ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

日米安保のやっぱり

2024-07-28 09:36:33 | 日記
ああ、やっぱり。けさの朝日新聞を見て、私は確信を強くした。

在日米軍に作戦指揮権 2+2で確認へ 新設の司令部に
自衛隊と米軍の指揮統制の連携強化に向け、米国が在日米軍司令部を再編し、新たに作戦指揮権をもつ司令部を設けることがわかった。日米両政府は28日、東京で外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開き、米側がこうした在日米軍の再編計画を日本側に伝える。
複数の日本政府関係者が明らかにした。自衛隊では陸海空の各部隊を一元的に指揮する統合作戦司令部を来春までに新設。在日米軍の新司令部はそのカウンターパートとなり、部隊運用や作戦立案で自衛隊側との連携を強化する方針だ。

(朝日新聞7月28日)

日本は日米安保との関係で、自衛隊にこれまでの「盾」の役割に加えて、「矛」の役割を与えることに決めた。「決めた」というのは正確ではない。「(米側によって)決めさせられた」というのが実情だろう。
この決定によって、自衛隊は米国の対中戦略の尖兵になることを強いられるのだ、ーー私はそう考え、この考えを本ブログで何度か公言してきたが、けさの朝日新聞を読んで、「ああ、やっぱり」と、その思いを強くした。
きょう28日に開催される「2プラス2」は、「自衛隊の尖兵化」を制度的に確認・決定するための談合なのである。

この決定は、トランプ前大統領が次期大統領に返り咲く可能性が強まったことを受けて、バイデン政権が急きょ設(しつら)えたのだろう。トランプが返り咲けば、米国は自国優先主義から内向の度合いを強め、日米の同盟関係を切り捨てるに違いない。そう読んだからである。

日米の同盟関係を強化すること、それは自衛隊を対中戦略の尖兵として組み込むことを意味する。これはバイデン派にとっては望ましいことなのだろうが、はたしてどうなのか。
はた迷惑な話だ、と私は感じるが、読者はいかがだろうか。

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