YUKI

言語、言語で表現できることすべて

強精剤・強壮剤…

2009-08-23 23:56:07 | Weblog
強精剤と強壮剤は、違うものらすぃ。

強精剤成分として認められているのはwikiによれば…
男性ホルモン(テストステロン)
ヨヒンピン
の2つだけだそうな。

薬局で買うには、劇薬扱いのため、
住所氏名を書かなきゃならない。

一方の強壮剤は、いわゆる栄養ドリンクの類い。

男性専用というか…勃起力を高めるのが!強精剤!!

勃起力というとバイアグラなんでしょうが…
(バイアグラがらみの迷惑メールには辟易としてます)
これは強精剤というよりも、血管拡張剤。

まぁ海綿体の充血なわけですからねぇ。

副作用としては、脳内の血管も拡張しちゃうので
血管についてる神経が引っ張られるのか…
頭痛がするのだそうです(なんかコワイ)

薬局を巡ってみると、強精剤
必ずしも、置いてるわけじゃぁないんだねぇ。

さて、男性ホルモンは…
薬物ボディビルダー御用達なんだが
大量に摂取すると、体がさぼるようになって
体内で男性ホルモンが、
あまり合成されなくなるという悲劇が起こる。

そのせいかどうか…○ニスが小さくなっちゃうとかw
困ったものです。

飲むやつと、塗るやつがあったけど
局部に塗ると…女性にも吸収されてしまう虞が
なきにしもあらずw

色々問題があるねぇ。

亜鉛とか、マカが手軽で妥当なところでしょうか?

(何に対してかって…それは、ナニに対して…)

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走る科学

2009-08-23 00:21:18 | Weblog
科学は、数式という人工言語を使うことが多いから
言語=自然言語という発想しかない人が多い
日本人は、科学的発想に乏しい。

そもそも自然を正確に記述することが科学ではなかったか?

1.より簡潔である記述が真実である。
2.記述が真実であるならば、記述された現象は再現できる。
3.記述が真実であるならば、新たな現象を予測できる。

こういったルールに従う、言語ゲーム=科学
と認識している。

さて、日本文化は厄介なもので
そもそも言葉を使わないというか、
言葉そのものに重きを置かない文化に思える。

だから、いまだに非科学的な「思い込み」「錯覚」に支配され
世界の流れから大きく取り残されている。

「走る」ことも、その典型的なものの一つであることを
「走る科学」を読んで痛感した記憶がある。

************************
スポーツ科学ライブラリー〈3〉
走る科学

小林 寛道【編著】
大修館書店 (1990/07/10 出版)
************************

速く走るためには、とにかく「後ろに強く蹴る」という
素朴なイメージのせいで、日本の短距離は世界に全く通用していない。

「走る科学」で指摘していたのは、
速く走るためには、後ろに流れる脚の動きを最小限にして
脚を前に出し回転(ピッチ)を上げることと

重心位置の真下で、足裏が地面を「押さえる」こと
だったように記憶しているが…

私が調べた色々な「走る理論」が
ゴッチャになっているかも…

☆   ☆   ☆

短距離の練習というと「腿上げ」なるものがありますが
一流スプリンターの膝が高く上がって見えるのは
地面を力強く押さえた反動の結果であって、
速く走る原因ではないのですよw

走ることにより、やや前方に移動している重心の真下で
足裏が着地できるだけ、脚が体の前方に送られていれば
それで十分なのです。

これが意外と難しい。

大抵の人は、重心の真下よりも後ろで着地しているし、
後ろに蹴る意識があるものだから
脚の回転ピッチも上がらない。

カール・ルイスを指導したコーチの走る理論は極めてシンプルに、
この重心の真下で足裏が着地すべきことを記述しています。

曰く「垂直着地理論」

足首が屈曲せず、足裏が垂直に着地するよう走るというもので、
地面は後ろに蹴るのではなく、上から押さえる感覚。

カール・ルイスの専門が幅跳びであったことも加味されたのか
彼のトレーニングは、
台の上に跳び乗ることと跳び降りることの連続だったそうな。

着地の瞬間に、反動を利用しながら瞬間的に
地面を強くおさえる訓練としては最適なものでしょうね…

まぁ、バレルでしたっけ…

ルイスのライバルでしたが
過剰発達した下肢の筋肉を使い、
後方に強く地面を蹴ることで加速していましたが…
小柄なマッチョマンだから、可能な走法で、
決して理に適ったものではありませんねぇ。

☆   ☆   ☆

ボルトの下肢を見ると、決して筋肉が過剰発達しておらず…
体幹部で発生した大きな力を効果的に末端に伝える
走りをしているように思われますねぇ。

ボルトは腰周りの筋力強化に励んでいるという記事は
とても興味深いものです。

ピッチ走法とか、ストライド走法なんて区別は
便宜的なものでしかありません。

重心位置の真下に着地すれば、最も大きな反動が得られますから
後は、それを利用しながら脚を後ろに流さず、前へ前へ
つまり、走ることによりやや前方に移動する
重心位置の真下まで足裏をできるだけ速く運ぶことです。

地面からの反動に耐えられるだけの筋力も必要でしょうね。

☆   ☆   ☆

タータン・トラックでスパイク付のシューズで走る場合、
ひっかき走法とかいって、
地面をひっかくように走って前への推進力を得ようとする
素朴なイメージを妄信したものがあるそうな。

硬いトラックであれば、ある程度有効でしょうね。

ベルリン世界陸上のトラックは、軟らかいそうですから
ひっかき走法の類いでは、良い記録は望めません。

重心位置の真下で、しっかりと地面を押さえる走りをしているからこそ
軟らかいトラックでも驚異的な記録がでるのですなぁ。

変な特殊技能に走るのではなく
物理法則という理に適った走りの基本を
科学する=言語で記述する
ことから始めないと、日本人は、いつまでたっても
100mを9秒台では、走れないでしょうね。

ここでも、言語を軽んじる
日本文化の悪癖が障害になってますねぇ…SIGH

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