クロヒカゲ
ジャノメチョウの仲間、幼虫の食草はカヤツリグサ科のカサスゲなどです。
オオチャバネセセリ
セセリチョウ科で、幼虫の食草は、ササ・タケ類、ススキなどのイネ科植物です。
スジグロチャバネセセリ
セセリチョウ科で幼虫の食草は、カモジグサなどのイネ科植物です。
イチモンジチョウ
タテハチョウの仲間で、食草はスイカズラの葉です。一文字の白帯が黒字に映えています。
イチモンジチョウの翅裏
趣のある文様ですね。
これまでは主に植物に興味を持っていましたが、自然の中で暮らしていると、生きとし生けるものすべてが愛おしく思え、名前や生態に関心を持ち始めました。
いろいろ検索する中で、感じることは、生き物の生息地や数が年々減少傾向にあるという報告です。
その原因は、里山環境の変化や人為的開発などにより生息に適した雑木林周辺(林縁)の減少、荒廃などが一因として指摘されています。
生き物を通して、里山整備の重要性を再認識していますが、なかなかやりきれないのが実態です。
キマダラルリツバメはシジミチョウ科に属する小さな蝶です。
裏山の林道で会い、写真を2枚撮ったがすぐに見失ってしまいました。チョウの名前もわからず検索して初めて知ったのですが、特異な生態を持つ貴重なチョウでした。
それは、幼虫期をハシブトシリアゲアリと共に生活するということです。卵から孵化すると幼虫は自分で這っていき、樹上にあるハシブトシリアゲアリの巣に入り、幼虫での越冬を経て蛹化まで育ててもらう。6月中旬に成虫として羽化し、やがてメスは産卵し、その生涯を終えます。
翅の裏側は、オス・メスともに,黄斑模様に彩られ、翅に2本づつ先の白い尾状突起があります。翅をひろげたオスは、深い緑色の光沢をもつラインが走る美しいチョウです。
古木の伐採や、薬剤散布などの環境変化によって個体数は少なくなって来ているようですが、再度会って、翅をひろげたオス蝶の写真をと、わくわくしています。