クロヒカゲ(ジャノメチョウ科)
薄暗い森の中や山道沿いで見られる黒っぽく地味なチョウですが、裏翅の蛇の目紋がひときわ目を引きます。
幼虫の食草は、イネ科の植物。
暗いところが好きなようで、この日は日陰の地面に止まりました。
これまでは、なかなか翅を開いてくれませんでしたが、この時は、地面一杯に表翅を広げてご披露してくれました。
メスのクロヒカゲのようです。
こちらは、オスのクロヒカゲ。
後翅中央に毛が生え、青みがかった体毛です。
葉上のクロヒカゲは、日光浴でしょうか。
陽の光を浴びて、黒褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が鮮明に浮き出していました。
2個の大きな蛇の目紋は、ブルーがかった色合いで、こちらを見つめ返している目のようです。
チョウが飛び交う季節を迎えましたが、中でもジャノメチョウの仲間が多く、薄暗い林内をすばやく飛びまわっているのが目につきます。
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