YUKI

言語、言語で表現できることすべて

100万「ボルト」の衝撃

2009-08-22 01:26:14 | Weblog
ウサイン(ユーセイン)・ボルトは
「努力」「練習」という泥臭い言葉を多用し、
弓矢のポーズなんてネタを披露するという茶目っ気がある
愛すべき人物なんだが…

リァリティに欠けるという理由で、
マンガ・ヒーローだって、
こんな記録で圧勝したりはしないだろう。

身長196センチの男が
170~180台の男と同じか、それを上回る動きができたら
強いのは当然。

100m10秒00の日本記録保持者「伊東浩司」と同じく
もともとは200mが専門だったランナーで、
短足ピッチ走法の
マイケル・ジョンソンを尊敬しているらしい。

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 「何でも可能だといつも言っている。
昨年は北京でみんなが不可能と言った
マイケル・ジョンソンの世界記録を破ることができた。
努力を続ければ何でも可能だと思う。
200メートルの限界は分からない。
自分に限界を設定しないことにしている」(共同)
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ビジネスにも積極的で圧倒的な存在感は
かつてのカール・ルイスを彷彿とさせる。

カール・ルイスも長身…188センチで
専門は100mではなく、幅跳び。

う~む。ボルトが幅跳びやれば、9m…跳べるかも。

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北京五輪で生まれた世界的なスーパースターを、
国際陸連のディアク会長は
「あのカリスマ的な存在感は1980年代から90年代にかけて
活躍したカール・ルイス(米国)以来だろう」と評す。
五輪後は陸上の枠を超えてスポンサーが殺到し、
母国ジャマイカに計り知れない経済効果をもたらしている。(共同)
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普段は、コンピュータ・ゲーム好きで物静かな青年らしく
ジャマイカの薬物疑惑にも極めて模範的な回答をしている。

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「(ドーピングを疑う声は)侮辱とは感じない。
過去に例があるから仕方ない。
でも自分が今後もどんどん速く走って、
ずっとクリーンであり続ければ、
いつか誰も質問しなくなるだろう」(共同)
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さて、100mの驚異的な世界新に比べて、

200m、北京での世界記録19秒30は
不滅の記録と言われていたマイケル・ジョンソンの記録
19秒32を、わずか?0秒02上回るものだった。

短距離界で0秒02というのは
大きな数字だろうが、一般人にとっては
圧倒的な差とは、思えないだろう。

今回、ベルリンの200m世界新で最も驚いているのは
マイケル・ジョンソンだろうな…
19秒19は、まさに別次元の記録。

しかも、ボルトには夢の18秒台という可能性が十分にある。

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世界新、ジョンソン氏もびっくり=世界陸上

 ボルトが男子100メートルに続いて200メートルでも
世界記録を塗り替えたこの日、200メートル前世界記録保持者の
マイケル・ジョンソン氏(米国)がゲストとして来場。

レース前の記者会見では
「100メートルはともかく、
200メートルで世界新は出ないだろう」と予想していた。

 だが、その読みを見事に覆され、
「コーナーをあれほどのスピードで走った選手はかつていない。
今後も出ないだろう」と目を丸くした。

自身が1996年アトランタ五輪で樹立した19秒32は
不滅の世界記録と言われていた。
昨年の北京五輪でこれを破り、
さらにわずか1年で更新した怪物に
想像を絶する走りを見せつけられた。(ベルリン時事)
(2009/08/21-09:59)
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