趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

「赤めだか」立川談春

2008年09月25日 | 
人から勧められて読みました。
勧められなければきっと読むことは無かった本です。
図書館で予約して読みました。
それが、良かった~
読み始めてすぐに、これは子ども達に丁度いいぞと思いました。

だから、買います。
どうせなら、図書館で借りずに
すぐ買って読めばよかったと後悔しました。

この本は、立川談春さんという落語家が
高校中退して、立川談志師匠に入門するところから
今に至るまでの青春一代記です。
立川一門の中で他の兄弟弟子たちとの生活や
修行ぶりのエピソードの数々が楽しいです。

そして、なにより
<揺らぐ人>立川談志。
落語界の異端児としてしか認知していなかったけれど
その風体とは裏腹な、心意気の熱い
気持ちの優しい人柄が、
弟子の筆致によって伝わってきます。
最近は自らの闘病についてしか
知りませんでしたが、改めて
談志独演会、観に行きたいな~と思いました。

そういえば、立川一門の出世頭の志の輔さんは
毎週「ためしてガッテン」でお目にかかっています。
志の輔さんの創作落語も聞きたいな、と思っていましたが
ここはやっぱり、談春さんの古典落語が先かな。。