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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

雨後の竹の子(ホテイチク)

2011年06月24日 | 山菜

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かつては、つえや釣竿として利用されたホテイチクです。たけのこは比較的あくが少なくおいしいです。

東北地方が梅雨入りし、植物たちは勢いを増し、ホテイチクも顔を出しました。

昨年は収穫期を逸し、ほとんどが鹿の餌になりました。今年は、鹿に食べられる前にと、こまめに山入りしていましたが、やはり先客がいました。自然の物は、野生動物にかないません。

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それでも雨上がりには、にょきによきと顔をだし、楽しませてくれます。

長年整備せず放置してきた里山で、繁殖エリアを広げ、真っ暗な竹林での収穫です。


クモのライフサイクル

2011年06月23日 | 生き物

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秋に産み付けられたクモの卵は,卵のうの中で冬を越します。

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卵のうから出てきた「まどい」

子グモ同士の集団生活を一週間ほど過ごすそうです。今、自然の中にたくさん見られます。

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「クモの子散らし」 驚かせててごめんなさい。ちょっと揺らしてみました。

しばらくするとまた元の集団に戻りました。

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子グモたちはやがて旅立ち、分散して自分の網を張り、独立生活を始めます。

脱皮を繰り返しながら成体となり、配偶者と巡り合い結婚し、また卵を産むという一生を過ごしています。

クモの種類は多く、同定も難しいのですが、知れば知るほどに興味深い生き物です。


「緑のダム北相模」が「森の積み木」で災害支援

2011年06月22日 | 震災と復興

2011_0621_101331p6210032 間伐材で作った積み木

<NPO法人「緑のダム北相模」が相模原市と友好関係にある大船渡市を災害支援。>

「森をつくり」「森を生かし」「森とつなぐ」等の活動をしている神奈川の緑のダム北相模の会員が、間伐材を利用して作った積み木を、被災した子供たちの精神ケアーにと、災害支援に来ることになりました。

大船渡市三陸町にあるこども園や保育所の4施設に、本当に喜ばれる方法で届けたいと、スタッフ5名が直接説明し、子供たちの遊ぶ様子も見たいと、24日に4施設を訪問することになりました。

つむぎの家でも何かお手伝いはできないかと、昨日、4施設を訪問し、園長先生に会い、ご挨拶かたがた事前確認をしてきました。

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「甫嶺へき地保育所」 子どもたちが遊んでいる様子。

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保育所を訪ね、用事を済ませて帰るまでの約30分間、ずーっとフライパンで遊んでいた子どもに、帰り際「おいしそうね!何をつくったの?」と話しかけると「カレーライス!今食べさせてあげるから。」と三輪車に乗って猛スピード走り出した。

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なんと倉庫の中から、小分け用の容器を持ってきて、カレーライスを私に御馳走してくれた。

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「おいしい!」との私の言葉に、照れたポーズが何とも愛らしかった。

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そばで遊んでいた子供も「紅茶だよ」と飲み物を用意してくれた。

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次は、「はい コーヒー」と砂場で遊んでいた子供たちから、大歓迎を受けた。

「また来るから覚えていてねー」と子どもたちの笑顔に見送られ、保育所を後にした。


綾里っ子の山入り

2011年06月21日 | 綾里っ子

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日中の気温28度の真夏並の日ざし、「千田さ~ん!、千田さ~ん」と何かとまとわりつく綾里っ子たち。

農作業の手を休め、「山にでも行くか?」の掛け声に「行きたい!行きたい!」と即反応。鹿ネットをくぐり山に入った。

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トモ君は、2本の木の枝を拾い、たたきながらリズムをとっている。

ジン君は、クマが出たらこれでやっつけるんだと棒を振り回している。「そんな棒でクマはやっつけられないから、誰かひとり犠牲になって、そのうちにみんなで逃げればいいよ」

だれにしょうかな??・・・「コウ君にしようか?」と言うとコウ君「ああ~いいよ!いいよ!」とあっさり受け入れ。

「やっぱりアツちやんにしようか?」と振ると、アツちゃん「僕は痩せてて、食べるところないから駄目だよ」、冗談を言い合いながら林道を歩く。

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山肌に、森に不似合の鮮やかな色が見えた。

何だろうと? みんなで山を駆け上がった。

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なんという花でしょうか?

園芸種かと思いますが、ここに根付くどんな旅のドラマがあったのでしょう?

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汗をかき、のどが渇いたと、川で水分補給。

フキの葉でコップをつくりゴックン 「わー冷たくておいしい!」

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丸太橋をこわごわと渡るトモ君とジン君。

二人ともペンギンさんのようですね。

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山から下りてきて、草地に座ってほっと一息。

シロツメクサの花飾りを造り始めました。

ユイちゃんは、ミーちゃんに教えられて作り方を覚え、とてもうれしそうです。

この後、綾里っ子たちは、四葉のクローバーを一握り、私にプレゼントしてくれました。

本に挟んで、押し葉にしました。


オタマジャクシの異常行動

2011年06月20日 | 生き物

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オタマジャクシの大群。

6月19日午後、田んぼのあちこちに散らばって泳いでいたオタマジャクシが、一匹もいなくなりすべてのオタマジャクシが取水口に集まってきました。

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オタマジャクシが折り重なって、我先にと、命をかけて戦っているような光景です。

なぜこんな行動を起こしたのでしょうか?

考えられることは、昨日は夏日を思わせるほど暑かったことですが、オタマジャクシは暑さに弱いのでしょうか?

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肺呼吸しているオタマジャクシ。

お腹の渦巻き模様は、腸が透けて見えているそうです。綾里っ子に教えられました。