喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

ときめきトゥデイ

2007-02-28 18:31:44 | 芝居のこと
朝、6月に書くドラマの第一弾のロケを見学。
西村雅彦氏を見る。ときめきである。
何てったって『東京サンシャインボーイズ』なのである。
何てったって『ショー・マスト・ゴー・オン』を観て喜劇を書こうと思ったのである。
西村雅彦、伊藤俊人、近藤芳正、梶原善…。
私の中では超スターであります。
特に『ショー・マスト~』の時の西村氏は、はまり役で本当に面白かった。
今日ばかりは、人生に多大なる感謝をした。
昨年、電車で隣りに偶然きたろうが座った時以来のときめき。
一昨年、劇作家大会で鴻上尚史さんと話した以来のときめき。
あれ…結構ときめいてますね、私。

さて来週末、いよいよ教えている学校の公演があります。

★総合学園ヒューマンアカデミー・パフォーミングアーツカレッジ第一期生進級公演

『真夜中、成仏相談所』(1組)
作・演出 鹿目由紀

『ヨシボーの行方』(2組)
作 平塚直隆 演出 関戸哲也

日時 3月9日(金)19:00~ 10日(土)14:00~
場所 北文化小劇場
料金 前売500円 当日700円
お問い合わせ 0120―491―758

45分のお芝居が2本立てで、このお値段。
生徒たちも、ただいま一生懸命頑張っております。
私の方は、何だか懐かしいような、若々しいような、ポップなユーレイ話。
平塚さん作、関戸さん演出の方は、かなり面白そう。別にダンスも踊っちゃうようです。
というわけで、ぜひぜひ観にいらしてくださいね。

昼、久々にアフタヌーンティールーム。
優しいパスタに癒される。

ココロ晴れる

2007-02-27 06:55:41 | 日々のこと
ここ数日のこと。
日曜日は、いとこのけいちゃん(同い年)の結婚式。
東郷神社という、原宿のど真ん中にある神社での神前式。
気温は低かったが、晴れ晴れとした空。
白無垢のけいちゃんはとても美しく、旦那さまも誠実そうな人で好感が持てた。
映画のプロデュース会社に勤務とのこと。
そういえば、けいちゃんもシナリオを書いたりしていて、そんな家系なのだろうか。
式は滞りなく終わり、私は名古屋に帰った。
ばあちゃんは、天国で喜んでいたことだろう。
私も英気を養えたようで、帰りの新幹線で、すっかり仕事モードになれた。
やはり、適度な息抜きは必要なのだ。

帰ってから、テレビの中学生日記のホン書き。
締切の月曜日に何とか間に合った。
取り急ぎ、ディレクターの小沢さんにメール。
深夜に小沢さんからの返信あり。
「面白い!笑いました!」のコメントにほっとする。
とはいえ、まだ打ち返しがあるんですけどね…。

風呂で川上弘美『ハヅキさんのこと』を読む。
自分のカラダに馴染む文体に、安心と衝撃を受ける。
安心は「そうそう」ということ。
衝撃は「そうか。そうだったのか」ということ。
どちらもあるのが、馴染んでいる証拠である。
馴染み過ぎると、恐いような気もするのだけれど。

色々あって、今日はココロが晴れたみたい。
天気もそうだが、快晴は長くは続かない。
晴れて、曇りで、雨で、曇りで、また晴れて。
雨があるから、晴れが嬉しい。
晴れがあるから、雨の匂いを嗅ぎたい。
曇りがあるから、晴れも雨も愛おしい。
そう感じることが出来た、火曜日の朝、快晴。

さて。『ねがいごとパズル』です。

貰った、貰った

2007-02-24 02:43:37 | 日々のこと
元気というものは、貰えるものなのだと心底思うことがあった。
ありがたいことだ。ありがたい。ありがとう。
感謝の気持ちを忘れずに、前に進みたい。
テレビを点けたら、女性だらけの『朝まで生テレビ』。
これは面白い。田原さんがやりにくそうで面白い。
今までなかったのが不思議なくらいである。
野田聖子に声と雰囲気が似ていると言われたことがあるが、どうなんだろう。
真面目な顔じゃない時のパタリロの方が似ている自信あり。
この企画を踏まえて、色んな『朝まで生テレビ』を試して欲しいものだ。
明日は東京。明後日の朝、いとこのけいちゃんの結婚式。
けいちゃんの結婚式は、ばあちゃんの命日。
ばあちゃんが喜ぶ顔が、目に浮かぶ。

15歳の位置

2007-02-23 17:35:20 | 日々のこと
色々と手につかず、今日という日が過ぎてしまいそうだ。
そんな時は、風呂か掃除か歩くか食べるか観るか読むか寝るか。
そしてまた、机に向かうか。

昨日は『真夜中、成仏相談所』、初めての通し稽古。
スタッフさんも何人か見えていて、皆緊張していた様子。
皆で空気を作るということが、どういうことなのか。
通すことで、理解を深めてもらえたらなぁと思う。
その後、打ち合わせをして、舞台で使うある物を見に行く。
見ましたよ。素敵でした、知也さん。

ところで、たまに風呂で林真理子さんのエッセイを読む。
その中に、林さんの知人の言葉で、
「女の子のメンタリティは、15歳の時、どういうポジションにいたかで決まってしまう」
というのがあり、なるほどなぁ…としみじみ思ったのだった。
その時期に、どれだけ可愛いか、どれだけモテたか、どれだけクラスの中心にいたかで、女として一生が決まってしまうんだそうな。
「大人になってどんなにモテたって、そのトラウマを癒すことは出来ないんですよねぇ」
何やら、もの悲しい話である。
読んでから、15歳の頃を思い出してみた。
先生の物真似をしたり、クラスの出し物でコントみたいな芝居を書いて、皆の笑われ役になっていた日々。
女子校で、恋愛などとは無縁だった日々。むしろバスケ命で男らしかった日々。
なるほど、女としての一生はこの時点で決まっていたか。
いくら恋愛しても、いくら自分を飾っても押さえても、結局私のメンタリティはそこにある。
歳を重ねて、人と接することも多くなり、人を見ることも多くなった今。
女らしい人に憧れたり、恋愛にのめりこんだりすることもある年齢となった今。
そんな今だけど、やはり時たま、15歳のメンタリティがむくむくと盛り上がってくる。
盛り上がってきては開放的に遊び回り、そうそう本来の私ってこれでした、と気付かせてくれる。
「あのさ、はっきり言うけど、あんた基本これっすよ!」とゲキを飛ばしてくる。
でもって、そういう自分が結構嫌いじゃなかったり。
けれど、ひとしきり遊び回られると、
「あのね、そろそろ、もうちょっと女になりたいんだよね」
と思い始めたり。
人間とは、贅沢でややこしい生き物です。

笑わせてくれる人

2007-02-21 00:50:16 | 日々のこと
笑わせてくれる人が大好きだ。
但しこれには、お互いの『感性の共通点』というものが必要だ。
笑わせてくれているつもりでも、笑えない人もいる。
笑わせてくれるつもりでなくても、笑える人もいる。
笑わせてくれるつもりで、笑わせてくれる人は、笑わせてくれるので大好きだ。
何だか禅問答の文句のようになってきたが、そういうことなのである。
だから自分を笑わせてくれる人に出会ったら、逃したくないのである。
いや、そこに『好き』という感情が働くと『感性の共通点』というヤツは、譲歩する。
笑わせてくれているつもりで、笑えないことも。
笑わせてくれるつもりでないことも。
その全てを笑えることに変換できるのが『好き』という力だったりする。時もある。
この人は自分を笑わせてくれる人だ。そうに違いないと思いこんだりする。
だけど、『好き』マジックはそう長くは続かない。
笑って笑って笑い倒したすえに、この譲歩には無理があるのだという事に気付く。
やっぱり何も考えず、流れのままに、笑わせてくれる人がいい。
笑えることを共有できる人と出会えるのは、幸せ。
だからそんな人を見つけたら、そう簡単には逃すなかれ。
男であれ。女であれ。何であれ。

風呂に返る

2007-02-20 13:33:32 | 日々のこと
長澤まさみちゃんは、ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手の事を考えて「だーい好き」と言っていたという事実を知りショックを受けたかのめです。

困ると風呂に入る性質である。
ホンを書く手が止まったり、私事でモヤモヤすることがあったりすると、
「そうだ、風呂に入ろう」
と思い立ち、蛇口をひねっている。みずがめ座だからか(関係ない)。
小さい頃から風呂は大好きだ。風呂なしでは生きて行けない。
最近とみに『風呂に入れば何でも解決できると思う症候群』である。
とはいえ、当たらずといえども遠からず。
風呂で読書したり、目を閉じてじっとしていると、思わぬ光明が差すことが多い。
よく温泉に浸かると怪我の治りが早いというが、それは心にも言えることなのか。
やはり胎児が如く、人は水の中に安らぎを求めるのか。
けれどそろそろ、ホントの温泉に浸かりたくなってきた。
道後、別府、修善寺、伊東。新潟の岩室温泉。
秋田の乳頭温泉は最高。湯の質が非常に良く、肌があり得ないくらいツルツルになる。
かなりの山奥ですが、一度行く価値あり。
温泉ではないが、再び一人で京都に行くのも良し。
とどのつまり、ちょっと疲れてるのでしょう。
けれど、こんなことをもわぁんと考えただけで少し癒されるから不思議。
小公女的、「つもり」なのか。
温泉に行ったつもり、京都に行ったつもり。いやだ、つもりじゃいやだ。
そうだ、風呂に入ろう。

ちょっと息抜きに

2007-02-18 01:33:20 | 日々のこと
近藤絵理のブログにあった精神年齢を鑑定するとかいうヤツをやってみる。
以下のようになった。

●鑑定結果
あなたの精神年齢は23歳です。

あなたの精神年齢は、もう少しで大人です。
しかしまだまだ若者らしさがあり、青春を謳歌している年頃です。
社会的には、ある程度人と接する術を知っていて、普通に暮らすことはできます。

★実際の年齢との差-8歳
あなたは実際の年齢より少し幼稚です。
周りの人に頼ってばかりいませんか?
これからはもう少し大人になる努力をしましょう。

★幼稚度36%
あなたは小学校高学年並みの幼稚さを持っています。
なんだかんだいってもまだまだ子供です。

★大人度61%
あなたはなかなかたいした大人です。
精神もかなり発達しています。

★ご老人度8%
あなたからはおじいちゃんっぽさがほとんど感じられません。
元気そのものです。

★あなたと親しいお友達(or恋人)になれそうな人
木村拓哉

さて。この結果をどう受け止めようかね。

浮上した時を捕まえろ

2007-02-17 18:56:31 | 日々のこと
浮上した時を逃す手はない。
浮上した時を捕まえよう。
人間は、日頃、結構沈没している生き物なので、なおさらである。
最近、見た目には分かりづらいが、長いこと沈没していて息苦しかった。
ようやく今日、ほんのちょこっとだけ浮上した。
浮上したらしたで、どの辺まで浮上すれば外気に晒されなくて済むのか計りかねた。
だが、浮上した自分をまた簡単に沈没させるのは勿体ないので、今日のところは尻尾を捕まえておくことにした。
蜥蜴の尻尾のように、簡単に切れちゃうかもしれないが。
だけど、捕まえておけばしばらくは、あれこれと素敵な事や意欲的な事を考えられる。
そんな私は、ずっと、は気持ち悪いが、たまに、は悪くない。
浮上した時を捕まえよう。
再び尻尾がプツリと切れて、ポチャリと落ちて沈むまで。
貴重な自分を捕まえておいてあげましょう。

浮いたり沈んだり、飛んだり潜ったり

2007-02-17 00:01:59 | 芝居のこと
先日、『ヴァイブレータ』を観る。
寺島しのぶが良い。大森南朋も良い。
寺島しのぶの魅力は、『顔』と『色』にあるのだと思う。
表情や纏う雰囲気によって、いい女にもただの女にもなる『顔』。
全体から醸し出される『色』には陰が宿っていて、いやらしかったり可愛かったり。
どういう役をやっても、はまりつつ、その陰が出ているから好きだ。

昨日(ってもう一昨日ですね)、昼から『成仏相談所』稽古。
ダンスの今井先生がいらっしゃって、一緒にダンスを観る。
曖昧だった振り付けの部分がクリアになり、何とか芯は通った感じ。
芝居そのものは、後半がよろしくない。
集中力を大切にして欲しい。

それから冒険舎さんの事務所で、役者さんと軽い面談。
チラシに載せる原稿やイメージの事などを話す。
帰りにブンタンという土佐の柑橘類を頂き、思わず顔を描いてしまう。

夜は、舞台『中学生日記』の初顔合わせと読み合わせ。
キャスト・スタッフ合わせると、物凄い人数。
もちろん、ホンを書いた者としては、読み合わせに緊張…。
モロ師岡さんが、色んな意味で可笑しくて仕方がなかったです。
中学生役の子たちは緊張している様子。神谷さんから軽く指示が飛ぶ。
あおきりみかんの人々は…まぁ頑張ってください。
最後に神谷さんからのお言葉があり、終わる。身が引き締まった。

最近、浮いたり沈んだりしている。
もしくは沈んだり浮いたりなのかもしれない。
たまには飛びたいし、時々は潜りたい。
ずっと地に足をつけているのが、何だかしんどい時もある。
この写真の子のように、いつも笑っていたいのです。ほんとはね。

私には私なりの風が吹く

2007-02-13 22:38:16 | 芝居のこと
昼。東京在住の大学時代の先輩が名古屋を訪れていたので、会う。
たまに行く喫茶店で美味しいコーヒーを飲みながら、近況報告など。
会うといつも、刺激をくれる先輩だ。
予想を上回ることをしようとしていて、感銘を受ける。
私は、行きつけの喫茶店で昼間から大学ノートを前にうだうだと考えている自分が、いかに店にとって気になる存在になりつつあるかを話す。
「何をしているのかカミングアウトしたら?」
と先輩に言われたが、それはそれで居づらい。喫茶店とはつかずはなれずの関係が一番。
そういえば。
こないだコーヒーとベーコンサラダを注文した後、雑誌を取りにレジ近くに行った時。
注文を取りに来た娘が私のオーダーを告げると、キッチンの人が、
「実は予想しとった」
と言ったのを、私は聞き逃さなかった。
そして、某女性週刊誌を片手に身を翻しながら、にやりとほくそ笑んだのだった。
そうそう、このくらいの関係が心地よいのである。

夜。あおきりみかんの稽古。
新入団員に、ストレッチ、発声、ストップモーションと順番に教える。
その後、『挨拶する』稽古を試す。
これがまた面白い。挨拶するだけで、こんなに色んな事を感じるものかと思う。
自分なりに咀嚼して、来週も試してみようと思う。

テレビの中学生日記を再び書くことになり、日曜に中学生の取材。
今日も、日記関係の取材。
『ねがいごとパズル』。ずっとあれこれ考えていたが、今日はたと気付いたことあり。
同時に、書くにあたって私には私の適した方法があることを発見。なぜに今さら。
そう、私なりの方法でいいのだ。人には人のやり方というものがあるのだ。

関係ないが。
私にとって、元気をくれる人というのは、私が元気にしてあげたい人なんだなぁ。
と、改めて思ったり。