大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

観測史上最多の降水量

2012年05月05日 | 綾里の自然

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発達した低気圧の影響で、3日から4日にかけて三陸は大荒れの天気になり、大船渡では断続的に強い雨と風に見舞われ24時間降水量が225ミリと5月としては史上最多の豪雨となりました。

大小迫山を流れる沢も増水し、昨年整備した南尾根口の渡り橋付近の小川も、濁流となって轟音を立てて流れていました。(4日午後3時撮影)

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棚田跡付近の林道です。ここにも水が流れ込み、ところどころ土砂がえぐられ、林道がまるで川のようでした。山の整備と共に、山の斜面より流れ落ちる水路の確保と林道の導水路の大切さを認識しました。

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かつての棚田です。

乾燥が進み、雑木が生え森に移りつつある上段の棚田跡ですが、ここにも雨水が滞っています。

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今冬整備した棚田下段。下の棚田には土手を破って上からの水が滝のように流れ込み一面灌水状態です。

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砂防ダムのある川の流域では杉の木が水に浸かっています。

先日確認した、サンショウウオの卵のうは見当たらず、すべて流されてしまったようです。杉枝にしっかり固定して産み付けられた卵でしたがサンショウウオもここまでの豪雨は想定外だったのでしょう。自然の摂理とはいえ自然界の厳しさを感じます。

今日は立夏、大地を潤す雨水の恵みに感謝し、畑の種まき、苗の植え付けをする予定です。


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