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私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

逆鱗

2014-05-27 21:41:50 | 映画鑑賞
正租即位1年、王の暗殺を描いた物語ということだけしか知らずに鑑賞。
そもそも正租が誰だかもよく分からず見たのがいけないのかも知れない。
ポスターが正租を演じるヒョンビンのアップだからと、正租を描いた映画だと思ってみたのがいけなかったのかも知れない。

王の暗殺を描いた映画ではあるが、正租が主人公の映画ではない。正租が主人公でないということは、ヒョンビンも主役ではないということ。
王の暗殺という大きな力に翻弄される人の話だ。翻弄されるのは宮廷にいるものばかりではない。抗えない力でかかわらざるを得なかった者、逃げるという選択肢など無かった者たちの話なのだ。
どちらかというと、大きな力に逆らえなかった男たちの話だろう。もちろん女たちの話として別の視点から見ることも出来る話だろうが。。。。

「小さいことを見逃さずにいれば、世界を変えることができる。」という大きな話が語られているのだろうが、私が心に残ったのは、「美味しい?雪の味がするだけ・・・・美味しい?雨の味がするだけ・・・」と空から降る雪と雨を見つめる幼い男の子達の話だ。


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私の隣に座った女子大生らしい二人組も同じように思ったらしい。
見終わったと同時に「ヒョンビンさぁ・・・主人公じゃないよね」と話ながら席を立って行った・・・
ヒョンビンが主役ではないことに文句をつけるつもりはないが、主役と思って見る人がやっぱり多いのだろう。びっくりしたというのが正直な感想だ。

映画「逆鱗」予告編