世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

若さを羨んでなんになるの!

2014年08月20日 | 登山 ハイキング ウォーキング

先日の陣馬山から景信山までの縦走はお盆休暇中の土曜日ということもあって、若者の登山者がとても多く華やかでした。

出会った人の中では、ひょっとすると私が一番の高齢者だったかもしれません。

あの猛暑の中、奥多摩の山に登る物好きな年寄りはいないということでしょうね~。

確かに暑かったです!陣馬高原下から陣馬山頂上までの上りは比較的早い時間にも関わらず、もう汗だくでした。

 
<陣馬山頂上 ガスって視界、展望はゼロです>

私は人一倍の汗かき。特に何故か頭に大量の汗をかきます。

発汗は、上がりすぎた体温を下げる役割をするので、汗をかくということは、健康である証拠とはいえます。

とはいえ、額や頭の汗が目に入り、コンタクトが曇り汚れ、視界が悪くなるほどで困りました。

立ち止まり持参した水でコンタクトを何度洗ったことか。

そんなモタモタしている私を、若者は上りも下りもどんどん追い抜いていきます。

陣馬山山頂から景信山まではアップダウンの少ない尾根道なので、
トレラン(トレイルランニング)の若者が多く、若者の登山者の大半はこのトレランナーでした。


<陣馬山から景信山へ>

その身の軽さに驚くと同時に、ねたましささえ感じる山姥の私です。

以前のブログで、NHKあさいちでやっていた「エイジングストレス」を記事にしたことがあります。

いくつかの質問に、、YESかNOで応えることで、どれだけ歳を重ねることにストレスを感じているが分かるようになっていました。

その中に「若い人をみるとモヤモヤする」という項目がありました。勿論私はその時はNO.

しかし今は「モヤモヤ」とは違いますが、「 ズルイ、なんで~?」と感じ、少し自分が情けなくなります。

どうしてか?別に彼女らの肌がツヤツヤしているからでも、髪が黒々としているからでもありません。

一度も山の登ったことも無い彼女たちが、初めての登山で富士山登山を成し遂げたり、北アルプスの山々に登ったり・・・・。

そんなのズルイよ~!こんなに頑張っているおばさんが出来ないことを、なんなくやってのけるなんて!

そのしなやかな若い体力が羨ましく、ねたましい!

夫に聞いてみました。「あなた、若いひとのタフさ、羨ましくない?」。夫は応えます,「全然!当たり前だろう、若いんだから」

景信山からの下りで、同じ世代の女性と前後して時折話をしながら下りました。

飛び跳ねるように下り、転びそうになっても上手に体勢を立て直す若者をみて、私は一言「いいわね~、若いって!」

彼女は言いました、「そうね~。でも私達だって、あ~いう時代があったのだから」と。

彼女は私も若い頃から山に登っていると思ったのでしょう。登山に関しては私には「あ~いう時代」はなかったのです。

だからかもしれません、私が若い方々の体力を羨ましく思い、また、たいしたトレーニングもせず、簡単に高い山の山頂に立ってしまう彼らを、彼女らをねたましく思い、許せないのは(笑)。

そう思うに至ったのには別の経験からです。

今はやめていますが、以前スポーツジムの「バレエ」プログラムに参加していたことがあります。

その時も私のような高齢者とは違い、お若い方は柔軟性もありバランスもよく、美しい!

でも不思議とその美しさ、しなやかさ、バランスのよさを、自分と比較してを羨ましいとは思いませんでした。

何故なら、子供の頃バレーを習っていた自分にも「あ~いう時代」があったから。

でも今さら、若さを羨んでなんになる!

高齢者には高齢者のスポーツの楽しみ方がある、60の手習いで始めた山もゴルフも、
若い頃からそれを楽しんでいる人には味わえない新鮮さと驚き、喜びがある。

体力に余裕が無くても、時間と心には余裕がある。

花を愛で、自然にひたり、新鮮な空気をいっぱい吸い、小さなことにも感動し、そしてファッショナブルに・・・・・。


<木の根っこの作品(?) ヘビ?ヒトデ?ヤモリ??>

こんなものに目が留まるのも、のろまな私tだから。

そんな山登りが出来るのも、遅ればせながら山に目覚めた私の特権かと思っています。

これからも安全登山を第一に生涯の趣味として続けていけることを願っています。

 

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コメント (15)
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