趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『僕らのご飯は明日で待ってる』 瀬尾まいこ

2012年06月20日 | 
新刊が出ると、読むのが待ち遠しい瀬尾まいこさんです。
そして、読後必ず、娘や息子に「面白かったよ」と
伝えたくなるのです。



恋の物語ではあるのですが、それだけではない、大切にしたい何か・・・
とても大切にしたい心意気を見せてくれる気がします。

その、目に見えない、不確かなココロというものを、
自分の胸のウチの中から引っ張り出してもらうような、
懐かしく、温かな気持ちになります。

欠けるピースは人それぞれで、不器用さだって見事に違って当たり前。
だけど、その事になかなかなかなか気付かない・・・。
若く、純粋であればあるほど自分自身を狭めて、息苦しくしてしまうのだけれど、
そんな事、説明されたって「はぁ??」ですよね~

大切にしたい何かを追い求める事で、それが立派に恋につながるという、
人が人を恋うるかけがえのない気持ち、教えてくれます。

一人も楽しいけど、2人ならなお楽しい・・・。
うれしさも楽しさも辛さも悲しみも、分かち合う喜び。

特に若い人に薦めたい本だと、思いました。。