神学校で事件とも自殺とも判断が付きかねる事件が起きる。 英国国教会を舞台ににたミステリーなのだが、ミステリーというよりもごくごく普通の小説という趣だ。
教会の関係者、警察関係者等、舞台は海辺の教会なのだが、思いのほか登場人物が多い。しかしそのキャラクターが非常にはっきりしているので読み間違うこともない。説明口調ではないのに、自然に各人のキャラクターがすっきりと頭に入ってくる。生きていく上でのしがらみや、偶然の産物。そして過去の自分の行動。
そんなことが絡まって起こる事件の中にそれぞれの人生が見えてくるような気がするのだ。もちろんミステリーなのだが、ミステリー以前にその物語に引き込まれる。。。。
P・D・ジェイムズといえば有名な作品は@皮膚の下の頭蓋骨や@女には向かない職業だろう。
私もその2作品を以前読んだだけで、ずっとP・D・ジェイムズのことを忘れていたのだが、書店の棚で偶然この本を目にし、睡眠時間を削ってまで読み続けてしまった。
とても80歳を超えた女性の作品とは思えない。その力強さに感動する。
教会の関係者、警察関係者等、舞台は海辺の教会なのだが、思いのほか登場人物が多い。しかしそのキャラクターが非常にはっきりしているので読み間違うこともない。説明口調ではないのに、自然に各人のキャラクターがすっきりと頭に入ってくる。生きていく上でのしがらみや、偶然の産物。そして過去の自分の行動。
そんなことが絡まって起こる事件の中にそれぞれの人生が見えてくるような気がするのだ。もちろんミステリーなのだが、ミステリー以前にその物語に引き込まれる。。。。
P・D・ジェイムズといえば有名な作品は@皮膚の下の頭蓋骨や@女には向かない職業だろう。
私もその2作品を以前読んだだけで、ずっとP・D・ジェイムズのことを忘れていたのだが、書店の棚で偶然この本を目にし、睡眠時間を削ってまで読み続けてしまった。
とても80歳を超えた女性の作品とは思えない。その力強さに感動する。
![]() | 神学校の死 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) |
P.D. ジェイムズ | |
早川書房 |