「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

朝ドラ通信平日版 12月11日版 「若狭気合のスイッチオン!」「消えた和枝姉さん!」

2013年12月11日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!
午後5時です。

僕的には、晩酌開始時間でーす!



さて、朝ドラ的には「感情大爆発の水曜日」ということで、この日に主人公その他の感情が大爆発して・・・ということになるわけですねー。



さて、まず、「ちりちてちん」の方からいきますか。


まあ、こちらの方は初講座とちって・・感情大爆発は昨日だったんですが、

今日は落語会終了後、若狭さんは草若師匠に呼び出され、

「内弟子期間中に母親に甘えるなんてもっての外・・・内弟子の自覚をしっかり持て!」

と、怒られてしまいました。


「どうもすいませんでした」


と謝る若狭さんですが・・・その後、自室に戻ると、自分の不甲斐なさにおいおい泣いちゃう若狭さんだったんですねー。


で、次の日・・・昨日のことに触れられたくない若狭さんは妙に明るく振る舞い・・・それを見ていた兄弟子たちは、

「誰が若狭を立ち直らせることが出来るか・・・」

ということで、毎度の賭けが始まります。


小草若さんは、尾崎豊さんの「ILOVEYOU」を若狭さんの前で熱唱・・・特に何の反応もなく・・・。

草原さんは、落語をやって、語りかけますが、これも不発。

四草さんはペットの九官鳥の平兵衛に「がんばれ、がんばれ」と言わせ、若狭さんを笑顔にしますが、直後「ブス、いらんわ」などと言い出し、

若狭さんをさらに落ち込ませてしまいます。


というわけで、残るは草々さん・・・。


草々さんは、キッチンにいる、若狭さんの前に立ちはだかり、

「昨日の高座は散々やったな。あれがお前の今の実力や。稽古でいくら出来ていても本番で実力を出されへんといかんのが落語家や。次はもう少しまともな落語をせえ」

と真正面から、本当の事を言っちゃいます。


その後、自分の部屋に戻った草々さんに小草若さんが、

「お前は自分には落語しかないと思い極めてるからいいかもしれんが、ああいう言い方したら人は傷つくんじゃぼけ!俺はお前のそういうところが気にくわんのじゃ」

と、怒り狂って意見します。


それについては、何も言わない草々さんでしたねー。


ま、このあたり、伏線を張ったということでしょうね。


で、師匠の草若師匠は・・・菊江さんの店にいて、女性の弟子の扱いについて、よくわからんみたいなことを言ってるわけです。

「昨日、家に若狭の様子を見に行ったら、母にすがって泣いてた・・・男の内弟子やったら、叱り飛ばすところやったけど・・・」

「わし、その姿みて、ホッとしてしもうて・・・女性の内弟子には、どないしたらええか、正直わからんのや・・」

と、言うわけですね。


すると、菊江さんは、

「一門のお母さんがいないから、やりづらい・・・そういうことじゃないですか?」

と、言うんですね。


と、そこへ寝床の女将、男に騙されまくってつらい人生を歩いてきた・・・咲さんが、

「皆若狭ちゃんに甘すぎるんや。人生人に頼ったらあかんねん」

と、いかにも、つらい人生を送ってきた咲さんなりの見解を言うに及んで、

菊江さんに、

「あんたどんだけつらい人生あゆんできたの」

と言われる始末なんですね。


その発言をしたキムラ緑子さんが15分後には、そういう和枝姉さんを演じているんですから、朝ドラっちゃー、おもしろいですね。


んで・・・でも、草々さんのコメントが効いたのか、台所で茶碗蒸しを作る若狭さんがいるわけです。

「なんで茶碗蒸し?」

と草々さんが聞くと、

「「ちりとてちん」で旦那さんが食べとったでー、少しは落語の足しになるかと思って」

と、次の落語会へ気合の入った若狭さんなのでした。

「だったら、うなぎも必要やろ」

と草々さんに言われて、

「そんなお金がありませんよー」

と言い返す若狭さんにいつしか、二人は笑顔になっていた・・・そういう話で、ちょんです。



ま、水曜日ってのは、主人公が、一番落ち込むんですけど、土曜日に向かって、一歩いい方向へ踏み出すのが、朝ドラのお約束なんですね。


さて、今回気になった作劇は、草々さんが若狭さんに過不足なく現状認識を伝えたところですね。


これ、以前、草若師匠にも、草々さんは、

「相手をよく見て、わかるように諭せ」

的なことを言われていました。


今回も、

「なんぼなんでも、言い方ってものがあるだろ」

と小草若さんに言われており・・・男性と女性は違うんだという脚本家さんの意見なんでしょうね。


僕は三菱電機時代・・・普通ならあまりやらなくても済む、教育担当・・・しかも女性相手という・・・ある意味草若師匠の立場に立ったことが2回あります。

要は一年目の研修生をその年の3月まで、面倒を見てあげて、技術者及び社会人として、その始まりの面倒を見る仕事でした。


だいたい女性技術者なんて、部に一人ですよ。来たとしても・・・。


最初なんて、東大卒の女性技術者でしたからねー。


僕はおもわず課長に、

「僕、農工大卒ですよ?それでもいいんですか?」

って聞いたら、

「いいんだよ、部長がおまえがいいって決めたんだから」

ということで、おそるおそるやりましたけどね。


んで、なんとか1年終わって、ホッとしてたら、2年後くらいにまた、今度は早稲田卒の女性技術者の教育担当を任されて・・・。


ま、部長にそれだけ買われてた・・・女性の扱いはうちの部ではあいつが一番・・・そういう評価だったんですねー。


ま、今考えりゃあ、今、女性をメインの相手に、こんな仕事していますからねー。

ま、女性の扱いには、その頃から、慣れていたんでしょうね。


というか、社会というところは、皆シビアな目で見てるんですよね。

だから、評価される時は、「餅は餅屋」的に評価されちゃうんですよ。


ただ、確かに女性は男性と違います。


女性は上から目線で怒ったって反発するだけなんですよね。


女性の場合は、

「じゃ、何がいけなかったと思う?」

と、冷静に話し合いながら、相手に考えさせていくことが大事です。


オリンピックの重量挙げで、メダルを取った三宅選手のお父さんも、同じような事を言っていましたね。

「怒ってはダメだ。上から目線もダメだ。同じ目線で一緒に考えるカタチを取り、自分で問題点に気づくような環境を整えねばならない」

ってね。


まあ、僕は感情的にはならないタイプの人間なので、ごく冷静にやさしく女性には接します。

「ふーん・・・何が悪かったんだろうね?どう思う?」

とか、そんな感じのアプローチをしていたように記憶していますねー。


結局、女性はどうしたいか・・・これが先に来るんですよ。

やりたいことをやる・・・これが女性なんですね。


男性はやるべきことをやる・・・これが先なんですよ。

だから、

「お前はこうこうだから、ダメなんだ。ここを直さないと、一生復活出来ないぞ」

くらい言っても、問題点を指摘してあげれば、自分で直していくんですね。


でも、女性は感情をサゲられたら、怒りくるって、もうやる気を無くします。


だから、女性は、周囲の男性が思うようにコントロールしてあげることが大事になるんですね。

だから、自分で問題点は気づく用にし向けることが大事で・・・いろいろな示唆を与えながら、相手の気持ちをコントロールしてあげると気分よく動いてくれるんですね。


だから、簡単に言えば、同じ目線でおしゃべりしてあげるってことでしょうね。女性の場合は・・・。


まあ、だから、今日の最後・・・草々さんは、若狭さんと同じ目線で、おしゃべりして、楽しくなってましたもんねー。

あれが、女性には、いいんですよねー。


うん。また、勉強になりましたねー。


ま、そんな今日の「ちりとてちん」でしたー。


で、今日の「ごちそうさん」ですが・・・「感情大爆発の水曜日」にふさわしい内容でしたねー。


冒頭、めいちゃんは師匠の家で、いものつるの漬物を食べて感激しているわけです。


師匠は和枝姉さんの縁談に驚きながらも、和枝姉さんの細かいところまで気のつく話をするわけです。

「墨をすっておいてくれ、というと、和枝は、「濃いのが好きなお父さんには、164回、薄いのが好きなお母さんには92回するようにしたの」と言った」

という話をしてくれて、いかに和枝姉さんが几帳面で細かいところにもよく気の回る子供だったかを教えてくれるわけです。


で、シーンは和枝姉さんのシーンになり、和枝姉さんはガンダムおじさんと二人、亡き息子の墓参りをしているわけです。

「6歳の時、池にはまって、亡くなりました・・・」

と、ガンダムおじさんに言う和枝姉さん・・・。


例の匂い袋を出し、

「これ、子供の服だった生地で出来てるんです・・・」

と、説明しながらも、

「つらい時はこの匂い袋を握りしめ、「子が不幸になったのだから、わたしの人生はしあわせにならないと人生のそろばんが合わない」と念じて戦ってきたんです」

ということで、

「要はうらみのチカラで、生きてきたんです」

と、告白。

「でも、その匂い袋、かなりダメになってきてる」

とガンダムおじさんに指摘され、

「ええ。もうそういう生き方はやめて、もっとやさしく生きるように、言われてるんやと思います・・・。だから、同じ生地で新しいのをそろそろ作ろう思います」

と、生まれ変わろうとしている和枝姉さんが描かれました。


まあ、和枝姉さんにしてみれば、

「この結婚をそのいい機会に・・・」

という思いの入ったセリフだったんでしょうねー。


さて、僕の大好きなツンデレ建築家竹元教授が大阪市役所にやってきて、なにやら、ツンデレな会話をしていましたが、

まあ、それは割愛。ハイヤー代が出ないことを愚痴ってたんですけどね。


で、その足で、「うますけ」に悠太郎と二人で行き、「焼き氷」を楽しむ竹元さんで・・・ほんとこの人おもしろい。

「なんだ、この大人を惑わす悪魔のような黒い物体は・・・」

とか言ってて、

「要は気に入った、ということですね」

と遊太郎さんに解説までされていました。


で、もちろん、悠太郎さんは、ガンダム叔父さんの話題を竹元さんに振り・・・懇親会の写真を見せられ、

ガンダムおじさんと安西教授は別人だということを知るわけです。ま、このあたりはお約束ですね。


急いで自宅に戻り、例の株券を手に外へ飛び出していく悠太郎さん・・・その後、上機嫌でおみやげまで買って帰ってきた和枝姉さんの元に、悠太郎さんは、

息を切らしながら帰ってきて、一言。

「この会社は登記もされていないし、この住所もない。この会社はこの世に存在しないんです。僕らは詐欺られたんです!とにかく警察へ行きましょう!」

と、結論を言う悠太郎さん。

「え?何を言うてるの?3日後に先生とまた会う約束が・・・それからでも・・・悠太郎さん・・・」

と言いながら、有無を言わさず、そんな和枝姉さんを引っ張っていく悠太郎さんでした。


で、もちろん、3日後、いつもの株式取引所で、先生を待つ和枝姉さんですが・・・もちろん、彼は来ませんでした。


複数犯による大規模詐欺事件として、新聞に報道され・・・総額100万円の詐欺という前代未聞の事件として報道され・・・和枝姉さんはあまりのショックに、

食事も喉を通らない状態になり寝込んでしまうわけです。


めいちゃんは「うますけ」を手伝っていて、ムロイさんが、「お姉さんに話し聞かせてもらうわけには・・・」などと言ってくるのに、桜子さんが頭を叩き、

「どういう神経してるの?」と言う始末・・・食事を取れない和枝姉さんの状況がめいちゃんから報告されるんですね。


悠太郎さんは株式取引所で倉田さんと面談・・・「かわいそうになー、和枝ちゃん・・・あの子は子供の頃から一人だけ報われなくて・・・」と倉田さんは涙まで流す始末。


んで、方策を師匠と相談に来ためいちゃんですが、

「姉さんの好きなもの、知りませんか?」

という問いに、

「強いて言えば、いわしかな」

と答える師匠。

「わたし、いわしだけはダメなんです。小骨も多いし、パサパサだし、生臭みもダメで・・・」

と言う、めいちゃんですが、

「確かに鯛やヒラメはそのままでも美味しい。しかし、イワシは「七度洗えば鯛の味」いうてな。手をかければかけるほど、うまなるんや」

と、師匠に説得されるんですね。

「でも、わたし、イワシは・・・」

と、渋るめいちゃんに、

「だったら、和枝に弟子入りしたら、よろし」

という師匠。

「でも、今のお姉さんは・・・」

と、さらに渋るめいちゃんに、

「人間、人に頼られると、やる気がでるもんでっせ」

と、逆に説得されてしまうめいちゃんなのでした・・・。


で、希子ちゃんとおかあさんが、元気づけようと和枝姉さんの部屋に行くと、もぬけの殻・・・和枝姉さん危うし!!!というところで、話はちょん!です。



さて、今回朝ドラさんが教えてくれた知恵は、

「人間同じ状態でも、プレゼンの仕方で、相手に、良くも、悪くも取られる」

ということです。


和枝姉さんは細かい・・・几帳面過ぎて融通がきかない・・・だから、嫁ぎ先で蛇蝎の如く嫌われた・・・そういう話を和枝姉さんはしていました。


例えば、この間も、和枝姉さんは、ごぼうを笹がきにして・・・とめいちゃんに言った時、

「笹がきとは、笹のような薄さで切ることだす!」

とやっていましたが・・・要は相手に美味しい料理を楽しんで貰いたくて、どこまでも追求した結果、そういう細かい知恵に辿り着いていた・・・ということでしょうね。


これね。めいちゃんの修行前、修行後みたいな話なんですよ。めいちゃんが修行前、和枝姉さんが修行後に辿り着いた境地なんですね。


だから、要は物は使いようで、めいちゃんが和枝姉さんをおだてながら、自分の食事作りの師匠にしてしまえば、万事オッケーってことになるんですよね。


「几帳面」の思想って・・・要は人間誰でも同じような能力を持っている・・・そういう浅いモノの見方に由来するわけですよ。


日本人の理想とする生き方とは・・・「融通無碍」・・・なんですよね。


つまり、人間には、個性があり、ひとりひとり違うのだ・・・だから、相手に合わせて、融通無碍に対応しながら、皆でしあわせになっていこう、という考えですよね。


つあり、自分にも厳しいけれど、他人にも厳しいのが、「几帳面」の思想者であり、

自分には厳しいけれど、他人は出来るだけやさしくするのが、「融通無碍」の思想者・・・とこういうことになるわけです。


これ、今日「ちりとてちん」で教えてくれた知恵・・・「ひとは一人ひとり違うんやから、意見するときはその人間が理解出来るように意見せえ」

と草若師匠が草々さんに言った事と元は同じなんですよ。


つまり、

「自分の思いをぶつけるだけじゃダメで・・・相手の事も考えて、結果的に相手が動くように処理してやるのが本当の大人」

ということを言ってるんですよね。


つまり、和枝姉さんは、相手の事を考える処理が抜けてたんですよ。


「笹がきとは笹の薄さに切るべきもの」・・・その知恵は素晴らしいけれど、誰もが最初からその知恵に辿り着いているわけじゃない。


むしろ、そういう技術を習得するには、ひとによっては、何ヶ月もかかる人もいるかもしれない・・・そういう弱者への配慮を欠いていたからこそ、

相手に対しては和枝姉さんは「負のエネルギー」を投げつけていただけの状況になっちゃうんですね。


「負のエネルギー」を女性にぶつけたら、途端に状況は悪くなります。


相手の目線に立って、一緒に考える・・・そして、女性に状況を考えさせ、女性の意思に任せる・・・これが出来て初めて女性は動くんです。


この姿勢が何事においても、女性を動かす姿勢としては、大切になります。


なんていうのかな。女性が自分で「ハッピーエナジー」を感じられるように、何事もやっていけばいいんです。


例えば笹がきの話だって、

「なんかで読んだことがあるけど、笹がきって、笹の薄さに切るから、笹がきって言うんだってね。僕この間まで、知らなくてさ。そういう決まりがあるんだねー」

なんて、女性に言えれば、

「へー、そうなんだ」

って、女性は納得してくれるし、

「いい知恵を貰った」

と、女性は笑顔になってくれますよ。


そうすれば、女性は自分から笹がき・・・笹の薄さに切ることを実行してくれるでしょう。


何事もやり方ひとつなんですね。


多分、和枝姉さんは、今まで「わたしは笹がきは笹の薄さに切ることを知っている。えへん、偉いんだぞう」と思っている「俺偉い病」患者だったんですよ。

だから、周囲から蛇蝎の如く嫌われた・・・。


「絶対しあわせ者」は、周囲に「ハッピーエナジー」を出すから、自分に「ハッピーエナジー」が集中するのだから、

「なんかで読んだことがあるけど、笹がきって、笹の薄さに切るから、笹がきって言うんだってね。僕この間まで、知らなくてさ。そういう決まりがあるんだねー」

という言葉を出せれば、それ自体、素敵な知恵なんだから、「ハッピーエナジー」を周囲に出すことが出来、

結果、自身に「ハッピーエナジー」が集中して、絶対にしあわせになっていけるんですねー。


だから、自分が出している言葉が、「負のエネルギー」化しているのか、

ちゃんと「ハッピーエナジー」な言葉を出せているかで、シビアに自分のしあわせ状況が変わってくると言えるんですね。


いや、日々をしあわせに生きる為には、大事なことですよー。


と、まあ、朝ドラさんには、「ハッピーエナジー」を貰ってばっかりですね。


うーん、今日も勉強になりました。


朝ドラ通信、今日はこの辺で。


ではでは。

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