トリアシショウマ(ユキノシタ科)
和名の由来は、茎がまっすくに伸びて、3つに分かれる様子を鳥の足に例えたものだそうです。
赤みを帯びた茎にはたくさんの毛が生え、こんなものが山菜として食することができるのか、美味しそうには見えません。
トリアシショウマが群生していた裏山の南西斜面。見事なシカの食害です。
周りにある緑葉には手を付けずに、トリアシショウマの新芽だけが食べられていました。
毛深くて見かけは悪いですが、葉が開く前の新芽を摘んで湯がき、お浸しにして食べてみました。
これが山野草とは思えないほどくせが少なく、口当たりの良い食感です。
ほど良い苦みや渋み、エグミがあって旨いと感じる山菜にしては少々物足りない味でした。
東斜面のトリアシショウマは、花茎が伸び蕾がついていました。初夏には、白色の小花が多数群がって穂のように咲き、林床を彩ってくれることでしょう。
里地・里山には、まだまだ未知の山菜も多く、少しずつ掘り起こしていきたいと思います。
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