おはようございます。
昨日は、少し曇りがちでしたが、まあまあ、穏やかな日でしたが、
今日から、台風直撃な日が来そうで、なんだか、ほんと、日本っていろいろありますね。
それでも、平和に暮らしていける、この日本を僕は愛していますねー。
さて、今日も「昨日のマッサン」の記事、行きましょうか。
いやー、やられましたね。だいたい、僕は昨年「ごちそうさん」の時に、「土曜日はこうなるだろう」と言う予想記事をまあ、何回も書いたんですけど、
かすりもしませんでしたからね。だから、僕が「土曜日はこうなる」と書いたら、そうならないと言う感じで見てください。お願い致します。
つーか、要は「ごちそうさん」と比較しながら、見ていけばいいんですけど、朝ドラと言うのは、毎週、まず、ネガティブな事が起こるわけです。
というか、月曜日にその週で、解決しなければいけない課題の提示があるわけです。今週は結局、エリーとの仲を「雨降って地固まる」状態にした、
という・・・考えてみれば、基本中の基本を再確認した週になったんですね。
で、構造的に言うと、週の真ん中辺り、まあ、水曜日か木曜日に雨が降るわけですよ。それで感情大爆発で、だいたい女性は泣くんです。
あるいは、男性が怒り狂ったり落ち込んだり・・・とにかく、感情が途中で大爆発し、それが土曜日に「雨降って地固まる」となる。
まあ、それに毎週のテーマがあるんです。今回、歌もテーマになっていましたね・・・「蛍の光」はスコットランド民謡だった。
どうも主題歌で「麦と歌」がテーマに歌われているので、毎週、歌がひとつのテーマになるのかもしれませんね・・・ま、このあたりはまだわかりませんが。
それとその週の主人公・・・今回は主人公二人が主人公そのものだったですが、相手役がお母さん・・・朝ドラと言うのは、面白くて、
基本、その週で倒すべき小ボスが出てくるわけですよ。まあ、説得して倒すのか、行動で説得するのか・・・とにかく、その週の小ボスがでてくるんですが、
今回は朝ドラでよくやる手・・・ラスボスをまず、主人公にぶつける・・・と言う手でしたね。
これー、昨年の「ごちそうさん」で言えば、和枝姐さんが大阪に来た二人をまず笑顔で迎えていましたね・・・あの構図と全く一緒です。
ラスボスをまず最初に主人公にぶつけ、難敵と言う印象づけを図る・・・という事はこのお母さんとの和解がこの朝ドラの最終的な目的になる・・・はずです。
結局、昨年の「ごちそうさん」では、和枝姐さんは、最後まで和枝姐さんだったし、和解とまではいかなかったけど、逆に強くなった主人公が描かれていましたから、
そういう処理になるかもしれませんね。
ま、大正時代ですから、美男美女が・・・特に女性はスコットランド人・・・二人で抱き合う図と言うのは、周囲の人の目が点になってたでしょうね。
ま、とにかく、二人の愛情の再確認が今週のテーマだったようですね。
また、来週も小ボス候補者がようけいいそうじゃ・・・どうも、僕は地方の訛りが大好きで、使いたがるくせがあります。だって、かっこいーんだもーん。
というわけで、一週間にしてどっぷりハマった「マッサン」の世界・・・日本文化の研究者としても興味深く、そして大阪文化好きとしても、楽しみたいと思いますね。
以上、今週の「マッサン」記事でした。
さて、その時、僕は、いつもの週末のように昼間から、社長の御島さんのマンションに秋のバーベキューをしに遊びに来ていました。
メンバーは、イケメン貴島くん(29)、辛辣姫ユキちゃん、若いミユウちゃん(25)、若い池澤くんです。
「池澤・・・そういえば、お前、エアロバイク・トレーニングは進んでるか?」
と、貴島くん。
「え?あ、はい・・・まあ、ちょっとずつですが、進んでますよ」
と、青い顔の池澤くんです。
「ま、いいけど・・・自分の為なんだから、あんまりサボるなよ・・・道のりがあまりに遠いからってサボっていたら」
「さらにやるの辞めちゃう事につながるからな」
と、貴島くん。いい指摘です。
「ええ・・・大丈夫です・・・がんばりますから・・・」
と、ちょっとしょんぼりする池澤くんです。
「まあ、いいじゃない・・・今日は土曜日、せっかく、昼間からのバーベキューなんだから・・・さ、ビールもたくさん飲みなさい」
「それで何もかも忘れて週末を楽しんでから、平日に戻っていくのよ・・・」
と、やさしい御島さんは、池澤くんのビールを注いであげています。
「何、それじゃあ、先週のバーベキュー大会の予定は中止だったの?ソフィーに報告しとかないとダメだなあ・・・」
と、僕。
「だって、物語の主人公がいないんじゃ、その場が盛り上がりませんよ。物語と言うのは、主人公がいて、初めて成立するわけだし」
「だから、その場が楽しくなるわけだし・・・そこは仕方ないんじゃないですか?」
と、池澤くん。
「そうなのよね・・・わたし、ゆるちょくんのいない場って最近考えられなくて・・・いつも一緒にいるから・・・」
「で、ゆるちょくんがいない場を考えた時・・・要は受け手がいないって話なのよね・・・構造的にはゆるちょくんが質問してくれたり」
「わたし達の疑問を引き出してくれて、その疑問に答えてくれたり・・・その場を回す役割をしてくれるのが、いつものゆるちょくんの役割なのよ」
「そのゆるちょくんがいないと・・・場がすごく不安定になって、おしゃべりが滞留すると言うか、誰も言葉を出せなくなるのよ・・・」
「だって、誰に向かって話したらいいか、わからなくなるんだもの・・・」
と、御島さん。
「それって、「夜の日本学」でゆるちょさんが考察されていた「応仁の乱」の原因、まさにそのものの状態ですよね。守護大名も場の主人公役がいなくなったから」
「誰に向かって話したらいいかわからなくなって・・・勝手に私戦を始めてしまった構図と一緒ですよね・・・」
と、ミユウちゃん。
「だから、この日本文化では、場に司会役は絶対必要・・・そういうことなんだろうね・・・」
と、僕。
「わたし、ゆるちょさんとサシ飲みすることもあるし、あるいは、今日みたいにたくさんのメンバーで、ゆるちょさんを囲んでいることもありますけど」
「でも、それはゆるちょさんが「サル山のボス力」を発揮してくれるから成立するんですよね・・・皆が安心して、ゆるちょさんに見つめられて」
「保護されているような温かな場所にいるような・・・言葉で言うとそんな感じだから、安心して話せるんです」
「でも、ゆるちょさんがいないと急に場が不安定になる・・・簡単に言うと誰に話せばいいの?って感じになるし」
「答えを出してくれる人が喪失しちゃう感じなんですよね」
と、ユキちゃん。
「そう。そうなんですよ・・・ゆるちょさんは、何を聞いても答えを出してくれる・・・そこがすごいところだと普段常々すげえなって思っているところなんですけど」
「その芸当って、考えてみたんですけど、ゆるちょさんにしか出来ないんです。僕らは質問したり、途中ちょっと考えたりすることは出来るけど」
「答えにまではたどり着けない・・・もちろん、ユキさんや御島さんは答えにたどり着ける能力をお持ちだと思うんですが」
「それってゆるちょさんを前にしないと機能しない節があって・・・」
と、池澤くん。
「それはそうだわ・・・だってゆるちょさんと話しているうちに、ゆるちょさんに上手く載せられて・・・気づいたら答えにたどり着いている感じだから」
「要はその答えのプロデュースも、ゆるちょさんがしているって事だもの・・・」
と、御島さん。
「結局、この中で場を仕切る事が出来て、司会役が出来て、推論エンジンと化す事が出来るのは、ゆるちょさんただ一人・・・そういう事なんですよ」
「わたし達が気づいた事実としては・・・」
と、ユキちゃん。
「だって、わたしも相手がゆるちょさんだから・・・安心して、言葉を出せるし、ゆるちょさんがそれを上手く回してくれるから、推論が進んでいくんだもの」
「それはわたしは考えているけど、その交通整理をしてくれてるゆるちょさんが不可欠・・・そういうことだと思うし」
と、ユキちゃん。
「だから、僕的にもゆるちょさんの人間性のデカさ強さ、深さ・・・そして、その本能的に説得してくれる「光るの君の目」とそれに伴う「サル山のボス力」の」
「大事さを思い知ったところですよ・・・皆が安心して発言出来る場を作るって並大抵の事じゃないって、思い知らされましたから」
と、貴島くん。
「そっか。だから・・・」
と、ミユウちゃんが言葉にする。
「最近、日本にも不幸な家族が増えているって言うじゃないですか・・・その原因が家庭における「父性」の喪失だって言われて」
「で、その具体的現実に触れると、要は父親はいるんだけど、父親として認められてないって現象なんですよね」
「・・・つまり、家庭の父親になるには資格みたいなモノがあって、それを満たしていない男性が増えているからこそ、家庭崩壊が起こっていると私は見たんです」
と、ミユウちゃん。
「その現象と今回の「ゆるちょさんが週末にいなかった事件」と直接リンクしているんじゃないかと今思ったんです」
と、ミユウちゃん。
「それって、ゆるちょさんが持っている要素こそが、「父親の資格」だって言う事を言ってますか?」
と、池澤くん。
「そう。そう言う事だと思う。それを言葉に出来れば、父性とは何かを具体的に知る事が出来るじゃない・・・」
と、ミユウちゃん。
「でも、それを言うなら、単純な事で、さっき僕が言った通り、ゆるちょさんの「光るの君の目」由来の「サル山のボス力」を世の父親が持っていないって事じゃない?」
と、貴島くん。
「そうね。そこだわ・・・とすると、そういう父親は・・・資格なしな父親だから「資格なし父親」と呼ぼうか」
「そういう「資格なし父親」はどういう要素を持っているかしら?そういう父親が出来上がる過去のストーリーは、わかる?誰か」
と、御島さん。
「まず、「光るの君の目」を持ててない事実から・・・奥さん以外の女性に愛されたこともなければ、普段、視界にさえ入れてもらえない男性だってわかるわね」
と、ユキちゃん。
「っていうか、単なる女性にモテない学校で勉強しか出来なかった、マザコンのダサいサラリーマンオヤジって事でしょ?」
「普段から安いサラリーマンスーツしか着てない・・・ううん、週末ですら、安いサラリーマンスーツで過ごしていて、それがおしゃれだ思っている」
「女性にからきしモテ無いどころか女性の敵で、おしゃれの意味すらわからない、女性に蛇蝎のごとく嫌われる、デブか痩せのサラリーマンオヤジ・・・」
と、ユキちゃん。
「女性にはやさしくすれば、モテると勘違いしている男性ってのも、入るんじゃない?そういう男性は永久に女性に視界にいれてもらえないけどね」
と、御島さん。
「あと、男性は仕事さえ、出来ればモテると勘違いしている、サラリーマンオヤジも入りますよね・・・そういう勘違い男性、わたしは大嫌い」
と、ミユウちゃん。
「なるほど・・・結局、女性にモテない男性はこの日本では永久にしあわせになれないって事じゃん、その結論」
「・・・と言うか、女性を本能から笑顔に出来ない男性で、女性の視界に入れてもらえない男性は「資格なし父親」にしかなれずに不幸せスパイラル一直線になり」
「その家族も「父性喪失」状態に陥るから、不幸せ一直線・・・要はその男性は単なる「逃げ込み者」になっちゃうんだな・・・」
と、僕。
「この場合、何に逃げ込んでいる事になるでしょう?」
と、ユキちゃん。
「会社、仕事、って事だね。結局、仕事に逃げ込んでいる「逃げ込み者」ってさ・・・女性を笑顔に出来る話題が無いのよ・・・」
「だって、年がら年中仕事ばっかやってるし、年がら年中、仕事の事しか考えてないもんねー」
と、僕。
「それわかります。ゆるちょさんと話していて面白いのは、仕事以外の話がたーくさんあるって事で、面白い話題に事欠かないじゃないですか?」
「「しあわせになる為の知恵」はもちろんの事、いろいろな女性や男性と話した内容を毎日、面白おかしく話してくれる」
「それがゆるちょさんの強みですよね」
と、ミユウちゃん。
「えー、それは僕も同感です。僕はゆるちょさんに「オトコとして、どうやったら、女性にモテるか」と言う話を毎日聞かせて貰っていますから」
「そういう話を真面目にしてくれる大人の男性って見たことないし、すごく役に立ってます」
と、池澤くん。
「結局、サラリーマンオヤジが何故女性に蛇蝎の如く嫌われるかって言うと、ハッキリ言ってネタが無いのよ」
「代わりに人生訓とか、人生こうやらなきゃダメだ的な浅い話を上から目線で説教するくらいが関の山。親切ごかして要は自分が気持ちよくなりたいだけなのよ、あいつら」
と、ユキちゃん。
「そういう男性が「資格なし父親」なのね・・・結局、女性を本能から笑顔に出来ず、逆にネタも無いから、上から目線で女性に説教するのが関の山の」
「女性に蛇蝎の如く嫌われる「説教オヤジ」こそ、「資格なし父親」の正体って事ね」
と、御島さんが結論にした。
「いやあ、やっぱりゆるちょさんが居ると盛り上がりますよ。話もちゃんと結論まで行くし」
と、貴島くんが言葉にしてくれた。
「家庭に「父性」があるのと無いのとじゃ、雲泥の差って事ね」
と、御島さん。
「だから、わたしは、ゆるちょさんと始終一緒にいるようにしているんです!」
と、ユキちゃん。
「わたしも右に同じ!」
と、ミユウちゃん。
「僕もーって、なんか、金魚のフン状態じゃないすか、俺ー」
と、情けない顔をした池澤くんに皆、目の笑ういい笑顔で笑い出した。
(おしまい)
さて、今日は日曜日。にしても、お休みですから、楽しく遊んじゃいましょう。
さーて、なにして遊ぼうかなー。
ま、人生、「阿蘇びをせんとやうまれけむ」ですよ。
さ、遊びましょう。
楽しい日曜日を!
ではでは。