日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



安達太良山の紅葉が素晴しいと度々山の本に紹介されていたので、一度行ってみたいと思っていた。
今回は母と妹も誘い初めての3人での山旅。
妹は(すでに50過ぎ!)若い頃に一度尾瀬に連れて行ったことがある。
それ以来山には行ったことがなく、不安そうにしていたが80過ぎの母も一緒だから無理はしないから、と説得。
母にとってはやはり3人で出掛けるということが嬉しいことのようだ。

そんなわけで、前日は麓の岳温泉に一泊。
もし雨なら、温泉に入って御馳走を食べて帰るだけでもいいと思っていた。
幸い天気予報では晴れ時々くもり。
行かれる所まで行けばいい。

翌日タクシーでゴンドラ乗り場まで。
今年は紅葉が遅れているからどうかしらと思っていたが、運転手さんの話ではきれいに色づいてきたとのこと。
そして更に
『頂上まで行ったら、是非牛の背まで行くといいですよ。沼の平って火口が見られますから。そこから石っころの道がくろがね小屋まで続いているけれど険しくないから。くろがね小屋からはだらだらと林道歩きで楽な道ですよ。』と言う。
二人ともすっかりその気だが、私には物足りないが母も連れてのことだからゴンドラ往復のコースにするつもりでいた。

ゴンドラ乗り場に着くと・・・
どこから湧いてきた?と思うほどの人、人、ひと・・・。
今日が土曜日ということをすっかり忘れていた。観光バスも数台!

ゴンドラは次々に運んでくれるので待つほどではない。
山頂駅からほんの数分で安達太良山を見渡せる薬師岳展望台に着く。
紅葉がきれい!

真ん中のごつごつしたところは矢筈森。
右手は鉄山。

初めは木道歩きで楽ちん。
山頂までは標高差350mだが、果たして登ることができるのか?

しかし、人が多くて我々亀足は「お先にどうぞ」と言い、時には立ち止まり次々に抜かされていく。
これが幸い?ゆっくり歩き立ち止まっては休みで、母たちもそれほど疲れなかったようだ。


何せ人が多く、ツアーで20人ぐらいまとまってくる人達もいて、景色を撮るにも必ず人が写真に写ってしまいがっかり。
お天気は晴れ時々くもり。
日が射せば紅葉も鮮やかできれいだが、くもりでは色もイマイチ。
しかし見事な紅葉! 赤、黄、緑とモザイク模様のように彩られホントに素晴らしい。




どうだんつつじの紅葉がきれい。









みねかえでは赤と黄。
ほかに「ななかまど」や「やまうるし」等々。


      あかみのいぬつげ          えぞおやまりんどう


ようやく山頂。
あの出っ張った山頂に登るにはクサリ場もあるという。
無理なら登らなくても、と思っていたが、二人は『せっかくここまで来て登らないなんて』と登る気満々。
そして向かい側のなだらかな斜面をたくさんの人が歩いているのを見て、
『大丈夫そうだからあっち(くろがね小屋の方)に回ろう。これで引き返すなんて物足りないじゃん。』ですって!

そして頑張って山頂に登りました~。

山頂からの眺め。船明神山の向うに磐梯山。

谷筋の紅葉もきれい。

行きはよいよい帰りは怖い・・・。
ほんの2~3mの崖だがクサリ場の下りは母にとっては大変。
下で男の方が2名。母の下りるのを介添えして下さいました。
ありがとうございました。

頂上はとても風が強く、寒くてのんびりしていられない。
このまま引き返さず、あっちに回りたいというのでこちらもその気になり・・・。
ほぼ平らな道を牛の背へ。


牛の背からは沼の平の火口を見ることができる。
これまでのなだらかで紅葉のきれいな山とは一変する。
遠景は秋元湖と横長の檜原湖。

とにかく風が強く寒いので早々に下山開始。
しばらくはのんびりなだらかな道だが、途中からざれざれの小石まじりの道となる。
これは! 小石の上に乗って滑ったら大変!
母にはうるさいほど注意をしながら下って行くと・・・。

ヘリコプターが!
恐れていた通り、中年の女性がざれた斜面で足を滑らせて怪我をしたという。
どうやら足首の骨折らしい。
そして歩いていた我々はそこに足止めになり、ヘリコプターで運ばれるまで15分ぐらいタイムロスしてしまった。


事故現場に遭遇し、より注意しながら下って行った。


鉄山の斜面は黄葉。



くろがね小屋からはここを車も入るという林道歩き。
途中で旧道の近道があるが、滑りやすいという。
少し遠回りになるがなだらかな林道を下る。

登山口に着いたのは16時。
9時半に歩き始めて何と6時間半!(コースタイムは4時間前後)
標高差、登り350m下り760m!
それでも母は大丈夫と元気。

しかし、何とか無事に下山できたからいいが、母を連れての周回コースはやはり無謀だったと非難されても言い訳できない。

登山口そばの富士急ホテルの立ち寄り湯に寄って、疲れを癒し帰ってきた。


数十年ぶり登山の妹は昨日一昨日と死んでいたらしいが、母は次の日の『太極拳』(週一でやっている)にも行ったということでホッとした。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )