私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

私の期限は49日

2011-09-25 19:09:57 | 韓国ドラマ・映画
ナム・ギュリ演じるお嬢様が結婚式目前に交通事故に巻き込まれて昏睡状態に・・・
しかし予定外の事故だったため、あの世に行く前に49日という猶予を与えられた彼女。
「49日の間に純粋な涙3粒を見つけられたら、生き返ることが出来る」というミッションを遂行するために、昼夜逆転の生活を送る女性の体を借り、自分の身分を隠して、自分を知っていた人を訪ね歩き、涙を集めようとする彼女。

自分が大切に思っていたこと、自分が信じていた人が自分を裏切っていることを知り、ショックを受ける彼女だが、それ以上に心配するのが、自分がいなくなった後の両親の事。
時間が刻一刻と過ぎていくにも関わらず、父のことを思い、母を思い、そして父の会社の行く末を案じ、何とか会社を助けようとする彼女。
こんな時になっても、父親の会社を心配する彼女の姿はあまりにも純粋で、幼い感じもするのだが、それが嫌味でなく感じられるのが、このドラマのポイントだと思う。
「49日間に純粋な涙3粒・・・・」ありえない設定にも関わらず、涙を3粒見つけてほしいと思うと同時に、自分だったらどなんな49日間を過ごすだろうと、思わず自分の事に置き換えてしまったりして、ますます切なくなってしまうのだ。

彼女に残された時間が49日ということに気付いた高校の同級生(演:チョ・ヒョンジェ)が、なんとか彼女を助けようと、彼女に内緒で努力する姿がまた切ないのだ。
彼女にばれてはいけないと、冷静にふるまいつつも、彼女を思いやるその姿。
物語の中心は、お互いに直接思いを語れないイ・ヨウォンとチョ・ヒョンジェの話なのだが、49日のお目付け役となるスケジューラー、お嬢様を騙そうとしていた婚約者、そして49日間憑依される自殺願望のある女性。
それぞれに隠された思いがあり、エピソードがリンクして物語が進んでいくのだが、そのリンクの仕方が非常に自然だったため、49日の話が嘘っぽくならずに、自然に進んでいったと思う。

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ナム・ギュリ演じる昏睡状態の女性が体を借りるのが、イ・ヨウォン演じる恋人を亡くしてから抜け殻のように生きる女性。
憑依された女性でなく憑依した女性が主人公というやや紛らわしい設定なのだが、霊に体を貸している時とそうでない時を演じ分けるイ・ヨウォンがうまいのだ。
キャラクターが全然違う設定なのだが、それでも霊が乗り移っている時とそうでないときの演じ分けがうまいので、混乱することがないのだ。

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KNTVで字幕付きを楽しんでいたのだが、昨日の晩の19話の最後のセリフにびっくりし、今日の最終回が待ちきれず、午前中にSBSのVODを見る。
最終回にもいろいろな展開が隠されており、涙なくして見られなかった。
でも涙の中でも満足感と納得感のある後味のとてもいい最終回だった。


DVDジャケットを見ると、49日間彼女を助ける同級生を演じたチョ・ヒョンジェがクローズアップされているが、ドラマの雰囲気は、どちらかというと韓国版のOSTのジャケットの感じだ。


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