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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

ヤマカガシの脱皮に出会った綾里っ子

2013年06月23日 | 綾里っ子

<休日は子どもたちの遊び場>

昨日、土曜日は法事があり、午前10時以降、家を留守にするので、木小屋で遊んでいた4年生のショウゴ君とユウト君に、「留守にするので怪我しないように遊んでね」と声をかけ、家族で遊びに来ていた2年生のミアト君たちにもその旨を伝え、朝からため池で遊んでいた3年生の仲良し4人組にも一言と思い池に向かいました。

私の姿を見つけ、「千田さ~ん、ヘビがいるよ~」と叫ぶ声に誘われ急ぎ足で池につくと、子どもたちが遊んでいた池のヘリにヤマカガシの姿がありました。よく見ると、色鮮やかな模様と透明なフィルムで覆ったようなヤマカガシの体の色合いが違うのに気づきました。何と脱皮中のヤマカガシでした(カメラに収めたのですが、そのデータを消してしまい、今回は写真をお見せすることができません)。

<ヤマカガシの脱皮>

私も初めて目にする光景です!。身体を縮めたり延ばしたりの動作を繰り返しながら、少しづつ皮を剥いでいく様子を4人の子どもたちと見入りました。脱皮を終えたヤマカガシが、さわやかに池の中を泳いで立ち去った姿を確認し、残していった抜け殻を手にすると、ほんのりヘビのぬくもりが感じれれるようなしっとりした感触でした。残念ながら全身ではなく20㎝ほどの一部の抜け殻でしたが、ヤマカガシの脱皮に立ち会えた綾里っ子たちは、身じろぎもせず目を丸くしてみんなで観察していました。

「ヤマカガシは毒を持っているヘビだが、いたずらさえしなければおとなしいヘビなので、そっとしておけば大丈夫だからね」「危ないことはしないで遊んでね」と言葉を残して出かけました。

<ヘビの抜け殻は、お金がたまる"お守り">

法事を終えて、自宅に戻り、里山で遊ぶ子供たちの様子を見に行くと3年生の4人組はクルミの木の下にゴザを敷き、その上でみんなでおやつを食べているところでした。「楽しく遊べた?」と声をかけると「あっ 千田さん!ヘビの抜け殻がまたあったよ!」と2つ目の抜け殻を見せてくれました。「最初の抜け殻とつなぎ合わせてもまだ足りないね」、実は「これを財布に入れておくと”お金がたまる”と言う言い伝えがあるのよ!」と言うと「え~ほんと!」とナオちゃんが日の当たるところに広げ始めました。

その後は、法事の会食に入り、午前中は外に出ることはなく、綾里っ子たちもお昼には帰ったようです。

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夕方、山から下りてくると、午前中に来たナオちゃんが、弟のトモキ君と両親と一緒に池で遊んでいました。ナオちゃんは私の姿を見るなり、「千田さ~ん、ヘビの抜け殻があったよ!」と抜け殻を手に駆け寄ってきました。

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午前中に見つけた抜け殻と合わせると、脱皮して水の中をスイスイ泳いで去ったヤマカガシの長さになりました。ナオちゃんはとても満足した表情で、乾いた抜け殻のヘリを指で撫でていました。

ヤマカガシの脱皮に立ち会い、抜け殻を手にしたナオちゃん。ヘビの脱皮の神秘さを目にして、ヘビを怖がることなく、むしろ親しみを感じてくれたようです。これからもいろいろなことを発見し、自然の不思議を感じ取ってくれることを願っています。


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