YUKI

言語、言語で表現できることすべて

検定教科書のadaptation?

2008-03-25 22:18:29 | Weblog

生徒の興味関心を引くため、adaptする…これは、どうもおかしいと思うのです。
高校英語検定教科書の場合、ほとんどはオリジナルの英語作品を
易しく書き直したものです。
下手くそに書き直したものを基に、更に書き換えるとはどういうこと?

検定教科書の各課はすご~く短いので、
リダンダンシィ(余剰性)が犠牲にされています。
特定の語句に過剰なほどの意味を担わせるんだねぇ、検定教科書なるものは!

だから、ど~しても分からないときは教師用マニュアルの付録にある
オリジナルとつきあわせることにしています。

面白い作品も教科書に載った瞬間からつまんなくなくなる!というものです。

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あまのじゃく

2008-03-24 23:59:46 | Weblog
1980年代前半だから、日本には、まだスキーマ理論が輸入されてもいなかったころ
背景知識が大事だと思っていたから、授業の毎時間、
背景知識プリントをこさえてますた。

研究授業やらされた時も普段通り、作ったんだが
「研究授業のために特別なことをするなんて見損なった」と
勘違いされてしまいますた…その人も、もう死んじゃったけどね。

今と違ってマニュアルには、授業用背景知識プリントなんて
ついてなかったからね。

あまのじゃくな私は、印刷原稿がマニュアルについてくるようになったら
背景知識プリントは授業で使わなくなっちまいました。

背景知識なしで、文化的な誤解を含んだ「初見」の感想を抱いてから
「文化的誤解」をとくのに必要な最低限の情報を提供してやる。
そして、「初見」の感想がどのように変化するか、内省してもらうのですよ。
今は、こんな感じ♪

何も物知りになるためだけに読むんじゃぁないと思うぞ。
「文化的誤解」を体験し、知的・感情的な反応を内省することが
異文化理解として大事なのだと思う。

背景知識でガッチガチに固めて、初めから正確な解釈をしようとするのは
失敗してこそ味わえる、「実験」の楽しさを奪ってしまうことになる。

妄想じみてるけれど、私が実践してることは
10年くらいたたないと、周囲に理解されないんだよねぇ~
だから、じじぃ・ばばぁは相手にしない。
生徒が、分かってくれれば、ソレでよいと思うことにしてます…

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受験

2008-03-22 12:23:14 | Weblog
毎年思うことなんだが、受験で最期に笑う生徒の特徴は
「性格が素直」「不安に負けない」だと思う。

「勉強だけしてればいいのか?」とか
「受験がすべてじゃない!」とかいう人も中にはいますが

学力 = 人間力 なのだと思う。

いわゆる進学校なら、御立派な目標をあれもこれもと立てるのは
貴重な時間の無駄使い。
本来の使命は「学力向上」に尽きると思うぞ。

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アエラ 現代の肖像:中川翔子

2008-03-20 22:53:51 | Weblog
速水由紀子という人がアエラで中川翔子について
「萌え」に萌えさせる”貧欲”アイドル というタイトルで書いていた。

しょこたんブログの文体!を真似た出だしは、その意図が不明で
しょこたんファンをからかっているとしか思えないんだが…

読み終えても、何が言いたいのかよくわからない。
分析が浅薄で、論理の射程距離も短い。

欲望に忠実なアイドル→松田聖子
自意識に忠実なアイドル→中川翔子

まず、このくくりが一面的なんだね。

ウィキによれば…速水 由紀子(はやみ ゆきこ)は、
日本のジャーナリスト。
新聞記者を経て雑誌記事や著書の執筆、講演活動などを行っており、
若者・夫婦・家族などの問題について綿密な取材を基にしたルポルタージュで
描写・分析している。

一時期、社会学者、評論家の宮台 真司(みやだい しんじ)との
事実婚関係だったが、現在は解消、とある。

宮台というのも、いわくある人で
援助交際する女子高生を現代の象徴?みたいに持ち上げて
研究と称し?自分の欲望を満たした挙句、自分の説は間違いでした
なんてオチをつけている人物らしいですねぇ。

速水の今回の文で、唯一読むに値したのが

水木一郎→「彼女のアニソンに対する愛情は本物」

meg rock→「アイドルに対してファンとして『こう見たい』
アイドルとして『こう見せたい』の両方を知っているから
類いまれなセルフ・プロデュース力が生まれる」

という数行だけだったような気がする。
「綿密な取材」というのは「足で稼ぐ」タイプということなんでしょうかね?
洞察の鋭さには欠けるっていうこと?

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よくできたJ-Pop

2008-03-20 22:29:51 | Weblog
歌もダウンロードが主流の時代になりつつあるのかな?
CDランキングよりもDLランキングが説得力あったりします。

いわゆる、良く出来たJ-Pop→「いい曲なんだけどイマイチ」というのは
いぱ~いある世の中。
残念ながらsnow tears もそうでした。
別れても、「あっそう!」という感じのさばさばした原案の方が良かったかもね。
アニメ「墓場鬼太郎」を好んでみる世代への受けもわるかったんでしょう…

「こんないい曲がなんで売れないんだろう?」という第一印象を持たせる楽曲も
よく聴いてみると「売れセン」パターンの寄せ集めだったりすることが多い。
リアルではない「作り物」なんだね。

「リアル」が「現在」を読み解くキーワードと
ちょっと前に何かで読んだ。
安っぽいキーワードだな、と思ったけれど
「リアル」は、19世紀以降の小説という文学形式を読み解く際の
最も大事なキーワードだったりします。
ある意味、小説の試みはリァリティの探求でした。
寓話や教訓ではなく、生きた人間が表現されていると想わせる
その説得力こそリァリティなのだと思う。

メロキュアのパートナー岡崎律子(命日は5月5日)を亡くしたmego rockと
父を9歳で亡くした中川翔子(誕生日5月5日)をコラボさせて
「アニキを失う物語」であるグレンラガンをつくった
ガイナックスのあざとさは凄いけれど、
この2人のコラボにはリアルさがあると思う。

○チャンネルで過疎ってるmeg rockの板で
「あんなにmeg rockがほめている中川を否定することは
 meg rockを否定することになる」
というレスがあって面白いと思ったねぇ。
「岡崎律子の命日5月5日に生まれた中川は、岡崎のかわりとして
 meg rockの前に顕れたんじゃないか」
というレスには
「思いたい気持ちはわかるが…ま、それは偶然だ」
というレスでした…

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