「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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マイケルサンデルの「これから「正義」の話をしよう」を読む!(収奪性民族の問題点!)

2010年09月19日 | 日本人の秘密
おはようございます!

と、連休の真ん中だ、というのに、なぜか、早くから起きだして、

記事を書いているんですから、どうなっているんでしょうね?

週末は、論考シリーズは、お休みだ、ってしたのに、

もう、へーきで、破っているということで、

要は、風邪で一日休んだおかげで、記事挙げ欲(?)が、出ちゃっている、

ということですかね。


さて、外は、まだ、真っ暗・・・というわけで、まあ、ゆっくり、論考でもしてろ、

ということなんでしょうね。まあ、明るくなったら、自転車トレーニングにいきましょう!


まあ、今日は、連休の中日ですからね、かるーく、いきますかね!


というわけで、やっと先日、手に入った

マイケル・サンデル著の「これから「正義」の話をしよう」

ですが、まあ、まだ、ちょこっとしか、読めてないですが、

そのあたりで、記事を書いてみますかねー!


まあ、これ、アマゾンで本のベストセラー第一位なんだそうで、

やはり、「正義」とは、何か、を現した本だから売れているんでしょうね。

というか、それだけ、日本人は、「正義」好き・・・というか、

この本の冒頭を読んだだけで、

「なんか、おかしいぞ?」

と、思ったひとは、多いんじゃないですかね?

っていうのも、予想されたことでは、あったんですが、

収奪性民族、アメリカ人は、あきらかに、日本人とは、異なる最悪な人種だということが、

冒頭、書かれているからです。


「いやー、これ、最後まで、読めるかなあ・・・」


と、素直に思います。まあ、ちょっと、そのあたり、抜粋してみましょうか。


「2004年、夏、メキシコ湾で発生した、ハリケーンチャーリーは、猛烈な勢いを保ったまま、フロリダを横切って大西洋へ抜けた。22人の命が奪われ」

「110億ドルの被害が生じた。そして、便乗値上げをめぐる論争まで、残していったのである」

つまり、アメリカでは、ハリケーンチャーリーが過ぎ去ったあと、地元業者による、悪辣とも言える、ひどい便乗値上げが起こったんですね。

まあ、その例が、いくつか、あがっています。


「オーランドのあるガソリンスタンドでは、一袋2ドルの氷が、10ドルで売られていた。八月の半ばだ、というのに、電気が止まり、冷蔵庫やエアコンが止まったためだ」

「多くの人々は、言い値で、買うしかなかった。木々が多く吹き倒された状況だというのに、家の屋根からたった二本の木を取り除くのに、2万3000ドルを業者から、要求された」

「通常250ドルで売られていた小型発電機に、2000ドルの値札がつけられていた。老齢の夫と障害を持つ娘を連れて避難した七十七歳の婦人は」

「いつもなら、一晩40ドルのモーテルで、160ドルを請求された」(文章は、一部わかりにくいので、わかりやすいように、変えてます。以後も一緒)


まあ、すごい状況ですね。っていうか、こういうことを、するのが、アメリカ人なんですよ。

こういうことをして、平気なのが、アメリカ人なんですよ。

これで、正義の話をするって言っているんですけど、まず、アメリカ人の品位を信用できないでしょ?これ!

もう、収奪性民族の、本質が、バリバリ出てるじゃないですか!


「多くのフロリダ住民が物価の高騰に、憤りを隠さなかった。「USAトゥデイ」には、「嵐のあとで、ハゲタカがやってきた」という見出しが踊った」

「ある住民は、屋根から倒木一本をどかすのに、1万5000ドルかかると言われ「他人の苦境や不幸を儲けの種にする連中は、間違っている」と語った」

「フロリダ州司法長官チャーリークライストも同じ意見で、」

「「ハリケーンの後で、困っている人の弱みにつけこもうとする人間の欲深さには驚きを禁じ得無い」と述べた」


まあ、妥当な意見だと思います。日本だったら、普通にこういう反応ですよね。しかし、アメリカは、違うんですよねー。


「<中略>ところが、クライストが、便乗値上げ禁止法を執行した時でさえ、一部の経済学者は、その法律や、一般市民の怒りは、見当違いだ、と論じていた」


これですよ。だいたい、経済学者って、ゲロ脳が多いからね。知識にとりこまれた、バカ、という奴ですよ。普通にモノを考えることができない、頑固バカですね。


「<中略>自由市場を信奉する経済学者のトーマス・ソーウェルは、便乗値上げというのは、「感情には、強く訴えるかもしれないが、経済学的には、意味のない表現で」

「ほとんどの経済学者がなんの注意も払わない。曖昧すぎて、わざわざ頭を悩ませるまでも、ないからだ」と述べた」


ほら、バカでしょ?経済学という知識に取り込まれて、その知識からしか、モノが言えない。取り込まれたゲロ脳です。


「ソーウェルは、「便乗値上げのおかげで、フロリダの住民が、いかに助かるか、を説明しようとした<中略>」

「氷、ボトル入り飲料水、屋根の修繕代、発電機、モーテルの部屋代、などが、通常より高いおかげで、こうした商品やサービルの消費が抑えられる一方」

「はるかな遠隔地の業者にとってハリケーン後、最も必要とされる商品やサービスを提供するインセンティブが増すことになる<中略>」

「こうした価格になんら不公正なところはない、とソーウェルは、説明した」

ここで、インセンティブというのは、「費用と便益を比較する人々の意思決定や行動を変化させるような誘因」だそうです。

要は、

「フロリダで、この商品がそんなに高く売れるなら、新たに投資して、商品をガンガンつくっちゃおうかなー」

と、思わせることでしょうね。


つまり、この経済学者が言いたいのは、価格というのは、常に公正なんだ、ということです。需要と供給の関係から、すべて価格は決まるのだから、

価格は、すべて、公正なのだ、とする、経済の法則を言い立てているに、過ぎないんですね。

ま、自分の立場を守るために、こういうことを、言っちゃうわけですよ。バカな経済学者は、ね。


みなさん、どう思います?

まず、日本人だったら、人の不幸に、つけこんで、金を儲けたり、しませんよ。

なぜなら、それは、卑怯な行為だからです。

日本人の基本的思想、というか、価値観に影響を大きく及ぼしている「武士道」の考えからすれば、

「卑怯な人間」というのは、最も嫌われますからね。同じコミュニティにいてほしくないからです。

だから、卑怯な行為は、最も、嫌われているんですね。社会性という観点から、見て、マイナス価値なんです。

だから、社会性民族である日本人は、こういう行為を、素直に、

「最低!」

と、即座に、判断できるんです。


でもね、アメリカ人には、そういう価値観がないんです。収奪性民族だから、社会性という観点が、ぞろり、と抜け落ちているんです。

だから、僕ら日本人が、

「あいつら、おかしいなあ」

とか、

「あいつら、バカじゃねーの?」

とか、思っちゃうわけですよ。

ま、品位すら、ない、というわけですね。


「市場を支持する評論家のジェフ・ジャコビーは、<中略>同じような論拠から便乗値上げ禁止法に反対した。「市場につく価格を請求することは、暴利行為ではない」

「強欲でも、恥知らずでもない。それは、自由な社会で、財やサービスが分配される仕組みなのだ」と。<中略>ジェフは、「物価の急騰は、ひどく腹立たしいことであり」

「恐ろしい嵐のせいで生活が混乱している人にとっては、なおさらだ」と認めていたが、」

「一般市民の怒りは、自由市場への干渉を正当化するものではない。一見法外な価格も必要な商品の増産を促すインセンティブを生産者に与えるのだから」

「害よりもはるかに、益をもたらす、というのだ。「売り手を悪者扱いしても、フロリダの復興が早まることはない。売り手には、思う存分商売をさせてやることだ」

「というのが、ジェフの結論だ」


アメリカ人の市場絶対視主義、ですね、これは。最低ですよ。確かに、インセンティブは、与えるかもしれないけれど、

まず、優先順位というものが、あるはずですよね。この場合、被害者保護が、最優先されるはずです。

例えば、日本の神戸の震災の時のことを、思い出してください。アメリカやヨーロッパ各国は、日本に対して、

「被害者ケアが最優先だ。しかも、こころのケアが。日本は、それができていない」

と、そろって、非難したじゃ、ありませんか。

であると、すれば、被害者のこころに直接、悪影響を与える、「便乗値上げ」こそ、最優先で、駆逐されるべきなのではありませんか?


経済学者も、評論家も、経済学という知識にだけ、囚われて思考している。それじゃ、だめなんですよ。

何が優先するのか、どのような優先順位が、あるのか?それすら、頭にない。バカでしょ?こいつら!普通にゲロ脳だ!


まあ、このような動きに対して、クライスト司法長官は、

「緊急事態において、人々が命からがら、避難したり、ハリケーンのあとで、家族のために、必需品を手にいれようとしているとき、良心に照らして不当な価格を請求されている」

「とすれば、政府はそれを傍観するわけには、いかない」としました。そして、

「これは、正常な自由市場の状態ではない。自発的な買い手が自由意志で市場に参入し、自発的な売り手に会い、需給に応じて価格が合意されるわけではないからだ」

「緊急事態では、切羽詰った買い手に自由はない。安全な宿泊施設のような必要不可欠なものの購入に選択の余地はないのだ」

とし、便乗値上げ法を擁護しました。


なんつーの?相手の土俵にのって、議論をしているわけですけど、なんとなく、不毛というか、言葉遊びのようにも、見える。

そのものズバリを言えばいいんですよ。

「被害者のこころのケアが最優先なんだから、政府としては、そのために価値判断を行う」

と。そして、暴利をむさぼった人間たちに、罰を与え、こころのケアを最優先させればいい。

そうじゃ、ありませんか?


まあ、これについては、著者が、正義をテーマに解説を加えていくようですが、それは、まだ、読んでない、というか、読み辛そう。

でね、まあ、答えがわからないのに、何で書いているか、っていうと。

ここで、明らかになったのは、日本人と、アメリカ人の持っている価値観の相違が、激しいということです。

そして、日本人は、武士道を、価値観として、もっているが、アメリカ人には、そういう価値観がない、ということです。

多分、知識すらないでしょう。議論好きのアメリカ人の悪いくせも、出ています。同じ土俵で、議論するのが、議論の鉄則ですから、

それに、縛られて自由な思考ができない。論考できていないんですよ。


本質をズバリと言い切れないんです。


これ、つまりは、被害者を、どう扱うか?でしょ!


市場の方を、守るのか、被害者を、守るのか、どっち?


ってことでしょ?それで、お馬鹿な経済学者達は、自らの立場を守るために、市場原理を言い立てた、という話に過ぎないわけです。


そして、政府は、被害者を守る立場だから、クライストさんは、ああいう言い方をした。


そういうストーリーです。そして、普通の感情だったら、被害者を守る立場の政府に、味方するんじゃないですか?


小賢しい知恵を披露し、自分の立場を、守ろうとした、おバカ経済学者、評論家達のだめさ加減が、露呈した、という話ですよ。


まあ、だから、収奪性民族は、しゃーねーなー、というところでしょうか。


ま、とにかく、この記事については、さらにサンデルさんの答えについても、書くとしましょうかね。


価値観がない、というのは、始末に終えませんね。



これ、ひとつ、とっても、アメリカ人のだめさ加減が、わかるじゃないですか。


ま、サンデルさんの解説が、見物ですね。



今日も、ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。


また、次回、お会いしましょう!


ではでは。



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