老年期のうつ

若い人のうつとは、症状がずいぶんと違うのでしょうかね。
年齢に関わらず、症状は人により千差万別であろうとはおもいますが。
ネットの中でも、「うつです」という方が結構書きこみなどしていますが、
そういう方は症状が軽いのでしょうか。
老人のうつについてはネットの中でもあまり情報がなくて、この症状は果たしてうつなのか？と思う事もありました。

一番初めは『暑くてたまらない』というものでした。
『焼けるように暑い』『どうなっちゃうんだろ』『どうしていいか分らない』と不安感が強く、半ば混乱状態。
救急外来で血圧もよし、血液検査もよし、微熱がありましたがあの暑いのに３枚も着込んでいたこともあり、夏ばてでしょう、と点滴を受けて帰されました。

１ヶ月ほどして、こんどは寝られない、と言うようになりました。
その内『本も新聞も読みたくない。ラジオも聞けない。』と言い、『この前の時と同じだ』と言いました。
実は十数年前にも、一度鬱で医者にかかっているのです。その時の症状と同じ、と本人が言うのです。
私から見れば、まだそれほどの状態には思われなかったのですが、そう言い出してから、一気に症状が悪くなったような気がします。
病院に行きたいと言うので、あちこち当りましたが、どこも予約制ですごく混んでいて、早くて１０日後、ひどいと２ヶ月後の予約という状態。これにはびっくりでした。

それから医者にかかるまでが、ほんとにどうしようもない状態でしたね。
不安感、動悸、胃腸の膨満感、気分の悪さ、などを訴え、とにかく『つらくてどうしようもない』状態。
病院に電話してくれ、と言われ何度も電話しても、「食べられなくなったら連れてきなさい」とか言われてただただ我慢の日々でした。
『辛い、つらい』と言われても、こっちもつらい。どうしてあげることもできず、ほんとに右往左往している状態。
やっと医者にかかることができても、しばらくこんな半混乱状態が続きました。