関東地方、今日は気の滅入る雨でした。
なので、せめて写真だけでも。
私は音楽にそれほど詳しくないが。
洋楽黄金期ともいわれる、80年代の音楽PVを集めたサビメドレーを、
某動画サイトで見つけ。
ついつい朝方まで見入ってしまった。
「あっ、懐かしー♪」
「いたいた、こんな人!」
途中、音に気付いて起きてきたゴンザと共に、
自然と記憶は、はるかバブルの彼方に飛んでゆくが.....
(ちなみにゴンザは私がぶいぶい(爆)踊りに行っていた頃、
まだ小学生だったが.....
音楽に対して早熟だったので、知識も趣味も5歳上の私と重なっていたりする)
あの頃はどこもかしこもが活気にあふれ、
だけど何がよくって、ホントは何が無価値なのか、
まだまだ誰も彼もがわかっておらず.....
とにかく新しいものが出てくれば、飛びつく時代ではあった。
こちらは美味しいもの。
ゴンザが安納芋で作ったあっさりスイートポテトは、
胡麻の香りが利いててうまい。
しかしそれは、言い換えてみれば、
新しいものをどんどん生み出す余地のあった時代ともいえ。
そんな時代の勢いと、人々の気分に、
あの80年代洋楽たちは、絶妙にマッチしていたのかもしれない。
毎日乱痴気騒ぎが続くような、無邪気な気分に。
明日の心配など、何もなかったような。
対して.....
『洋楽の夜』翌日、
TVでは、就職難にあえぐ現代の若者たちの実態が、
赤裸々に報じられているのを目にした。
(あれが局の...または制作会社の仕込みでないのなら、の話だが)
100社回っても、内定がもらえず、焦りばかりが募るものの、
厳しい状況は変わらず、それでも頑張る若者たちの姿を。
彼らの中の一人が言った言葉は、胸に刺さり、
私にとっては、きっと忘れられないものとなるだろう。
「それでも内定をもらっている人はもらっているのだから、時代のせいじゃない」
この言葉を、バブル期の我々が聞いたらどう思うか.....
あの頃の自分の頭をひっぱたいて、知らせてやりたい。
(まあそれでも、私は、父のもとにいた高校前半は、
自分で学費も交通費も食費も稼いでいたんだけどね)
サクラ、咲け、だね。
真摯に自分と社会を見つめ、
頑張る彼らに何か救いはないのだろうか。
子供手当や高校無償化なんかより、
これから社会に出る者に、希望を与える何かが。
厳しい中で頑張ったぶん、
彼らの見据える未来はきっと、我々が見た漠然としたそれより、
いいものとなると信じたいが.....
氷河は果たして、いつ解けるのだろう。
「時代のせいじゃない」という発言に「おっ」と反応してしまいました。
僕も就職氷河期といわれた時代(1994-95年)に就職しました。
3年前に卒業した先輩たちの就職事情とは比較になりませんでしたが、
それでも時代のせいにする人はほとんどいなかったように思いました。
同じ年齢のライバルが多いことははじめからわかってましたし、
競争とは他人を蹴落とすことではなく、
自分との戦いであることを常に実感していた世代でもあったと思います。
ただ、やはり正当な努力が報われる世の中であってほしいとは思いますよね。
で、80年代の音楽は、R35ならみんなどこかで聴いてますよね~
曲名がわからなくても聴けば知ってる、という。
正当な努力が報われる世の中...
本当にそうであって欲しいと願います。
若くて、一生懸命な人を見ると特に。
>競争とは他人を蹴落とすことではなく、自分との戦いであること
これを、もっと上の世代の人たちも気づくことが出来れば、もう少し良い世の中になるのかもしれないですね。
時代のせいじゃないかもしれないけれど、時代のせいもある...
バブル期に、「分不相応のいい思い」をさせてもらった世代としては、そう思う部分もあります。
『いい思い』っつったって、地に足もつけず、その愚かさにも気づかずに踊ってた部分もあるんですけどね(笑)
80年代の音楽は、誰もが気軽に聴けるような、けれど新しい、そんなものが多かったように思います。
現在の多様化についていけないオバサンには(笑)
青春の思い出と相まって、やはり一番しっくりきます。