どうしても微糖の缶コーヒーが飲みたくて。
階下の販売機に買いに行った。
我が家があるマンション前に設置されたこの販売機は、偶然にも、ゴンザの知人が管理の仕事に携わっていることがわかり、それ以降は
「なぜ冬にはアイスコーヒーを販売しないの?」
「微糖のコーヒーがいいんだけど」
等のわがままを言っては、内容を少々変えてもらったという経緯を持つ。
で、今は、我々の希望通り、微糖の、しかも冬場にアイスコーヒーが買えるというわけなのだが.....
なぜか今日。
販売機に120円投入し、いつものように微糖コーヒーのボタンを押すと.....
大きな缶のロイヤルミルクティーが出てきた!
微糖コーヒーの缶とは、似ても似つかない大きな缶。
甘そうでコクのありそうな.....
微糖コーヒー気分の私には持て余しそうな、『ロイヤル』とは名ばかりの、『量と甘さで勝負!』的な大雑把な感じ。
「くっそう~!!」
「何でちゃんといつものボタンを押したのにこんなのが?」
.....きっと、中身を補充する時に、作業に当たる人が配置を間違えたのだろう。
しかし待てよ.....
私はしばし考え込んだ。
私のお目当てである微糖コーヒーのボタンを押してロイヤルミルクティーが出てきたのなら。
ロイヤルミルクティーのボタンを押せば微糖コーヒーが出てくるに違いない!
まあ、並びの順番が『微糖コーヒー』→『深煎りコーヒー』→『ロイヤルミルクティー』であることから、もしかすると『深煎りコーヒー』のボタンで微糖コーヒーが出てくる可能性も否めないが、ここはやはり、純粋に微糖コーヒーとロイヤルミルクティーを入れ間違えたと判断するのが順当だ。
そこで、缶コーヒー一本分の小銭しか持たずに来ていた私は、一旦エレベーターに乗って自宅まで戻り、万が一のことを思い、240円を握りしめて再び販売機へ向かった。
そして.....
販売機の前に仁王立ちし。
『微糖コーヒー』『深煎りコーヒー』『ロイヤルミルクティー』の三つのボタンを睨みつけると.....
意を決して、今度は先ほどと逆の、ロイヤルミルクティーのボタンを押した。
「カモーン!!微糖コーヒー!!」
商品が『ボコッ』と音をたて、取り出し口まで落ちてきたのを確認して、私はおもむろにそこに手を突っ込んだ。
「.....ん?こ、これは.....」
なんだか握り覚えのある感じの缶。
それもそれほど前ではなく、これはついさっきも手にしたような感触!?
嫌な予感を振り払いつつ、取り出し口から、自分の手と握った商品を引き抜くと。
その手にはしっかりと『ロイヤルミルクティー』の太い缶が握られていた。
「くっそおおおおおお~っ!」
もうこうなったら。
引くに引けぬ。
私はもう片方の手のひらに残った120円を投じ、今度は微糖コーヒーとロイヤルミルクティーの間に『我関せず』といった感じに鎮座している、深煎りコーヒーのボタンを押した。
「ボコッ」
ああ、どうか神様。
これが微糖コーヒーでありますように。
「カモーン!カモーーーン!微糖コーヒー!」
再び意を決した私は取り出し口に『三度目の正直!』と、手を入れる。
と。
「ああ、今度は小さめの、まさにコーヒーの缶.....♪」
確かに覚えのある、短い、小さめのコーヒーの缶の感触。
がっ!
商品を握った手をそこから引き抜くと、そこにはボタン通りに深煎りコーヒーの缶が!
もうこうなると、怒りを通り越して、『では微糖コーヒーはどこに?』という純粋な疑問が湧いてくる。
商品の補充をした人は、微糖コーヒーの場所とロイヤルミルクティーの場所両方にロイヤルミルクティーを入れたのだろうか?
それとも微糖コーヒーの上に明らかに違った大きさの缶であるロイヤルミルクティーを一本だけ間違えて補充したのか?
う~ん.....。
目的の微糖コーヒーも結局買えないままに、二つの缶を抱えて再びエレベーターで自宅に戻る私。
玄関を入るとおもむろに電話を手にし、今起こったことをゴンザに報告すると同時に、その販売機を管理している知人に苦情を申し立てるように言おうと考えた。
が。
私の嘆きをあざ笑うかのように、多忙であるらしいゴンザは電話に出ない。
あ~あ。
面白おかしくこの出来事を報告したかったのになぁ(笑)
.....ま、いいや。
私は図らずも出てきた深煎りコーヒーの缶を『プシュッ』と開けると、
(いや。『図らずも』ではないか。深煎りコーヒーは『深煎りコーヒー』のボタンを押して正しくきちんと出てきたのだから)
その、どうしても飲みたかった微糖のものとは似ても似つかない、甘い、コクのあるコーヒーを飲み下しては、一息ついた。
追記:その後不在着信に気づいて電話をかけてきたゴンザに
事の次第を報告すると大笑い。
「結局360円も使っちゃったよう~」とぼやく私に、
彼はさらなる爆笑で答えた。
なんでも、販売機の担当者は知人から違う人に交代になったのを
彼はこの日目撃したばかりとのことだった。
「でも...あえて知人に苦情を申し立ててみようかな!?(爆)」
とはゴンザの言葉であるが、きっと彼とその知人はそうやって
旧交を温めあうのだろう(笑)
まあ、それもあわせて考えると.....
この件に関してはこうしてブログのネタにもなったし。
まっ、いっか♪
(二缶のロイヤルミルクティーはゴンザが飲んでくれるそうだ)
階下の販売機に買いに行った。
我が家があるマンション前に設置されたこの販売機は、偶然にも、ゴンザの知人が管理の仕事に携わっていることがわかり、それ以降は
「なぜ冬にはアイスコーヒーを販売しないの?」
「微糖のコーヒーがいいんだけど」
等のわがままを言っては、内容を少々変えてもらったという経緯を持つ。
で、今は、我々の希望通り、微糖の、しかも冬場にアイスコーヒーが買えるというわけなのだが.....
なぜか今日。
販売機に120円投入し、いつものように微糖コーヒーのボタンを押すと.....
大きな缶のロイヤルミルクティーが出てきた!
微糖コーヒーの缶とは、似ても似つかない大きな缶。
甘そうでコクのありそうな.....
微糖コーヒー気分の私には持て余しそうな、『ロイヤル』とは名ばかりの、『量と甘さで勝負!』的な大雑把な感じ。
「くっそう~!!」
「何でちゃんといつものボタンを押したのにこんなのが?」
.....きっと、中身を補充する時に、作業に当たる人が配置を間違えたのだろう。
しかし待てよ.....
私はしばし考え込んだ。
私のお目当てである微糖コーヒーのボタンを押してロイヤルミルクティーが出てきたのなら。
ロイヤルミルクティーのボタンを押せば微糖コーヒーが出てくるに違いない!
まあ、並びの順番が『微糖コーヒー』→『深煎りコーヒー』→『ロイヤルミルクティー』であることから、もしかすると『深煎りコーヒー』のボタンで微糖コーヒーが出てくる可能性も否めないが、ここはやはり、純粋に微糖コーヒーとロイヤルミルクティーを入れ間違えたと判断するのが順当だ。
そこで、缶コーヒー一本分の小銭しか持たずに来ていた私は、一旦エレベーターに乗って自宅まで戻り、万が一のことを思い、240円を握りしめて再び販売機へ向かった。
そして.....
販売機の前に仁王立ちし。
『微糖コーヒー』『深煎りコーヒー』『ロイヤルミルクティー』の三つのボタンを睨みつけると.....
意を決して、今度は先ほどと逆の、ロイヤルミルクティーのボタンを押した。
「カモーン!!微糖コーヒー!!」
商品が『ボコッ』と音をたて、取り出し口まで落ちてきたのを確認して、私はおもむろにそこに手を突っ込んだ。
「.....ん?こ、これは.....」
なんだか握り覚えのある感じの缶。
それもそれほど前ではなく、これはついさっきも手にしたような感触!?
嫌な予感を振り払いつつ、取り出し口から、自分の手と握った商品を引き抜くと。
その手にはしっかりと『ロイヤルミルクティー』の太い缶が握られていた。
「くっそおおおおおお~っ!」
もうこうなったら。
引くに引けぬ。
私はもう片方の手のひらに残った120円を投じ、今度は微糖コーヒーとロイヤルミルクティーの間に『我関せず』といった感じに鎮座している、深煎りコーヒーのボタンを押した。
「ボコッ」
ああ、どうか神様。
これが微糖コーヒーでありますように。
「カモーン!カモーーーン!微糖コーヒー!」
再び意を決した私は取り出し口に『三度目の正直!』と、手を入れる。
と。
「ああ、今度は小さめの、まさにコーヒーの缶.....♪」
確かに覚えのある、短い、小さめのコーヒーの缶の感触。
がっ!
商品を握った手をそこから引き抜くと、そこにはボタン通りに深煎りコーヒーの缶が!
もうこうなると、怒りを通り越して、『では微糖コーヒーはどこに?』という純粋な疑問が湧いてくる。
商品の補充をした人は、微糖コーヒーの場所とロイヤルミルクティーの場所両方にロイヤルミルクティーを入れたのだろうか?
それとも微糖コーヒーの上に明らかに違った大きさの缶であるロイヤルミルクティーを一本だけ間違えて補充したのか?
う~ん.....。
目的の微糖コーヒーも結局買えないままに、二つの缶を抱えて再びエレベーターで自宅に戻る私。
玄関を入るとおもむろに電話を手にし、今起こったことをゴンザに報告すると同時に、その販売機を管理している知人に苦情を申し立てるように言おうと考えた。
が。
私の嘆きをあざ笑うかのように、多忙であるらしいゴンザは電話に出ない。
あ~あ。
面白おかしくこの出来事を報告したかったのになぁ(笑)
.....ま、いいや。
私は図らずも出てきた深煎りコーヒーの缶を『プシュッ』と開けると、
(いや。『図らずも』ではないか。深煎りコーヒーは『深煎りコーヒー』のボタンを押して正しくきちんと出てきたのだから)
その、どうしても飲みたかった微糖のものとは似ても似つかない、甘い、コクのあるコーヒーを飲み下しては、一息ついた。
追記:その後不在着信に気づいて電話をかけてきたゴンザに
事の次第を報告すると大笑い。
「結局360円も使っちゃったよう~」とぼやく私に、
彼はさらなる爆笑で答えた。
なんでも、販売機の担当者は知人から違う人に交代になったのを
彼はこの日目撃したばかりとのことだった。
「でも...あえて知人に苦情を申し立ててみようかな!?(爆)」
とはゴンザの言葉であるが、きっと彼とその知人はそうやって
旧交を温めあうのだろう(笑)
まあ、それもあわせて考えると.....
この件に関してはこうしてブログのネタにもなったし。
まっ、いっか♪
(二缶のロイヤルミルクティーはゴンザが飲んでくれるそうだ)
なんだかよくありそうな光景ですが、「あっ違った!」で終わるかと思ったら、結局3本買われるとは・・・。正にブログネタですね。
げに恐ろしきは、顔の見えぬ機械販売というシステム。
いや、かつてオレは、
「カレー肉まんをくれ」と何度言っても
「カレーまん」を手に取ろうとするコンビニの馬鹿定員に遭遇したことはあるが(笑)。
しかし、再度勝負を挑もうと、己の直感を試そうと、
わざわざエレベーターにまで乗って引き返してきた勇者の手に「240円」が握り締められていたことは、
この勇者の百戦錬磨ぶりが見事に現れているなあ。
オレならきっと、「120円」だけ取ってきて、
また失敗して、再々度エレベーターに乗って120円を取りに行ってたと思う。
ま、いずれにしてもだ。
ラインナップが思うがままの自販機を持っているだけでもすげえよ。
オレ、自販機購入しようかな。
MY自販機。
ラインナップは、「クゥーすっきりオレンジ」「サントリーウーロン茶」「お~い!お茶」「桃ネクター」「コーヒー牛乳」「オロC」かな。
なのに、目的のモノが出てこない。
ある意味「ロシアンルーレット」的なアトラクション要素をふんだんに盛り込んだ自販機に360円も投入し、されど目的の微糖コーヒーにはたどり着けないとは…。
私ならアトラクション要素など無視してプリプリし、とっとと諦めて近くのコンビニにでも行くか、他の物でガマンするかだな。
おぬしは勝負師だなー☆
erimaちゃんのマンション1階の自販機は、担当者が代わって、ゴンザ君友人である前任者の注意(設置マンション住民に冬でも微糖アイスコーヒーを所望する麗人がいる)を聞き入れず、自分の好みでディスプレイは後回しに勝手にロイミティーにしてしまったんだろーか?
その後、再度トライしてみる勇気はある?(笑)
げんちゃまんの昔の家の近くには、1000円札を投入して当時280円のタバコを3箱買うと、釣銭160円+“1000円札1枚”がピロ~ンと戻ってくるという、夢のような自販機があったらしい!
うちの近所にも是非欲しいものです。
っつーか、仕事せねばだ(笑)
まきまきさんの友人の体験なんて、まさにギャンブル感覚ですよね!当たりつきの自販機より楽しいかも…
erimaさんナイスです(≧∇≦)ъ
ほしい物と違うのもが出てくる時ってたま~にありますよね。
しかも、どうしてもそれが飲みたい時に限ってw
erimaさんはチャレンジャーですね~
これってよくあることなんでしょうか?
120円。
大人にとっては大した『小銭』ですが、これがもし子供だったら泣くでしょうねぇ。
「これが飲みたかったのに~!お金全部使っちゃった~」って。
(買ったのが私でよかった。子供が微糖コーヒーのボタンを押すとは思えないけど・笑)
まあ、金額に換算したらいやらしいけど、一日のブログネタが360円なら安かったなぁ(笑)
おお相棒。生きておったか!
「クゥーすっきりオレンジ」「桃ネクター」「オロC」は俺も同意だなぁ。
しかし、それぞれメーカーが違うゆえ、同じ販売機には共存できないのが問題点だ。
この激しい競争社会での生き残りは、ひとえに顧客サービスにあるとはいえ、他者の商品を自社商品に紛れ込ませることは、いかにゴンザの知人とて不可能であろう。
まあ、その人物の人となりとを考えるに、そういうことも軽くやってのけそうといえばそうなんだが、その後、確実に職は失うであろうからな(爆)
つまり、MY自販機とはいえ、現に昨夜のような事態に泣かされているのも、そんな競合あってのこそだ。
しかしな。
いかに俺が百戦錬磨とはいえ、そこはやはり財布ごと持って行けないところが小物たるゆえんだ。
やっぱ本来男は(だから女だって)販売機ごと水揚げする覚悟で挑まねばな。
ちなみに、俺とゴンザは先日。
「天丼AにBCDの天ぷらを追加トッピング。たれ少なめ」と頼んだ天丼が、天丼Eにトッピングなし、たれ多め、だったことがある(しかも注文の際、三回ぐらい確認したのに)。
で、レジで金を払えばお釣りも間違っていた。
(それぞれ別の店員)
販売機も面白いが人間も面白い(爆)
で、カレー肉まんなんてのがあるの?
俺、初めて知ったけど美味そう♪
私は夏にアイスを買ったのにホットが出てきてしかも小銭はそれが最後でカラカラに乾いた真夏の昼間にホットコーヒーを持って灼熱の車に乗り込んだことがあります。
それがね~。我が家ときたらとんだ田舎だもんで、駅前だっていうのにコンビニがないの!
我が家からは歩いて5分超のところには3件もあるのにさっ。
だからこの販売機は私たちのライフラインともいえ、知人のおかげで自由が利いていたこともあって、重宝してた&思い入れがあったのよ~(笑)
それなのにこの裏切り行為!(爆)
まあね。いつもブログネタに悩む私に自販機が同情して、ネタを提供してくれたのかもしれないけど、さすがに笑い第一の私でも、360円以上の投資は出来なかったわ~(笑)
げんちゃんまんち近くのその販売機だったら、何度でも、眠らなくてもチャレンジし続けるんだけどねぇ~♪
もうね。こうなれば我が家下の販売機は後任者を脅して商品全部を微糖コーヒーに変えさせようかしら。
だって、私たち以外にこの販売機で買い物している人、見たことないもの(笑)
いや、でも...。このままでほとぼりが冷めた頃、またトライしてみようかな?
またロイヤルミルクティーが出てきたら、まきまき様のご自宅のポストに放り込みに行こ♪(爆)
(会社PCからの訪問ありがとう~!)
確かに。まきまき様のお話の販売機は、売り上げがどれだけそこに入っていたか、ということでも手にするお金が変わってくる楽しいギャンブル(笑)
私はね~、一本ジュースを買うと、延々ず~っと当たりが出続ける販売機を、中学生の頃見たことがあります♪
(つまり中身がからっぽになるまで一本分のお金で手に入る)
そういえば最近、あたりつきの販売機って見ないなぁ。