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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

野菜の害虫

2011年08月10日 | 生き物

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ニジュウヤホシテントウ(テントウムシ科)

ナス科の野菜の葉を食べる害虫。左下方は、葉脈だけを残したトマトの葉の食べ跡です。

特にじゃがいもについたニジュウヤホシテントウは、見つけ次第除去していかないと、食べつくされて光合成ができなくなり、ジャガイモが育ちません。

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ウリハムシ(ハムシ科)

ウリの葉を食い荒らす、害虫。野菜の苗がある程度育ってしまえば、多少いても問題はありませんが、植えたばかりのキュウリなどの葉を食べつくし、危うくすると、苗そのものまで消滅させてしまいます。

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ホソヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)

マメ科植物につき、今この害虫と戦っています。

取りたてのおいしい枝豆を食べたいと栽培しても、このカメムシは、枝豆に実が入り始めるとどこからかやってきて、さやから吸水し、完熟する前に吸水された枝豆は、茶色くなり、味が落ちます。

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ホソヘリカメムシが翅をひろげた姿。

どんな生き物も愛おしく思うのですが、野菜の害虫だけは、容赦なく人界戦略で退治します。

ニジュウヤホシテントウやウリハムシは、素手でも退治できますが、このホソヘリカメムシは、軍手をして、つかまえます。匂いも多少あるのですが、翅を広げて飛ぶ姿が、アシナガバチにそっくりなので素手では、勇気がいります。

ハチに似せて、敵を欺こうとしているようです。毒針を持つハチの存在は、昆虫の世界でも恐れられているのでしょうか?それにしても擬態の知恵はどこから学ぶのでしょうか?


トラカミキリ

2011年08月09日 | 生き物

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真上から見たトラカミキリ。

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横から見たトラカミキリ。

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正面から見たトラカミキリ。

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顔を上げたトラカミキリ。

「カミキリ」の名前の由来は、あごが鋭くて、物をかみ切ることからつけられ、硬い木の幹にも穴をあけてしまいます。

トラカミキリに会った瞬間、スズメバチと思い、一瞬身を引きました。姿や動作がスズメバチと見まごうほどよく似ていました。

毒針を持つスズメバチやアシナガバチに姿を似せることで、鳥などの敵から身を守っている擬態です。広い宇宙で、生き抜くための昆虫たちの知恵に感心させられます。


ハウスの訪問者・カブトムシ

2011年08月08日 | 生き物

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ハウスで栽培しているメロンを食べにカブトムシがやってきました。

メス2匹が仲良くメロンを食べています。

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現実には、メロンの葉に隠れ、カブトムシの姿が見えにくい状況です。

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オスのカブトムシです。

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横から見た、メロン畑の様子。

葉に覆われ、どこにメロンがなっているのかわかりません。真上から見てちょっぴりメロンの顔が見えるくらいの葉の茂りですので、熟したメロンを見過ごしてしまうことも多く、カブトムシを呼び寄せています。

熟したメロンを見つけると、へばりついてメロンの形がなくなるほど、食べ続けます。

カブトムシは、子どもに人気のあるハウスの訪問者ですが、招かざる客、ハウスコナジラミも大発生。

特にトマトに害を及ぼしています。自然の生態系「食う・食われる」に任せてと、放置しているのですが、所詮ビニールハウスは人工的な施設、暑さによる温度管理も難しく、自然の摂理で解決できるのか不安なところです。益虫のクモもたくさんいるのですが、コナジラミは小さいだけに繁殖力も旺盛です。


ハウスの中のコアシナガバチ

2011年08月06日 | 生き物

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コアシナガバチ(スズメバチ科)

コアシナガの女王バチが、ハウスにやってきて中で巣作りを始めました。(7/3日撮影)

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2週間後には,卵からかえった働きバチたちが、巣作りをしています。(7/18日)

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4週間後には、働きバチの数も増え、巣も大きくなりました。(8/1日)

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働きバチの数は約35匹、見る間に増え、反り返った巣の形が広がってきました。(8/6日)

まだまだ大きくなると思われます。

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真下から写しました。巣の中から黒々とした幼虫の顔も見えます。(8/6日撮影)

働きバチが羽化するまでは女王バチが、一匹で巣作りをし、卵を産み、その後、産まれたハチがどんどん巣を大きくして、小さな社会をつくっていく様子は、なんとも微笑ましい光景です。

ハチと言うと毒針で刺すと思われがちですが、スズメバチに比べると、温厚で巣を強く刺激しなければ刺すことはありません。ためしに巣に向かって、ホースで水をかけ威嚇してみました。弱い水にはほとんど反応せず、少し強力に撥水したら、巣から10㎝くらい離れただけで、すぐに巣に戻り、何もなかったように働き始めました。近づいて写真をとっても襲うことはありません。

ハウスでは、害虫を食べてくれているようで、キャベツにいたアオムシは、ほとんど見当たりません。ハウスの中で活躍している益虫です。


クマバチ

2011年08月05日 | 生き物

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クマバチ(ミツバチ科)

ごぼうの花に顔を突っ込んで蜜を集めています。

ハチにはさまざまな種類がいますが、クマバチは、きわめて温厚なミツバチです。

体が大きく、強烈な羽音に身をかわしたくなりますが、攻撃性はありません。

オスは比較的行動的ですが針はなく、毒針を持つのはメスのみで、脅かしたりすると刺すことがあるが、たとえ刺されても重傷になることは少ないようです。

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正面からのクマバチ、顔に黄色い紋があり、オスと思われます。

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黒光りして,コロコロした体型が、かわいらしい。

スズメバチなど刺されると怖いハチもいますが、ハチの特性を知ると、愛おしく思います。