秋晴れの日曜日に、ギン君3兄弟とジョウ君が、朝早くからお弁当を持って遊びにやってきました。
早速、木小屋から、前の日に作っておいた剣や盾を取出し、アニメの主人公にでもなりきっているのか、大声を張り上げながら元気に遊んでいました。5歳のレン君は、丸太を大砲に見立て、肩に担いでアニメの世界に浸っているようです。
ひとしきり遊んだ後に、ギン君が、つむぎの家で用足しをしたいと家の中に入ってきました。後についてきた子どもたちは、4~6年のお姉さんたちがホタテの貝殻に描いた作品を見て、「僕もこんなのやりたい!」と言いだし、貝殻にお絵かきを始めました。
最年少のレン君、「できたよ~」と私に見せてくれました。「上手に書けたね。何を描いたの?」と聞くと「・・???」どうやらゲームの中の登場人物のようです。
カエルが大好きと言うレン君、お兄ちゃんに捕まえてもらったカエルをペットボトルに入れて持ち歩いていました。「カエルはオタマジャクシと違って水だけじゃ死んじゃうよ」というと、ペットボトルに草を入れてきて「カエルさん笑っているよ!」と見せてくれました。「どんなふうに笑っているの?」と聞くと、「こんなふうに!」と作り笑顔を見せてくれました。
ひとしきり遊んだ後、お兄ちゃんのギン君におんぶされて甘えるレン君。
まだ5歳のレン君にはこんなひとときも必要なようで、9歳のギン君はしっかりお兄さんぶりを発揮していました。
お昼には、ジョウ君の妹のミナミちゃん(4歳)もお父さんとやってきて、クルミの木の下で一緒にお弁当を食べています。お母さんやおばあちゃんが作ってくれたお弁当は、どんな味だったのでしょう。優しいミナミちゃんは、ギン君たちに自分のお弁当を分けてあげていました。
私は、ゴザを敷いた傍らで小豆やササゲの選別作業をしながら、子どもたちの様子を見守っていました。
大豆に興味を示し手伝うと言ってくれたので、豆の殻選びさせましたが、ササゲの手触りやスキ網の上で踊る豆が面白かったようで、豆遊びを始めた子どもたち。
ギン君は、空き箱で豆をころがし、波の音や雨の音をつくりだし、音の世界を楽しんでいました。
「今日は5時まで遊ぶの!」のと意気込んできた綾里っ子たちですが、3時半ごろにジョウ君のお母さんが迎えに来てくれました。まだ遊び足りないようで、「5時にお父さんが迎えに来るまでいる!」と頑張っていましたが、「今は、日暮れが早いから4時には帰りなさい」との夫の言葉を受けて、「ありがとうございました。」と元気いっぱいの挨拶をして帰っていきました。
朝から4時まで泣き、笑い、叫びながら里山を駆け巡って目いっぱい遊んでいた綾里っ子たち。無邪気な遊びにハラハラさせられる場面もありましたが、よく遊んでくれました。
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