とは、なにかと現金が飛び交う世界なのだと思われる。

 

先日の芋掘りにエスパー妹が持ってきてくれた柘榴。
堅い皮に包まれた実は美しくきらめくルビー色。
大家さんの庭先で獲れたのを頂いたそうだが、やはり柘榴は
スーパーで買うものより、こういったもののほうが数倍美味しい♪
子供の頃、どこの家の柘榴を狙うか、虎視眈々と狙いませんでしたか?(爆)

 

ま、そういったわけで、我が家にはこの、ポチ袋、または祝儀袋等が常に必要不可欠なのである。

.....しかし実はこの、ポチ袋、祝儀袋が、私の大好物だったりして(笑)

これらを探して歩く作業や、時には自ら和紙などを折って、そっと仕舞う作業がなかなかに魅力的なのだ。

何より、日ごろ日本の美から遠ざかりつつある生活を送っている我々にとっては、『包む』ことそのものが、
『小さな袋ひとつに趣向を凝らし情熱をかける』
自国の洗練された文化を身近に感じられる、素晴らしい機会なのではないかと、私などは思う。
(現金を包むことへの是非は別として・笑)

 

こちらもエスパー妹がプレゼントしてくれた花。
花屋さんの店先で「erimaちゃんが好きそうだな」と思ったからと。
エスパー妹は本当にいつもさり気なく
心のこもったプレゼントをくれる贈り物の達人
いつも人のことを思って行動できる彼女の優しさは姉である私の自慢でもあり
「見習わなきゃな~」と、己を反省する材料でもある。

 

無駄を落としてシンプルにきりっと美しい袋や、意匠を凝らした贅沢なもの。

現代風のに古典的なの。

『包む』文化はときに形を変えながら、けれどしっかり私たちの生活に根付き続けているのだ。

そういえば子供の頃。

お年玉をもらう際、中身そのものも楽しみだったものだけど(笑)
それが入ったお年玉袋がどんなものであるかも、私にとっては大きな楽しみだった。

だからこそ私は今もポチ袋を愛し、それを成している和紙や千代紙を、こよなく愛するのかもしれない。

人が何かに包まる(くるまる)と気持ちがいいように、きっとお金だって可愛い袋に包まれれば気持ちいいに違いないのだ。

.....もちろん、貰ったほうはもっと、ね(笑)

 

先日、私が何もかけずにうたた寝をしていたら、
ゴンザの手で「くるくるっ」と、掛け布団で包まれてしまったため、
思わず寝ぼけながら「ゴボウ巻き~♪」と言ってしまった(笑)
で、気温の下がった最近ではちゃあこも「布団に入れて~」と来るので、
我が家では毎日、大小ゴボウ巻きが転がっている、という次第(笑)

コメント (8)
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エスパー一族、芋を掘る。

2007年10月24日 01時10分23秒 | 

さて。

今年もやってまいりました、芋掘りの季節。

ここしばらく、ゴンザ母のことなどもあって、なかなか手入れも滞りがちになっていた畑ではありますが.....

そんな中でも初夏に植えた40本のサツマイモの苗はすくすくと育ち、嬉しい収穫のときを迎えました。

 

さつまいもエリアを覆いつくすほど旺盛に伸びたいも蔓

 

とはいえ、先に述べたような理由で、なかなか決まらなかった芋掘り決行日。

最終的に日程が決まったのは、1週間ほど前と、いささか唐突ではありましたが、今年はエスパー妹とその夫、エスパー弟、ゴンザ友人夫妻と二人の小さな娘さん、我々と、総勢9名での開催となりました。

 

このいいお天気にこの方も大はりきり!
しかしだからといってそんなに鼻の穴を拡げんでも...(笑)

 

しかし、ただ『芋掘り』と一言で申しましても、その準備には全身全霊を傾けて当たらねば気が済まぬ私とゴンザのこと。

私などは前日、100円ショップやスーパーを数件ハシゴいたしまして、買い漁ったものたちをリュックに詰めてはチャリンコで疾走し、そのプレイベントともいえる時を満喫した次第でございます(爆)

 

早起きして(というか興奮でほとんど眠れず・爆)
『アジの干物寿司』など作っておにぎりにしてみました♪

 

なにせ、こういうイベントごとというのは、当日も楽しみなものですが、何より準備をしながらワクワクするのが嬉しいものです。

今回参加のエスパー妹などは3日前から「テルテル坊主を作ろうかな~♪」などと張り切っておる始末でしたし(笑)
みな、一様にこの芋掘りを楽しみに、その日を迎えました。

 

なぜか一箇所に固まり、芋を掘る人々(笑)

 

まずは芋蔓を切り取って根元を見つけ、手探りで慎重に掘り進む。

サツマイモというのは地上になる野菜と違って、実際に掘ってみるまでその出来がどうであるかわからないものですから、もうドキドキです。

しかし、そのドキドキを待つ間もなく、そこここから上がる歓声。

 

エスパー弟は芋掘り初体験だそう。

 

昨年以上に豊かに実ったおイモたちは、参加者みんなから自然に最高の笑顔を引き出し、いつもは静かな畑もこのときばかりは賑やかに華やぎます。

 

こういったことには真剣そのもの。
同じ残念な血が流れるエスパー姉弟(笑)

 

カエルが跳ねる横で座り込み芋を掘る者。

おんぶバッタを見つけそれを追いかける者(←エスパー弟)。

みんなの歓声を嬉しそうに聞きながら、必死に炭を熾す者(←ゴンザ)

植木屋でのバイト経験を生かして見事なスコップ捌きを見せる者(←エスパー妹夫)。

 

見事なスコップ捌きを見せるエスパー妹夫。
普段は物静かで知的なこの人物。
実はエスパー姉弟やゴンザのノリと同じものを持っている上、
ときおり鋭いツッコミをも見せる奥深い男(笑)

 

ゴンザ友人の小さな娘さんたちの可愛らしい様子も、大人たちの笑顔を誘い、収穫の喜びは、その収穫以上のものを、我々人間にプレゼントしてくれました。

 

小さな手が一生懸命お芋を持つ様子が愛しい♪

 

そして。

お決まりはやはり美味しいものでの憩いのひととき。

メインの焼き芋が出来上がるまでバーベキューなど楽しんで、人間が太古の昔からそうしていたように、土に触れ、火を囲み、笑いあいます。

 

『イカのポンポン焼き』には、中に一度取り出して綺麗にしたワタが入っていて...
成人病予備軍世代にはちと口に運ぶに罪悪感があるけど、美味い!

 

ホッカホカの焼きたて芋は懐かしい香り。

甘く切なく、ある者の記憶を引き出し、またある者の新しい記憶として、大切に仕舞われる。

 

カボチャ大のものからミニミニ芋まで大収穫!

 

永遠があるとしたなら。

それはきっと、こういったもののことをいうのでしょう。

雲ひとつない真っ青な秋空に立ち上る煙は.....

『幸せはここにあるよ』という合図なのかもしれません。

 

 

さ~て。

来年もまた、張り切って苗を植えるぞ~!

 

みんなが芋掘りを楽しんでいる間、一生懸命火を熾したり
写真を撮ったり、大活躍だったゴンザ。
いつもありがとう。そしてご苦労さま!

昨年の芋掘りの様子はコチラ←クリック

 

コメント (12)
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あら

2007年10月22日 09時37分55秒 | 携帯から
激しく互いに威嚇中。
どうやら一歩も引けない意地の張り合いとなっているらしい(笑)

茶トラは首輪をしてるので飼い猫かな~。

どっちも負けるな!

でも怪我すんなよ。


コメント (4)
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そして

2007年10月21日 15時42分12秒 | 携帯から
焼き芋日和♪

コメント (6)
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今日は

2007年10月21日 15時34分35秒 | 携帯から
快晴!
芋掘り日和~♪
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