「ファンタジスタも」11月21日
サッカー元日本代表の中村俊輔氏を取り上げた連載企画の第3回目は、『敗れても客観的に語る』という見出しでした。その中で中村氏について、『高校時代につけ始めたサッカーノートには、試合の総括やプレーのイメージ、今後の目標などがつづられている。「何回も何回も考えながらノートに書いたことは頭に残る。調子が悪い時には、ストレス解消にもなる」』と書かれていました。
私は、このブログで授業記録をつけ分析することの重要性を再三述べてきました。それだけに、中村氏の「サッカーノート」についての記述に心を打たれました。中村氏は、現在35歳だそうです。選手としては大ベテランの部類に入ります。スポーツ選手にとって、若さは大きな武器です。当然、中村氏も選手としての能力は低下しているはずなのに、今でもチームの要として活躍し、今季はチームを優勝に導こうとしているのです。
それを可能にしている要因の一つが、この「サッカーノート」だと思います。「サッカーノート」と授業記録分析には、いくつもの共通点があります。まず、継続の大切さです。気が向いたときだけ、では効果はありません。何年も続けることで見えてくるものがあり、その時点では単なる記録でしかなかったものが改めて意味をもってくるのです。
また、単に事実を記録するだけでなく、「考えながら書く」という点も重要です。サッカーのファンタジスタと呼ばれる中村氏の創造的なプレーほどではなくても、教員が授業を構想することは毎日が小さな創造の繰り返しです。そして「創造」は、思いつきや閃きから生まれるのではなく、とことん考えた末に形になるものだということです。
さらに、今日の反省だけではなく、明日どうするかという発想をもつということもあります。前向きということでもあります。そして、中村氏も言っているように、書くことがストレス解消にもなるという点も見逃すことは出来ません。私の場合、授業記録の分析を氏それに基づいて明日の授業に準備をすることで、見通しと自信、早く自分のアイデアを試したいという思いが湧き、そうした感情が失敗の傷を癒してくれたものです。まあ、実際にはまたも失敗ということが多かったのですが。
若い教員の皆さんは、授業のファンタジスタを目指し、それぞれの授業ノートをつくってみてはどうでしょうか。
サッカー元日本代表の中村俊輔氏を取り上げた連載企画の第3回目は、『敗れても客観的に語る』という見出しでした。その中で中村氏について、『高校時代につけ始めたサッカーノートには、試合の総括やプレーのイメージ、今後の目標などがつづられている。「何回も何回も考えながらノートに書いたことは頭に残る。調子が悪い時には、ストレス解消にもなる」』と書かれていました。
私は、このブログで授業記録をつけ分析することの重要性を再三述べてきました。それだけに、中村氏の「サッカーノート」についての記述に心を打たれました。中村氏は、現在35歳だそうです。選手としては大ベテランの部類に入ります。スポーツ選手にとって、若さは大きな武器です。当然、中村氏も選手としての能力は低下しているはずなのに、今でもチームの要として活躍し、今季はチームを優勝に導こうとしているのです。
それを可能にしている要因の一つが、この「サッカーノート」だと思います。「サッカーノート」と授業記録分析には、いくつもの共通点があります。まず、継続の大切さです。気が向いたときだけ、では効果はありません。何年も続けることで見えてくるものがあり、その時点では単なる記録でしかなかったものが改めて意味をもってくるのです。
また、単に事実を記録するだけでなく、「考えながら書く」という点も重要です。サッカーのファンタジスタと呼ばれる中村氏の創造的なプレーほどではなくても、教員が授業を構想することは毎日が小さな創造の繰り返しです。そして「創造」は、思いつきや閃きから生まれるのではなく、とことん考えた末に形になるものだということです。
さらに、今日の反省だけではなく、明日どうするかという発想をもつということもあります。前向きということでもあります。そして、中村氏も言っているように、書くことがストレス解消にもなるという点も見逃すことは出来ません。私の場合、授業記録の分析を氏それに基づいて明日の授業に準備をすることで、見通しと自信、早く自分のアイデアを試したいという思いが湧き、そうした感情が失敗の傷を癒してくれたものです。まあ、実際にはまたも失敗ということが多かったのですが。
若い教員の皆さんは、授業のファンタジスタを目指し、それぞれの授業ノートをつくってみてはどうでしょうか。