先日、午後の1時頃、つむぎの家から隣の畑に向かって農道を悠々と歩くタヌキの姿がありました。夕暮れ時に出くわすことはあっても真昼間のタヌキとの出会いは初めてです。
タヌキの後姿を追っていくと、トウモロコシの茎などを小高く積み上げた畑の残材の中に頭を突っ込み、餌をあさり始めました。
2mほどの距離まで近づき様子を見ていると、首をもたげて天上を見つめ、芸まがいの表情を見せてくれました。
至近距離まで接近、逃げ去るかと思いきや再び顔を突っ込みミミズなどの土壌の中のものをあさり始めました。
今度は、タヌキの横に回り込んで、カメラを向けました。体長50㎝ほどの毛並みのいい幼いタヌキのようです。
鼻先を泥だらけにして餌あさりを続けたものの、やっぱり人気が気になるのか、食餌をやめ周りを見渡しています。
でも、警戒する様子もなく、再度顔を突っ込んで食餌を始めました。
近くで作業をしていた方に、「狸がいるよ!」と大声を出すといささか驚いた様子、それでも走ることなく悠々と山の方に歩いていきました。
里山のあちこちに掘られた穴や掘り起こされたサツマイモ畑の犯人はこのタヌキのようです。
それにしても夜行性の動物が真昼間に、里山を堂々と歩きまわるとは、自然界にどんな変化が起きているのでしょうか?
*以前に出会ったタヌキとは、体型や毛並みの違いを感じたのですが、人におびえない姿にタヌキの幼獣と思い込んでしまいました。タヌキではなくニホンアナグマのようです。訂正いたします。
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