「施政方針演説」1月26日
麻生首相の施政方針演説が行われました。その中で学校教育に触れた部分は、130字ほどにすぎません。内容を要約すると「新学習指導要領を4月から一部先行実施し、理数系の授業時間を1割増やすことにより、学力を向上させ、豊かな心や健やかな体を育む」ということだけです。
「一部先行実施」は麻生政権が決めたことではありません。福田政権の時代に決まっていたことです。さらに疑問なのは、理数系の授業時間増と学力向上(理数系だけが学力ではありません)や豊かな心、健やかな体はどのように結びつくのかということです。
何もしないし、関心もないというのが本音なのでしょう。寂しい限りです。学力を向上させるためには、教員の授業力の向上が王道です。そのための施策が必要です。豊かな心と健やかな体の育成には、学校だけでなく家庭の教育力の向上が不可欠です。そのための社会労働政策が必要です。ワークシェアリングの導入を進め、ライフワークバランスの見直しを進めることが重要です。大きな視点で国家像を考え、その中に教育の役割を位置付ける、それは首相にしかできないことです。そうでなければ、「国づくりは人づくり」という首相の言葉が泣いてしまいます。
麻生首相の施政方針演説が行われました。その中で学校教育に触れた部分は、130字ほどにすぎません。内容を要約すると「新学習指導要領を4月から一部先行実施し、理数系の授業時間を1割増やすことにより、学力を向上させ、豊かな心や健やかな体を育む」ということだけです。
「一部先行実施」は麻生政権が決めたことではありません。福田政権の時代に決まっていたことです。さらに疑問なのは、理数系の授業時間増と学力向上(理数系だけが学力ではありません)や豊かな心、健やかな体はどのように結びつくのかということです。
何もしないし、関心もないというのが本音なのでしょう。寂しい限りです。学力を向上させるためには、教員の授業力の向上が王道です。そのための施策が必要です。豊かな心と健やかな体の育成には、学校だけでなく家庭の教育力の向上が不可欠です。そのための社会労働政策が必要です。ワークシェアリングの導入を進め、ライフワークバランスの見直しを進めることが重要です。大きな視点で国家像を考え、その中に教育の役割を位置付ける、それは首相にしかできないことです。そうでなければ、「国づくりは人づくり」という首相の言葉が泣いてしまいます。