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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

美味しい鱗茎 オオウバユリ

2013年05月18日 | 山菜

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オオウバユリ(ユリ科)

ウバユリは、花が咲くころには葉(歯)が枯れ始めるので、姥百合の名がついたそうです。

里山整備が進むにつれて、裏山の林道や林縁のあちこちに顔を出してきています。

今は、葉が大きく広がってしまいましたが、早春はつやつやとした光沢があり、葉脈が赤紫を帯びて見るからに美味しそうな新葉でした。

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茎が立ち上がり、大きな葉を広げているオオウバユリ。

ユリ科の植物の多くは、葉脈が平行ですが、ウバユリは長い葉柄の先に網状に走っています。


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大小織り交ぜたオオウバユリを数本堀だし、塩ゆでして食べてみました。

葉は苦みが強く、十分水にさらさないと食べにくいことが分かりましたが、鱗茎は、ほろ苦さを感じたものの、ヤマユリの味を思い出させてくれました。ユリの鱗茎の「ホクホク感」には及びませんが、地中の鱗茎は美味しい山菜の一つに加えたいと思いました。

次回は、花が咲き終わり、鱗茎に養分がいきわたった秋に、根を掘り起こして食してみたいものです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大小迫の里山は山菜の宝庫ですね。山菜の野性味は... (きんもくせい)
2013-05-20 16:41:12
大小迫の里山は山菜の宝庫ですね。山菜の野性味は、あくが少なくなった野菜には無い大地のエネルギーを感じます。

ウバユリは、「関東以西に生育」と植物図鑑に記されていたのですが、そちらでも生えているのですね。きんもくせいのハイキングでもよく見かけ、新芽から茎が立ち上がるまでの成長を楽しんできました。鱗茎も良質な澱粉が取れるそうですから、おいしいはずですね。

表紙の絵に、フクジュソウはどうでしょうか。ブログで見た、落葉樹林の林床に咲く黄色の花が印象に残っています。花の間には春を喜ぶ鳥が・・・と勝手に思い描いています。お忙しいところ、申し訳ありません。カレンダーの表紙をよろしくお願いいたします。
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ご指摘ありがとうございます。東北地方のウバユリ... (あやおり)
2013-05-21 05:47:30
ご指摘ありがとうございます。東北地方のウバユリは全体的に大きく、茎の高さは人の背丈ほどにもなり花の数もたくさんつきます。正確にはオオウバユリです。訂正いたします。

「フクジュソウと春を喜ぶ鳥」いいですね。構図を考えておきます。
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ご無沙汰しています。本当に山菜の宝庫ですね。 (トサミズキ)
2013-06-09 10:07:50
ご無沙汰しています。本当に山菜の宝庫ですね。
里山整備も、どんどん範囲が広がっていますね。画像でも大きいウバユリと見れました。こちらでは、古老の方の時代は、根茎をすり潰し乾燥させれば、でんぷんが取れるので、片栗粉のようになり食べていました。
だから、私もずっとウバユリを子供時代からカタクリと言ってました。葉っぱを触れば、独特の臭いですが。

新しい山菜では、数は少ないですが、直販所などでコシアブラを見かけます。


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ウバユリをカタクリと呼ぶほど食材として生活に溶... (あやおり)
2013-06-10 05:35:15
ウバユリをカタクリと呼ぶほど食材として生活に溶け込んでいたのですね。ところ変われば利用の仕方も名称も変わる、日本の食文化の面白さですね。ところでカタクリの花は何と呼んでいたのでしょう?。

東北は山菜が豊富なのでしょうか。ハリギリやコシアブラなどの木本類も結構あるのですが、高いところにあるせいか、採取の適期を逃しています。
山菜は独特の風味がなによりですね。
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