風の強い冬日、電柱に一羽のトビが止まり、その後を追うようにもう一羽のトビがやってきました。親子でしょうか?何やら言葉をかわしている様子でした。
そこに突然、足に餌を抱えたカラスがやってきました。トビの目は、カラスの餌を見つめています。
カラスはトビの目の前でおもむろに食餌を始めました。トビはカラスの態度を気にしている様子ですがじっと見つめるだけで体勢をくずしません。
カラスは、餌を見せびらかしてトビに喧嘩を売っているようにも見えましたが、トビは相変わらずの様相、そのうちトビは3羽になり3対1のバトルが展開されるのではと心配しましたが・・・。
カラスは食べかけの餌をくわえて、去ってしまいました。カラスとトビが犬猿の仲と言われる理由は、食べるものが似ていて競合関係にあるからだそうです。
三浦半島では野外でのんびりお弁当をひろげることができないほど、トビがどこからともなく急降下してきて食べ物をさらったり、カラスと空中で喧嘩しているトビを見かけましたが、本来トビはおとなしい性格のようで、喧嘩を売るのはどうもカラスのようです。
トビとカラスの立場が逆転していたらどんな展開が繰り広げられたでしょうか?
トビとカラスについては12/12/19日「身近な猛禽トビ」でも紹介しました。